【ドラゴンボール】メタルクウラは量産型アンドロイド!戦闘力や強さは?
『ドラゴンボール』劇場版キャラ、量産型アンドロイドのメタルクウラの戦闘力や技について解説します。またメタルクウラの活躍や最後、名言を考察し、劇場版『ドラゴンボール』でメタルクウラの声優を務めた人物についても詳しく紹介します。
目次
【ドラゴンボール】メタルクウラは量産型アンドロイド
アニメ『ドラゴンボール』シリーズの劇場版第9弾のオリジナルキャラクターとして登場する「メタルクウラ」は、前作で悟空に倒されたフリーザの兄「クウラ」が復活した姿です。しかも今回は量産型アンドロイドとなっていたため、集団で登場してきました。量産型のアンドロイドとなりパワーアップしたメタルクウラに、悟空はどう立ち向かうのでしょうか。
メタルクウラのプロフィール
メタルクウラは劇場版『ドラゴンボール』の前作で悟空と戦ったクウラがアンドロイドになって復活したキャラクターです。クウラの第4形態を全身金属化した姿で登場しました。今作では大幅にパワーアップしただけでなく、この時点で悟空が習得していた「瞬間移動」の能力を身につけています。特筆すべき点として、体が破損しても修復することが可能になったことが挙げられます。実はこの姿が本体ではなく、新ナメック星を襲ってきた機械惑星ビックゲテスターに彼の本体が隠されていました。
メタルクウラの名前の元ネタ
フリーザ一族の名前はほぼすべてが冷たいものに関連する言葉が由来になっています。弟のフリーザは「freezer(フリーザー)」、父親のコルド大王は「cold(コールド)」がその名の由来です。クウラは「cooler(クーラー)」から、さらにアンドロイドとなり全身金属化したので金属のメタル(metal)が付き、メタルクウラとなります。なおクーラーでは命名がストレートすぎると悩んだところ、プロデューサーの出身である静岡の言葉「食うら」も命名のヒントになったとのことです。
映画「ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち」の概要
映画「ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち」は1992年3月7日に公開されたドラゴンボールシリーズで9弾目となる劇場版作品です。春休みの東映アニメフェア作品として観客動員数330万人、配給収入16億円を記録しました。劇場版のオリジナルストーリーですが、原作での人造人間編のセルゲーム開始前にあたる時期が舞台となっていると推測されています。また今作はベジータの劇場版初出場作にもなっています。
映画「ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち」のあらすじ
ナメック星人たちが静かに暮らす新ナメック星に突如接近してきた巨大な機械化惑星ビッグゲテスターは、新ナメック星に寄生し星のエネルギーを吸収し始めます。地球の神となったデンデは新ナメック星の危機に対して、悟空たちに救援要請し、悟空一行は宇宙船で新ナメック星に向いました。一方、新ナメック星ではビッグゲテスターから現れたロボット軍団によってナメック星人たちが捕獲されていきます。救出に登場した悟空たちでしたが、その眼前に、アンドロイドと化したクウラがメタルクウラとなって現れたのです。
【ドラゴンボール】メタルクウラの戦闘力や技
映画本編で悟空との戦いを優位に進めていたメタルクウラでしたが、疲労しない体を得たことでその差をじわじわと広げていきました。超サイヤ人になっていた悟空をもピンチに追い込むほど、パワーアップしたメタルクウラの戦闘力や強さはどれほどのものでしょう。悟空や助っ人に入ったベジータとの戦いから、メタルクウラの具体的な戦闘力や強さを考察していきましょう。
メタルクウラの戦闘力や強さ
悟空との戦闘で、メタルクウラは序盤から前作の時よりも遥かにパワーアップしたことを見せつけます。その戦闘力は推定で10億前後、これは対する悟空の戦法からうかがえます。20倍界王拳でも不利と判断した悟空は超サイヤ人になって応戦し、渾身の一撃でメタルクウラの左腕を粉砕します。しかしメタルクウラの恐ろしさはここからが本番で、破壊された左腕を復元し、さらに戦闘力を強化してしまいました。この時点で11億超と思われるメタルクウラの戦闘力は、超サイヤ人の悟空をピンチに追い込みます。
メタルクウラの技
ここでは悟空との戦闘で披露した、メタルクウラの代表的な技を紹介します。やはりというべきか、弟のフリーザと共通するような技を使用している点はアンドロイド化していても同じようです。なおここで紹介している技はドラゴンボールの登場人物でも超サイヤ人クラスの強さを持つ相手でないと、すべて必殺クラスの技というべきものといえるでしょう。
技①連続フィンガーブリッツ
人差し指の先から弾丸のような気弾を連続して発射する技がフィンガーブリッツです。フリーザのデスビームに相当する技といえるでしょう。悟空には全弾弾かれてしまったので威力のない牽制技に見えますが、悟空やベジータ以外が相手なら牽制以上の破壊力があるのではないでしょうか。
技②ロックオンバスター
こちらの技もフィンガーブリッツと同じように、相手を”ロックオン”して”バスター(破壊)”する、名前が攻撃方法そのものを現した技です。なお技名は映画作品中ではなく、ゲームで名付けられています。メタルクウラの目視によってターゲットをロックオンし、目から発射させる閃光によって破壊します。破壊力は相当なもので、超サイヤ人の悟空とベジータにダメージを与えていました。
技③スーパーノヴァ
前作でクウラの最終形態での必殺技として繰り出したのが、スーパーノヴァでした。今作では悟空との戦いの序盤で放っています。頭上に巨大なエネルギー球を作り出し、相手(星諸共)に放出して滅ぼす技です。今回はビッグゲテスターへのダメージを考慮してセーブしたのか、惑星を破壊するほどの威力はありませんでした。
【ドラゴンボール】メタルクウラの活躍や最後
「ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち」でのメタルクウラの活躍は、悟空と戦うことだけではありません。元々ビッグゲテスターで侵略するために新ナメック星にやってきたところへ悟空が現れたので、メタルクウラとしては好都合だったわけです。ここからはメタルクウラの活躍とその最後を振り返ってみることにしましょう。
メタルクウラと悟空・ベジータの戦闘
対メタルクウラ戦にて『ドラゴンボール』劇場版で初のタッグを組む悟空とベジータは、超サイヤ人になっても苦戦してしまいます。メタルクウラは悟空とベジータに対し、戦闘力ばかりか消耗しない体力面でも優位に立ちます。悟空とベジータは呼吸を合わせ捨身の覚悟でメタルクウラに攻撃を加え、その上で身体の再生ができないほどに破壊し、何とか勝利します。しかし直後に無数のメタルクウラが崖の上から姿を現すのでした。
メタルクウラの最後はどうなった?
前作で悟空に負けたクウラは、その脳が偶然にも数々の廃棄物と融合していくビッグゲテスターに収容され、結果としてメタルクウラのコアになります。メタルクウラ軍団は彼の端末にすぎません。メタルクウラ軍団は悟空とベジータを捕獲、ビッグゲテスター強化のために超サイヤ人のエネルギーを吸収します。しかし超サイヤ人のエネルギーは凄まじく、許容量を超えた影響で制御不能になり、ビッグゲテスターが崩壊し始まめます。最後の抵抗とメタルクウラ・コアが悟空を襲いますが、すでに勝負はありました。
メタルクウラの名言「やっと姿を…」
やっと姿を現したか超サイヤ人。そうでなくてはつまらん
出典: bibi-star.jp
元々クウラは武人気質でしたが、アンドロイドになってもそれを失っていません。様子をうかがう戦い方をする悟空が超サイヤ人になるまで力をセーブし、待っていたのでしょう。弟フリーザと自分を倒した超サイヤ人を力でねじ伏せることこそ、今の彼の望みです。悟空の全力を叩きづぶすチャンスを得た彼はほくそ笑んでこの名言を放ったのでしょう。しかし結果として意外な形で返り討ちに遭ってしまいました。
【ドラゴンボール】メタルクウラの声優
ここからはメタルクウラの声優についてスポットを当てていきましょう。ドラゴンボールの劇場版映画では物語の前作にあたる『とびっきりの最強対最強』で、メタルクウラの原型となるクウラも演じた、ドラゴンボールファンにはテレビ版アニメでもおなじみの声優です。アニメ以外でもかなり昔から活躍し、ドラゴンボール以外の作品でも有名なキャラクターを演じています。
メタルクウラの声優は「中尾隆聖」
メタルクウラの声優は作品を超えて大人気なフリーザ役でおなじみの「中尾隆聖」です。ちなみにドラゴンボールではフリーザやクウラ以外にも、ピッコロ大魔王が生み出した魔族「タンバリン」も演じていました。なおクウラ及びメタルクウラの役では、フリーザより直情的な性格を現した口調にして、声のトーンを低めにして演じ分けています。
中尾隆聖のプロフィール
- 名前:中尾隆聖(なかおりゅうせい)/本名:竹尾智晴
- 出身地:東京都中央区
- 生年月日:1951年2月5日(72歳)
- 身長:165㎝
- 体重:50㎏
- 血液型:A型
- 職業:声優・俳優・歌手・演出家
- 所属事務所:81プロデュース
- 趣味:乗馬・スキー・スケート・ダイビング・ギター・作曲
- 愛称:トモちゃん
中尾隆聖の主な出演作品
- 『宇宙パトロールホッパ』(ジュン)
- 『母をたずねて三千里』(ミゲル)
- 『あしたのジョー2』(カーロス・リベラ)
- 『伊賀野カバ丸』(伊賀野カバ丸)
- 『キャプテン』(近藤茂一)
- 『それいけ!アンパンマン』(ばいきんまん他)
- 『名探偵コナン』(高岡明)
- 『スイートプリキュア♪』(ピーちゃん/ノイズ)
- 『映画 Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!』(ナイトパンプキン)
- 『ワンパンマン』(ワクチンマン)
- 『クレヨンしんちゃん』(プリンちゃん)
- 『彼女、お借りします』(一ノ瀬勝人)
中尾隆聖といえば、ばいきんまんやフリーザの声優として特に有名ですが、幼少時からラジオドラマの『フクちゃん』や特撮ドラマ『ウルトラQ』に出演するなど長い芸歴でも知られています。また俳優としてドラマ・舞台、さらには音楽分野など幅広いジャンルで活躍中です。
【ドラゴンボール】メタルクウラに対する世間での評判や人気
映画作品のオリジナルキャラ「メタルクウラ」について、ドラゴンボールファンの人々はどのような感想を持っているのでしょうか。悟空とベジータが1体のメタルクウラをギリギリで倒した後に現れたメタルクウラの軍団を見た時には絶望感を味わせてくれましたが、そんなメタルクウラの評判や人気を探ってみましょう。
コルド大王とフリーザは顔がよく似ていますが、同じ親族でもクウラは整った顔立ちをしています。メタルクウラとなって、それは余計引き立ったのかもしれません。目の付け所がさすがしょこたんです。いや、ドラゴンボールの女性ファンはみんなメタルクウラのイケメンぶりに気づいていたのかもしれません。
フリーザも悟空に倒されたのちにメカフリーザとして登場し、さらにはドラゴンボールによって完全復活を果たしました。ところでフリーザは父であるコルド大王の復活は望んでいませんでしたが、兄クウラについては言及していません。もしかしたらクウラも完全復活し、さらにパワーアップして登場する可能性もあるのではないでしょうか。
確かにメタルクウラが集団で悟空とベジータをボコボコにするシーンは描かれませんでした。なお2人にひどいダメージを負ったようにも見受けられなかったのは、超サイヤ人のエネルギーを吸収するつもりだったからでしょう。視覚的な効果としての絶望感は、メタルクウラ軍団の出現でインパクト大だったと感じた人は少なくないのですが、物足りなかったということなのでしょう。
【ドラゴンボール】メタルクウラは強い量産型アンドロイドだった
メタルクウラの強さは超サイヤ人の悟空を上回っており、ベジータの助けがなければ悟空は負けていたはずです。そんなメタルクウラが集団で襲いかかってきたシーンには恐怖を覚えます。このクウラの量産型アンドロイドがあれば、全宇宙征服も時間の問題だった可能性は高かったでしょう。しかしビッグゲテスターのメインコンピュータとメタルクウラ・コアは超サイヤ人の底力を読み間違っていたようです。この判断ミスこそが宇宙を救ったのかもしれません。
この記事のライター
zedafenrir
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