【ドラゴンボール】ミスターポポは神様の付き人！正体や強さを徹底考察

『ドラゴンボール』に登場するミスターポポは神様の付き人です。黒い肌に大きな唇、丸い目が特徴的なキャラクターで、悟空が子供のことから登場している正体が謎のキャラクターです。ミスターポポの年齢や名前の由来、戦闘力は謎に包まれており、表情からも読み取ることができず、一体何者なのかと噂されてきました。そんなミスターポポの正体や強さ、名前の由来や戦闘力、アニメ声優について、紹介していきます。

『ドラゴンボール』に登場するミスターポポは神様の付き人をしている人物です。ずっと空中にある神殿で神様と暮らしています。丸くてつぶらな瞳と大きな唇、黒い肌が特徴的で、頭にはアラビア風のターバンを巻いています。話し方も特徴的で、「ポポ、〇〇する」といった話し方をします。また、ミスターポポはナメック語を理解しています。悟空やブルマがナメック星に行くときの手助けもしていました。

ミスターポポは神様の付き人ですが、ミスターポポと神様はお互いを心から信頼しています。ミスターポポは神様への忠誠心が強く、神様が消えていなくなってしまうときには涙を流していました。神様を心配する場面も多数見ることができます。

ミスターポポは穏やかで優しい性格をしています。神様を心配したり、消えていく神様を見て涙を流す場面もありました。常にどっしりと構えて落ち着いており、話し方は片言です。びっくりしたときは「びっくり」と言うようなお茶目な一面もあります。

『ドラゴンボール』は鳥山明によるバトルファンタジー漫画です。『週刊少年ジャンプ』（集英社）にて1984年51号から1995年25号まで連載していました。略称は『DB』で、連載終了語もアニメや映画、ゲームなどが展開され、今でも大人気の作品です。単行本の発行部数は完全版を含み、国内で1億6000万部以上、全世界累計で2億6000万部を記録しています。

『ドラゴンボール』は奇妙な尻尾が生えている少年・孫悟空を主人公にした物語です。世界中に散らばった七つの玉「ドラゴンボール」を集めることで、どんな願いも一つだけ叶えられるという噂をもとに、西の都からやってきた少女・ブルマが孫悟空と出会います。悟空の育ての親の孫悟飯の形見である玉が、ドラゴンボールの一つの「四星球（スーシンチュウ）」であることを知り、悟空とブルマはドラゴンボールを集める旅に出ます。

『ドラゴンボール』に登場するミスターポポは、悟空が子供のころから登場しているキャラクターですが、正体が謎な人物です。そんなミスターポポの正体や謎、年齢や名前の由来、海外版でのミスターポポの様子を紹介します。

ミスターポポの正体は作中では明らかになっていませんが、カリン様と同様に「あの世、もしくは天界から派遣された人材」と言われています。あの世や天界から派遣された人材は、現世を収めたり、各惑星の生物を監視したり保護したりする仕事をしています。ミスターポポやカリン様の正体は、界王様やエンマ大王と近い存在にあるのではとも言われています。

ミスターポポの年齢は作中では明らかになっていません。しかし、ずっと昔から神殿に住み、神様の付き人をやっているので、その期間を考えると少なくとも1000年以上は生きていることになります。ミスターポポの正体や謎で紹介した、天界やあの世から派遣された人材であれば、寿命が長い、もしくは寿命がないことにも納得がいきます。

ミスターポポの名前の由来は特に無いと言われています。作者の鳥山明は「音の響きからこうした名前になった」と言っています。はじめて登場したときは自分のことを「わたし」と言っていますが、それ以降の一人称は「ポポ」と名前になっています。

日本版『ドラゴンボール』のミスターポポの肌の色は黒色ですが、海外版『ドラゴンボール』では青色になっています。青い肌のミスターポポは、タカラトミー社の空気を入れてふくらませるダッコちゃん人形がモチーフとなっているという噂もあります。

ミスターポポは神様の付き人として神殿に住んでいますが、神殿までやってきた人物の修行をつける役割も担っています。そんなミスターポポは一体どれほどの強さなのでしょうか、ミスターポポの戦闘力や強さを、他のキャラクターと比較して紹介します。

ミスターポポの戦闘力は、公式で1030となっています。これはスカウターが登場した当時では高い戦闘力となっています。ラディッツvs悟空の際、悟空がかめはめ波を放った時の戦闘力は924、ピッコロが魔貫光殺砲を放った時の戦闘力は1030となっています。

ミスターポポはカリン様よりも強いと考えられています。悟空はピッコロ大魔王に一度負けた時点で、カリン様よりも強くなっています。その後、ピッコロ大魔王を倒した悟空は、ミスターポポに敵いませんでした。そのため、ミスターポポはカリン様よりも強いとされています。

悟空とミスターポポは神殿ではじめて出会いました。出会った当初、悟空はミスターポポのことを神様だと勘違いしていましたが、ミスターポポが自分は神様の付き人だと話します。この後の手合わせで、悟空はミスターポポに触れることすらできませんでした。その後、ラディッツ編で悟空がかめはめ波を放ったときの戦闘力は924で、その時点で戦闘力が1030のミスターポポには及んでいないことがわかります。

ピッコロ大魔王によって消滅させられた神龍ですが、ミスターポポが神龍を復活させることができるということがわかりました。ミスターポポは神龍の模型を作った本人であり、模型をボンドでくっつけて神龍を治していました。その後、無事に神龍は元に戻りました。

『ドラゴンボール』の謎多きキャラクターのミスターポポは、作中でどんな活躍をしたのでしょうか。ミスターポポの活躍と名言を紹介します。

神様の付き人で、高い戦闘力を持つミスターポポですが、作中ではどんな活躍をしたのでしょうか。『ドラゴンボール』『ドラゴンボールZ』でのミスターポポの活躍を、ピッコロ大魔王編、サイヤ人編、ナメック星編、人造人間編、魔人ブウ編にわけて紹介します。

悟空がミスターポポとはじめて会ったのは、ピッコロ大魔王を倒して、神殿に登ったときでした。悟空は当初、ミスターポポを神様と思って話しかけますが、ミスターポポがそれを否定します。ミスターポポは神様に合わせるための試験として悟空と手合わせしますが、悟空はミスターポポに触れることもできませんでした。悟空はピッコロ大魔王を倒したことで、少し傲慢になっていたところもありましたが、ミスターポポに指摘されて自分の未熟さに気づきます。その素直な心がミスターポポや神様から気に入られ、神様に会うことを許されました。

地球に突如降り立った悟空の兄・ラディッツによって、悟空は「サイヤ人」であることが判明します。その一年後、サイヤ人のベジータとナッパが、ラディッツからドラゴンボールのことを聞いて地球にやってきました。ベジータとナッパは強く、一年間修行をしたヤムチャや天津飯も殺され、悟空の息子である悟飯をかばったピッコロも命を落としました。

ピッコロが死ぬ際には、同じ個体であった神様も消えてしまい、そのときはミスターポポも涙を流していました。神様が消えたことでドラゴンボールも無くなってしまいますが、ミスターポポが昔神様に聞いた話を思い出し、ナメック星へドラゴンボールを探しに行くことになりました。ミスターポポはナメック語が読めるので、ブルマにナメック語を教え、宇宙船開発の手伝いをしました。ミスターポポは神様が生き返る可能性が出てきたことに喜んでいました。

ナメック星へと降り立ったブルマとクリリンと悟飯は、現地のナメック星人の子・デンデを救い、デンデの力を借りてドラゴンボールを集めることができました。ナメック星のドラゴンボールでは3つの願いを叶えることができ、ピッコロを生き返らせたことで、地球の神様も生き返ることができました。ミスターポポは、神様が生き返ったことにとても喜んでいました。その後、ミスターポポは神様の命令で、地球のドラゴンボールを集めだします。

未来からやってきたトランクスにより、悟空は心臓病にかかり、地球は人造人間とセルという驚異に晒されることがわかりました。人造人間はとても強く、ピッコロは神様と融合してパワーアップすることを提案しました。神様はそれに応じ、ピッコロと融合します。ベースはピッコロで、神様の知識や知恵が備わりました。人造人間やセルと戦いに向かうピッコロに、ミスターポポは「死なないでください」と声をかけました。

その後、ミスターポポは神様のいなくなった神殿を一人で守ることになりましたが、セルがセルゲームを始めると言い出し、ドラゴンボールの力が必要になりました。そこで、ナメック星からデンデを連れてきて、新たな神様になりました。新たな神様が誕生したことにミスターポポはとても喜んでいました。

セルとの戦いから数年が経過し、天下一武道会が開かれます。そこには人間のふりをした界王神が紛れており、界王神は魔人ブウの復活を阻止しようとしていました。界王神は悟空やベジータ、悟飯やピッコロを連れて魔人ブウの阻止に向かいますが、それも叶わずに魔人ブウは復活してしまいます。恐ろしいほど強いブウに対抗するべく、ミスターポポは「フュージョン」のことを話します。

「フュージョン」は似た体格やパワーの2人が合体して、戦闘力が数倍にもあがる手段です。悟空は天界に帰らなくてはならないため、悟天とトランクスがフュージョンして、魔人ブウと戦うことになりました。悟天とトランクスはミスターポポやピッコロと修行をし、「ゴテンクス」となってブウと戦います。クリリンや悟空達の家族は神殿に集まっていましたが、魔人ブウが神殿を見つけてしまい、みんなをお菓子に変えて食べてしまいました。その際にミスターポポはデンデに「神様は死んでは駄目」と言い、デンデを逃して死亡します。

ミスターポポは話し方が特徴的で、とても人気なキャラクターです。そんなミスターポポの『ドラゴンボール』での名言を紹介します。

ミスターポポがはじめて悟空と会い、手合わせをしたときの言葉です。ミスターポポは悟空に「弱い」「神様に会う資格はない」と言っていましたが、自分の未熟さを素直に受け入れて修行をする悟空に、少し笑ってこのセリフを言いました。

神殿での修行で、すぐにバテてしまう悟空にミスターポポが助言します。ミスターポポの実力が垣間見えたことで、自分よりも強者がたくさんいることを知った悟空は心躍らせます。その様子を神様が気に入り、悟空は神様と会うことになりました。

ミスターポポが「精神と時の部屋」を使うベジータに向かって言った言葉です。ベジータは「精神と時の部屋」を何度か壊しており、ミスターポポから「今度壊したら出禁」と忠告されていました。ベジータは了承しているようでしたが、ミスターポポはちょっと怒りながら「あいつたぶんまた壊す」と言っていました。

神様と融合したピッコロが人造人間やセルと戦いに行くときの名言です。神様とピッコロは融合し、神様は消えてしまいました。しかし、ピッコロの中に神様がいると悟ったミスターポポは、ピッコロに声をかけます。

『ドラゴンボール』に登場するミスターポポは、一度声を聞くと忘れられない声をしています。そんなミスターポポは2人の声優さんが担当していました。ミスターポポの声を担当した声優のプロフィールや主な出演作品を紹介します。

アニメ『ドラゴンボール』、『ドラゴンボールZ』、『ドラゴンボールGT』のミスターポポを担当したのは声優の西尾 徳（にしお とく）さんです。ミスターポポの他にも南の界王の声も担当していました。

西尾 徳さんは声優以外にも、テレビドラマや特撮ドラマに出演する俳優でも活躍していました。声はバリトンで、趣味は映画鑑賞、好きなものは戦車です。2005年（平成17年）7月19日、65歳で亡くなり、スーパーロボット大戦シリーズやドラゴンボールシリーズの役を声優の川津泰彦さんや麻生智久さんが引き継いでいます。

西尾徳さんの主な出演作品は『太陽にほえろ!』、『宇宙刑事シャイダー』、『特捜ロボ ジャンパーソン』、『悪魔くん』象人、『スーパーロボット大戦シリーズ』レスリー・ラシッドなどです。

アニメ『ドラゴンボール改』、『ドラゴンボール超』のミスターポポを担当したのは声優の川津 泰彦（かわづ やすひこ）さんです。『ドラゴンボール』シリーズでは戦士、部下、キャタピー、フーログ、ラムーシ、ボス、ザーブトなども演じています。

川津泰彦さんは多数のアニメ、テレビ、ゲームなどに出演している声優です。趣味は映画鑑賞、ドライブ、スノーボードなどで、普段は栃木弁を話します。死去された兼本新吾や西尾徳、戸谷公次、田中和実、田の中勇、郷里大輔から持ち役の一部を引き継いでいます。

川津泰彦さんの主な出演作品は『ちびまる子ちゃん』小杉の父、『リングにかけろ1』大村会長、『マシュランボー』サーゴ、『魔豆奇伝パンダリアン』コンゴなどです。

ラジオでミスターポポの名前が登場し、年齢の話が出たようです。ミスターポポやカリン様の年齢は作中では明らかになっておらず、ミスターポポに関しては昔から神様の付き人をやっており、少なくとも1000年以上は生きていると言われています。また、亀仙人は350歳、亀仙人の姉の占いババは亀仙人より180歳も年上だという情報もありました。人間でも修行をしたり、特別な力を持っているとこれだけ長く生きれるので、ミスターポポやカリン様の寿命はもっと長いのかもしれません。

ミスターポポは子供時代の悟空よりも強い戦闘力を持っていますが、当時の悟空よりも強い悟天やトランクスをも上回る戦闘力を持っていることがわかります。悟天とトランクスがミスターポポと手合わせをして、互角に戦っているシーンもありました。ミスターポポが直接、敵と戦うことはありませんが、もしミスターポポが戦力になったら、そうとう強いのではないかとも言われています。

ミスターポポはその愛らしい見た目から、女性からも人気の高いキャラクターです。お弁当でミスターポポの顔を表現している投稿もありました。見た目からは想像ができない俊敏さと強さを持っているところも、ミスターポポの魅力となっています。

『ドラゴンボール』に登場するミスターポポの正体や強さ、名前の由来や戦闘力、アニメ声優について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。ミスターポポは正体がわからず謎が多いキャラクターですが、神様のことを思う優しい付き人として神殿で暮らしていました。さらに子供の頃の孫悟空より強く、トランクスや悟天よりも強い戦闘力も持ち合わせているキャラクターでもあります。今後『ドラゴンボール』を見る際は、神様の付き人であるミスターポポにも注目してみて下さい。