【ブルーロック】糸師冴の強さやモデルになった選手は?かっこいい名言も
当記事で紹介するのは、漫画『ブルーロック』の登場人物・糸師冴(いとし・さえ)についてです。糸師冴は、ブルーロックの中でも最強レベルのプレイヤーです。そんな彼の強さや能力、モデルとされる選手、名言や人間関係について紹介していきます。
目次
【ブルーロック】糸師冴とは?
糸師冴のプロフィール
- 誕生日:10月10日
- 年齢:18歳(高校3年生)
- 身長:180cm
- 血液型:A型
- ポジション:MF(ミッドフィルダー)
- 出身地:神奈川県鎌倉市
- 所属チーム:レ・アール下部組織(帰国前)
糸師冴は、新世代11傑に選ばれている世界的に有名なサッカープレイヤーです。潔世一(いさぎ・よいち)がライバル意識を燃やす糸師凛(いとし・りん)の実兄で、凛にとっては因縁の相手でもあります。そんな冴の夢は、ヨーロッパのチャンピオンズリーグで優勝することです。尚、公式では上記のリスト以外にも好きな食べ物や音楽、苦手なものなど様々な設定があります。冴をもっと知りたいと言う人は、ぜひリサーチしてみてください。
糸師冴の性格
冴はエゴが強く上から目線で、常に周囲をヒヤヒヤさせています。相手の心を抉るような辛辣なコメントをすることもしばしばあり、特に自分の作ったチャンスをモノにできない選手に対しては、厳しい意見を言います。FW(フォワード)には自分より上の得点力を求めており、それを満たさない選手に関しては「FWと認めない」とすら吐き捨てるほどです。しかし実力を認めた相手には、歩み寄る姿勢を見せることもあります。
ブルーロックの概要
『ブルーロック』は、原作・金城宗幸(かねしろ・むねゆき)氏、作画・ノ村優介(のむら・ゆうすけ)氏による少年漫画です。2018年から週刊少年マガジンにて連載中で、2022年にはテレビアニメが放送されました。2023年7月時点で累計発行部数は2300万部を突破しており、スピンオフ作品「EPISODー凪ー」の連載・映画化のほか、舞台化も予定されています。今までにない切り口のスポーツ漫画として、現在注目を集めている作品です。
ブルーロックのあらすじ
2018年、日本フットボール連盟はW杯優勝を見据え、世界で戦えるストライカーを育成することを決めます。そうしてできたストライカー養成施設『ブルーロック』には、ユース世代の有望なFWが多く集められました。しかしこのブルーロックには「脱落者は永久に日本代表として試合に出る権利を剥奪される」という規則があったのです。召集された主人公・潔世一は、理不尽な課題に立ち向かいながら日本一のストライカーを目指していきます。
【ブルーロック】糸師冴の強さやモデルになった選手
糸師冴の強さや能力
糸師冴は、世界中から注目を集めている若手選手です。ポジションはMFですが、得点力はFWにも引けを取りません。洗練されたドリブル技術を持ち、パスの精度や戦略を練る能力も高く、味方の長所を最大限に引き出すことができます。冴の凄いポイントは、これを反射的にやってのけてしまうところです。そして彼の代名詞と言えるのが「美しく壊す行為」で、無駄なく合理的に相手を潰しにかかるプレーを得意としています。
糸師冴の過去
糸師冴は、子供の頃から有望視されてきた選手です。兄弟仲もよく、冴は世界一のストライカーに、凛は世界二のストライカーになると夢を語り合ってきました。そしてその夢を叶えるために、冴は13歳でスペインに渡ります。ところが世界でプレーをし、厳しい現実を突きつけられた冴は「世界一のストライカー」になる夢を捨て、「世界一のMF」になると言う目標へシフトするのでした。この決断は、後に兄弟関係に大きな亀裂を生むことになります。
糸師冴と糸師凛の関係
凛はもともと兄・冴の誘いを受けてサッカーを始めています。その後、冴とのコンビネーションプレーで活躍していた凛は、兄の渡西を寂しがりながらも応援していました。ところが4年ぶりに帰国した冴の口からは、「世界一のMFになる」という、兄弟の誓いを破る言葉が出たのです。2人で誓った夢を諦めたくない凛は冴に勝負を挑み、自分が勝ったらもう一度一緒に夢を目指すという条件を突きつけました。
しかし、世界で研鑽を積んできた冴に手も足も出ず、凛は惨敗します。凛は「冴が夢を諦めたら、サッカーを続ける意味すら見出せなくなってしまう」と落胆しますが、そんな凛に冴は無情な言葉を吐きてました。この言葉により、兄弟関係に決定的な溝が生まれてしまいます。そして凛は「冴を倒すこと」を信条に、遺恨を晴らすべくサッカーに没頭するようになりました。
糸師冴のモデルになった選手
スポーツ漫画には「モデルになった選手は誰か?」と言う話題がつきものです。糸師冴の場合、モデルとして一番有力なのはリオネル・メッシ選手だと言われています。メッシは冴と同じくオールラウンドな選手で、全ての技術が洗練されていることや、FW・MFどちらの適性もあることなどの共通点があります。また、冴もメッシもレフティ(利き足が左)です。
【ブルーロック】糸師冴のかっこいい活躍や名言
糸師冴の活躍
さて、ここからはブルーロックの中で糸師冴が見せた活躍を紹介します。強さを醸し出すオーラ、ビジュアルの美しさなどが目を引き、冴は登場するたびに「かっこいい」と言われてきました。そんな中から、今回は注目すべき3つの場面について紹介します。
糸師冴の活躍①初登場
糸師冴の初登場は、原作コミックスでは1巻4話、アニメでは第2話です。日本に帰国しインタビューを受けているシーンにて、初登場を果たしました。メディアには一切媚びない態度と物言いのせいで、「なんて性格の悪いキャラなんだ」と思った人も少なくないようです。次の項目で紹介しますが、この時冴は耳を疑うようなセリフを吐き捨てています。
糸師冴の活躍②三次選考
ブルーロックプロジェクトに興味を示し日本に残った冴ですが、しばらく出番はありませんでした。そしてブルーロックVS U-20日本代表の試合が決まった際、日本代表チームに招集され再登場を果たします。ところが冴は、日本代表には興味がなく辞退しようとしていました。しかし、「組みたい選手がいれば声をかけていい」と言う会長の言葉を聞き、冴はブルーロックの中の士道という選手に会いに行きます。そして、彼と組んで日本代表として試合に出ることを決めるのです。
糸師冴の活躍③U-20日本代表戦
冴はブルーロック戦で、スタメンから出場しました。自らシュートを決め、序盤は優位に試合を運びますが、ブルーロックに2点連取され逆転を許してしまいます。後半を迎え、士道とのコンビプレーで2点連取した日本代表ですが、またもブルーロックによる執念のゴールで3−3と並びます。ここから「本気モード」に突入した冴はギアを上げ、凛とのマッチアップで激しい攻防を繰り広げました。そしてついに凛が競り勝ち、そのこぼれ玉を潔が決めて3−4となり、試合に敗れます。
糸師冴の名言
糸師冴は、類稀なる能力や強さだけでなく、その尖った言動にも注目が集まっているキャラクターです。今回はそんな冴のセリフの中でも、特に尖りまくった3つの名言を紹介します。引き続きネタバレに注意してご覧ください。
糸師冴の名言①「死んでも…」
死んでも嫌っすね
これは冴の初セリフであり、印象的な名言として知られています。この時インタビューを受けていた冴は、大変横柄な態度をとっていました。そしてインタビュアーに、国内(日本)でのプレーの可能性について聞かれた際、冴はこう答えました。更に日本については「こんな国」と吐き捨て、ドイツの学生とプレーした方がまだマシとまで付け加えたのです。
糸師冴の名言②「お前のエゴが…」
お前のエゴが欲しい 俺のために暴れろ
この名言が見られるのは、コミックス13巻・109話です。士道龍聖(しどう・りゅうせい)のプレーに興味を持った冴は、わざわざ彼の元に足を運びU-20日本代表にスカウトします。ブルーロックから引き抜かれる形となった士道ですが、この選択は士道にとって大正解だったようです。冴とのコンビプレーで最大限に潜在能力を引き出された士道は「FLOW」の境地にまで達することができました。
糸師冴の名言③「ついて来れるバカだけ…」
ついて来れるバカだけに 次の景色を見せてやる
コミックス16巻・139話で冴が言った名言がこちらです。ブルーロックとの試合で同点に追いつかれた瞬間、冴のプレースタイルが急変します。ここまでは巧みなパスでチームを動かしてきた冴ですが、このセリフを皮切りに自分から切り込んで攻撃するスタイルになったのです。これを見た潔は身震いし、ギアを急激に上げた冴のドリブルによって置き去りにされてしまいます。
【ブルーロック】糸師冴の声優
糸師冴の声優は「櫻井孝宏」
アニメ『ブルーロック』で糸師冴を演じているのは、声優の櫻井孝宏(さくらい・たかひろ)さんです。櫻井さんは「サック」の愛称で親しまれており、ラジオパーソナリティとしても人気を博し、重宝されてきました。色気のある声と演技が特徴で、どこか影のあるキャラクターを演じることが多く、「癖になってしまう」と言うファンが後を絶ちません。
櫻井孝宏のプロフィール
櫻井さんは1974年6月13日生まれの49歳(2023年現在)です。愛知県出身、身長177cm、血液型A型、2023年3月までインテンションに所属していました。櫻井さんが声優を志したきっかけは、中学の国語の授業で音読をした際、先生から声を褒められたことだったそうです。またイラストも得意で、原画スタッフとして作品に携わった経験もあります。
櫻井孝宏の主な出演作品
先述した通り、櫻井さんはどこか影のある謎めいたキャラを演じることの多い声優です。危なっかしい色気のあるキャラクターを演じさせたら天下一品の櫻井さんですが、一部では「櫻井さんの演じるキャラは、裏切る」と言う声も上がっています。今回はそんな櫻井さんが演じたキャラの一部を紹介します。
- 夏油傑(呪術廻戦)
- 松野おそ松(おそ松さん)
- 御幸一也(ダイヤのA)
- 薬売り(モノノ怪)
- 冨岡義勇(鬼滅の刃)
【ブルーロック】糸師冴に対する世間での評判や人気
糸師冴が単なる「自信家で高慢な天才」ではなく、「挫折を味わった人間」であることに深みを感じている人が多いようです。夢をもって渡西した先で現実に打ちのめされ、葛藤しながら夢を切り替えたことを思うと、非常に胸が痛むという声が見られました。一方で、現在の能力はこの経験があったからこそ身につけたものであるため、彼の強さは何と言っても挫折を乗り越えたことだと捉える人も多いようです。
ブルーロックはキャラクター別に非常に細かいプロフィールがあり、そこが楽しみの一つでもあります。冴の場合、作中では性格に難があるような描写ばかりですが、プロフィールを見ると元々は真面目で優しい人物であることがうかがえます。プロフィールから透けて見える本当の人間性が、人気の一因となっているようでした。
凛との関係性を抜きにして、冴について語ることはできません。特に多かったのは、すれ違いを経てこの兄弟が行き着いたのが、対照的なスタイルだったことに対する意見です。2人のスタイルは「壊す」と言う共通点がありながら、「美しく」と「醜く」という相反する美学に基づいています。似ているで正反対のような答えに辿り着いたことに、感慨深さを覚えるファンが多いようです。
「糸師冴のモデルはメッシである」と前述しましたが、実は他の選手をモデルとして推す声も多いのです。これは元日本代表のMF柴崎岳(現CDレガネス)をモデルと考える人の意見で、他には久保建英選手(現レアル・ソシエダ)や中井卓大選手(現CFラージョ・マハダオンダ)がモデルとして有力視されています。
【ブルーロック】糸師冴は天才プレイヤーだった
糸師冴は、名実共に天才プレイヤーと評価できるキャラクターです。MFとして最高の能力を持ち、世界中から注目されています。しかしその強さの裏には、夢を諦めざるを得なかった過去がありました。良好だった凛との関係にもヒビが入ってしまい、そんな悲しさも人気のポイントになっています。糸師兄弟の関係性は、ブルーロックの注目すべき点の一つです。今後、凛との関係が修復されることはあるのでしょうか。今後のブルーロックの展開に、期待が集まっています。
この記事のライター
HAYASHI*M
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。