【キングダム】恋愛事情を一覧で紹介！カップルの関係性や生き様とは？

キングダムには多くの武将や大将軍が登場しており、男性キャラがメインの作品のように思えるでしょう。しかし、意外にも女性キャラが多く登場しており、中でも武将や大将軍との恋愛模様はキングダムには欠かせないものになっています。キングダムで展開されている男女の恋愛に関して、この記事では詳しく解説していきましょう。武将や大将軍の相手は誰なのか、また結婚している関係の男女はいるのかなども紹介していきます。

キングダムの作者である原泰久（はらやすひさ）先生は、1975年6月9日に佐賀県で生まれました。九州芸術工科大学に入学後、三年生の頃に漫画家を目指すことを決めます。大学卒業後は大学院に入り、在籍中には第40回ちばてつや賞ヤング部門にて「於兎松」が準大賞を受賞しています。

そのまま漫画家の道には入らず、大学院卒業後はエンジニアとして会社員になり働き、漫画家と二足の草鞋を履いていました。会社員は3年ほど務めて辞めており、その後は漫画家としての道を歩んでいます。そして、2006年よりキングダムの連載を開始しました。それ以降は、キングダムの作者として今もなお名を馳せている人物です。

2006年より週刊ヤングジャンプにて連載が開始されたキングダムは、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した作品でもあります。コミックは2022年9月時点で66巻まで出ており、累計発行部数は9200万部を突破した人気作品です。2008年にはVOMICにてラジオドラマが放送され、翌々年にはテレビゲームの販売もされました。2011年から始まったテレビアニメは大きな反響を呼び、その後第4シリーズまで放送されています。

2024年には第5シリーズのテレビアニメの放送も決定しており、多くのファンが待ち遠しいと声をあげています。テレビアニメも人気ですが、実写映画化も話題となりました。キャストには豪華俳優陣が名を連ねており、若手から年配の有名俳優陣がキングダムの世界観を作り上げました。

キングダムの舞台になっているのは、紀元前の中国で春秋戦国時代です。戦災孤児として過ごしていた主人公の信とその親友である漂は、天下の大将軍を目指して日々鍛錬を積んでいました。二人の目標が天下の大将軍でしたが、そのとき漂にのみ王宮に召し上げられることが決まりました。この出来事は二人の転機にもなり、漂は王宮へ行きその間も信は鍛錬を続けました。

しかし、その後王宮で起きた勢力争いに巻き込まれた漂が、信の前へ瀕死状態になりながら姿を現します。その後、信は漂の思いも抱きながら、天下の大将軍になるための道を歩み始めるのでした。

キングダムの恋愛事情の中でも、もっとも気になるという意見が多いのが李牧（りぼく）を中心とした三角関係です。ここでは、李牧を中心としたカイネ、傅抵（ふてい）の三角関係について徹底解説していきます。

傅抵は李牧の側近になっており、趙国の三千人将の一人です。女顔のイケメンで、誰が見てもかっこいいという声があがるキャラの一人です。李牧の恋愛相手といわれているカイネも含めて三角関係ではないかといわれている理由が、傅抵自身がカイネのことを「好き」と公言しているからです。「将来の俺の嫁」とも作中では発言していますが、カイネはあまり相手にしていない様子を見せています。

現状は李牧の救出が先になっており、カイネ自身も李牧への忠誠心が高いため、カイネと傅抵が発展する場合はまだまだ先になるでしょう。李牧の救出が成功した暁には、二人がカップルになり発展などする可能性が考えられます。

李牧の側近として常に近くにいるカイネは、男勝りな性格を持ってして隊をまとめることができる実力者です。李牧の護衛もしていることから、お互いの信頼度はとても高いとみてよいでしょう。両親を戦争にて失ったカイネは、気持ちの赴くままに戦いを繰り広げてきました。しかし、李牧と出会ったことで、戦い方を改める姿勢を見せています。

カイネ自身、李牧には気持ちの面で正しい道へ導いてくれた恩人という点も、恋愛へ発展する可能性が高いと見られます。しかし、趙国を滅ぼすためには李牧の命を絶つことが条件になってくるため、どのように恋愛事情が進んでいくのか予想もつかないでしょう。カップルという表現があまり合わない二人のため、結婚という言葉が出てくる可能性が高いです。

李牧のことが書かれている史実では、悲惨な最期を遂げたと記載されています。そのため、李牧とカイネ、傅抵の三角関係はどのような展開を迎えるのか、予想がつかないといわれています。また、カイネ自身は李牧のためであれば命をもささげる覚悟を持っているため、李牧を守るために自らの命を差し出す可能性も高いでしょう。

カイネが死亡すると考察した場合、三角関係も終わりを迎えることになります。現在、李牧の生死が危うい状況のため、李牧が死亡してカイネが生き残った暁には、傅抵との恋愛が発展してカップルになる可能性もゼロではないでしょう。

キングダムでも一番の美人で最強といわれている女性キャラの楊端和（ようたんわ）にも、恋愛要素があるのではないかといわれています。楊端和を中心とした四角関係について解説していきましょう。

壁は楊端和の素顔を見た際に、一目ぼれをした様子が見られます。そのため、壁の一方通行な恋愛であり、楊端和自身は恋愛対象として見ていないようです。壁は楊端和を結婚相手にしたい意思を持っており、真面目な性格で戦いもこなしていきますが、楊端和の姿を見ると赤らめた表情を見せます。

楊端和は壁の気持ちには気付いていると予想できますが、山の民である楊端和は将軍の壁では役不足であると考えているといいます。また、「壁は楊端和のタイプではない」と楊端和の部下が発しており、結婚相手として望んでいる壁と恋愛対象に見ていない楊端和が、交わることはない可能性が高いでしょう。

楊端和の結婚相手として濃厚といわれているのが、同じ山の民であるバジオウです。昔から強さを持っており山の民を束ねている楊端和の右腕として、バジオウは側近という形でつねに傍に居ました。バジ族のバジオウは、幼少期に楊端和に家族として迎え入れられました。その恩もあってか、楊端和に対しては命をかけてでも守り抜く姿を見せます。

楊端和のおかげで人の心を取り戻すことのできたバジオウは、恋愛という感情を越えた感情を楊端和に向けているといえるでしょう。楊端和が年頃になったときには結婚相手の話も浮上したため、お互いにいずれ意識をするのではないかといわれています。

山の民であるキタリは、カタリの妹です。キタリはかわいらしいビジュアルが魅力的になり、読者からも人気の高いキャラとして知られています。楊端和に対して結婚相手にしたいと思っている壁ですが、実はキタリとの関係性も恋愛に発展するのではないかと考察されています。元々はキタリが壁に対してキツイ当たりをしていましたが、兄を亡くしたキタリの気持ちを再起させたのが壁でした。

キタリは壁を認めて許している様子を見せ、その後久しぶりに顔を合わせた二人は親しい間柄になっていました。壁を守るような声かけをしているキタリを見ると、二人の関係が発展するように思う人も多いでしょう。

楊端和を含めた四人の関係ですが、どのように発展していくのか気になる人も多いでしょう。登場する四人の行動などを踏まえると、壁とキタリ、楊端和とバジオウというカップルになるのではないかという考察が多くあります。もし二つのカップルが成立した場合、結婚にまで即座に発展する可能性も高いといえます。男女四人が繰り広げる恋愛事情、またカップルになるかなど今後も目が離せません。

続いて見ていくのは、多くの人が気になっているというキングダムの主人公の信が繰り広げる恋愛事情です。信とカップルになる可能性がある女性の候補は、四名も居ます。信の恋愛事情を見ていきましょう。

キングダムは史実を元にしている部分も多くあり、その中で信は李信という名前で登場します。史実の中の信は相手の女性とカップルを経て結婚をし、その後男の子を授かっています。そのため、史実を元にした際には実在するモデルとなった李信に子供がいることから、信もキングダムの中で結婚をして子供を授かるのではないと推測できるでしょう。

今はまだ、信の相手になる女性も候補にあがっているだけのため、誰とカップルになりその後結婚するのか読者の多くの人が気になっている部分です。

信の結婚相手の候補にあがっている女性は四名になり、キングダムの中でも主要のキャラが多くいます。信とカップルになり、その後結婚する可能性がある女性キャラ四名について、それぞれ紹介していきましょう。

信の結婚相手として候補にあがっている女性キャラの一人目が、キングダムの初期から登場している河了貂（かりょうてん）です。河了貂は初めこそ男の見た目をして行動していましたが、後に女性であることが判明します。信とともに行動をし、苦楽を過ごしてきたこともあり、お互いがよき理解者であることは間違いないでしょう。

「信の夢が叶ってほしい。おれもあいつと一緒に幸せになりたい。」という河了貂の発言があったことで、読者からは「信とカップルになるのは河了貂では？」という声があがりました。

信の結婚相手の候補の中で、一番可能性が高いとされているのが羌瘣（きょうかい）です。羌瘣は自分の命に代えてでも、信を守る姿が描かれたのが大きな反響を呼びました。信が瀕死状態となったとき、自分の寿命を与えて呼び戻すことができる「呼び戻しの術」を使用します。呼び戻しの術は禁術にもなっており、自分の寿命が短くなることから使うことをためらう人が多くいます。

しかし、羌瘣は信を守るために自分の寿命を分け与えてでも守り抜きました。また、信の子供と産むという発言をしたり、自分の気持ちを信に伝えています。信自身もまんざらでもない様子を見ると、二人の結婚が濃厚といえるでしょう。しかし、今羌瘣が妊娠などしてしまうと、飛信隊のレベルが落ちることが想定されます。そのため、二人がカップルもしくは結婚という流れになるのは、まだまだ先であるといえるでしょう。

キングダムの読者の中には、「翡翠とは誰？」という意見を持つ人もいるでしょう。翡翠とは、キングダムが少年ジャンプに出張掲載されたときに出てきた女性です。信が飯屋にて食事をしましたが、財布をどこかに落としてしまい、食い逃げ犯として捕まってしまいます。そのときに、通りすがりにご飯代を支払いしてくれたのが、前城主の娘である翡翠でした。その後、翡翠は誘拐されそうになるところを信に助けられます。

信に助けられたことで一目惚れをしたような様子を見せた翡翠は、「翌日に飯屋で会おう」という信の約束に対して恋する乙女のような素振りを見せました。本編に登場していないキャラのため、信と結婚するには情報が足りませんが、一応候補にあがっている女性です。

信の結婚相手として浮上した最後の女性が、宮女の陽です。読者の間では「陽ちゃん」と親しまれており、かわいい姿が印象的でしょう。陽と信が恋愛に発展する可能性がある理由として、陽が信に一目惚れをしたからです。信の強さに惚れた陽でしたが、その後信に助けられたことで一層気持ちに拍車がかかりました。

キングダムでもインパクトのあるキャラの王騎（おうき）にも、恋愛をした相手がいたといいます。その相手の摎（きょう）との関係などを紹介します。

摎は王騎の婚約者として登場した女性になり、幼い頃に王騎に対して「城を100倒した暁には結婚してください」と言います。王騎もその言葉に対してイエスを出しました。言葉通り六大将軍にまで上り詰めた摎は、王騎とともに結婚の約束を果たすために城を攻め込むのでした。

摎は約束である城100個を倒す寸前となる、最後の一つの城にて龐煖との戦いで惜しくも命を落としてしまいます。その後、王騎が駆け付けたときには息の根は無く、龐煖と王騎は戦いを繰り広げました。王騎が勝利したように見えましたが、龐煖の生死は確認しないままその場を去ります。九年後に龐煖と再会をした王騎でしたが、そのまま戦いに敗れてしまい命を落としました。

キングダムの中で結婚している政（まさ）と向（こう）について紹介していきましょう。二人の関係や今後について見ていきます。

宮女であった向は、地味な見た目をしていますが、政の伽の相手として呼ばれたことでシンデレラストーリーが始まります。他の宮女とは違い、どこか純粋な心を持っている向に政は次第に惹かれていきました。心穏やかに過ごせる向との時間を経て、結婚まで到達しました。

政と向の今後ですが、二人の間には麗という女の子供が生まれています。史実には記載されていないため、キングダムオリジナルキャラとして扱われています。今後は麗を含めた三人の暮らしぶりが、キングダムの中で描かれていくことでしょう。

政の母親違いの弟である成蟜（せいきょう）の恋愛相手は、瑠衣（るい）というかわいい女性です。ここからは、この二人の関係や成蟜の最期について見ていきましょう。

しっかり者で美しい瑠衣は、成蟜の第一夫人です。瑠衣は成蟜のことを深く愛している描写がされており、その愛は読者をも惹きつけるほどでした。二人は幼少期の頃からの仲であり、どのような時でも味方でいました。

お互いに愛し合っていた二人でしたが、成蟜は裏切りにあったことで囚われてしまいます。瑠衣もまた囚われており、成蟜は助け出そうと試みます。その際に傷を負ってしまった成蟜は、その傷が原因で命を落としました。亡くなる寸前は瑠衣の膝の上に頭を乗せ、「俺はお前と初めて会った時、あの時からずっとお前にほれている」と伝えました。多くの読者が涙したシーンといっても過言ではないでしょう。

太后（たいごう）と嫪毐（ろうあい）は一途な恋愛をしています。この二人がどのような恋愛をしてきたのか、紹介していきましょう。

太后と嫪毐の関係は、元々太后と恋人同士であった呂不韋が送り込んだプレゼントです。冴えない嫪毐でしたが、太后の快楽の相手として送り込まれました。夜の相手をした嫪毐と太后の間には、いつしか恋が芽生え始めました。その後、太后は嫪毐との子供を授かるのでした。

嫪毐は太后との間に子供を授かりましたが、最終的に呂不韋に利用されたことで命を落としてしまいます。大きな陰謀があったためとされていますが、太后に快楽と潤いを与えた重要な人物といえます。

李牧のためであれば命を捧げられるというカイネですが、李牧を庇った際にすぐに李牧が駆け寄ったシーンが話題を集めました。カイネに対して絶大な信頼を持っている李牧ですが、恋愛感情もあるのではないかといわれています。李牧とカイネの切ない恋愛は、発展するのか読者の間でも期待がされています。

宮女の向と政の恋愛は、読者の中で癒しともなっています。中でも向が政を送り出すシーンは、「胸が締め付けられる」という声が多くあがりました。向はすでに政との子どもである麗がおり、母としての顔を見せているのも魅力的でしょう。向と政の結婚は、多くの読者が祝福しました。

やはり一番気になるという意見が多いのが、キングダムの主人公である信の恋愛事情でしょう。信の結婚相手は誰になるのか、どのような恋愛を繰り広げるのか考察する人も後を絶ちません。史実に記載されている信の子どもである男の子を、誰が産むことになるのか楽しみな人も多いでしょう。

キングダムに登場するキャラには、複雑な恋愛模様が描かれていました。結婚をしているカップルから、これからどのように進展していくか分からないカップルまでいます。キングダムの戦いシーンも見どころですが、恋愛模様にもぜひ目を向けてみてください。