【進撃の巨人】ハンネスの死亡に悲しむ声が続出!最期のシーンから名言まで
ハンネスは、『進撃の巨人』に登場する背の高い駐屯兵団の部隊長です。多くのメインキャラが死亡する『進撃の巨人』で、ハンネスもまた、壮絶な戦死を遂げました。本記事では、作中に登場するハンネスのかっこいい名言や死亡の伏線、エレン達との関係を紹介していきます。
ハンネスとは?
『進撃の巨人』に登場するハンネスは、シガンシナ区で駐屯兵団の部隊長を務めている中年の男性です。病に倒れた妻を医者のグリシャに助けられて以降、家族ぐるみで親交があり、グリシャの息子であるエレンのことも幼い頃から可愛がっています。物語の冒頭では、巨人の脅威を知らずに勤務中にもかかわらず、仲間と酒を飲み交わすといった不謹慎な態度で職務に就いていました。シガンシナ区に巨人が攻め入った際は、真っ先にエレン達の下に駆けつけ救い出す活躍を見せています。
ハンネスのプロフィール
- 名前:ハンネス
- 誕生日:1月18日
- 身長:190cm
- 体重:88㎏
- 所属:駐屯兵団(部隊長)
- 年齢:不明
- 出身地:不明
ハンネスは、シガンシナ区を守る駐屯兵団の部隊長として、街の警備を担当していました。しかし、平和過ぎるが故に、酒を飲みながら勤務する不謹慎な姿が目立ち、幼少期のエレンから辛辣な言葉をかけられています。シガンシナ区に巨人が押し寄せた際には、エレンとミカサを救い出すことに成功するものの、エレンの母親カルラを助けられなかったことに後悔していました。それから5年後、トロスト区の駐屯部隊長に昇格し、エレン奪還作戦に参加しています。
進撃の巨人の概要
『進撃の巨人』は、人間を襲う巨人と人類が存亡をかけて戦うダークファンタジー漫画です。『別冊少年マガジン』にて2009年9月から2021年4月まで連載されていました。漫画家・諫山創先生が描くかっこいい戦闘シーンや人間ドラマが話題となり、2013年4月にはテレビアニメ化もされました。独特な世界観と印象的な主題歌、そして人気声優による迫真の演技が相まって人気に火が付いた作品です。
進撃の巨人のあらすじ
人間を襲う巨人の出現に人々は恐怖し、城を中心に三重の頑丈な城壁を築き、その中で生活を送る様になりました。城壁は巨人達に壊されることなく、100年の平和が実現します。しかし、その平和は、高くそびえ立つ城壁をも超える高さの超大型巨人の出現によって崩壊してしまいました。目の前の母親を失った主人公・エレンは、怒りと悲しみから巨人達への復讐を誓い、訓練兵に志願するのでした。
ハンネスが死亡!活躍や伏線も紹介
物語の冒頭でエレン達を助け、成長を親のように見守るという立場であるハンネス。そんなハンネスは、作中でエレン達を助ける為に巨人と戦って死亡してしまいます。実は、ハンネスが死亡するという伏線は、作中のいたるところにありました。ここからは、ハンネスの作中でのかっこいい活躍と、死亡の伏線となっている部分を紹介していきます。
ハンネスの過去や生い立ち
ハンネスが駐屯兵団の部隊長になった経緯は、作中で語られない為、不明です。しかし、過去に流行り病で妻が瀕死となった際に、医者であるグリシャ・イェーガーに助けられたという過去があります。それ以降、イェーガー家とは家族ぐるみの付き合いとなり、エレンのことも幼い頃から可愛がっています。エレンの友人であるアルミンや両親を失いイェーガー家で暮らすようになったミカサとも親交が深く軽口を叩ける間柄です。
『進撃の巨人』では、エレンに近しい人が死亡する伏線が多い為、エレンと親しい関係という設定のハンネスも死亡の伏線ではないかと思われていました。
ハンネスのシガンシナ区襲撃の際の活躍
平和に過ごしていた時は、仲間と酒を飲みながら勤務にあたる不真面目な態度でしたが、超大型巨人の出現により巨人がシガンシナ区に侵入してくると、民間人を助ける為に奔走します。そして、アルミンからエレンとミカサが自宅に戻ったという知らせを聞いたハンネスは、すぐにエレン達の家へ向かいました。エレンとミカサ、そしてカルラを助ける為、ハンネスは近くにいた巨人に立ち向かおうとしました。
しかし、本物の巨人を初めて目の前にしたハンネスは、その大きさと威圧感から恐怖してしまいます。そして、エレンとミカサを抱き上げると、瓦礫に挟まれて動けないカルラだけを残してその場から逃亡しました。しかし、カルラを助けられなかったという後悔はずっとハンネスの心の中に残ります。それが、後にトロスト区駐屯部隊長に昇格するきっかけとなり、ハンネス死亡の伏線となっています。
ハンネスの最期や死亡シーン
ハンネスの死亡シーンは、エレン奪還作戦の終盤でした。鎧の巨人にエレンを奪われ、落ち込むミカサやアルミンを元気づけ、一緒に平和だった5年前までの生活を取り戻そうとハンネスは決意します。そして作戦が始まると、多くの犠牲者を出しながらも鎧の巨人からエレンを救い出すことに成功しました。しかし、逃げる際に鎧の巨人の妨害でエレンとミカサが落馬して巨人に囲まれてしまいます。落馬の衝撃ですぐに戦えないエレンとミカサを咄嗟に庇ったのは、ハンネスでした。
2人を襲った巨人は、奇しくも5年前にカルラを殺した巨人と同じでした。ハンネスもそれに気付き、カルラの敵討ちだと叫びながら巨人と戦います。5年前とは打って変わって、果敢に攻めるハンネスでしたが、力及ばず巨人に敗北してしまいました。その最期は、仇である因縁の巨人に下半身を喰いちぎられるというものでした。無抵抗のエレンとミカサの目の前で、命の恩人であるハンネスが死亡するシーンは、読者に大きな衝撃を与えました。
ハンネスを食べた巨人の正体
物語の中盤で、ハンネスとカルラを殺した巨人の正体が判明します。エレン達にとって仇とも言えるこの巨人の正体は、ダイナ・フリッツという女性でした。ダイナはエルディア人で、グリシャの前妻に当たる人物です。エレンの異母兄であるジークの母親ということになります。
ハンネスと一騎打ちとなったのは偶然でしたが、ダイナがカルラを襲ったのは偶然ではありません。マーレ人によって巨人化される前、ダイナは「どんな姿になってもあなたを探す」とグリシャと約束を交わしていました。その本能が残っていたのか、シガンシナ区に入った際に巨人化したダイナはグリシャの自宅を真っ先に目指したと考察されています。そしてその場にいたカルラを捕食することになったのでした。
ハンネスのかっこいい名言
『進撃の巨人』の作中、何度もエレン達を助け、そして死亡したハンネス。ハンネスの発したセリフの中には、かっこいい名言から物語の展開を左右するような伏線を含んだセリフがいくつも登場します。ここからは、そんなハンネスのセリフの中から、特に印象深いかっこいい名言を3つ紹介します。
ハンネスの名言①「オレ達が役立たずの…」
オレ達が役立たずの「タダメシ食らい」って馬鹿にされてる時の方が、みんなは平和に暮らせるんだぞ?
出典: animemanga33.com
不真面目な駐屯兵団の面々に怒るエレンを落ち着かせる為、ハンネスが発した名言です。物語の冒頭、まだ巨人に襲われる前のシガンシナ区は、平和な雰囲気が漂っていました。そんな街の警備をしている駐屯兵団は、勤務中にも関わらず酒を飲みながら談笑していました。その姿にエレンは声を荒げます。しかし、ハンネスはそんなエレンを落ち着かせる為に兵士が忙しくないのは平和な証拠だと諭します。
ハンネスの名言②「お前の母さんを助けられなかった…」
お前の母さんを助けられなかったのは…お前に力がなかったからだ…オレが…!巨人に立ち向かわなかったのは…オレに勇気がなかったからだ…
出典: animemanga33.com
カルラを見殺しにして逃げてしまった自分の勇気のなさを嘆いたハンネスの名言です。エレン達を救う為に巨人と戦おうと剣を抜くハンネスでしたが、本物の巨人を目の前にした瞬間、激しい恐怖に陥ります。やむを得ずエレンとミカサを担ぐと、動けないカルラを見捨ててその場から逃亡しました。自分に巨人と戦うだけの勇気と実力があれば、その場にいた全員を救えたはずなのにと涙を流して後悔します。『進撃の巨人』序盤での特に印象深い名言として有名です。
ハンネスの名言③「あの何でもない日々を…」
あの何でもない日々を取り戻すためだったら…俺は何でもする どんだけ時間が掛かってもな… 俺も行くぞ お前ら三人が揃ってねぇと俺の日常は戻らねぇからな
出典: animemanga33.com
エレンが連れ去られ、落ち込むミカサとアルミンを励ます時のハンネスの名言です。鎧の巨人は、混乱に乗じてエレンを誘拐して逃亡します。失意の底にあるミカサとアルミンに、ハンネスは食料を手に声をかけます。そして、エレンをみんなで救い出そうと鼓舞しました。ハンネスにとっては、5年前までの平和な日々を取り戻したいという希望もありました。読者の間でハンネス死亡の伏線であると考察されていたこの名言通りに、ハンネスはエレン奪還作戦で、5年前にカルラを喰らった巨人によって喰われて死亡します。
ハンネスとグリシャやエレンの関係
ハンネスは、エレン達が幼い頃から親しくしている大人で気軽に話しかけられる兵士という存在でした。調査兵団に入団した後も、エレン達の成長を見守り、時には鼓舞する姿を見せるハンネスは、エレン達とどのような関係があるのでしょうか。ここからは、エレンの父親・グリシャとエレン、ミカサ、アルミンの4人とハンネスの関係について解説していきます。
ハンネスとグリシャの関係
ハンネスとグリシャの出会いについては、作中で語られていない為、不明です。しかし、以前にハンネスの妻が流行り病に倒れた際に、グリシャが治療して命を救っています。それ以降、グリシャに対して感謝と強い信頼を持つ関係となりました。そして、いつかその恩に報いたいと考えていました。
ハンネスとエレンの関係
グリシャに妻を救われてから、イェーガー家とは家族ぐるみで親交を深めてきたハンネス。その関係で、エレンのことも幼い頃から知っていて、自分の子供のように可愛がって接してきました。エレンも、ハンネスのことを酒好きの不真面目な大人と思いつつも、かっこいい面も知っている為、懐いています。それ故に、ハンネスの死亡時は笑いながら涙を流して自分の無力さを嘆いています。
ハンネスとミカサの関係
両親が死亡したことで、イェーガー家に迎え入れられたミカサ。そんなミカサに対しても、ハンネスは自分の子のように気さくに接しています。ハンネスは、ミカサにとって気兼ねなく接することができる数少ない大人なのです。ハンネスとミカサは良好な信頼関係を築ていました。
ハンネスとアルミンの関係
エレン、ミカサと特に仲が良かったアルミンは、自然とハンネスとも交流していきます。両親を亡くしていたアルミンにとって、ハンネスは父親のように気さくに話しかけてくれる貴重な大人でした。実際に、巨人がシガンシナ区に押し寄せた際、アルミンはエレンとミカサを助けてほしいとハンネスに頼み込んでいます。
ハンネスの死亡に対する世間での評判や人気
『進撃の巨人』では、物語が進むにつれて、多くのメインキャラが死亡します。その中でも、特に読者が泣いた答えたのが、ハンネスの死亡シーンでした。エレンとミカサを2度も助け、両親を亡くしたエレン達にとって親のように存在だったハンネスが、巨人によって凄惨な死を迎えたことは、多くの読者に衝撃を与えたようです。
ハンネスは、エレン奪還作戦の際に死亡フラグと思われるセリフや行動を多く見せていた為、読者の中にはこの戦いで死亡することを予測していました。しかし、因縁のある巨人に喰いちぎられるという最期は、誰も予想していなかったようでした。あまりの衝撃展開に、驚きの声を隠せない読者が大勢いました。
一般的に、アニメ化すると原作の一部がカットされることが多いのですが、『進撃の巨人』に至っては、原作で見えにくい部分を丁寧に描いています。その為、ハンネスの死亡シーンもとても細かく描かれていました。『進撃の巨人』屈指の名シーンとも言えるハンネスの死亡シーンをアニメで観た視聴者は感動の声を挙げています。
ハンネスの死亡は悲しいものだった
『進撃の巨人』に登場するハンネスは、エレン達の命と精神面を助け続けたかっこいい兵士です。しかし、その最期はエレンとミカサの目の前で因縁の巨人に喰い殺されるという壮絶なものでした。ハンネスの死亡シーンには、多くの読者が涙を流したことでしょう。ハンネスが活躍する物語の序盤を、是非読み返してみて下さい。
この記事のライター
ルキナ
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