【リゼロ】嫉妬の魔女をサテラが取り込んだ理由は？性格や正体を解説

リゼロには「嫉妬の魔女サテラ」と呼ばれる重要なキャラクターがいます。アニメ2期でようやくその姿を見ることができましたが、エミリアにそっくりな容姿をしているなど、いまだ謎の多いキャラクターとなっています。ここでは、リゼロに登場する嫉妬の魔女サテラについて紹介していきましょう。

リゼロに登場する嫉妬の魔女サテラは400年前の魔女で、スバルに「死に戻り」の力を与えた張本人です。サテラは嫉妬の魔女因子を無理に取り込みましたが、適性がないことから「嫉妬の魔女」と「サテラ」という2つの人格にわかれてしまいました。

嫉妬の魔女サテラは、リゼロに登場する7人の魔女達の中でももっとも強い存在であるとされています。400年前、他の魔女達の魔女因子を飲みこんだ嫉妬の魔女サテラは、その強力な力によって世界の半分を闇に沈めます。このような理由から、サテラは今でも恐ろしい存在として人々に忌避されるようになりました。

リゼロは『Re:ゼロから始める異世界生活』というタイトルの小説です。もともとは、作者の長月達平が小説投稿サイト『小説家になろう』で連載していたWeb小説でした。現在ではKADOKAWAのMF文庫Jから刊行されており、テレビアニメシリーズは2期まで放送されています。

引きこもりの高校生スバルは、コンビニ帰りに突如異世界に召喚されます。異世界でいきなりピンチに陥ったスバルを助けてくれたのは、サテラと名乗る銀髪のハーフエルフの少女でした。サテラと名乗る少女に恩を返そうとするスバルですが、何者かに襲われて命を落としてしまいます。しかしスバルは死んでおらず、「死に戻り」の能力によって召喚された時点に戻っていたのでした。

リゼロに登場する嫉妬の魔女は、もともとは魔女因子を持たない「サテラ」という一人の少女でした。ここからは、嫉妬の魔女サテラの性格について解説していきましょう。

サテラが適性のない嫉妬の魔女因子を取り込んだ具体的な理由は不明です。しかし一説では、400年前の大賢者フリューゲルがスバルと同一人物であり、サテラはスバルを助けたかったため、無理に嫉妬の魔女因子を取り込んだというような考察もされています。

リゼロの嫉妬の魔女サテラは二重人格です。サテラが適性のない嫉妬の魔女因子を強引に取り込んだことにより、適合できず、「嫉妬の魔女」と「サテラ」という2つの人格が存在するようになってしまいました。実際に、憤怒の魔女ミネルヴァがサテラに対して「あなたは嫉妬の魔女？それともサテラ？」と尋ねるシーンがあります。

嫉妬の魔女は、リゼロの世界での伝承によると、言葉が通じず世界のすべてを憎む存在であるとされています。また、強大な力によって無慈悲な殺戮を繰り返すことから、悪夢のような存在であると恐れられています。実際に、スバルに対して狂気的な愛情を抱いており、一方的に「愛してる」と呟くばかりでまともな会話はできません。

サテラ本人の性格は、ウジウジとしていますがとても純真です。嫉妬の魔女の人格に侵食される前のサテラは他の魔女達からも好かれており、魔女達を優しく見守っていました。また、夢の城に現れた際のサテラは、傷ついたスバルを想い、目に涙をためてスバルに寄り添う様子を見せるなど、普通に会話をすることも可能です。

嫉妬の魔女サテラの正体については、まだ原作でも明かされていません。しかしファンの間では、エミリアの母親説やエミリア本人説、レム説など、さまざまな憶測が囁かれています。

以前からファンの間では、「サテラはエミリアの母親なのでは？」と考察されています。その理由として、サテラとエミリアが似ている点や、サテラが400年前の魔女である点などが挙げられます。

嫉妬の魔女サテラはエミリア本人なのではないかという話も、以前からファンの間で話題になっています。実際に、嫉妬の魔女サテラとエミリアは容姿がそっくりであり、どちらもハーフエルフです。さらに声優も同じであるため、同一人物ではないかと言われています。

嫉妬の魔女サテラの正体は実はレムではないかという声もあります。主人公スバルのことを「スバルくん」と呼ぶキャラクターは、リゼロの世界ではエミリアの他にロズワール、レムだけです。また、レムもスバルに対して愛情を抱いており、スバルはレム、嫉妬の魔女両方に対して「救う」と言うシーンがあることから、両者は重なる部分が多いです。

リゼロに登場する嫉妬の魔女サテラは、スバルに対して「死に戻り」の能力を与えた張本人であり、スバルに対して異常な執着を見せています。ここでは、嫉妬の魔女サテラとスバルの関係性や謎について考察していきましょう。

リゼロの嫉妬の魔女サテラがスバルに死に戻りの能力を与えた理由としては、世界を救うことが目的である可能性があります。400年前、フリューゲルやボルタニカが賢人を誕生させることを目的に行動していたことからも、賢人の誕生が世界を救うことになると推測されます。そのため、死に戻りの能力によってスバルに死の運命を回避させ、サテラ自身を倒してもらい、スバルを賢人にすることで世界を破滅から救うことができると考えられています。

リゼロの嫉妬の魔女は、スバルのことを狂気的に愛しています。そのため、死に戻りの能力のこともスバルとの秘密にしたいと考えている可能性があります。また、普通の会話が通じない相手であるため、スバルがエミリアに死に戻りのことを告白しようとした際には、即座にエミリアの命を奪っています。

リゼロの嫉妬の魔女がスバルに対して狂気的な愛情を抱いている理由は、まだ明かされていません。しかし一説として、サテラとスバルが400年前に出会っているためであるという説もあります。

作中でサテラが「スバルに救われた」と囁くシーンがあります。しかしスバルにとっては全く身に覚えがないことであることから、過去のスバルが彼女のことを救ったということが推測できます。

サテラと他の魔女達との関係は悪くはありませんが、エキドナからは嫌われています。もともとサテラと他の魔女達は同じ目的を持った仲間のような存在でしたが、サテラは結果的に他の魔女達を倒して魔女因子を取り込んでしまいます。そのため、エキドナとも対立する関係になりました。

リゼロのペテルギウスは嫉妬の魔女サテラを崇める魔女教の信徒であるため、サテラのことを崇拝しています。しかし、リゼロのアニメ最終話で対面したペテルギウスに対して「違う。あなたじゃない」と呟いていることから、サテラにとってペテルギウスは特に気にかけるような存在ではないことがわかります。

パックはエミリアのことを「俺の娘」と呼ぶシーンがあるなど、父親説もある重要なキャラクターです。また、サテラに会ったことがあるとも取れる発言をしていることから、サテラと何かしらの因縁があると言われています。

リゼロの嫉妬の魔女サテラは、リゼロ前日譚である『アポカリプス・ガールズ』などにも一部登場しています。ここでは、嫉妬の魔女サテラの活躍を紹介していきましょう。

リゼロ外伝『アポカリプス・ガールズ』での嫉妬の魔女サテラは、シトニアが話す逸話の中に登場します。逸話では、400年前、他の魔女達を滅ぼして力を取り込んでいった嫉妬の魔女は、最終的には誰の手にも負えない存在になったと記されています。

リゼロ本編第2章では、嫉妬の魔女サテラはロズワール邸に滞在しているスバルの側に現れます。スバルがエミリアに死に戻りの事実を告白しようとした瞬間、サテラはスバルの心臓を握って、死に戻りを口外するということを暗に忠告します。

リゼロ本編第3章では、嫉妬の魔女サテラはエミリアに対して死に戻りの事実を伝えようとしたスバルの側に現れます。しかしサテラは死に戻りを口外しようとしたスバル本人ではなく、エミリアの命を奪います。

リゼロ本編第4章では、スバルが魔女の茶会に呼ばれている間に聖域に現れた嫉妬の魔女サテラは、聖域を闇に沈めます。スバルに拒絶されたサテラはスバルも影に取り込みますが、エキドナが仕込んでいたペトラのハンカチで目を覚ましたスバルに死に戻りを発動させられました。また、第4章ではサテラが夢の城に姿を現したことで、嫉妬の魔女とは別人格であることが判明します。

リゼロのアニメ2期ではサテラが魔女の茶会に姿を現しますが、嫉妬の魔女がこれまでの恐ろしいイメージと違い、心根の優しい少女であるということに驚く声も多く見られました。

スバルに対して狂気的に愛を囁く嫉妬の魔女として登場したアニメのリゼロ2期では、クオリティの高い演出によって嫉妬の魔女の怖さや狂気が何倍にもなっているという意見がありました。

リゼロのアニメ2期では、覚悟を決めて嫉妬の魔女と対峙するスバルの姿に「スバルの成長を感じた」というファンの声もありました。

リゼロでも重要なキャラクターの一人である嫉妬の魔女サテラは、嫉妬の魔女因子を取り込んだことによって「嫉妬の魔女」と「サテラ」という2つの人格が存在する二重人格になったことがわかりました。しかしエミリアとの関係や、スバルへ向けられた愛情など、いまだ多くの部分は謎のままです。原作でも徐々に明らかになってきているため、今後のサテラの活躍を楽しみに待ちましょう。