【リゼロ】エミリアのかわいい魅力や正体まとめ！スバルとは恋愛に発展する？

リゼロは異世界に召喚されたスバルが死ぬ度に過去の時間に戻るタイムリープ能力を利用して道を切り開く物語が描かれており、エミリアは異世界に来たばかりのスバルを気にかけてくれた美少女で、その後スバルと行動を共にするようになったメインヒロインです。ここではエミリアの詳細なプロフィールを紹介していき、同時にリゼロの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。

エミリアはリゼロのメインヒロインで、腰まで届く銀髪と理知的な紫紺の瞳、銀鈴のような声音をしたハーフエルフの美少女です。優しく世話焼きで他人の不幸を見過ごせないお人好しな性格をしており、本人はそれを他人のために自分が行うわがままだと言い通し合理主義なリアリストを演じようとしています。幼い頃は人里離れた森で大精霊・パックと二人だけで生活していたため、世情に疎く人付き合いも苦手としています。

リゼロもといRe:ゼロから始める異世界生活は長月達平によって連載されているライトノベル作品です。2012年に小説家になろうにて連載が開始され、2014年にMF文庫Jからの刊行が始まると2021年12月時点で全世界累計発行部数1100万部を突破しました。その人気に伴い漫画家やアニメ化といったメディアミックスも多数展開されています。

ある日突如異世界に召喚された引きこもり高校生のスバルは、早々に命を狙われたところをエミリアという少女に救われます。恩返しをしようとするスバルは彼女の物探しに協力することになりますが、暗闇の中で何者かに襲われてしまい命を落としてしまいます。しかし、次にスバルが目を覚ますとそこは召喚された時の時間と場所に戻されていました。自分の中にタイムリープ能力『死に戻り』があると気付くと、死のループから抜け出すためのスバルの孤独な戦いが始まるのでした。

リゼロで人気のヒロインと言えば双子メイドの妹・レムが目立っていますが、エミリアもそれに負けず劣らずのかわいい魅力が詰まっているキャラクターです。ここからはエミリアのかわいい魅力や人気の理由についてまとめていきます。

初めてスバルの前にエミリアが登場した時、彼女は困っている彼に対して「助けたりしないから」と断言していましたが、結局彼のことを見過ごせず助けてしまいます。その後も助けた理由を自分のわがままだと一点張りしており、そんな素直になれないところがかわいく見えてきます。

エミリアの正体は世界で恐れられる嫉妬の魔女と同じハーフエルフであり、それまで彼女は周囲の人から散々差別や侮辱を受けてきました。それがきっかけとなり次第に自己評価が低くなっていったそうで、作中ではスバルに対してそのことで苦しんでいた胸の内を涙ながらに明かしていました。

作中の随所でエミリアは「オタンコナス」「おったまげた」といった昭和な言い回しを使っています。これは幼い頃から人里離れた森で生活していたため、世情を知らず時代に遅れているからとされており、その度にスバルが「きょうび聞かねぇな」と返すのがお約束になっています。

エミリアは自分の親切で優しい性格を素直に認めようとしないところがあります。スバルが怪我をした時に治療するよう取り付けた時は「これは損失に対する正当な補填なの」と適当な理由を並べ、スバルを膝枕した時は「特別だからね」とやはり素直じゃない様子を披露しました。

ロズワール邸に来てからも死に戻りを繰り返していたスバルは、心身ともにすり減っていき嘔吐してしまうほど疲弊してしまいます。それに気付いたエミリアはスバルを特別に膝枕してあげて「大変だったね」と優しい言葉をかけてあげました。それまで孤独に戦ってきたスバルはエミリアのその包容力に呑まれ、弱音や辛かった思い出を初めて人に吐き出せたのでした。

ロズワール邸からスバルが1人で王都に向かうことになると、エミリアは彼の見送りに赴き「ハンカチ大丈夫？」「1人で寂しがらずに寝れる？」と我が子を心配する親のような姿を見せました。心配な様子を見せながらも心配り、気遣いを忘れないところがなんともかわいい部分でしょう。

リゼロのOVA『Memory Snow』にてエミリアがお酒を飲むシーンが描かれましたが、そこでエミリアはすぐに酔ってしまいスバルに色っぽく迫っていきました。このシーンでは同時にレムも酔っぱらっており、エミリアがレムを抱き寄せて頬ずりをした場面はとてもかわいいとファンの間で評判になりました。

リゼロ本編序盤からサテラという単語が出ていると、リゼロ世界の伝説として語られている存在であることが明かされエミリアの正体なのではないかと囁かれるようになりました。ここではエミリアの正体がサテラであるかどうかについて、過去を考察しながら真相を突き止めていきます。

サテラとは400年前に世界を滅ぼしかけた嫉妬の魔女です。殺戮を好む悪魔のような存在として400年間語り継がれており、三英傑・龍、賢者、剣聖が力を合わせても倒せなかった存在として現在もルグニカ東部の砂丘に封印されています。作中で初めてスバルの前に姿を現すとエミリアと似て非なる素顔を見せました。

エミリアとサテラの関係性についてはファンの間でも多くの考察が行き交っており、エミリアの正体がサテラという説が現在注目を集めています。ここではエミリアの正体がサテラと言われている主な理由を4つに分けて解説していきます。

サテラの容姿が初めて明るみに出た時、紫紺の瞳と長い銀髪をしたハーフエルフの見た目がエミリアにそっくりだと話題になりました。持ち得ている魔力を比較してみても、エミリアは大森林を凍らせるほどの、サテラは7人の魔女の中で最強と呼ばれるほどの実力を持っています。

アニメ版リゼロにてサテラが話をするシーンが公開されると、その声がエミリアの声を似ていると言われるようになりました。サテラの声優は正体が分からないよう『？』表記になっていましたが、声優業界に通じているファンからはエミリア役と同じ高橋李依さんにしか聞こえないと言われています。

エキドナとは400年前に大罪を背負い世界に影響をもたらした7人の魔女の1人で、強欲の魔女とも言われています。そのエキドナが唯一敵意を向けているのがエミリアとサテラの2人です。その理由については明確にされていませんが、この2人に限定していることが同一人物であることを裏付けているのではないかと言われています。

スバルがエキドナの茶会に招待されると、そこでサテラと初めて対面することになりました。スバルから見たサテラの顔は闇に包まれてしまっていましたが、サテラの声を聞いていくと次第に闇が剥がれていき素顔が明かされていき、更にステラは「私を殺しに来てね」と告げました。それに対してスバルは「必ずお前を救ってみせる」と覚悟を語っており、この言動がエミリアに対するものと一緒で共通点があると注目されています。

エミリアの正体がサテラという説が語られていますが、仮にそうであった場合スバルがエミリアに対して死に戻りの事実を話した時にエミリアが死亡するところに矛盾が生まれてしまいます。スバルに死に戻りの能力を与えた張本人はサテラで、スバルに自分を殺してもらうことを望んでいます。それなのにエミリアと同一人物だった場合、彼女に死に戻りのことを隠そうとするのは明らかにおかしいでしょう。

エミリアはハーフエルフであることから深い森の中で過ごしていたと上述していましたが、そうなるまでの間に彼女はとても悲しい過去を歩んでいました。ここではエミリアが背負っている悲しい過去について解説していきます。

エミリアが幼い頃、叔母に当たるフォルトナというエルフと共に生活していました。エルフの里で封印を守りながら平穏な日々を過ごしていた2人でしたが、そこに大罪司教のレグルス・コルニアスとパンドラが現れると、2人はエミリアたちが暮らしているエリオール大森林の封印を解こうと森を襲い、フォルトナは犠牲になってしまいます。

フォルトナの死に怒りと悲しみが爆発してしまったエミリアは、宿していた魔力が暴走してしまいエリオール大森林を氷漬けにしてしまいます。森の木々やエルフの仲間たちはすべて凍ってしまいましたが、そこにロズワールが現れると「王選に出ることで凍らせた仲間を助けることができる」と言われ、エミリアは王選に出ることを決意します。

エリオール大森林を凍らせた時にエミリアは自分自身も凍らせてしまい、それから100年の時が経つと大精霊のパックが彼女を助けてあげました。エミリアはそこでパックと契約を結んで精霊術師となり、ロズワールと出会うまでの間パックと2人きりでエリオール大森林の氷や雪を払い続けていました。

リゼロの主人公であるスバルとメインヒロインのエミリアは物語が進むごとに関係性が深まっていき、次第に恋人のような関係に発展していることからファンの間で大きな話題となっています。ここではエミリアとスバルの関係について解説していきます。

スバルがタチの悪い輩に絡まれていると、そこを通りかかったエミリアはスバルを助けてあげました。そのことに恩返しがしたいと思ったスバルはエミリアに何かできないかとつき纏いますが、エミリアはハーフエルフの自分と関わることで彼が巻き込まれてしまうことを危惧しており、名前もサテラと嫉妬の魔女の名を偽りスバルを遠ざけようとしていました。

スバルの執着、そして死に戻りの能力によって彼はエミリアの探し物だった徽章を取り返すことに成功します。そこでスバルは初めてエミリアの笑顔を目にし、同時に彼女の本当の名前がエミリアと教えてもらいます。死に物狂いで手に入れたものが笑顔と名前だけでしたが、スバルにとってはこの上ないものでもありました。

異世界に身寄りがなかったスバルはエミリアの誘いからロズワール邸で働くことになりましたが、そこでも様々な事件に巻き込まれてしまい何度も死に戻りする事態に直面してしまいます。死に戻りのことを誰にも話せない呪いも相まって次第に神経がすり減ってしまうスバルでしたが、それを見かねたエミリアは彼を膝枕してあげて彼を癒してあげました。

王選の場でスバルは勝手に騎士を名乗りましたが、その身勝手な行動は彼女と前もって決めていた約束を破る結果となってしまいました。失望したエミリアはスバルから受けた恩をすべて返すからそれで終わりにしようと話し、2人は決別してしまいます。しかしその後、魔女教に襲われたエミリアの前に再びスバルが現れると、スバルはたった一言「好きだよ、エミリア」と残して竜車に置かれた爆弾を抱えてそこを離れました。

聖域の試練を乗り越えられず日に日に衰弱してしまうエミリアは、とうとう幼児退行するほどまでに追い詰められてしまい、彼女の変化に勘付いたスバルは元凶を探そうと奮起します。そうして一件が片付いた後、エミリアは身勝手だった自分を受け入れてくれることを怖がり彼から距離を置こうとしますが、それをスバルは好きだと本心を伝え、それを信じさせるためにスバルからエミリアにキスをするのでした。

エミリアが聖域の試練を乗り越えた後、彼女は改まった様子でスバルに話しかけると突然「お腹の赤ちゃんの話はちゃんとしないといけないと思うの」と叫びました。何のことかと驚いてしまうスバルでしたが、エミリアは男と女がキスをしたら赤ちゃんができると勘違いしていたことが判明し、スバルは頭を抱えてしまいます。

大罪司教強欲担当のレグルス・コルニアスが現れると、彼は突然エミリアを攫い結婚を強要します。身勝手で自分のことを物のように扱うレグルスに対してエミリアは彼との結婚を否定し、スバル以外の人を愛するなんて考えられないと言い切ります。その瞬間にスバルが堂々と登場すると、レグルスを打ち倒すためにエミリアとの共闘が始まるのでした。

リゼロはアニメ作品としても注目度が高く、かわいくて魅力的なキャラクターに有名な声優が当てられたこと、そして実際に作中でピッタリハマった演技を見せてくれることにファンから絶賛の声が寄せられています。ここではエミリアの声を担当した声優についてまとめていきます。

エミリアを担当した声優は高橋李依（たかはしりえ）さんです。ファンから「りえりー」などといった愛称で慕われている人気女性声優で、声優業以外にもユニット・イヤホンズのリーダーとして音楽分野でも活躍しています。芝居で担当キャラへ深い愛着を持つために、役を演じる前にはそのキャラクターが好きなものを食べることを心がけているそうです。

エミリアのかわいい魅力や正体などについてまとめてきましたが、実際のところリゼロファンはエミリアのことをかわいいと思っているのでしょうか？また、そうだった場合どういったところに魅力を感じているのでしょうか？ここでは実際に寄せられているコメントを参照しながら世間での人気を探っていきます。

SNS上でリゼロの人気キャラクターを調べてみるとエミリアの人気がとても高いことが分かりました。一番の注目を集めていたのはやはりレムでしたが、エミリアの人気もそれに埋もれることがないほど高く彼女を推しにしている人がとても多かったです。

エミリアのことをかわいいと思うファンの中には、スバルとの関係性も魅力的に感じている人が多くいました。お互いにお互いのことを好きで、好きだからこそ時に空回りしたり本心を伝えるまでに時間がかかったりというエピソードは多くの読者を魅了したことでしょう。

エミリアが好きで本編を追っている人もいるそうですが、物語の内容が暗く残酷なものになっていくにつれて心がえぐられてしまうという人が出てきていました。キャラクターの魅力とそんな彼らがストーリーでどんどん死亡してしまうというギャップはとても辛いものですが、逆に言えばその部分がリゼロの魅力とも言えます。

エミリアはかわいい魅力が詰まったメインヒロインであり、スバルにとっては何ものにも代えられないかけがえのない存在でした。誰かを傷つけないためにスバルを遠ざけようとしていた優しい人柄に惹かれたファンも多くいました。今後は彼女の正体にまつわるエピソードが展開されるはずなので、そこに注目していくとより本編を楽しめることでしょう。