【リゼロ】ペテルギウスが狂人になった理由は?人物像や過去まとめ
『リゼロ』のペテルギウスは狂人といわれているキャラで、多くの人に強烈な印象を残しました。リゼロのペテルギウスはなぜ狂人となってしまったのか、その理由や過去についてまとめています。ペテルギウスの能力や最期のシーンなど、チェックしておきたい情報が満載です。
目次
【リゼロ】ペテルギウスとは?
『リゼロ』には、ペテルギウスという敵キャラが登場します。独特な風貌や喋り方が注目を集め、登場時には大きな話題となりました。本記事では、リゼロのペテルギウスの人物像や能力、過去や最期のシーンなどをまとめて解説します。まずは、ペテルギウスの基本的なプロフィールや、リゼロの作品情報をチェックしておきましょう。
ペテルギウスのプロフィール
リゼロのペテルギウス・ロマネコンティは、魔女教の大罪司教です。大罪司教とは魔女教の幹部のような立場にいる人物で、暴食・強欲・怠惰・憤怒・色欲・傲慢の6つを担当しています。ペテルギウスが担当していたのは、そのうちの「怠惰」でした。ペテルギウスは緑色のおかっぱ頭で、皮膚も薄く緑がかっています。ガリガリにやせ細った体と、ギョロリと飛び出した大きな目が特徴です。年齢は402歳で、「見えざる手」という権能を使うことができます。
ペテルギウスの正体は土の邪精霊
リゼロのペテルギウスは人間ではなく、土の邪精霊です。精霊は精神体であるため、肉体が滅んでも新しい肉体に憑依すれば問題なく生き続けることができます。邪精霊は呼び方が違うだけで、普通の精霊と大きな違いはありません。ただ、人間に害を与えたり悪意を持ったりしていることから、邪精霊という呼び方をされています。
リゼロの概要
リゼロは主人公が死によってループを繰り返す、ダーク・ファンタジー作品です。正式名称は「Re:ゼロから始める異世界生活」で、作者は長月達平さんです。2014年4月から、Web小説サイトの「小説家になろう」で連載が始まりました。2014年1月には、MF文庫から書籍版も刊行されました。書籍版のイラストは、大塚真一郎さんが担当しています。リゼロは2016年にテレビアニメの第1期が放送され、2020年からはテレビアニメの第2期が分割2クールで放送されました。
リゼロのあらすじ
いきなり異世界に飛ばされたナツキ・スバルは、異世界で何度も「死に戻り」を経験します。スバルは偶然知り合ったハーフエルフのエミリアを助けるため、過酷な運命に立ち向かうことになりました。何度も辛い死を経験しながら、徐々に人間的にも成長していきます。スバルは周りの人たちの力も借りながら、より良い未来を作るために力を尽くすのでした。
【リゼロ】ペテルギウスが狂人になった理由や過去
ペテルギウスの昔の名前はジュース・ロマネコンティ
リゼロのペテルギウスは、過去にジュース・ロマネコンティという名前で呼ばれていました。ジュースは100年ほど前に魔女教を創設し、穏健派と呼ばれる派閥に属していました。ジュースは現在のペテルギウスとは違い、物腰柔らかな人格者です。エルフたちが住むエリオール大森林へ足繁く通い、彼らに必要な物資を届けていました。
ジュースとベアトリスの関係
スバルの口からペテルギウスが死んだことを聞かされたベアトリスは、「ジュース、お前もベティを置いていく」と呟いていました。このことからも、ベアトリスとジュースは過去に知り合いであったことがわかります。ベアトリスはエキドナが生きていた頃、エキドナと一緒に暮らしていました。そのエキドナのもとに物資を届けていたのが、ジュースだったのです。ジュースとベアトリスは仲が良く、まるで兄妹のような関係でした。
ジュースとエミリア・フォルトナの関係
リゼロのフォルトナは、エミリアの叔母にあたる人物です。ジュースはエリオール大森林へ頻繁に通っていたため、大森林に住んでいるエミリアやフォルトナとも親しくなります。3人はまるで家族のように仲良く過ごし、ジュースはエミリアのことをフォルトナとともに守っていました。ジュースとフォルトナは明確な恋人関係ではありませんでしたが、お互いに好意を寄せ合う関係でした。
ジュースがペテルギウスになった理由
過去のペテルギウスには、狂人となってしまった現在の面影は見られません。現在と過去のペテルギウスを比べ、一体何があったのかと疑問に思う人も多いでしょう。ここでは、リゼロのジュースがなぜペテルギウスとなってしまったのか、その理由について詳しく解説します。
魔女因子を取り込む
ジュースが現在のペテルギウスになった理由は、ジュースが魔女因子を体内に取り込んでしまったからです。ある日、フォルトナたちが暮らすエリオール大森林は、魔女教の過激派であるパンドラとレグルスの襲撃を受けました。ジュースはフォルトナとエミリアを守るため、怠惰の魔女因子を取り込みます。怠惰の魔女因子に対する適正がなかったジュースは、精神まで取り込まれそうになります。しかし、魔女因子に必死に抵抗し、しばらくは理性を保っていました。
理由②フォルトナを死なせてしまう
ジュースがペテルギウスになってしまった最大の理由は、フォルトナの死です。封印を解こうとするパンドラを止めるため、ジュースとフォルトナは連携して攻撃をしかけます。しかし、パンドラが見せた幻覚により、ジュースは自分の手でフォルトナを殺してしまいました。愛する者を死なせてしまったショックから、ジュースは自我が保てなくなります。そして、魔女因子に完全に精神を飲み込まれ、狂ったペテルギウスとなってしまったのです。
【リゼロ】ペテルギウスの人物像や能力
ペテルギウスの性格
リゼロのペテルギウスは、「怠惰」担当でありながら怠惰であることを極度に嫌っています。勤勉であることを好み、怠惰な者には容赦のない制裁を加えます。感情が高ぶると、髪の毛をむしったり自分の指先を噛み潰すなどの自傷行為に走ります。いきなり叫びだしたかと思えば急激に冷静さを取り戻すなど、情緒が不安定な人格破綻者です。
ペテルギウスの名言
ペテルギウスの名言①「脳が...」
脳が 震える
出典: phoenix-wind.com
こちらの名言は、ペテルギウスの口癖ともいえるセリフです。ペテルギウスはよくこのセリフを口にしますが、この言葉を使う理由や明確な意味はわかっていません。ただ、喜びや怒りなど、何らかの感情が極限まで高ぶったときに言うことが多いです。叫びながら言うことがほとんどですが、妙に冷静に言い放ったこともあります。
ペテルギウスの名言②「なるほど〜これはこれは...」
なるほど〜これはこれは確かに興味深いですね〜
あなた、もしや傲慢ではありませんですかね出典: phoenix-wind.com
この名言は、ペテルギウスがスバルと初めて対面したときに言ったセリフです。拘束されて身動きができないスバルを見ながら、ペテルギウスはこう言いました。ペテルギウスはスバルから漂う魔女の香りを感じとり、スバルが傲慢担当ではないかと思ったのです。精神がやられていたスバルは大きな反応はしませんでしたが、正気だったとしても何のことかわからなかったでしょう。
ペテルギウスの名言③「答えるのです...」
答えるのです 心して答えるのです
なぜそんなに
体から漂ってくる濃密なまでの寵愛を賜っているのか出典: phoenix-wind.com
ペテルギウスは、魔女の香りを漂わせるスバルが気になって仕方ない様子でした。ペテルギウスはスバルの目を正面から覗き込み、この質問をぶつけたのでした。ペテルギウスにとって、魔女からの寵愛がいかに重要なものであるかがわかる名言です。
ペテルギウスとシリウスの関係
リゼロのシリウス・ロマネコンティは、「憤怒」を担当している魔女教の大罪司教です。シリウスはペテルギウスを一方的に慕っており、勝手にペテルギウスの嫁だと名乗っています。ペテルギウスが嫉妬の魔女を愛しているという理由から、魔女教でありながら嫉妬の魔女を憎んでいます。このように、シリウスはペテルギウスに盲目的な愛を向けていますが、ペテルギウスのほうはシリウスに特別な感情を抱いていません。
ペテルギウスの能力や権能
能力①見えざる手
ペテルギウスの見えざる手は、魔女因子を取り込んだことにより使えるようになりました。その名の通り、他の人には見えない手を操って攻撃する力です。見えざる手は一度に何本も操ることができ、森や岩も軽々と砕くことができます。また、見えざる手を利用して、空を飛ぶように移動することも可能です。しかし、スバルには見えざる手が見えるため、ペテルギウスからの攻撃を避けることができました。
能力②憑依
リゼロのペテルギウスは肉体を持たない精霊であり、他の人間に憑依することができます。しかし、誰でも憑依できるわけではなく、精霊術師としての素質がある人間にだけ憑依できます。ただし、その人間がすでに他の精霊と契約していた場合、憑依することはできません。
能力③怠惰
ペテルギウスの能力のひとつである怠惰は、周囲の人間の戦意を削ぐ精神的な攻撃です。怠惰を使うと黒い霧が広がり、この霧につかまった人間は強制的に発狂させられます。ただし、耐性がある相手にはきかず、スバルにも効果はありませんでした。怠惰に耐性がある者は憑依の対象ともなりうるため、憑依が可能かどうか確認する目的で使うこともできます。
ペテルギウスの見えざる手をスバルが使用?
リゼロのペテルギウスは、スバルによって最期を迎えました。ペテルギウスが最期を迎えたことで、スバルが怠惰の魔女因子を引き継ぐことになります。怠惰の魔女因子を吸収したスバルは、ペテルギウスのように見えざる手を使えるようになりました。ただ、ペテルギウスの見えざる手よりは威力が落ち、使える本数も1本のみです。また、スバルは見えざる手を使うことで、精神的にも肉体的にも苦痛を味わうことになります。
【リゼロ】ペテルギウスの目的や最期
ペテルギウスにとって福音書とは?
魔女教の福音書は、教徒にとって重要なアイテムです。福音書は魔女教に入る資質がある者に突然送られてくるもので、福音書があるということは魔女に選ばれたということになります。福音書には未来が記されており、魔女教徒は福音書の内容通りに行動します。ペテルギウスは福音書を「寵愛の証」と言っており、福音書に書かれたことは絶対だと思っています。
ペテルギウスの目的はサテラ?
ペテルギウスは魔女に忠誠を誓っており、嫉妬の魔女サテラの再臨を望んでいます。ペテルギウスがエミリアを狙っていたのは、エミリアに試練を課すためでした。ペテルギウスは銀髪のハーフエルフが誕生するたびに、サテラ再臨の器として適しているかどうかを試していたのです。
ペテルギウスの死亡理由
ネタバレ①ユリウスとの戦い
ペテルギウスは、スバルが死に戻るたびに立ちふさがる厄介な敵です。しかし、スバルはペテルギウスと何度も対峙することで、どう対処すればいいかを少しずつ学習していきました。そして、スバルが思いついたのが、精霊使いであるユリウスと自分の視覚を共有するという作戦です。ペテルギウスは精霊使いを苦手としていますが、それだけでは見えざる手に勝てません。
そこで、スバルはユリウスの「ネクト」という魔法を使い、自分とユリウスの意識をつなぐことにしました。スバルと視覚の共有が可能となったユリウスは、見えざる手の攻撃をかわせるようになったのです。ユリウスが剣でペテルギウスを貫くと、ペテルギウスの見えざる手が周囲の岩肌を削りました。ペテルギウスは落ちてきた岩の下敷きとなり、動かなくなったのでした。これがペテルギウスの最期だと思ったスバルでしたが、実はペテルギウスはまだ死んでいませんでした。
ネタバレ②スバルに敗北する
ペテルギウスが本当に最期を迎えたのは、ユリウスとの戦いの後です。岩の下敷きになっても生きていたペテルギウスは、化け物のような姿になってまでスバルを追いかけてきました。今の肉体が滅ぶ前に、なんとかスバルの体を乗っ取ろうとしていたのです。
スバルはユリウスから借りた精霊のイアの力と油を使い、ペテルギウスに炎攻撃をしかけます。そして、ペテルギウスの福音書に、「終わり」と書きました。信仰心の強かったペテルギウスは、その事実にショックを受けます。そして竜者の車輪に巻き込まれ、今度こそ本当に最期を迎えたのでした。
【リゼロ】ペテルギウスの声優
アニメのリゼロでペテルギウス役を担当したのは、声優の松岡禎丞さんです。ペテルギウスはもともと癖の強いキャラでしたが、松岡禎丞さんの怪演によりさらに強烈なキャラとなりました。松岡禎丞さんは現在のペテルギウスだけでなく、過去のペテルギウスであるジュースも演じました。ここでは松岡禎丞さんのプロフィールや、過去の主な出演作品を紹介します。
ペテルギウスの声優は「松岡禎丞」
松岡禎丞のプロフィール
松岡禎丞さんは、1986年9月17日生まれの声優です。北海道帯広市出身で、所属事務所はアイムエンタープライズです。高校3年までは自動車整備士を目指していましたが、声優を志して上京しました。代々木アニメーション学院を卒業後、日本ナレーション演技研究所に入所します。その後、アイムエンタープライズの所属となり、『東のエデン』で声優デビューを果たしました。
松岡禎丞の主な出演作品
松岡禎丞さんの過去の出演作品や担当キャラは、『ソードアート・オンライン』のキリト(桐ケ谷和人)、『ダイヤのA』の金丸信二、『食戟のソーマ』の幸平創真などです。他にも、『モブサイコ100』の花沢輝気や『鬼滅の刃』の嘴平伊之助、『東京リベンジャーズ』の三ツ谷隆など、数々の人気キャラを演じています。
【リゼロ】ペテルギウスに対する世間での評判や人気
リゼロのペテルギウスが狂人となってしまった理由は、過去の辛い体験にありました。ペテルギウスの過去やフォルトナの最期が明かされた後は、ペテルギウスに同情する声が多く上がっていました。また、ペテルギウスの過去を知ってから最期のシーンを見ると、最初に見たときとは違う気持ちになるというコメントもありました。
リゼロのペテルギウスは、声優の松岡禎丞さんの演技が光っていました。過去に松岡禎丞さんが演じたキャラとの違いが激しく、同じキャラだとは思えないという感想が多く上がっていました。ペテルギウスの演技を見て、改めて声優の凄さを思い知らされたようです。
リゼロのペテルギウスは狂人として描かれているため、「気持ち悪い」や「嫌い」という感想も多く寄せられています。しかし、その気持ち悪さが癖になり、最終的に好きになってしまったという人もいました。また、ペテルギウスの口癖が頭に残り、ついつい真似してしまうという人もいるようです。
【リゼロ】ペテルギウスの過去は意外なものだった
リゼロのペテルギウスが狂人になった理由や過去、最期のシーンなどをまとめました。ペテルギウスには意外な悲しい過去があり、それが理由で精神に異常をきたしてしまいました。ペテルギウスの最期は悲惨なもので、過去を知ってから見ると受ける印象も変わってきます。ペテルギウスの過去のエピソードを見てから、もう一度初登場シーンや最期のシーンを振り返ってみるのも良いでしょう。
この記事のライター
NR4712
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