【ワンピース】Dの一族の家系図まとめ！Dの意味や意志についても調査

ワンピースの主人公であるモンキー・D・ルフィのように、ワンピース作中にはDの名を持つメンバーが登場しており物語において重要な鍵を持つ存在として描かれています。Dの一族は未だ謎が多く残されていますが、現在判明しているメンバーをまとめることで関係性や伏線などを見つけられることでしょう。まずはDの一族について詳しい概要を説明し、同時にワンピースの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。

Dの一族とはミドルネームにDの名を持つ者やDの意志を継ぐ者の総称です。元海軍元帥のセンゴクや天竜人たちはDに何らかの意味があることをほのめかしていますが、その詳細は明らかにされていません。一方で世界政府はDの名が世間に広まることを避けようとしておりロシナンテ曰く神の天敵だったと言われています。

ワンピースは尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。海賊王を夢見る少年・ルフィが仲間と共に数々の島を冒険するファンタジーバトルが描かれており、友情や絆を描いたストーリーや壮大な世界観などが評判を呼び少年漫画の金字塔と呼ばれるほどの人気を博しました。コミックスの累計発行部数は5億1000万部を突破しており、アニメ化や実写映画化といったメディアミックスも多く展開されています。

かつて世界の全てを手に入れた男ゴールド・ロジャーは、死に際にひとつなぎの大秘宝をどこかに遺したと言い放ち人々を海へ誘いました。フーシャ村に住んでいた少年モンキー・D・ルフィもその時代に海へ出た海賊の1人であると、恩師シャンクスから授かった麦わら帽子をかぶり夢とロマンを追い求めて航海の旅を始めるのでした。

ワンピースの物語が進行していくとゴールド・ロジャーの実名がゴール・D・ロジャーだったなど、実はDの名を持っていたメンバーが次々と明かされていきました。Dの名前はモンキー・D・ルフィがモンキー・D・ガープ、モンキー・D・ドラゴンと血縁関係にあったように先祖代々その家系に受け継がれる特性があるようで、現在は3つの家系が存在していることが分かっています。ここではワンピースにおけるDの一族の家系図やメンバーをまとめていきます。

モンキー・D・ルフィは麦わら海賊団の船長でありワンピースの主人公です。海賊王になる夢を追い求めている純粋な青年で、世界情勢はもちろんDの一族について何も知っていませんが死に際に笑顔を浮かべるなど、時折Dの一族特有の言動を見せることがあります。

モンキー・D・ドラゴンは革命軍の総司令官でありルフィの父親です。世界政府から世界最悪の犯罪者と警鐘されており天竜人の支配制度を変革させるために活動しています。ドラゴンの素性は全て明かされておらず謎が残されていますが、天竜人に正面から対抗していることからDの意志に最も近い行動を取っている可能性があります。

モンキー・D・ガープは海軍本部中将の1人でありドラゴンの父親、ルフィの祖父です。38年前に起きたゴッドバレー事件での活躍によって海軍の英雄という異名が付けられており、その実力は大将以上と言われています。海賊や政府に対立する組織に所属することが多いDの一族メンバーの中で唯一海軍所属のDの一族であり、家系の中で海賊と海軍の両勢力がいる特殊な家系でもあります。

ゴール・D・ロジャーはワンピースを手に入れ海賊王となった男でエースの父親です。政府の指名手配では『ゴールド・ロジャー』という名前が記されていましたが、これは政府がDの名前を世間に知らせないために改名したものでした。Dにまつわる謎を知っているであろう人物の1人であり、大海賊時代を引き起こしたのもDの一族をどこかに導くためだった可能性があります。

ポートガス・D・ルージュはロジャーの妻でありエースの母親です。ロジャー処刑後、世界政府は彼の血縁や関係者の抹殺を開始し当時妊娠中だったルージュはお腹の子を守りながら20カ月に渡って逃走し続けました。そうして政府の警戒が解かれた頃にエースを出産しますが、同時に限界を迎えて死亡してしまいます。

ポートガス・D・エースは白ひげ海賊団の2番隊隊長でありルフィの義兄です。元々スペード海賊団の船長として海を冒険していましたが、白ひげに気に入られたことで仲間と共に白ひげ海賊団へ加入しました。しかし、マリンフォード頂上戦争にて赤犬と対峙しルフィを庇う形で命を落としました。エースの最期は涙を流しながらルフィに感謝を述べた後、笑みを浮かべてから力尽きています。

ネフェルタリ・D・リリィは800年前のアラバスタ王国を統治していた女王です。世界政府の創立者である20人の内の1人で、天竜人にはならずアラバスタ王国を統治し続けました。元々ネフェルタリ家の者は自らの名前にDがついていることを知らずにいましたが、後の国王コブラによってその事実とビビと酷似したリリィの素顔が明かされました。リリィは800年もの間世界政府やイム様を騙していたと考えられます。

ネフェルタリ・D・コブラはアラバスタ王国の第12代国王でありビビの父親です。『国とは人』という思想を持つ名君で親馬鹿と言われるほど娘のことを愛しています。五老星と面会した時に自国の記録に行方が書かれていなかったリリィについて問うとネフェルタリ家がDの一族であることを知りますが、イム様と対面したことで粛清対象になってしまいサボの助力も虚しく死亡してしまいました。

ネフェルタリ・D・ビビはアラバスタ王国の王女でコブラの娘です。父と同じく人思いな人柄をしており、アラバスタ王国がクロコダイルに圧政を強いられていた時は麦わらの一味と共に国を救いました。世界会議が終わると突然失踪して姿を消してしまいましたが、それはモルガンズが作ったフェイクニュースであり現在はワポルとモルガンズに匿ってもらっています。

マーシャル・D・ティーチは黒ひげ海賊団の船長です。元々白ひげ海賊団の船員でしたが仲間殺しの掟を破ったことで船から追い出され、黒ひげ海賊団を立ち上げました。ロジャーの船に乗っていた白ひげはDの意志について知っており、死の間際に黒ひげに対して「ロジャーが待っている男はティーチではない」と言い遺しています。

トラファルガー・D・ワーテル・ローはハートの海賊団の船長です。世界政府の手配書にはトラファルガー・ローとのみ記されていますが、ロー本人は幼い頃からDの名前を知っていました。行動を共にしていたロシナンテからはDの一族は神の天敵であること、そしてDはまた必ず嵐を呼ぶと言われていました。

ハグワール・D・サウロは海軍本部中将を務めていた巨人族です。温厚かつ正義感の強い人柄をしており、当時ロビンの母であるニコ・オルビアを取り締まっている時も政府のやり方に納得できず彼女を庇う選択をしました。ロビンを庇う形でクザンに殺害されたと思われましたが、エッグヘッド編にて生存している可能性が示唆され現在は明確な生死状態が不明となっています。

ロックス・D・ジーベックはロックス海賊団の船長だった海賊です。ロジャーにとって最大の宿敵だったとされておりゴッドバレー事件にてガープに敗北し死亡しました。ゴッドバレー島が跡形もなく消滅したことも相まってロックスに関する痕跡は一切残されていませんが、世界の王になるという野心を持っていたことから黒ひげと親子の関係だったのではないかと噂されています。

Dの一族やDの意志はそれまで存在自体は明かされていたものの、最終的に何を意味しているのかは不明瞭なまま物語は進行していました。読者の間ではDが何らかの英単語の頭文字である説、Dをアスキーアートの『：D』に見立てて横から見ると笑顔を表している説など様々な考察が行き交っていましたが、近年になってDの意味が本編中にて明らかにされました。ここではワンピースにおけるDの一族の意味やDの意志についてまとめていきます。

コブラがリリィの存在について知るために五老星と面会するとその場にイム様が登場しました。そこでネフェルタリの家系がDの一族であることを知ったコブラはDの意味について問います。するとイム様はDについて「かつて我々が敵対した者たちの名だ」と答えました。Dの一族とは800年前に世界政府創設者の20人に対抗した存在だったということですが、現在Dの名前を持つ者はその意味を知らずに生活している者がほとんどです。

Dの意志という言葉を初めて口にしたのはDr.くれはでした。Dr.くれははルフィの手配書を見た時に「生きてたのかDの意志は…」と笑みを浮かべながら話しており、後にロジャーの本当の名前もゴール・D・ロジャーであることが明かされました。世界政府はDの一族に対して嫌悪している様子を見せていますが、ロシナンテが言った「Dの一族は神の天敵」という言葉が事実であるならDの意志とは世界政府や天竜人に対抗するための勢力であると推察されます。

天竜人やイム様の独断によって支配されている世界構図に対して、一部の読者はフランス革命の歴史を模しているのではないかと考察しています。フランス革命とは庶民が貴族を討伐して身分制度や封建制度を打倒した武力闘争であり、民主主義の始まりにもなった歴史的事件です。仮にワンピースの物語もフランス革命をなぞっているとするならば、ワンピース最終章は天竜人とDの一族による戦争になるかもしれません。

Dの一族やDの意志などについて話題が出ると、天竜人やイム様は嫌悪感や警戒心を見せるようになります。Dの意味について知らないメンバーが多い中で、唯一Dの意味を知っている様子を見せているのも彼らであり読者の間でも天竜人とDに関する真実は密接に関わっているだろうと予想されています。ここではワンピースにおけるDの一族と天竜人やイム様の関係についてまとめていきます。

ロシナンテはローにDの隠し名があったことを知るとDの一族が神の天敵であることを伝え、彼をドンキホーテ海賊団から強引に引き離しました。ワンピース世界において神に最も近い存在は天竜人であり、ロシナンテの言葉はDの一族が天竜人に対抗する存在であることを示していると推察されます。また、元天竜人であるドフラミンゴもDについて「歴史の底でくすぶり続ける」とDの一族が只者ではないことを表しています。

ジョイボーイ・ニカとは空白の100年の時代にヒトヒトの実モデル・ニカを覚醒させた能力者のことです。ジョイボーイの素性や経歴はほとんど明かされていませんが、もしもジョイボーイが20の王国と戦った戦士であるなら彼もDの一族だった可能性が考えられます。また、ズニーシャはルフィの鼓動音に対して800年前振りに聞いた解放のドラムと話しており、ジョイボーイの意志がDの意志そのものであるという説も考えられています。

世界政府はDの一族の他に既に絶滅したルナーリア族に対しても強い執着心を見せています。ルナーリア族はかつて聖地マリージョアにて神の国を築いたとされる種族で、エネルが発見した壁画に月が描かれていたことから月と関係する種族であることがほのめかされています。もしもルナーリア族が月の種族であるならば、ニカの正体が太陽の神であり何らかの関係や因縁があったことが予想されます。

イム様の素性には謎が多いですが、世界政府の最高位に立つ天竜人で世界政府創設者の20人の内の1人だったとされています。本来座れる者がいないとされていた虚の玉座に唯一座ることができる人物でもあり、彼こそが世界で最も高い権力を持つ神に近しい存在となっています。そんな絶対的存在である一方でDの一族には警戒心を見せており、800年前にDの一族と抗争を起こした可能性がほのめかされています。

イム様のセリフによってDの一族がかつて世界政府創設者に対抗した存在であることが明かされましたが、800年が経った現在でも、それもDの一族がそのことを知らずにいる者がほとんどであるのに依然警戒し続けているのは不可解に感じられることでしょう。それだけDの一族は天竜人にとって厄介な存在だったと推察され、今後の物語において重要な鍵を握っていることが予想されます。ここではワンピースにおけるDの一族のその他の謎についてまとめていきます。

エネルが発見した壁画には月が描かれており、またその後ワンピースの扉絵連載にて『エネルのスペース大作戦』が始まり月へたどり着いたエネルの活躍が描かれていました。これだけ月に関係する描写が多いことからワンピース世界の月は物語の伏線になると睨んでいる読者が多くいます。壁画には月の資源が不足したことから青色の星、つまり地球へ移住したことを示すような絵がありその始まりの種族がDの一族だったという説が提唱されています。

Dの一族の家系図を上記でまとめましたが、家系図の中には光月家も含まれている可能性が考えられています。ロジャーやエース、ルフィなどDの一族は死を間際にして笑顔を浮かべることが印象的に描かれていますが、光月おでんも処刑される際に笑顔を浮かべていました。また、ワノ国の鎖国は巨大な力から国を守るために敷かれた制度でありましたが、その巨大な力が天竜人だった可能性があります。もしかしたら光月家の者たちにはDの名前が隠されているかもしれません。

Dの意味に関する考察の中にDがある英単語の頭文字を表しているという説があります。Dから始まる英単語の中には悪魔を意味する『DEVIL』がありますが、もしもDの名前が悪魔を表しているのであればワンピース世界に点在する悪魔の実をDの一族が作った可能性が浮上します。神の天敵と言われているDの一族ですが、その理由の1つが悪魔の実を示しているとも考えられ、悪魔の実の中にDの意志を宿している可能性があります。

Dの名前を持つメンバーの中には超巨大生物の声が聞ける人物がいます。実際にルフィはズニーシャや海王類の声が聞ける様子を見せており、彼らと協力して困難に立ち向かったこともあります。このようにDの一族には特別な能力がまだ隠されている可能性がありますが、一方でDの名前があっても超巨大生物の声が聞こえないメンバーもいるためDの一族とは関係ない能力である、もしくはメンバーによって能力や性能に個人差があることが考えられます。

また、Dの名を持つメンバーの周りには自然と仲間が集まるという特徴があります。ワンピース作中でミホークがルフィのカリスマ性を称賛したことがありましたが、ロジャーやロックス、ガープにビビなど他のメンバーを比較してみても誰もが大勢の仲間に囲まれていることが分かります。Dの一族には高いカリスマ性が宿るという特別な能力が備わっているのかもしれません。

ワンピース第1話にてロジャーは笑顔を見せながら処刑されました。この様子はDの一族が持つ特徴の1つとして印象的に描かれており、ルフィとエースも死を間近にして笑みを浮かべていました。海外ファンの間では笑顔のアスキーアート（顔文字）を表す際に『：D』と表示しますが、Dの形が人間の笑った口そのものを表しているように見えることからDの一族とは何者にも縛られずどんな時でも自由に生きる存在ではないかと考えられています。

これまでDの一族のメンバーや家系図、Dの意志や意味などについてまとめてきましたが、本作における大きな謎であるDの一族についてファンはどのような印象を抱いているのでしょうか。ここではワンピースファンが思うDの一族や謎に対する考察・意見について、実際にSNSへ投稿されているコメントを参照しその内容をまとめていきます。

Dの一族については未だに謎が多く読者の中でも全く理解できないと困惑している人が多くいました。ロシナンテやイム様のセリフによってDの一族が天竜人に敵対する勢力だったことは推察できますが、何をきっかけに天竜人と敵対することになったのか、そして今も語られているDの意志とは何なのかを早く明らかにしてほしいという声も寄せられていました。

イム様や世界政府はDの一族を世間に知られないよう海軍を抑圧していますが、その理由について疑問を抱いている人も多くいました。ルルシア王国を消滅させた時は「そんな国などなかったではないか」というセリフを残していましたが、これまでにもこのセリフを使って政府や海軍を支配していたとなればまだ明かされていない歴史の真実が隠されているかもしれません。イム様がDについて真実を隠そうとしている理由は今後の物語において重要な鍵を握っていることでしょう。

考察している人やその意見を見た人の多くはワンピース最終章にて天竜人対Dの一族が描かれるのではないかと予想していました。Dの一族が神の天敵あり800年前から歯向かっていた事実があることから、Dの一族が天竜人を倒せる唯一の存在であるように考えられるでしょう。また、これまでと同じように物語の進行によって新しいDの一族が判明するかもしれないと考えている人もいます。

ワンピースに描かれているDの一族は名前や存在が明かされているものの、未だに謎が多くあり今後の物語において重要な鍵を握っている描写が幾つか残されていました。本編が最終章を迎えた今、Dの一族や意志に関する真実が明らかにされる日もそう遠くないことでしょう。気になる人はぜひワンピース最新話をチェックしてみてください。