【キングダム】ランカイの正体は?人間の可能性はある?山の民との関係も
キングダムの物語序盤に成蟜が反乱を起こすと、信たちは王都を奪還するために王宮に攻め込みそこで用心棒であるランカイと死闘を繰り広げました。本記事ではキングダムに登場するランカイの正体や人間の可能性、山の民との関係などについてまとめていきます。
目次
【キングダム】ランカイとは?
キングダムは政の異母兄弟・成蟜が反乱を起こしたところから物語が始まっており、信たちが成蟜のいる王宮までたどり着くとそこでランカイが初登場を果たしました。ここではランカイの人物像や史実についてまとめ、キングダムの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。
ランカイのプロフィール
ランカイは成蟜の用心棒を務める巨漢な蛮族です。身体は一般人の倍以上あるほどの巨人で、人間の言葉を話せない様子は人間ではない化け物をイメージさせます。成蟜が幼少期の頃に闇商人がランカイを売っていたのを見つけたことから彼の配下につけられ、拷問に近い調教を経て成蟜の命令に従順に従う兵士となりました。
ランカイの性格
その巨漢と圧倒的な強さで信たちを苦しめたランカイですが、彼は自分の意思で人を傷つけていたわけではなく成蟜の命令に従っていただけでした。実際にランカイが信たちと戦っている時、一瞬だけ戦意を失った時に成蟜から「お仕置きだぞ」と言われ、お仕置きを恐れるように再び奮い立つ様子が描かれています。
ランカイは史実で実在した?
ランカイは史実に記されておらず作者が生み出したオリジナルキャラクターと考えられます。作中のランカイの立ち位置的に、成蟜の用心棒として読者にインパクトを与えられるキャラクターが生み出されたと思われます。
キングダムの概要
キングダムは原泰久によって週刊ヤングジャンプに連載されている漫画作品です。春秋戦国時代を背景に天下統一を目指す始皇帝とそれを支えた武将・信の活躍を描いたオリジナル戦記物で、武将たちの生き様や知略や謀略が巡り会う戦の展開が面白いと話題になりました。累計発行部数は2022年9月時点で9200万部を突破しており、アニメ化や実写映画化などでも盛況しています。
キングダムのあらすじ
戦災孤児で下僕生活を強いられていた信と漂は、下僕から抜け出し天下の大将軍になることを夢見て修行を続けていました。そんなある日、漂が国の大臣に認められて仕官を果たしましたが、わずか1ヶ月で信の元に帰ってくると地図と大将軍の夢を託して息を引き取りました。思いを継いだ信は真相を知るために地図に記された場所へ向かい、そこで待っていた後の始皇帝・嬴政と出会うのでした。
【キングダム】ランカイの正体は?能力を考察
ランカイは人間の倍以上の巨体から圧倒的な存在感を発揮し、登場してすぐに読者の間で何者なのかと話題の的にされました。ここではキングダムにおけるランカイの正体や能力、山の民との関係についてまとめていきます。
ランカイの戦闘能力や強さ
ランカイは人を軽く握り潰せるほどの強さを持っており、作中でも信や山の民を吹っ飛ばして気絶させ、楊端和の右腕であるバジオウとも互角以上に戦い彼の本気を引き出しました。バジオウが本気を出すとその素早さにランカイは翻弄されますが、バジオウがどれだけ切りつけても倒れないタフさを見せつけ長く戦い続けました。
ランカイに弱点はある?
ランカイは成蟜に対する恐怖を原動力にしているため、それ以上の恐怖を感じると戦闘意欲がなくなります。王宮で信の一撃で倒れた時も成蟜からお仕置きするぞと脅されますが、信の威圧がそれを上回ると成蟜の言葉に従わずその場に硬直する様子を見せました。
ランカイの正体は人間?
成蟜曰くランカイは珍種の猿の赤子と言われており、成蟜が闇商人から買い取った時は人間と変わらない容姿をしていましたが、調教したことで巨漢に成長したとされています。握力や体の大きさからしてランカイの正体は人間ではないことは明らかで、作者が作り出したオリジナルの種族と思われます。
ランカイの正体と山の民の関係
成蟜の反乱鎮圧後、ランカイは山の民に引き取られることになりました。山の民との間にどのような関係を築いているのか具体的な描写はされていませんが、作中の月日が流れるとランカイは楊端和軍の一員として作中再登場を果たし戦場を激しく荒らし回る働きをしてみせました。
【キングダム】ランカイの活躍や過去
成蟜反乱編はキングダム1~5巻に渡って連載され、そこに登場したランカイは成蟜の隠し玉として圧倒的な存在感を放っていました。ここではキングダムにおけるランカイの活躍や過去についてまとめていきます。
ランカイの初登場シーン
キングダム1巻にて成蟜が政の首を落としたかどうかを部下に確認するシーンが描かれると、ランカイは成蟜を護衛するように彼の背後に付き添い歩いていました。そこで政をまだ討てていないという報告を聞いた成蟜が苛立ちを見せると、ランカイはその部下の頭を鷲掴みにし握り潰す寸前まで力を加えて脅しました。
ランカイと信の戦い
キングダム4巻にて信たちが王宮の本殿にたどり着くと、ランカイは成蟜の命令に従い信と山の民たちと戦いを始めます。ランカイの強さは凄まじく、突撃していった山の民と信は呆気なく吹き飛ばされ気絶してしまいます。その中で唯一バジオウだけが立ち上がり再びランカイに立ち向かおうとします。
ランカイとバジオウの戦い
バジオウは野性的だった昔を思い出すことで本領を発揮し、圧倒的な速さでランカイを翻弄していきます。バジオウの本気にランカイは手も足も出せませんでしたが、それ以上にランカイがタフであり中々致命傷が与えられませんでした。しかしそこで他の山の民が復帰すると総力をかけてランカイの動きを封じ、最後は壁から檄を受けた信の一撃によってその場に倒れ込みました。それでもランカイは死ななかったものの、信の圧によって戦意を失います。
ランカイの過去や生い立ち
ランカイは闇商人に捕まり人身売買によって成蟜に売られました。成蟜はランカイを自分に従う駒にするために非道な調教をしていき、次第にランカイは人間を超える巨体と強さを手に入れるようになりました。その日からランカイは成蟜に絶対服従の思想を持つようになり、反乱が鎮圧されるまで彼の用心棒として働かされました。
【キングダム】ランカイの声優と実写映画キャスト
キングダムはアニメ、実写映画共に大好評でアニメは第5シリーズ、実写映画は第3作目の公開が予定されるほどの人気を博しています。その人気の理由は映像のクオリティと演者の迫真の演技にあると言えるでしょう。ここではキングダムにおけるランカイの声優と実写映画キャストについてまとめていきます。
ランカイの声優は「高塚正也」
ランカイを演じている声優は高塚正也(たかつかまさや)さんです。青二プロダクション所属の男性声優で、1つの作品に多数の脇役キャラを演じるバイプレイヤーとして人気があります。キングダムでは龐煖や左慈など、第4シリーズ時点で合計11名ものキャラクターを演じています。
高塚正也のプロフィール
- 性別:男性
- 出生地:兵庫県加古川市
- 生年月日:1969年8月15日
- 血液型:B型
- 身長:168cm
- 事務所:青二プロダクション
- デビュー時期:1990年代
高塚正也の主な出演作品
- Mr.5、ゲダツなど(ONEPIECE)
- 石田銀(テニスの王子様)
- タンノくん(PAPUWA)
- 大神官(ドラゴンボール超)
- ゲノム兵(メタルギアソリッド)
ランカイの実写映画キャストは「阿見201」
ランカイを演じている実写キャストは阿見201(あみにいまるいち)さんです。お笑い芸人から俳優に転向した役者であり、身長201cmであることからそれを名前につけたと明かしています。キングダムの撮影では特殊メイクを施しランカイを演じていました。
阿見201のプロフィール
- 本名:阿見靖士(あみやすし)
- 出身地:埼玉県
- 生年月日:1979年7月22日
- 血液型:AB型
- 身長:201cm
- 事務所:浅井企画
- デビュー時期:2004年
阿見201の主な出演作品
- シグ・カーティス(鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成)
- 福満健二(スラッカーズ傷だらけの友情)
- 石川五右衛門(劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間)
- 斉藤健太(走れ!T校バスケット部)
- 錵山将軍(舞台「BASARA」)
【キングダム】ランカイに対する世間での評判や人気
キングダムの序盤で大きな存在感を発揮し、その後山の民と関係を築き秦国の味方になったランカイでしたが、この経緯や活躍シーンについてキングダムファンからは様々な反応が寄せられています。ここではランカイに対する世間での評判や人気についてまとめていきます。
キングダムを読んだ人のほとんどがランカイの存在に衝撃を受けており、人間を超える巨体と強さに驚きを呟くコメントが多く寄せられていました。キングダムは硬派な戦国物という認識を持たれていますが、ランカイだけは他の漫画作品の登場キャラクターのように思われています。
成蟜反乱編以降ランカイは物語から姿を消していましたが、楊端和軍の1人として再登場を果たすとそれに喜びを感じる人がいました。かつては信たちを追い詰めた敵でしたが、成蟜に服従させられていた過去を知るとランカイに同情の思いが芽生え人知れず人気を集めていったそうです。
実写映画版キングダムでランカイを人が演じていたことを知って驚く人がとても多くいました。実写映画版キングダムはクオリティの高さが評判になっており、ランカイの演出も巧妙で秀逸なものだったためCGのように見えた人が多かったようです。
【キングダム】ランカイの正体は悲しい過去のあるキャラだった
キングダムに登場しているランカイは成蟜に服従させられていた可哀想な用心棒でした。ランカイの大きさや強さにインパクトを受けた読者はきっと多かったことでしょう。楊端和軍に加入したランカイの今後の活躍に期待しておきましょう。
この記事のライター
zeile
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