【キングダム】信の一生を史実から徹底考察！今後はどのように展開していく?

主人公の信は、「キングダム」の物語の中心となるキャラクターです。彼は奴隷出身の少年でありながら、秦国の王・嬴政と出会いから、秦国の強大な将軍に成り上がることを夢見て戦い続け、夢を叶えるための成長をしつづけていきます。

信は、物語の初めでは、非常に苦境に立たされているにも関わらず、自身の力を高めるために努力し続けていました。信は戦術や戦闘技術を学び、秦国の将軍を目指します。信の特徴的な性格は、明るく前向きな一面と、強い信念と決意を持つ一面があり、非常に勇敢で、仲間や国のために自身の命を捧げる覚悟を持っています。信は優れたリーダーシップがあり、仲間をまとめる力も持っています。

信は、最初こそ猪突猛進で、危険を顧みず戦いを挑むことをしていましたが、数々の戦から多くを学び、戦の才を発揮していきます。武力だけでなく、戦を経験する度に人間としても大きく成長していく信は、戦場での判断力や迅速な判断を駆使して敵を打ち破ることができ、仲間たちからの信頼も厚く、敵との激しい戦闘で最後まで勇敢に立ち向かっていきます。

キングダムは、日本の漫画家、原泰久先生による、中国戦国時代を舞台に、主人公の信が力強く成長していく姿を描いている物語です。週刊ヤングジャンプにて、2006年9号より連載がスタートし、2033年6月現在も連載中が続いており、2020年12月に発売された60巻をもってシリーズ初の初版100万部を達成しています。

信は、戦争孤児で秦国にて下僕として働く少年でした。その状況から抜け出すべく、親友の漂（ひょう）と共に「天下の大将軍」を目指し修行に励んでいました。そんな中、漂が秦王・嬴政（えいせい）の影武者として仕官を果たし命を落としてしまいます。漂に夢を託された信は嬴政と出会い、彼の元で「天下の大将軍」を目指していくこととなります。

キングダムの多くのキャラクターは史実から作られていますが、主人公「信」は、作者である原泰久先生によって創作されたキャラクターであることが公式に発表されています。しかし、実在した人物がモデルとなっているのではないかと噂されています。どんな人物をモデルにしたのか、史実を元に今後の活躍の検証していきましょう。

信は、戦での功績が称えられ、物語の途中（275話～）から、秦国王から姓を賜ることになり、「李信」と名乗るようになります。このことから、記録に残っている「李信将軍」がモデルになったのではないかと言われています。

史実から「李信将軍」の父親は、父は李瑤とされていて、李瑤は秦国南部の長官だったことがわかっています。そのため、キングダムの物語では信が戦争孤児とされていますが、実際の「李信将軍」は身分のいい家柄で育ったことが推測できます。

信のモデルとなっている「李信将軍」の残した功績の中でも大きなものは、史実に残っている記録では、燕国の太子を討ち取ったこととされています。秦国の王である嬴政の暗殺を企てた燕国の太子は、暗殺が失敗に終わり、今度は嬴政が、燕国の太子の討伐を企て、「李信将軍」が実行したことにより、燕国の太子は討たれる事となりました。

燕国の太子を討った事で功績を残した「李信将軍」ですが、歴史的大失敗をしてしまいます。燕を滅ぼすまであと一歩というところで、若気の至りから「李信将軍」は兵力の計算を見誤ったため、兵の大半を失うだけでなく、多くの将校まで失い、大敗してしまいます。史実に残る、なんとも不名誉な失敗となりました。

信のモデルとなっている「李信将軍」は、間違いなく存在していた人物でありながら、史実に記録が少なく、最後の様子もわからないままです。「李信将軍」については、未だ多くの謎に包まれていますが、大失敗をしながらも、最後まで秦国を勝利に導いた功績は残されているため、秦国の功労者であることは、史実から見ても推測できます。

物語の中では未だ独身の信ですが、モデルとなった「李信将軍」は多くの子孫を残しています。その信の子孫たちはどういった人物だったのでしょうか。史実から、子孫についても調べていきます。

物語の中で信は独身ですが、史実では宮女から結婚相手を選び、多くの子孫を残しています。信の息子である、「李超」は、天下統一を成し遂げた漢の国で、大将軍になったと記録に残っており、史実にその名がしっかりと記されています。

信の孫は「李仲翔」という人物です。史実には、漢の征西将軍を務め、反乱軍を討伐して戦没したと記されています。信の息子も、孫も将軍になっており、一族で戦の功績を残していることがわかります。

李信の子孫の中でも、よく知られているのが「李広」という人物です。漢の将軍で、当時恐れられていた北方騎馬民族「匈奴」と互角に戦い「飛将軍」と呼ばれ恐れられていたと言われています。彼の孫である「李陵」もまた漢の将軍でした。李陵は、後に政治的な混乱や陰謀によって処刑されてしまいますが、武勇に優れた将軍であったと記されています。 

「李信将軍」の子孫で、唐を建国したのは李渊で、李渊は中国の歴史上、唐朝の初代皇帝として知られています。子孫たちは唐朝の支配者として、数百年にわたって帝位を継承し続け、影響力のある唐の皇帝として知られ、唐朝は中国史上最も栄えた王朝の一つであり、文化や政治の発展、外交の繁栄などを達成しました。

主人公「信」は、物語の中で、重要な女性キャラである河了貂や羌瘣と出会います。出会った当初から長い期間、「信」は、河了貂を女性とは気づかないまま共に過ごしていますが、後に女性だと気づくことになります。また、河了貂や羌瘣共に、強敵に立ち向かう同志として、「信」は絶対的信頼をしているため、今後の展開が注目されています。

信が自身の仲間や志士たちを集めて結成したのが「飛信隊」です。信は自らを将軍に導くために、仲間たちと共に戦い、経験を積むことを決意し、彼らと共に隊を組織します。結成当初は隊に名前はありませんでしたが、後に王騎将軍から「飛信隊」と名付けられ、それ以降「飛信隊」の名は敵国に轟く事となります。信の今後の活躍にとっても「飛信隊」は重要な存在となってくることが推測できます。

王騎は秦の国の重要な将軍であり、信の目標とする存在となります。王騎は、信の戦における才能を見出し、その有望さを認め、王騎は信に対して厳しい訓練や指導を行い、彼の成長を促します。この出会いが信の人生と戦場での活躍に大きな影響を与えることとなりました。

麃公は、信の強い意志や決意、戦闘能力に感銘を受け、信を麃公の元で働く自由人として迎え入れます。麃公は信にとって初めての自由な生活と、仲間たちとの絆を築く機会を提供しました。麃公との出会いは、信の物語における転機となり、麃公は信に対して尊敬や助言を与えながら、彼の成長と戦場での活躍を支えます。2人の関係は信の人間性と絆を形成し、信が将軍を目指す道での重要な存在となりました。

龐煖は、魏の将軍であり、強力な武力と優れた戦術を持つ敵対勢力の一人でした。信は自身の戦術や戦闘技術を駆使しながら、龐煖との激しい戦いに臨み、その結果、信は龐煖を倒し、彼を打ち破りました。この戦闘における信の勝利は、彼の成長と戦場での能力の高さを示す重要な瞬間となりました。

信は敵の攻撃によって致命傷を負い、生死の境を彷徨っていたときに、羌瘣が倒れている信を見つけ、秘術によって羌瘣は信の精神に入り込み、信を救います。これ以降、信と羌瘣の絆はより強くなり、彼らの関係は深まりました。

信は、これまで姓は持っていませんでしたが、信が秦国の将軍としての地位を得るために、信の戦功や戦略の才能を評価し、信は秦の王から「李」という姓を授与されます。信はこれ以降、李信と名乗るようになりました。

SNSではキングダム759話での信の発言が話題となっていました。韓非子から人間の本質について「善か悪か」と問われた信は「火」だと答えたのです。このシーンを見た読者からは「信らしくて良い答えだ」「面白い」といったコメントが相次いでいました。一方で、「本当にそれは正しいのだろうか」「麃公将軍の影響かもしれない」など発言について深掘りしている読者も一定数存在しており、信に対する知名度・注目度の高さがうかがえます。

キングダムでは戦争孤児だった信が武将として名を上げていく様子が丁寧に描かれています。1話から信の成長を見守っている読者も多く、SNSでは「信の成長が本当にすごい」「感慨深い」といった声や「今後も目が離せない」といった声が多く見られました。

信のモデルとなった李信将軍が最後どのような結末を迎えたのかは史実では明らかになっていません。そのため、信がキングダム作中でどのような結末を迎えるのか気になっているファンも多いようです。信の最後について考察して楽しんでいるというコメントも見られました。

信のモデルとなった「李信将軍」が秦国のために残した功績は多々残っていますが、「李信将軍」の最後の様子など詳しくは未だ謎が多いままです。そのため、キングダムの「信」が今後どのような活躍をするのか、多くのファンが注目しています。キングダムの漫画やアニメで、是非信が成長する姿をチェックしてみてください。