【キングダム】信が最後に死亡するのか調査！羌瘣が生き返らせたのは本当？

この記事ではキングダム主人公である信の作中での死亡についてや、どのようにして生き返ったか等について解説していきます。最初にキングダムという作品についてやあらすじ、主人公である信について簡単に紹介していきます。

『信(しん)は』キングダムの主人公であり、夢である「天下の大将軍」を目指している人物です。元々は戦争孤児で下僕という身分でしたが、後に秦の始皇帝である嬴政と出会った事で人生が大きく変わりました。その後は戦で戦功を重ね出世していき、鄴攻略後に将軍に任命されています。物語途中からは『李信(りしん)』と名乗り、元ネタは秦の将軍である李信だと考えられます。

信は愚直で一本気な性格であり、自分の心に正直に生きています。義に厚く優しいですが、感情のままに行動する上短期な部分もあります。信はキングダム作中でも相手が間違ってると思えば相手の立場や命令関係も無く、自分の正しいと思うことを実行しています。

「キングダム」は中国の春秋戦国時代末期を舞台にした漫画で、『原泰久』さんによって「週刊ヤングジャンプ」に連載されています。連載が始まったのは2006年からですが、2023年1月時点でも連載は続いており単行本は66巻まで発刊されました。2024年冬にアニメ第5期の放送が決定する等アニメだけでなく、実写映画や舞台化する等多くのメディアと展開しています。

信春秋戦国時代の末期、「秦」の国の片田舎に『信』は親友である『漂(ひょう)』と住んでいました。孤児であり奴隷のような身分の二人は励み続け、いつか大きな武功を上げ「天下の大将軍」となる事を夢見ていました。一足先に秦の大臣に士官を果たした漂でしたが、1ヶ月後に信の前に現れた漂は深手を負っており夢と地図を信に託した漂は力尽きます。地図に描かれた場所に向かった信が出会ったのは後に始皇帝と呼ばれる『嬴政(えいせい)』であり、この出会いにより信の物語が大きく動き始めました。

キングダムの物語途中で信は命を落としてしまいまたが、すぐに何事も無かったように生き返っています。信が死亡している間に何が起きたのかや生き返る事ができた理由、その後の事まで解説していきます。

主人公である信が死亡してまったシーンが存在するのは、キングダムの629話です。信はキングダムに登場するキャラ達の中でもトップクラスの武力を持つ『龐煖(ほうけん)』を相手に限界を超えて戦い勝利しました。しかし信の方も勝利するために全てを出し尽くしてしまい、力尽きて死亡してしまいました。

龐煖が信に討たれた事で総大将である『李牧(りぼく)』への道が開き、飛信隊は撤退を始める李牧への追撃を命じられます。しかし、信の死亡を知った飛信隊は全員の動きが止まり、追撃の命令にも従わず完全に止まったままでした。本来は、例え隊長が倒れても隊全体が止まる事はありえませんが、飛信隊だけは訳が違い、隊長である信が倒れてしまうと止まってしまう部隊だと指摘されています。

信の死亡が確認された後に『羌瘣(きょうかい)』が「蚩尤(しゆう)族」に伝わる秘術を使い信を生き返らせようとします。特異な体質や術を持ち長く続く暗殺一族である蚩尤族出身の羌瘣は、飛信隊の副長を務めている女性です。キングダム作中でも信のために羌瘣は術をいくつか使用していて、この時は死んだ信を生き返らせるために「呼び戻しの術」を使用しました。

術を使用した羌瘣は、「天地の間」と呼ばれる死者の魂が行き交う世界で死んだ信を発見しました。しかし天地の間では羌瘣の姿は信には見えない上、何故か羌瘣の周りがぬかるんでいて動けません。一方信の前に幼なじみで親友の『漂』が現れ、漂と共に登ると戻ってこれなくなってしまう朱い階段へ向かい始めてしまいます。

信と漂の二人は話をしながら階段へ向かっていました。昔話や漂が死んでしまった後でどうしていたのか等を話していましたが、信は記憶の一部を思い出す事が出来ないでいます。信は自分の隊を持っているのに隊の名前を忘れていたり、秦の国の王と友人なったがどういう経緯で友人となったかや友人であるはずの王の顔や自分の夢まで忘れていました。

階段を登ろうとする信を羌瘣は抱きついて止め、隊の名前や夢を思い出させようとします。そんな羌瘣の口を漂が塞ぎ、「自分で思い出さないといけない」と発言しました。信は「天下の大将軍」となる夢を自分で思い出して戻ろうと決意する事で、帰り道である光の穴が現れます。帰り道が出来たのを確認した漂は羌瘣にお礼を言った後に姿が消えてしまいますが、信はここで羌瘣の姿を見る事ができました。羌瘣は「がんばれ」と信に伝え、信を生き返らせるため信の体を光の穴へと押し込みました。

何とか信を送り返せた羌瘣ですが力を使いすぎて動けなくなっていました。動けなくなった羌瘣を救ったのは、戦死した『松左(しょうざ)』と『去亥(きょがい)』の二人です。二人はまだ何か役目がありそうと感じ、天地の間に留まり続けていました。松左と去亥は光の穴へと羌瘣の体を投げ入れ、元の世界へと羌瘣を戻しています。

「呼び戻しの術」には対価が必要であり、死んだ直後の信なら寿命の半分を差し出せば10分の1ぐらいの確率で生き返る可能性がありました。信が生き返り、羌瘣は元の世界に戻る際に『羌象(きょうしょう)』と会い、羌瘣の寿命が縮んでしまった事が伝えられています。しかし、元々羌瘣は人よりかなり長い寿命を持っていたため、現在の寿命は周りの人間と同じ程度の寿命となっています。

信は鄴攻め後に行われた「論功行賞」で将軍に昇格する事が発表されました。鄴攻めの時に信が討ち取った名だたる武将は、『岳嬰(がくえい)』『趙峩龍(ちょうがりゅう)』『龐煖』の三人です。将軍へと昇格するには十分すぎるほどの手柄を上げており、無事に将軍に昇格し『李信』と名乗るようになっています。

信がキングダムの物語途中から「李信」と名乗るようになった事で、歴史上に実在した武将・李信が信のモデルであると判明しました。史実での李信は、この先大きな失敗をするものの、粛清はされず子孫も生き残っています。戦死という記述もないため、オリジナル展開が入らない限りは殺されることはないと考えられます。

ここからは信について紹介していきます。武力ではキングダム作中でも最強クラスである龐煖を倒した信の実力、判明した史実でのモデルである李信という武将について解説してます。さらに、モデルが判明した事により信に子供が出来る事も確定しました。信の結婚相手はキングダム作中で登場したどのキャラになるのか予想していきます。

キングダムの公式ガイドブックには登場する武将の能力は数値化されています。2021年に発売された「戦国七雄人物録」では信の武力は93+αとなっています。αとついているのは信だけであり、αの意味は信の強さは相手が強いほど強くなるためです。同じ武力93の人物は、『楽毅(がくき)』『王翦(おうせん)』『桓騎(かんき)』『オルド』等の武将が該当しています。

信のモデルは史実でも秦の将軍として活躍していた『李信』です。ただし、多くの資料が紛失しているため不明な部分も多い人物でもあります。「趙」を滅ぼした後は「燕」に侵攻し、「楚」にも後に攻め込んでいますが失敗しています。楚の侵攻は失敗し非常に大きな被害を出していますが、特に罰を受けた様子はありません。失敗後も生きていて功をあげています。

史実では李信の子孫は記録に残る大きな活躍をしていて子供ができるのはほぼ確定となりました。気になってくるのは信の結婚相手ですが、66巻時点でキングダム作中には候補は3人となっています。相手は『羌瘣』『河了貂(かりょうてん)』『陽(よう)』の3人で、河了貂は飛信隊の軍師･陽は宮女を務めています。さらに、三人とも作中では信に対して恋愛感情があるような描写が存在しています。

飛信隊はキングダム作中内で信が率いている部隊で、信の昇格する毎に人数も増えてきています。しかし、多くの戦に参加しているため被害も0では無く、死亡しているキャラも少なくはありません。特に百人隊として結成され、「馬陽の戦い」に参加した際には龐煖により多くの隊員を失っています。今回は、飛信隊に所属するキャラで死亡した中でも特に主だったキャラについて紹介していきます。

飛信隊で死亡したキャラで、最初に紹介するのは『尾到(びとう)』です。信と同郷で同じタイミングで初陣を飾った古株のメンバーで、兄には『尾平(びへい)』がいます。馬陽の戦いで龐煖に夜襲をかけられ気を失った信をかつぎ、尾到は尾平と山中を逃げ続けていました。追撃をかけてくる万極軍からの矢を受けながらも逃げ切ったものも、矢の傷が原因で死亡しています。

『松左(しょうさ)』はキングダム作中の「朱海平原の戦い」で戦死してしまいました。松左は飛信隊の初期メンバーで槍の達人です。面倒見のいい人物であり、朱海平原の戦いでも新入りである『干斗(かんと)』が窮地に陥っている所を見て厳しい戦いの中助けに向かっています。干斗は窮地を脱したものの、松左は途中で敵の槍を背に受けてしまいました。自力で松左は信の元にたどり着いたものの、その場で死亡してしまいます。

619話で『去亥(きょがい)』も戦死してしまいました。去亥は右目の周りの痣と口の悪さが特徴のキャラです。朱海平原の戦いで李牧の本陣へ攻め込もうとした時に現れた龐煖によって一刀両断されてしまい死亡してしまいます。

史実の李信は謎の部分が多く、生没年や死亡理由等は分かっていません。ただ、最低でも紀元前221年までは生き残っている事と、大きな失敗をしている事ははっきりと記録に残っています。史実を知っているファンにとって、その失敗はどのように描かれるのか非常に気になっている部分でもあります。

信の非常に真っ直ぐな性格に対して、心地よく感じたり好感を持つファンは多いです。また、信の勢い任せなところがある部分について「物語の主人公はこうでなければ」というコメントも寄せられていました。

多少のオリジナル要素が混じる事もあるとは言え、キングダムは史実通りに進められています。史実で子孫がいる信は、子供が出来る事はほぼ確定という事になりました。それに伴い、SNSでは「信の結婚相手が誰になるのか気になる」というファンの声も見られました。

今回の記事では主に信がキングダムの物語中で死亡したのかどうか解説してきました。信は確かに激戦の末命を落としましたが、羌瘣のおかげ復活する事ができ将軍となっています。さらに、信のモデルとなる武将の存在も判明し、物語が史実通りに進むのであれば、信が最後まで生存する可能性は高いと推測できます。今後のキングダムで、信の人生がどのように描かれていくのか注目しましょう。