【ヒロアカ】死柄木弔は最後に死亡する？覚醒についても詳しく解説

「死柄木弔（しがらきとむら）」とは、『ヒロアカ（僕のヒーローアカデミア）』にヴィランとして登場したキャラクターの一人です。あまりにも強すぎることから、主人公であるデクにとっても強敵となるキャラクターですが、最後に死亡したのかどうか気になっているという人も多いです。ここでは死柄木弔のプロフィールや、『ヒロアカ』のあらすじなどを紹介していきましょう。

死柄木弔（しがらきとむら）は、『ヒロアカ』に登場するヴィランのリーダー格のキャラクターです。また、超常解放戦線の最高指導者でもあります。無造作な白髪に瘦身の青年で、不気味な人の手の形をした装飾を身に付けています。死柄木弔はヒーロー社会を憎んでおり、個性を悪用することでさまざまな犯罪を行う悪のカリスマです。犯罪者達を惹きつけるような独特の魅力を持っており、本作の裏の主人公として描かれています。

『ヒロアカ』こと『僕のヒーローアカデミア』とは、2014年7月から『週刊少年ジャンプ』で連載している堀越耕平原作の漫画です。2016年にテレビアニメ化、2018年には映画化しました。現在既刊が38巻発売されており、テレビアニメは第6期まで放送されています。人類のほとんどが個性という超常能力を持つ世界で、「無個性」の少年・デクがヒーローを目指す物語となっています。全世界でのコミックス累計発行部数は8500万部を突破しました。

人口の8割が「個性」と呼ばれる何らかの特殊能力を持つ世界で、個性を使って人を助ける「ヒーロー」と呼ばれる仕事が注目されていました。ヒーローに憧れながらも無個性だった緑谷出久（デク）は、ある日、憧れのヒーロー「オールマイト」から彼の力である「ワン・フォー・オール」を継承することになります。そしてデク、ヒーロー科のある雄英高校へ進学し、仲間たちと共にヒーローとして成長していくのでした。

『ヒロアカ』に登場するヴィランの死柄木弔は、作中で個性が覚醒します。そのため、デク達ヒーローにとっても死柄木弔は強大な強さを持つ敵でしたが、デクに追いつめられることになります。そのため、読者の中には死柄木弔が死亡するのではないかと疑問に感じたという人も多いです。ここでは死柄木弔は最後に死亡するのかどうかや、覚醒した強さについて紹介していきましょう。

結論から述べると、死柄木弔は死亡しません。死柄木弔は個性が覚醒し、さらに肉体を改造することで複数の個性を使用することができる状態になります。しかし能力に対して肉体が追いつかなかったため、デクとエンデヴァーの攻撃によって追いつめられることになりました。ここで死亡するかに思われた死柄木弔でしたが、肉体改造によって超回復が可能だったため、デクとエンデヴァーの2人からの猛撃を浴びても倒れることはありませんでした。

『ヒロアカ』の死柄木弔の個性が覚醒したのは、異能解放戦線とヴィラン連合がぶつかり、戦っている最中です。死柄木弔がリ・デストロと戦っている最中に過去のフラッシュバックが発生したことで、破壊衝動が抑えられないようになり、個性が覚醒します。それまでの死柄木弔は、無意識に力にストップをかけていました。しかしこれまで自分の中に封印していた過去を思い出し、個性が覚醒したことによって、自らストッパーを外したのでした。

『ヒロアカ』の死柄木弔は覚醒することで、強大な強さを手に入れました。しかしその強さに肉体が耐えられなくなったため、肉体改造を施すことになります。肉体改造手術を行ったことで、死柄木弔はオール・フォー・ワンの強さの全てを受け継ぐことが可能になりました。また、これまでの死柄木弔の個性は5本の指全てが触れていないと発動しませんでしたが、覚醒したことによってこのような制限もなくなりました。

『ヒロアカ』の死柄木弔は強大な強さを持つヴィランです。しかし死柄木弔が現在のような最大の敵になってしまったことには、死柄木弔の過去が関係しています。ここでは『ヒロアカ』の死柄木弔の個性や過去について紹介していきましょう。

『ヒロアカ』の死柄木弔の個性は「崩壊」です。5本の指で触れるだけで、触れた人や物をバラバラに崩壊させてしまうという強力な個性です。死柄木弔に触れられた対象は、触れられたところからひび割れていき、最後には粉々になってしまいます。また、死柄木弔の個性は物語が進むごとに成長しており、最初は人体を塵にするまでに1分程度の時間がかかっていましたが、異能解放軍との戦闘中にはタワービルを一瞬で粉々にしてしまいました。

『ヒロアカ』の死柄木弔の本名は「志村転弧（しむらてんこ）」です。「死柄木弔」という名前はヴィラン名であるため、本名ではありません。志村転弧はヒーローであるオールマイトの師匠であり、ワンフォーオールの先代継承者である志村菜奈の実の孫であることが判明します。しかし死柄木弔本人は自分が志村菜奈の孫であることを知らなかったようで、作中で志村菜奈という名前を聞いても「誰だよ」と答えていました。

『ヒロアカ』の死柄木弔は、両親と祖父母、姉、転弧という6人家族でした。転弧（死柄木弔）はヒーローに憧れていましたが、なぜか家の中でヒーローの話をすることは禁じられていました。それは、祖母がヒーローになったことで家庭を壊していたためです。そのことを知らなかった転弧は、父の書斎で祖母がヒーローだった頃の写真を見つけてしまいます。祖母がヒーローだったことを喜ぶ転弧でしたが、弧太郎は勝手に写真を見たことに激怒し、転弧のことを殴打します。

しかし家族は、転弧が弧太郎に殴られているのを見ても誰も止めてくれません。そして、そのことに絶望した転弧の中に「個性」が発現します。転弧が姉に触れると、姉の身体は崩れてしまいました。そして同じように、祖父母、母の身体も崩れ死亡してしまいます。そして最後に転弧が明確な殺意を持って弧太郎に触れたことで、転弧の家族は完全に崩壊してしまったのでした。

死柄木弔はオール・フォー・ワンのことを「先生」と呼んでいます。自分の手で家族を崩壊させてしまい、茫然としている転弧を助けたのがオール・フォー・ワンです。そして転弧はオール・フォー・ワンに「死柄木弔」という新しい名前をもらい、彼の後継者として育成されることになったのでした。

『ヒロアカ（僕のヒーローアカデミア）』は2016年に初めてテレビアニメ化しており、現在第6期まで放送されています。主人公のデクにとって最大の敵である死柄木弔も、アニメに登場しています。ここでは死柄木弔の声優を紹介していきましょう。

テレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』で死柄木弔の声を担当しているのは、「内山昂輝（うちやまこうき）」さんです。内山昂輝さんは『機動戦士ガンダムUC』の「バナージ・リンクス」や、『ハイキュー!!』の「月島蛍」を演じたことで有名です。

内山昂輝さんの主な出演作品としては、『ハイキュー!!（月島蛍）』、『機動戦士ガンダムUC（バナージ・リンクス）』、『キングダムハーツ シリーズ（ロクサス、ヴェントゥス）』、『ユーリ!!! on ICE（ユーリ・プリセツキー）』、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン（べネディクト・ブルー）』、『Free!（桐嶋郁弥）』、『ホリミヤ（宮村伊澄）』、『呪術廻戦（狗巻棘）』、『鬼滅の刃（累）』、『山田くんとLv999の恋をする（山田秋斗）』などがあります。

X（旧Twitter）上には、死柄木弔が『ヒロアカ』のラスボスだとすると、すでに死亡フラグが立っているということを嘆いている人がいました。死柄木弔は主人公のデクと同様に裏の主人公として成長しているラスボスポジションのキャラクターであるため、最後には死亡する可能性があります。

先に紹介したとおり、死柄木弔に死亡フラグが立っているということを悲しんでいる人がいました。しかしX（旧Twitter）上には、「死柄木弔絶対に逮捕されないで死亡してほしい」と逆の意見をポストしている人もいました。

X（旧Twitter）上には死柄木弔の死亡に関してさまざまな意見がありましたが、「死柄木弔に関しては別に生きてほしいという感情はないけど、彼の満足する最期にはなってほしいな」とポストしている人がいました。

『ヒロアカ』の死柄木弔はデク達に追いつめられるものの、現在は死亡していません。しかし今後の展開によっては、最後に死亡する可能性はあります。死柄木弔の死亡説について興味が湧いた人は、ぜひ『ヒロアカ』をチェックしてみてはいかがでしょうか。