【ヒロアカ】インターン編は不評?理由やあらすじについて解説
ヒロアカにて描かれたインターン編はオーバーホールの陰謀と壊理の命運をかけた物語でしたが、ストーリーが重い内容であることから一部の読者から不評となっています。本記事ではヒロアカのインターン編が不評と言われる理由やストーリーのあらすじを解説していきます。
目次
【ヒロアカ】インターン編とは?
ヒロアカのインターン編では雄英ビッグ3のミリオと知り合うところから物語が始まり、新しいヴィラン組織『死穢八斎會』の登場や緑谷の個性が最大限発揮される白熱のクライマックスが描かれていました。この長編ストーリーが原作やアニメでどこから始まっているのかを紹介していき、同時に『ヒロアカ』の作品概要とあらすじについてまとめていきます。
インターン編は漫画とアニメの何話?
ヒロアカのインターン編は漫画では11巻から、アニメではシーズン4にて公開されています。仮免試験を経て正式にヒーロー活動ができるようになった緑谷は、インターン先をどこにするか悩んでいました。そこに雄英ビッグ3のミリオがナイトアイ事務所に誘ったことでインターン編が始まります。
ヒロアカの概要
ヒロアカ及び僕のヒーローアカデミアは堀越耕平によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。主人公が最高のヒーローになるために学園生活を通して成長していく物語が描かれており、2014年の初掲載から2022年にかけて全世界で6500万部以上を発行する大記録を打ち立てました。その人気に伴いアニメ化や舞台化といったメディアミックスも多数展開されています。
ヒロアカのあらすじ
世界総人口の約8割が超常能力・個性を持つようになった超人社会にて、個性を悪用するヴィランに対抗すべく立ち上がった存在・ヒーローが職業として注目を浴びていました。緑谷出久はNo.1ヒーロー・オールマイトに強く憧れているといつか彼のようになりたいと願っていましたが、無個性と診断されてしまい夢を諦めるしかありませんでした。しかし、オールマイトと偶然の出会いを果たすと、そこから緑谷の運命が変わりヒーローになるための物語が幕を開けます。
【ヒロアカ】インターン編は不評?作者の思いとは?
ヒロアカは国内で4500万部以上発行するほどの大人気漫画として知られていますが、その中で描かれているインターン編には賛否両論な意見が飛び交っています。ここではヒロアカにおけるインターン編が不評である理由と、作者が明言している意見についてまとめていきます。
インターン編が不評と言われる理由
インターン編が不評と言われるようになった理由は主に3つあります。それぞれどういった理由だったのかをここで解説していきます。
理由①重いストーリーと後味の悪さ
インターン編は序盤から終盤までシリアスな描写が目立っていましたが、そのことにそれまでのヒロアカとギャップを感じ抵抗を覚えた読者が一定数いたそうです。最終的にはヒーロー側から負傷者や死者が現れてしまうのですが、その結末に後味の悪さを感じる人もいました。
理由②デクの行動に納得できない
物語の序盤で緑谷はインターン編のヒロインである壊理と偶然出会う展開になりますが、そこで壊理が明らかに怯えていると分かっていながらオーバーホールの元に返してしまいます。これはオーバーホールに関する情報が全くなく、壊理が被害を受けていると判明していなかったため緑谷の取った行動がおかしかったわけではありませんが、考えるよりも先に体が動くような性格である緑谷としては違和感が残る行動でもありました。
理由③戦闘に加わるエリ
ヒーロー側は壊理を保護することを目的に死穢八斎會を対決することになりましたが、最後のオーバーホールとの直接対決では壊理が強力な個性を持っていることから、緑谷が壊理を背負いながら戦うことになりました。覚醒した緑谷によるバトル描写はとても白熱したものになりましたが、保護対象である壊理を戦闘に参加させることはヒーローとしてどうなのか、といった意見が多く寄せられています。
インターン編を描くのは作者も辛かった?
インターン編完結後にヒロアカ作者である堀越先生はインタビューに答えています。そこでインターン編の内容を暗くしすぎて気分的に参ってしまったと明かしており、作者自身もインターン編の暗い雰囲気をあまり好ましく思っていないようでした。
インターン編やヒーローに対する作者の思い
堀越先生はヒーローについてはっきり定義したくないと語っています。緑谷のように『人を助けるのがヒーロー』と考える人がいれば、爆豪のように『勝つことこそがヒーロー』と考える人もいます。作者によれば人によってヒーローに対する考え方が違うのは当たり前と考えており、ヒロアカではキャラごとの考え方を明白にして読者に分かりやすく伝わるように描いているとも話していました。
【ヒロアカ】インターン編あらすじ
ここからはヒロアカにおけるインターン編のあらすじ及びストーリー内容についてまとめていきます。読者からは様々な意見が寄せられる結果となったインターン編ですが、そのストーリーにはヒロアカの大筋である緑谷の成長が鮮明に描かれています。また、ミリオや壊理が初登場したことも見どころの1つでしょう。
あらすじ①エリを見つけるデクとミリオ
プロヒーロー事務所のインターン参加を考えていた緑谷は、ミリオの紹介によってナイトアイ事務所にて活動することを決めました。その活動の一環として街のパトロールに勤しむ緑谷でしたが、途中で白髪の少女が細道から飛び出してくると彼女がひどく怯えている様子だったのに気づきます。すぐ後に少女の父親を名乗る謎の男が現れると、緑谷はミリオの仲裁もあって少女を男に引き渡すのでした。
あらすじ②ナイトアイとオールマイトの関係
ナイトアイはかつてオールマイトのサイドキックとして活躍していた優秀なヒーローでした。しかし、ナイトアイは自らの個性・予知によってオールマイトの死を見たことで彼にこれ以上のヒーロー活動を控えるよう訴えましたが、オールマイトはそれに耳を貸しませんでした。このことがきっかけして2人はコンビを解散し現在に至ります。緑谷はオールマイトがいつか死ぬという事実にショックを受けてしまいますが、生きるために足掻き続けるというオールマイトの言葉を聞きそれを信じることにしました。
あらすじ③エリ救出作戦に参加するデクたち
ナイトアイがプロヒーローを集めて会議を開くと、以前から動向を追っていた死穢八斎會について話を始めました。そこで緑谷はパトロール中に出会った少女・壊理が、父親を名乗っていた男・治崎によって薬開発の材料として扱われていること、その内容が非人道的で彼女の命が危ないことを知り出会った時に保護しなかったことを後悔しました。そうして壊理救出作戦が計画されると、緑谷はそれに参加することになりました。
あらすじ④オーバーホールとの戦い
壊理救出作戦が開始されると、数多のヒーローたちがそれぞれの役割を全うしていき壊理がいるところまでたどり着くことができました。そこでミリオは自身の個性を失ってしまったことで戦闘不能となってしまい、残されたのが緑谷だけになると彼は壊理の個性・巻き戻しを利用して治崎との決戦に臨みました。戦闘は付近の住宅地を巻き込むほどの激戦になり、最後に勝利したのは緑谷となりました。
あらすじ⑤ナイトアイの死亡シーン
治崎を逮捕し壊理を救出することにも成功したヒーロー側でしたが、作戦の中で致命傷を負ってしまったナイトアイがそこで最期を迎えることとなってしまいました。ナイトアイの下で長く活動してきたミリオは悔しさに涙を流し続けますが、ナイトアイは彼の涙を拭ってあげながら「後を託す」と言葉を遺し静かに息を引き取るのでした。
【ヒロアカ】インターン先を紹介
インターン編では緑谷を始め、幾人かの雄英生がヒーロー事務所を訪ねてインターン活動に勤しんでいました。その中でナイトアイの誘いを受けて壊理救出に参加した雄英生もおり、作中で劇的なバトルを繰り広げてくれました。ここではインターン編で活躍した雄英生のインターン先を紹介していきます。
インターン先①緑谷出久
緑谷はオールマイトの元相棒であるナイトアイ事務所に向かっていました。初めてナイトアイと対面した時には、オールマイトが認めた男としてナイトアイが緑谷に試練を与え彼の実力を図りました。そこでナイトアイの実力と個性が明かされオールマイトの元相棒という肩書きが伊達ではないことを証明しました。
インターン先②常闇踏陰
常闇はNo.2ヒーロー・ホークスからの勧誘を受けて彼の事務所で活動していました。ホークス事務所が九州にあることから常闇が壊理救出に参加することはありませんでしたが、そこで常闇が培った知識と技術、そしてホークスとの関係性が後のストーリーに関わっていきます。
インターン先③切島鋭児郎
切島は大阪に本拠地を構えるファットガム事務所を選んでいます。この事務所には雄英ビッグ3の1人・天喰が所属しており、切島を紹介したのも彼でした。天喰曰く切島に詰め寄られたのを拒否できなかったから紹介したそうで、インターン活動を経て切島は個性と漢気を成長させました。
インターン先④麗日・梅雨
麗日と蛙吹はドラグーンヒーロー・リューキュウの事務所で活動していました。ここを紹介したのは雄英ビッグ3の波動ねじれです。リューキュウはヒーロービルボードチャートのトップ10に入るほど人気がある女性ヒーローであり、波動は女性の中で将来性がある2人をインターン生として選んだのでした。
【ヒロアカ】インターン編に対する世間での評判や人気
これまでインターン編が不評である理由やストーリー内容についてまとめてきましたが、実際に寄せられているコメントはどのようなものがあるのでしょうか?ここではインターン編に対する世間での評判や人気について、ネット上にあるコメントを参照しながらまとめていきます。
インターン編に対する感想はやはり賛否両論に分かれており、微妙と感じるコメントが幾つか散見されました。不評な理由としては、初登場であるビッグ3の活躍があまりパッとしないことや、ナイトアイの死亡シーンに感情移入できなかったなどがありました。
インターン編が微妙と言われるのに対し、その前情報を良い意味で裏切ってくれたという意見も寄せられていました。ヒロアカの原作ファンからは不評が集まっていましたが、アニメファンからは比較的好評な意見が多く展開が熱くて好きといったコメントが見受けられました。
中には全体的に見たら微妙であれど、緑谷とオーバーホールによる最終決戦だけは最高に面白かったという意見も寄せられていました。壊理を背負った状態で戦うことに不満を語る意見もありましたが、この戦闘に関しては比較的肯定的な意見が多くジャンプ漫画らしい描写に大勢の人が満足していたと考えられます。
【ヒロアカ】インターン編は不評の声もあった
ヒロアカのインターン編は雄英ビッグ3の活躍やオーバーホールとの激闘が描かれており迫力に満ちたストーリーが展開されていましたが、物語全体の雰囲気の暗さやナイトアイの死亡などが不評を呼んでいることも事実でした。もしもインターン編について興味が湧いたという人は、今一度本編を見返してみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
zeile
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