【ヒロアカ】外典の正体について徹底考察！名前の意味や能力についても

『ヒロアカ』に登場する外典（げてん）は、アニメのシーズン5エピソード21「敵連合と異能解放軍の戦い」に初登場します。登場の際、真冬用のコートを羽織りフードを深くかぶった状態で素顔が見えない為、顔面真っ黒で見えない事からどのようなキャラクターか想像しにくい印象です。ここでは、外典の正体や名前の由来・能力について紹介します。

外典は、ヒーローやヴィランにも属さない異能解放軍です。生年月日や能力も不明なことが多いことから、正体不明と言われています。また、轟冷（とどろきれい）の持つ能力や容姿に似ていることから、彼の出生には轟家が関係しているのではないかと言う説があることも事実です。

『僕のヒーローアカデミア』通称『ヒロアカ』は、漫画家・堀越耕平が赤丸ジャンプ2008WINTERに読みきりで掲載された「僕のヒーロー」を元に構想し描いた作品です。週刊少年ジャンプに2014年32号から連載が始まり、同年11月のコミックス第1巻発売時は即完売となりました。人気は日本国内に留まらず、アメリカ・フランスでMANGA市場をリードする存在です。

また、コミックス既刊36巻（2022年10月時点）コミックス世界累計発行部数6500万部（2022年1月時点）を突破しています。

『ヒロアカ』に登場する主人公・緑谷出久（みどりやいずく）通称・出久（でく）は、将来ヒーローになることを夢見る少年です。しかし、ある日母親と受診した病院で「5世代にしては珍しく個性がない」と診断を受けます。個性が無いと言われながらもヒーローになる夢を諦めきれない出久は、国立雄英高校のヒーロー科へ入学し仲間たちと共に、夢へ向かって歩き出したのです。

『ヒロアカ』に登場する外典は未だに謎多き存在です。ここでは、正体や名前の由来について解説します。外典の意外な素顔についても触れていますので必見です。

『ヒロアカ』に登場する外典の素顔が公になったのは、リ・デストロが死木柄弔（しがらきとむら）に降伏後、最高指揮官交代の式典に開闢行動遊撃連隊として壇上に上がった時です。白髪のロングヘアーで女性の様な可愛らしい面持ちのため、最初に外典の素顔が出た時は性別不明と噂されていました。読者からはカッコいいというより、「可愛い」や「美形男子」という声のほうが多いキャラクターです。

『ヒロアカ』に登場する外典は、強さに執着を見せるなど意思の強い性格で「強さ至上主義」と言えます。また、リ・デストロへの忠誠心が現れるような発言があることから「義理堅い」ところもあるようです。死柄木弔（しがらきとむら）が最高指導者になった超常解放戦線にてフードを外し素顔を見せています。一見、女性と思わせるような面持ちで大人しそうなイメージです。

しかし、見た目とは打って変わって彼は荼毘との戦いでは「異能の強さ以外生の価値はない」と語っていました。降臨祭では、本部へ向かうギガントマキアにも攻撃を仕掛けるなど、怖いもの知らずの一面も見られます。

『ヒロアカ』の読者の間で、外典と轟冷（とどろきれい）は「同一人物ではないか」と噂されています。容姿や氷を操る能力が2人とも似ているという事が理由の様です。『ヒロアカ』の中で、2つの能力を操るキャラクター轟焦凍はいますが、同じ個性を持つキャラクターは滅多にいません。全く同じ個性を使えるという事があり得るのか疑問が残るところです。

容姿も能力も瓜二つと言って良い程ですが、2人の関係性については明らかにされていません。

「外典」の名前の由来は、彼の能力が個性から外れた「異能」と言う事から付いたと考えられます。『ヒロアカ』ではキャラクター名の「外典」ですが、仏語で聖書から除外された文章群の事です。対義語は「正典」で、宗教の信者が従うべき基準として確立されている文章の事を意味します。『ヒロアカ』で例えるなら、個性（聖書）から外された能力（異能）=「外典」異能解放軍と捉えることが出来るのです。

ヴィランやヒーローに属さない彼にピッタリの名前ではないでしょうか。ちなみに、ヴィランは「偽典」で仏語では、正典・外典に含まれない偽りの著書名という意味です。

『ヒロアカ』の謎多きキャラクター外典は、コミックス本24巻226話に突如現れます。彼は、強さに拘り学校にも行かず異能を鍛え上げてきたと言う趣旨の言葉を、荼毘との対戦中に発していました。外典の個性と鍛え上げられた能力について紹介します。

外典と荼毘の対決では、巨大な氷の両手で地面に着地するところから始まります。ハッキリとした「個性」と記載はありませんが、氷を操り攻撃していることから個性は「氷操」と考えられます。また、氷による攻撃範囲も広くコミック本では遠く離れた荼毘の仲間の所にまで、攻撃による爆風が吹いていました。

外典は氷を操る個性と思いきや、氷の温度も操ることが出来るのです。外典から氷攻撃を受けた荼毘が「氷の量がおかしい」と発した言葉に対し「僕は、氷の温度も操れる」と自ら言っています。また、氷の温度を操ることで水道管に氷を送り込み、外典自身の手足に凝固される等の異能が荼毘たちの敵連合軍を苦戦させていました。

『ヒロアカ』に外典の弱点が公表されている事実はありませんが、彼の異能を考えると弱点は「水の無い所」と考えることが出来ます。つまり、水なくして氷は出来ないという事です。

『ヒロアカ』で登場回数は少ないものの、登場シーンから強さを見せつけていました。短い登場シーンの中でも名言を残しています。

外典が最も信頼し尊敬しているのは、彼を強く育ててくれたリ・デストロです。敵連合がデトネラット社を攻撃している事に気付いた外典が「ごめんない…」と心の中で呟くシーンがあります。外典の中ではリ・デストロが一番強い存在であるにもかかわらず、一瞬彼の身を案じてしまったことに対して申し訳ない気持ちを表しているセリフです。いかに、外典がリ・デストロに忠誠を持っているか分かります。

『ヒロアカ』コミックス本24巻で荼毘に攻撃を仕掛けた外典が言った名言です。氷を操る外典に対して炎が個性の荼毘は自分が勝てると過信します。そこに、外典が「知らないようだから…」と彼が強くなるまでのエピソードを荼毘へ話しました。

『ヒロアカ』コミックス本24巻230話の荼毘と戦うシーンで、外典は「異能」と言う言葉を何度も放ちます。外典にとって強さは絶対であり、異能の強さこそが生きている証と強く拘りを持っていることがより分かる名言です。

『ヒロアカ』に登場する外典のは、優しくもどこか冷たいような声をしています。コミックスでは明かされなかった外典の性別が、アニメの声優が決まってから男性と分かったという読者もいました。誰が、声優なのか解説しています。

外典の声は、声優・山下誠一郎が務めています。声優・山下誠一郎の出演作品は『ヒロアカ』に留まらず数多くの作品で活躍しています。

声優・山下誠一郎は、元々俳優志望でした。彼の地元では俳優オーディションの開催が無く、いざ東京で開催されるとなっても直ぐに受けに行ける様な環境になかったそうです。俳優志望しながらもオーディションを受けるチャンスに巡り合うことなく高校に入学します。高校生で様々な友人と出会い、アニメ漫画に深くかかわったことがキッカケで声優の道へと進みました。

外典の声優を務める山下誠一郎は、高校卒業後アミューズメントメディア総合学院へ入学し声優を目指します。2012年に洋画「グッド・ドクター禁断のカルテ」で声優デビュー以降、TVアニメ100作品以上、劇場版アニメ11作品、OVA（アニメオリジナルビデオ）、Webアニメ、CM、アニメソング等様々な分野で活躍する実力派声優です。

読者の多くは、『ヒロアカ』に登場する外典の素顔が明らかになった際中性的な容姿に驚きを隠せなかったようです。ここでは、外典に対する世間の評判を紹介します。

初回登場の際、フードを深くかぶり顔が全く見えず真っ黒な顔の中に目だけが見える状態でした。最高指揮官交代の式典で外典の素顔が分かると、初登場の時とのギャップに驚きを隠せないファン続出です。

フードを外し素顔が出た時は、アングルが遠く顔自体はハッキリ見えませんでした。しかし、遠くからでも美形と分かるくらい外典は、圧倒的な存在という事でしょう。また、幼い声に魅力を感じる声も多く聞かれます。

白髪のロングヘアーで、中性的な容姿の外典を女性と思う読者もいました。TVアニメでの声優が山下誠一郎に決定した事が分かって初めて、外典の性別が男性と驚くファンも多くいます。

『ヒロアカ』に登場する外典について徹底考察してきましたが、登場回数が少ない為か正体不明のキャラクターです。しかし、短い登場シーンでも彼が強さに拘り続けていることや「史上最強主義」であることが判明しました。彼の中性的な面持ちと声に魅力を感じる読者も多くいます。『ヒロアカ』は一人の少年がヒーローになる夢を叶えるべく日々奮闘する作品ですが、敵のキャラクター個々にも必ずエピソードがあることも作品が人気になる秘訣なのでしょう。今後の『ヒロアカ』にも注目です。