【ゴールデンカムイ】梅子の人物像や杉元との関係は?再婚や手術についても紹介
ゴールデンカムイに登場する梅子は本作の主人公・杉元の幼なじみですが、彼女は両思いだった杉元ではなく親友の寅次と結婚することとなりました。本記事ではゴールデンカムイの梅子の人物像や過去、人間関係などについてまとめていきます。
目次
【ゴールデンカムイ】梅子とは?
ゴールデンカムイは杉元を始めとした登場人物たちが金塊をめぐってサバイバルバトルを繰り広げる物語が描かれており、その中で梅子は杉元が金塊を求める理由に大きく関わっている重要人物として存在しています。ここでは梅子のプロフィールや作中での立ち位置についてまとめていき、同時に『ゴールデンカムイ』の作品概要とあらすじについておさらいしていきます。
梅子のプロフィール
梅子は明治時代末期に生きる女性であり杉元の幼なじみです。かんざしで編んだ髪型と着物姿が特徴的な美人であり、幼少期の頃から杉元と同じ村で育ったとされています。ゴールデンカムイ作中では眼病を患ってしまったことから寝たきりの生活を強いられており、杉元はその治療費を稼ぐために金塊を求めるようになりました。
ゴールデンカムイの概要
ゴールデンカムイは野田サトルによって週刊ヤングジャンプに連載されていた漫画作品です。北海道を舞台に登場人物たちが戦略や知略を巡らせて金塊を奪い合うサバイバルバトル漫画として話題を呼び、2022年9月時点でコミックス累計発行部数2300万部を超える人気を博しました。連載は同年4月に完結済みですが、現在もアニメ化や実写映画化が制作され盛り上がりを見せています。
ゴールデンカムイのあらすじ
日露戦争終結後、杉元佐一は幼なじみの梅子の眼病の治療費を稼ぐために北海道で砂金を掘る生活をしていましたが、ある日アイヌ秘蔵の金塊がどこかにあると話を聞きその在り処を示す24人の脱獄囚の捜索を始めました。その途中ヒグマに襲われてしまった杉元でしたが、アイヌの少女・アシリパによって助けられると2人は意気投合し共に金塊を探すようになります。かくして2人は、他に金塊を狙う敵組織と謀略巡り会う争奪戦を繰り広げていくのでした。
【ゴールデンカムイ】梅子の人物像や杉元との過去
ここからはゴールデンカムイにおける梅子の人物像や杉元との過去についてまとめていきます。梅子はゴールデンカムイの主人公である杉元と両思いの関係だったことがあり、その関係性が物語のきっかけを生み出したとも言い換えられます。それほど重要な2人の関係性について、幼少期の過去から順を追って紹介していきます。
梅子と杉元は幼なじみ
梅子と杉元は幼なじみであり同じ環境下で育ちました。幼い頃から杉元は喧嘩が強く誰にも負けたことがありませんでした。時折同じ故郷にいた寅次と取っ組み合いの喧嘩をしては寅次を泣かしてしまい、梅子がそれを慰めることもあったとされています。なお、2人の故郷は神奈川県をモデルにされていると言われています。
梅子と杉元は両思いだった?
同じ故郷で長い時間を過ごしていくと、杉元は喧嘩に負けた寅次に優しく接してあげる梅子に恋心を抱くようになりました。ただし、それは寅次も一緒で次第に2人は恋のライバル的存在に変化していきます。一方で梅子は杉元の乱暴ながら一本筋を通した性格に惹かれたそうで、梅子は杉元に思いを寄せるようになり2人は両思いになりました。
杉元一家が結核になる
日本に結核という流行り病が蔓延し始めると、杉元たちの村にもその病が広がり杉元の家族が結核にかかってしまいました。当時の日本では結核の治療法が確立されておらず『不治の病』とも言われていました。家族の中で唯一かからなかった杉元は父親の助言もあり、ただ1人で村を出ていく決意をします。
杉元は村を出ていく
杉元は家に火をつけ唯一の居場所を焼き捨てます。そうして村を離れようとした時に梅子が彼を見つけると、自分も連れていってと涙ながらに声をかけました。しかし、杉元はいつ自分が結核を発症するか分からない状況で梅子を巻き添えにしてしまう可能性もあったことから、「梅ちゃんを殺したくない」と言い残し1人だけで村を出ていきました。
【ゴールデンカムイ】梅子と寅次の結婚
ここからはゴールデンカムイにおける梅子と寅次の結婚についてまとめていきます。上記のように悲劇的な過去によって杉元と梅子は離れてしまうと、梅子は故郷にいた寅次と結婚することになりました。杉元も故郷に一時戻った時に寅次なら任せられると呟きましたが、その後まさかの展開になってしまいます。
梅子は寅次と結婚する
梅子は杉元が去った後に寅次と結婚しました。明治時代の日本では女性の生きる選択肢が極めて少なく、年頃の娘はすぐに結婚し主婦として暮らすことが当たり前でした。梅子としては両思いだった杉元との関係が引き裂かれてしまったわけですが、寅次との結婚生活にその感情が影響することはなく分け隔てなく日々を過ごしていきました。
梅子と寅次の子ども
夫婦仲が円満であると2人は男の子を授かりました。幸せの絶頂を迎えていた梅子と寅次でしたが、その直後に日露戦争が勃発してしまうと寅次が徴兵されることが決定してしまいました。それも戦争の激戦地区への従軍であると、寅次は梅子を置いて戦場へ向かいそこで杉元と再会を果たしました。
梅子の夫・寅次は戦死する
寅次は杉元に対してコンプレックスを抱いていました。喧嘩では杉元に敵わず元々梅子が好きだったのは杉元でした。ただし杉元も寅次が梅子へ向けている愛の深さを理解していたため、戦地で再会しても2人の仲は変わりませんでした。しかし、奉天会戦に2人が出兵した時寅次は杉元に向けられた射撃を庇い死亡してしまいました。
【ゴールデンカムイ】梅子の再婚や手術
ここからはゴールデンカムイにおける梅子の再婚や手術についてまとめていきます。寅次が戦死してしまったことにより梅子は寡婦となりましたが、その後の生き方には多くの読者から考察や予想意見が寄せられました。
梅子は目の病気になる
梅子は眼病を患っていたことが明らかにされ、寅次はそれを治療するためのお金を欲していたことを杉元に話していました。その金額は200円、現代の価値に換算するとおよそ200万円の大金です。
梅子は杉元と再会しても気づかない
日露戦争を生き残った杉元は寅次の遺骨を届けるために梅子の家を訪ねました。その時の梅子は既に目がほとんど見えない状態になっており、玄関先での会話の様子から杉元が来たことを察して彼の前に姿を現しました。しかし、梅子は杉元の匂いを感じ取れなかったことから「あなた、どなた?」と口にしました。杉元はまともに顔を合わせられなくなりすぐに家を後にしました。
杉元が金塊探しを始めた理由
寅次は将来梅子の眼病が悪化していき子どもの成長を見届けられなくなってしまうことを危惧し、その上自分が戦場で死んでしまえば治療費を稼ぐ人もいなくなってしまうと考えていました。そのことから寅次は杉元に梅子の眼病の話をし、もしも自分が死亡した時は代わりに治療費を稼いでほしいと頼みます。杉元はこの言葉を受けていたことから北海道で砂金を掘りあて大金を手に入れようと考えたのでした。
梅子はその後再婚している?
梅子は寅次が死亡した後に再婚し東京で暮らしていました。嫁いだ先は裕福な家の旦那であり、40を過ぎていた旦那から後継ぎが欲しいと縁談を持ち掛けられたとされています。その時の梅子は妊娠しており生花店の店先では「女将さん」と呼ばれていました。
梅子はその後目の手術をした?
ゴールデンカムイ最終話にて杉元が梅子に大金を届ける様子が描かれましたが、そこで梅子は匂いで杉元の来訪に気付きました。ただし杉元は「手術で見えるようになったんだね」と言い手に入れた金塊を渡しました。恐らく杉元は純粋に裕福な旦那のおかげで手術されたと思っていたのかもしれませんが、アシリパ曰く嗅覚が鋭い動物は匂いから感情を読み取れるため、目ではなく鼻で杉元の存在に気付いていたと考えられます。
【ゴールデンカムイ】梅子に対する世間での評判や人気
これまでゴールデンカムイに登場する梅子の人物像や過去、人間関係についてまとめてきましたが、物語の根幹に関わる人物であり杉元と両思いだった彼女に対してファンからは様々なコメントが寄せられています。ここでは梅子に対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。
ゴールデンカムイ読者の多くは梅子と杉元の関係性が良いと評価しており、決して繋がることのない恋愛ストーリーという設定に魅力を感じているそうです。ゴールデンカムイはサバイバルバトル漫画ですが、幼なじみで過去に両思いだった女のために頑張るという設定を見れば恋愛漫画と言えるかもしれません。
梅子の見た目や人柄を気に入っている人も多くいました。梅子は顔が整った美人さんであり幼なじみを慰めてあげられる優しさを持っています。美しさを優しさを兼ね備えた女性キャラクターは多くの読者を魅了することでしょう。
梅子が好きな人の間ではスピンオフ作品を制作してほしいと懇願の声が寄せられていました。もしも梅子のスピンオフ作品が作られるとしたら、杉元と寅次と過ごしていた過去を深堀りした内容、もしくは杉元が金塊を届けるまでに梅子視点で起きていたエピソードなどが描かれそうです。
【ゴールデンカムイ】梅子は杉元の幼なじみだった
梅子は杉元の幼なじみかつ両思いの間柄でしたが、流行り病によって生き別れてしまった悲壮な過去があったキャラクターでした。梅子の存在はゴールデンカムイにおいて欠かせないほど大きなものです。もしも梅子や寅次に影響された杉元の活躍を見ていないという人は、ぜひゴールデンカムイ本編をチェックしてみてください。
この記事のライター
zeile
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