【ゴールデンカムイ】谷垣源次郎の人物像を紹介!インカラマッとの恋も
ゴールデンカムイに登場する谷垣源次郎は、たくましい体格と濃い体毛が印象的なキャラクターです。当記事ではゴールデンカムイのストーリーを追いながら、谷垣源次郎の人柄に迫っていきます。物語の最後まで活躍した彼の過去や目的、恋模様を知り、魅力を掘り下げていきましょう。
目次
【ゴールデンカムイ】谷垣源次郎とは?
谷垣源次郎(たにがきげんじろう)は太く固い眉毛と髭、フサフサの胸毛、そして服がはち切れてしまうほどの肉体を持っています。彼にはいわゆる「男臭さ」を感じる人も多いかもしれません。ここではそんな谷垣源次郎のプロフィールと、ゴールデンカムイという作品について簡単におさらいします。彼の魅力を掘り下げる前に、まずは基本情報を知っておきましょう。
谷垣源次郎のプロフィール
- 誕生日:6月28日
- 出身地:秋田県阿仁
- 職業:マタギ、軍人(帝国陸軍北海道第七師団所属)
- 好きな食べ物:きりたんぽ
- 苦手な食べ物:しいたけ
- 血液型:A型
谷垣源次郎はもともと秋田県出身のマタギでした。地元の阿仁でマタギとして働き家族と共に暮らしていたのですが、ある事件を境に、家族の反対を押し切って兵士を志すことになります。谷垣は壮絶な人生を歩んでいますが、シリアスなシーンばかりではなく、非常にコミカルな面が強調されて描かれているキャラクターです。特に持ち前の筋肉や体毛の濃さをネタにされていることが多く、読者の笑いを誘っています。
ゴールデンカムイの概要
ゴールデンカムイは原作者・野田サトルによって、2014年から週刊ヤングジャンプで連載された漫画です。2022年4月、約8年間の連載に幕を下ろし、実写映画の制作が発表されました。アイヌの文化を題材としたことで話題を呼び、これまでに通算3期のテレビアニメが放送され、現在(2022年12月時点)はアニメ第4期が放送中です。コミックス全31巻の累計発行部数は、2300万部を突破しています。
ゴールデンカムイのあらすじ
ゴールデンカムイの舞台は、明治末期の北海道(樺太地方)です。日露戦争から帰還した杉元佐一(すぎもとさいち)は、幼馴染である梅子(うめこ)の病気の治療費を調達するため、アイヌの金塊を探しに北海道を訪れました。杉元はそこで知り合ったアシリパというアイヌの少女と協力し、互いの目的のため共に埋蔵金を探すことになります。生活様式や伝統料理など、アイヌ文化の数々が作中に散りばめられている作品です。キレのいいギャグも人気のポイントとなっています。
【ゴールデンカムイ】谷垣源次郎の人物像や過去・最後
ゴールデンカムイには癖の強いキャラクターがたくさん登場します。その中でも谷垣源次郎は作中きってのいじられキャラとして、多くの読者から愛されているようです。ゴールデンカムイを知っている人なら、誰でも谷垣に笑わされた経験があることでしょう。ここではそんな谷垣源次郎の人物像や過去、彼が果たそうとした目的、物語最後の活躍について紹介します。彼が愛されている理由を、探っていきましょう。
谷垣源次郎の性格
谷垣源次郎といえば、「真面目」という言葉を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。実際に彼の性格は真面目そのもので、真面目すぎるが故に振り回されたり、いじられてしまったりすることも少なくありません。義理堅く情にも熱い人物で、ゴールデンカムイの物語の中ではその人柄の良さを利用され、とある事件では濡れ衣を着せられてしまったことがあります。
谷垣源次郎のマタギとしての能力
谷垣源次郎は元々筋金入りのマタギで、野生動物や山に関する知識が非常に豊富です。珍しいとされるエゾオオカミの生き残り・レタラに対し執着心を見せる姿があったことから、彼は根っからのマタギ気質であると推測できます。目的のため一度はマタギを離れた谷垣ですが、二瓶鉄造(にへいてつぞう)という猟師との出会いにより、再びマタギの道を歩むことを決意するのでした。
谷垣源次郎の過去
谷垣源次郎は、秋田県阿仁で家族と共に暮らしていました。フミという妹がおり、フミは谷垣の親友である賢吉(けんきち)と恋に堕ち、結婚します。しかし、ある日賢吉・フミ夫妻の自宅が全焼し、焼け跡からフミの遺体が発見されました。フミの胸には刺し傷があり、夫である賢吉が失踪していることから、谷垣は賢吉がフミを殺害して自宅に火を放ったと考えます。親友に裏切られ、大切な妹を殺されたと思った谷垣は、賢吉に対して強い憎しみを覚えるのでした。
谷垣源次郎の目的
谷垣は、賢吉が北海道第七師団に在籍しているという噂を聞き、妹の仇を打つべく入隊し、紆余曲折を経て賢吉の居所を突き止め戦場へ出向きます。そこで見つけた賢吉は、味方を守るために攻撃を受け、両目を潰されて瀕死の状態になっていました。最後に賢吉は「伝染病に罹っていたフミは自ら自身の殺害を懇願した」と、あの日の出来事を語ります。真実を知った谷垣は、思い出深いカネ餅を賢吉に食べさせ、賢吉は微笑みながらこの世を去りました。
谷垣源次郎と杉元達との関係
谷垣の頬の小さな傷跡は、杉元につけられたものです。第七師団の軍人という立場にあった谷垣は、金塊を狙う杉元たちと敵対していました。ところが谷垣は第七師団を辞め、マタギに戻ります。そして獲物を仕留めようとしてアイヌが仕掛けた罠にかかってしまった時、アシリパの祖母の看病によって命を救われました。恩を感じた谷垣はアシリパに協力することを決意し、杉元たちと行動を共にすることになるのです。
谷垣源次郎の最後はどうなった?
谷垣は五稜郭での戦いでアシリパを助ける際に、鶴見中尉によって電車から落とされてしまいます。しかし諦めず馬に乗って電車を追い、最後には電車から落下するアシリパを受け止める活躍を見せました。その後は恋人のインカラマッと共に谷垣の地元・阿仁に居住を構え、15人もの子供をもうけ暮らしています。筋骨隆々だった体はふくよかになり、大勢の子供たちと一緒に幸せそうに笑う姿が最後に描かれていました。
【ゴールデンカムイ】谷垣源次郎とインカラマッとの恋
生真面目な谷垣ですが、作中でアイヌの占い師の女性と恋に堕ち、子供を授かります。彼女の名前はインカラマッといい、妖艶な雰囲気を漂わせ、スリムでありながら豊満なバストの持ち主です。彼女は「顔に傷がある男性がタイプ」と語っており、谷垣はまさに彼女好みの男性と言えるかもしれません。ここでは谷垣とインカラマッの恋についてご紹介いたします。
谷垣源次郎とインカラマッの出会い
インカラマッは谷垣に近づこうとしますが、そこには「ウイルクの死の真相を探る」という目的がありました。ウイルクの死を受け入れられないインカラマッは谷垣との接触をはかり、ウイルクの一人娘であるアシリパを見つけ出そうと試みます。一方で谷垣は、アシリパをフチの元に返すという目的のため、インカラマッと行動を共にすることにしました。初めはお互いに恋愛感情を抱いていなかったのです。
谷垣源次郎とインカラマッの情交
2人は釧路町で、アイヌの漁師から「必ず2人で食べるように」とラッコの肉をもらいます。ラッコの肉には色欲の情を刺激する作用があると言われていました。漁師は2人を夫婦だと勘違いしていたようです。谷垣はこれを杉元たち男連中と共に食べ、”裸の相撲”によって駆り立てられた欲情を発散しました。その後疲れ果てて横になっていると、インカラマッは「ラッコのせいにして」と言って谷垣を誘い、2人はそのまま行為に及びました。
谷垣源次郎とインカラマッの娘
人質として捕らわれてしまったインカラマッは、谷垣との子供を妊っていました。谷垣はインカラマッを連れて脱走を図りますが、途中で命を狙われます。しかし他の仲間たちの助けもあり、なんとか逃げ切って女児を出産しました。ちなみにこの後も2人は子宝に恵まれ、父親そっくりな男児がなんと14人も誕生します。
【ゴールデンカムイ】谷垣源次郎の声優
谷垣源次郎はシリアスな場面からギャグシーンの振り幅が大きいキャラクターです。彼はゴールデンカムイのギャグの担い手の一人と言っても過言ではありません。そんな谷垣のアニメ版声優は、原作のニュアンスを忠実に再現していると高く評価されています。ここではアニメ版ゴールデンカムイで谷垣源次郎を演じるキャスト情報を紹介いたします。
谷垣源次郎の声優は「細谷佳正」
アニメ版ゴールデンカムイで谷垣源次郎を演じるのは、細谷佳正さんです。細谷さんは落ち着いた低音と演技力、歌唱力が高いことで知られています。声優としてのポテンシャルの高さとは裏腹に、天然な性格をいじられることが多く、ゴールデンカムイ作中でいじられキャラの地位を確立している谷垣と、似た一面を持っていると言うこともできます。ここでは細谷さんのプロフィールと、ゴールデンカムイ以外の出演作を紹介します。
細谷佳正のプロフィール
細谷佳正さんは1982年2月10日生まれの40歳(2022年時点)です。血液型はB型、身長は176cm、出身地は広島県尾道市、現在はフリーで活動しています。学生時代は演劇部と剣道部に所属していましたが、次第に芝居への興味が深まり、演劇の道に進むことを決意したそうです。ファンの間では天然キャラであることで知られており、声優仲間から細谷さんの天然エピソードが語られることもしばしばあります。
細谷佳正の主な出演作品
細谷さんは、2007年に『テニスの王子様シリーズ』で白石蔵之介役を演じてから一気に知名度を上げ、今では数多くの作品に引っ張りだこ状態です。演技の幅が広く、クールな役から熱血漢、冷徹なキャラなど様々なタイプのキャラクターを演じています。また、方言を話す人物を担当することも多く、そのクオリティの高さにも定評があります。細谷さんのゴールデンカムイ以外の出演作は、以下の通りです。
- 白石蔵之介(テニスの王子様シリーズ)
- 綿谷新(ちはやふる)
- 日向順平(黒子のバスケ)
- ライナー・ブラウン(進撃の巨人)
- 川淵千太郎(坂道のアポロン)
- 結城哲也(ダイヤのA)
【ゴールデンカムイ】谷垣源次郎に対する世間での評判や人気
谷垣源次郎は愛する妹を失い、マタギを捨てて追いかけた親友のことを最後の瞬間まで誤解していました。彼を語る上で欠かせないこのエピソードは、ゴールデンカムイの名場面の一つとして挙げられ、多くの読者が「涙なしでは見られない」と感じているようです。ギャグシーンが目立つ谷垣ですが、ただ読者を笑わせるだけではありません。悲しい過去を背負っているところに深みがあり、そこにかっこよさがあると思う人が多いようです。
谷垣源次郎は、ゴールデンカムイのギャグシーンの多くを担っているキャラクターです。ムチムチとした体や濃い体毛が強調されるシーンが多い一方、少女団と共に乙女チックな衣装を身につけて登場したこともあります。さらにはうまく踊れず泣いてしまうという、可愛らしい一面が描かれることもありました。ギャグが冴え渡るゴールデンカムイにとって、ギャグのレパートリーが豊富な谷垣は、必要不可欠な存在だと感じる人も多いのではないでしょうか。
ゴールデンカムイはグルメ的要素もある漫画で、マタギのおやつ「カネ餅」がTVで取り上げられたことがあります。ゴールデンカムイの原作者はこの時、「大柄な谷垣がカネ餅の中にくるみを忍ばせている姿は可愛らしい」と語りました。このコメントに対する反響は大きく、SNSには「確かに可愛い」という共感の声が溢れたようです。また、原作者の谷垣に対する愛情が感じられ、そこに微笑ましさを感じる人も続出しました。
【ゴールデンカムイ】谷垣源次郎はかわいい性格の人物だった
いかがでしょうか。谷垣源次郎は真面目な性格と男らしいビジュアルとは裏腹に、可愛らしい一面を持つキャラクターとして、多くのゴールデンカムイファンから愛されています。そしてギャグキャラの枠に留まらず、悲惨な過去を抱え、目的を模索するという葛藤も描かれている人物です。美しい女性と恋に落ちる人間らしさや、命をかけて戦うかっこよさも見逃せません。ゴールデンカムイを読み返すときは、ぜひ谷垣の魅力に着目し、彼の姿を追いかけてみてください。
この記事のライター
HAYASHI*M
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