【ゴールデンカムイ】アシㇼパが食べたオソマとは?変顔もあわせて紹介
『ゴールデンカムイ』には、よくアイヌの言葉が登場しますが、その中でも特に印象的なのが「オソマ」という言葉です。意味を知ると杉元とアシㇼパの会話が面白くなります。本記事では、『ゴールデンカムイ』に度々登場するオソマについて、アシㇼパの変顔もあわせて紹介します。
アシㇼパとは?
『ゴールデンカムイ』に登場するアシㇼパは、本作のヒロインであるアイヌの少女です。アイヌの金塊を探す杉元と、山で偶然出会い、共に旅をすることになります。オソマについて紹介する前に、まずはアシㇼパのプロフィールと『ゴールデンカムイ』の概要、あらすじをおさらいしましょう。
アシㇼパのプロフィール
- 名前:アシㇼパ
- 和名:小蝶辺明日子(こちょうべ あすこ)
- 誕生日:1月1日
- 所属:アイヌ
- 出身:北海道小樽
- 好きな物:塩をかけた脳、杉元のオソマ(味噌)
- 嫌いな物:ヘビ
- 幼名:エカシオトンプイ(「祖父の尻の穴」という意味)
アシㇼパは、『ゴールデンカムイ』に登場するヒロインで、青い瞳が特徴のアイヌの少女です。裏表がない真っ直ぐな性格で、大きな獲物を相手にしてもひるむことなく狩りを行う勇敢さを持っています。『ゴールデンカムイ』の主人公・杉元佐一(すぎもと さいち)とは山で偶然知り合います。杉元が、アシㇼパの父親が殺されるきっかけとなった金塊を追っていることを知った為、真相を知りたいと旅に同行することになります。
ゴールデンカムイの概要
『ゴールデンカムイ』は、2014年8月から2022年4月まで『週刊ヤングジャンプ』にて連載されていた青年漫画です。金塊を巡る激しい戦闘と人間ドラマが特徴のサバイバルバトル漫画作品で、2017年からはテレビアニメ化もされています。作中には、珍しい郷土料理やシュールなギャグも描かれている為、非常に人気の作品です。明治末期の北海道が舞台となっていて、アイヌの文化にも精通している点が多くの読者に支持されています。
ゴールデンカムイのあらすじ
主人公は、かつて日露戦争の激戦区を生き延びた陸軍兵士で、「不死身の杉元」の異名を持つ杉元佐一です。幼馴染みが患った眼病の治療費を稼ぐ為、ゴールドラッシュに沸く北海道で砂金採りに勤しんでいました。そんな時、偶然出会った男性から、アイヌが所有していた金塊とその在処を伝える刺青を持った脱獄囚が24人いるという噂を耳にします。杉元は、その金塊を手に入れるべく、24人の脱獄囚を探す旅に出発します。
アシㇼパが食べたオソマとは?変顔も紹介
『ゴールデンカムイ』では、様々なアイヌの言葉を紹介していますが、その中でも特に有名なものが「オソマ」です。オソマは、食事シーンで度々登場しますが、食事とはまったくかけ離れた意味を持つ言葉となっています。ここからは、オソマの意味とアシㇼパが食べたオソマについて紹介します。オソマを食べる時のアシㇼパの変顔もあわせて見ていきましょう。
オソマのアイヌ語の意味
アイヌの言葉は独特で、聞いただけでは意味がよく分からないものがほとんどです。オソマもその1つで、杉元もオソマが何なのは分かっていませんでした。オソマとは、アイヌの言葉で「大便」を意味する言葉です。『ゴールデンカムイ』の作中でアシㇼパは、食事中にもかかわらず「うんこ」と叫んでいます。また、アイヌ民族は、幼い頃はわざと汚い名前で呼ぶ習性があり、アシㇼパの故郷には大便を意味するオソマという名前のキャラがいます。
アシㇼパは味噌をオソマだと思っていた
『ゴールデンカムイ』の作中で、アシㇼパが思わず「オソマじゃないか」と驚いた物は、杉元が取り出した味噌でした。日本では定番の調味料である味噌ですが、アイヌ民族には味噌という調味料が伝わっていなかったようです。その為、茶色くて粘性の味噌を見て、アシㇼパはオソマだと勘違いしました。
杉元が自分の取り皿に入った料理に味噌を入れて美味しそうに頬張るシーンでは、アシㇼパはまるで汚いものを見るような目で眺めています。しかし、実際に杉元が持っていた味噌を口にした後は、味噌の味を気に入り、ニヤニヤとした変顔でせがむ程好物になりました。
アシㇼパが初めてオソマを食べるシーン
杉元は、アシㇼパとの旅の途中で何度か持参の味噌を料理に入れて味わいます。しかし、ウンコだと思っているアシㇼパにとって、杉元の行動は奇異なものでした。
その後、刺青を持つ脱獄囚の1人・白石由竹(しらいし よしたけ)を仲間に加えて、馬肉を使った桜鍋を食べることになりました。桜鍋の味付けには味噌が不可欠の為、白石は何のためらいもなく味噌を使って調理します。鍋に味噌が入っていることを知ったアシㇼパは、一瞬食べるのをためらいますが、杉元や白石が美味しそうに食べる姿を見て、変顔を披露しながら味噌味の馬肉を口にしました。アシㇼパの勇気ある行動に、杉元は涙を浮かべて喜んでいます。
アシㇼパはその後オソマ(味噌)が大好物に
白石の作った桜鍋で味噌が美味しいものだと知ったアシㇼパ。初めて食べた味噌の味に感動して「オソマおいしい」と発言しました。しかし、アシㇼパは味噌という言葉は覚えず、ずっとオソマと呼び続けています。その後も、杉元に味噌をねだる時もオソマと言いますが、杉元達も慣れたのかツッコミを入れることは少なくなりました。
アシㇼパがオソマを食べるときの変顔
食卓に汚いものがあれば誰でも嫌な顔をするのと一緒で、アシㇼパもオソマを食べ物として目の前に出された時は嫌な顔をしています。しかも、その時の顔が普段の可愛らしい顔とはかけ離れた変顔であることから、ファンの間では話題となっています。嫌悪感と困惑とが入り混じったような変顔を披露するアシㇼパは、変顔ヒロインとして有名です。
アシㇼパが食べたその他のオソマや飯テロ
『ゴールデンカムイ』には、珍しい料理がたくさん登場します。どの料理も、実在する料理で、非常に美味しそうに描かれている為、読者は「思わず食べてみたくなる」と感じているようです。ここからは、『ゴールデンカムイ』の作中で、アシㇼパが味噌以外にオソマだと勘違いした料理や、アシㇼパが作ったアイヌの郷土料理で人気の高いものを紹介します。
アシㇼパが食べたもう一つのオソマ「カレー」
札幌までやってきた杉元一行は、そこで刺青を持つ脱獄囚の1人・牛山辰馬(うしやま たつうま)と出会い、一緒に夕食を食べに行きます。その時食卓に並んだのが、エゾシカカレーでした。茶色くてとろみのあるカレールーを見て、アシㇼパはオソマだと勘違いします。この時も困惑したような変顔を披露し、「オソマ…」と呟きました。杉元に「食べてもいいオソマ」と告げられ、意を決して口に運んだところ、カレーのあまりのおいしさに「おいしすぎるオソマ」と感動しています。
アシㇼパの飯テロシーン
『ゴールデンカムイ』は、アシㇼパがアイヌの珍しい郷土料理を作って杉元達に食べさせるシーンも見どころの1つです。現代ではなかなか食べられない料理の数々と、それに対する杉元達の食レポが人気で、グルメ漫画の要素も含んでいます。ここからは、『ゴールデンカムイ』の作中で、アシㇼパが作ったアイヌの郷土料理の中から、特に印象深い飯テロシーンを2つ紹介します。
飯テロシーン①シャチの竜田揚げ
海の生物でも大柄で獰猛なシャチも、アシㇼパは仕留めて食材にしました。その時に作ったのが、シャチの竜田揚げです。シャチの脂肪部分を刻んで、酒や醤油で下味をつけた後に油で揚げたシンプルな料理となります。高温で揚げている為、パリパリとした食感が味わえるそうです。『ゴールデンカムイ』に登場する料理の中でも、歯ごたえがあっておいしそうと話題になっています。
飯テロシーン②アザラシ
可愛らしい見た目の動物であるアザラシですが、アシㇼパにとっては食材としての魅力しかないようです。容赦なくアザラシの頭を棒で叩いて仕留めています。アザラシの肉は、血の匂いが強いそうですが、しっかり煮込むことで血が抜けておいしく食べられるとアシㇼパは説明します。実際に、アザラシの肉を食材として使った「アシㇼパさんのアザラシカレー缶」という『ゴールデンカムイ』とコラボしたお土産も発売されてました。
アシㇼパの声優
『ゴールデンカムイ』に登場するアシㇼパは、表情豊かで元気なアイヌの少女です小さい体ながら、屈強な男性陣に囲まれながらたくましく戦うアシㇼパは、力強いハキハキとした声が特徴です。ここからは、『ゴールデンカムイ』のアニメ版でアシㇼパの声を演じた声優について紹介していきます。
アシㇼパの声優は「白石晴香」
『ゴールデンカムイ』のアニメ版で、アシㇼパの声を演じた声優は、白石晴香さんです。アシㇼパは、幼い見た目に関わらず、大人顔負けの弓の実力を持ち、果敢に狩りを行います。そんなたくましいアシㇼパを、白石晴香さんは力強い声で演じています。また、アシㇼパが作中で見せる変顔を本人が再現した写真も話題になっています。
白石晴香のプロフィール
- 名前:白石 晴香(しらいし はるか)
- 生年月日:1995年4月8日
- 血液型:AB型
- 所属事務所:トイズファクトリー
2007年に舞台女優として活動を始めた白石晴香さん。声優デビューは、2011年に制作されたアニメ映画『コクリコ坂から』の松崎空役でした。フリーの期間を経て、現在のトイズファクトリーに所属しました。歌唱力も高く、数々のキャラクターソングにも参加しています。
白石晴香の主な出演作品
- 『コクリコ坂から』松崎空
- 『干物妹!うまるちゃん』本場切絵
- 『ヒーリングっど♥プリキュア』ラテ
- 『うちのメイドがウザすぎる!』高梨ミーシャ
白石晴香さんは、可愛らしい声に定評がある声優です。その為、幼い少女役やマスコットキャラ役を多く演じています。アシㇼパのような芯の強い女性役を演じる時は、声のトーンを少し抑えながらもハキハキとした口調で演技しています。
アシㇼパのオソマに対する世間での評判や人気
オソマだと思っていた味噌が、実はおいしい調味料だと知った後、アシㇼパはためらいもなく味噌を食べるようになります。初めてカレーを目の前にした時も味噌の時と同じ反応をします。しかし、杉元が「食べてもいいオソマ」と教えられると、その言葉を信じて口に運びカレーの味に感動しました。杉元と出会って、食べ物に対する見方が変わったアシㇼパの姿に、ファンはかわいさを感じていました。
また、『ゴールデンカムイ』の作中でオソマに関するエピソードが人気だった為、『ゴールデンカムイ』の聖地である北海道には、コラボ食品がお土産として人気です。その名も「杉元の食べていいオソマ」。中身は山椒が効いたおかず味噌で、ご飯にもよく合うと大人気商品となっています。知らない人がオソマの意味を知ると驚くそうです。
アシㇼパは、『ゴールデンカムイ』の作中で様々な変顔を披露していますが、圧倒的にオソマが絡むシーンが多いです。あまりにも味噌のおいしさにはまってしまったのか、杉元がオソマの箱を取り出すだけで必死な変顔で取りに行く姿が印象的でした。かわいらしい普段の顔からは想像もできない変顔の数々にファンは魅了されています。
アシㇼパが食べたオソマは味噌だった
味噌を知らなかったアシㇼパは、味噌のことをオソマと勘違いしていました。しかし、食べてみるとあまりのおいしさに大好物となり、それからは杉元の持つオソマを欲しがるようになります。アシㇼパの食べたオソマやアイヌの伝統料理が気になる人は、是非『ゴールデンカムイ』の原作漫画やアニメを見て下さい。アシㇼパの変顔にも注目です。
この記事のライター
ルキナ
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