【ゴールデンカムイ】キラウシはアイヌの男性！能力や活躍を紹介

キラウシはマンガ作品『ゴールデンカムイ』に登場する男性キャラです。キラウシは北海道釧路近辺に存在するコタン出身のアイヌ民族であり、額に巻いている鉢巻がトレードマークとなっています。アイヌ語だけでなく、和人語にも精通しています。またキラウシはアイヌに対する知識量だけでなく、幅広い人脈を持っているため戦闘面以外での強みを持っています。

『ゴールデンカムイ』に登場するキラウシの名前の由来ですが、アイヌ語で「角がついている」を意味します。なぜこのような名前がつけられたかですが、キラウシが幼少期の頃に鹿の角をつけて遊んでいたからです。本作ではキラウシ以外にも本人の人柄から名前をつけられたアイヌ民族が数多く登場します。

『ゴールデンカムイ』とは『週刊ヤングジャンプ』で連載が始まったマンガ作品です。野田サトル先生によって2022年まで連載され、様々な勢力が絡み合う金塊争奪戦が面白いと高い人気を獲得しました。テレビアニメ第4シーズンが放送開始されることで再び盛り上がりを見せ、今後の躍進が多くのファンから期待されるています。

日露戦争からの帰還兵である元陸軍の主人公・杉元佐一は、北海道で砂金を採集することで幼馴染が患っている眼の病気の治療代を稼いで生活していました。ある日、北海道にアイヌ秘蔵の金塊が眠っているという情報を掴み、金塊の在り処を求めて強大な敵と戦うことになります。道中で杉元佐一は金塊の鍵を握るアイヌの少女・アシㇼパと出会い、他の仲間達と協力しながら金塊を求めて奮闘します。

『ゴールデンカムイ』に登場するキラウシは、杉元佐一のような戦闘能力を持っていませんが、一風変わった特殊能力によって危機を乗り越えてきました。そこで以下の項目ではキラウシが有している能力に関する情報だけでなく、キラウシと関係性が深い登場キャラは誰なのかについてもそれぞれ解説していきます。

作中においてキラウシは、アイヌの地理や文化に対する深い理解を有するだけでなく多彩な人脈を構築する能力に長けています。この能力を土方歳三に買われて、アイヌの案内役として雇われることとなります。これによりキラウシはアイヌ文化の知識を活かすことで、土方歳三が探していた刺青を持った囚人の1人である「人斬り用一郎」を見つけ出すという大活躍をしたのです。

『ゴールデンカムイ』においてキラウシと関係性を持つキャラは数多く存在します。今回の記事ではその中でも重要人物である「利運」、「マンスール」の両名について紹介します。2人ともキラウシと協力関係にあり、かつ金塊争奪戦が終結するまで行動を共にしていました。

キラウシと関係するキャラ①は「門倉利運（かどくら・としゆき）」です。門倉利運は北海道に存在する網走監獄の看守部長を務めており、かつ土方歳三の部下でもあります。圧倒的な幸運を有しており、様々な修羅場を潜り抜けてきました。キラウシが土方歳三の案内役となってからは徐々に親しみをもつようになり、共に行動するようになります。

キラウシと関係するキャラ②は「マンスール」です。マンスールはソフィア・ゴールデンハンドの部下であり68ポンド砲という骨董品のような大砲で戦艦を沈める凄腕の砲兵として活躍していました。金塊争奪戦後もマンスール、キラウシ、門倉利運の３人は良好な関係を築いており、アメリカに渡ってサイレント映画を撮影しました。

キラウシが門倉利運につけたあだ名は、「尻の穴のぞき野郎」です。尻の穴のぞき野郎の由来ですが、網走監獄看守部長を務めていた時に門倉が囚人の身体検査で日常的に尻の穴を見ていたというエピソードが基になっています。このあだ名からキラウシのネーミングセンスの高さが伝わってきます。

『ゴールデンカムイ』に登場するキラウシは、持ち前のアイヌ文化に対する深い知識を用いて活躍するシーンが存在します。そこで以下の項目では、キラウシの活躍や土方歳三の一派に入った理由だけでなく、初登場シーンや最終回まで生き残ったのかについてもそれぞれ解説していきます。

『ゴールデンカムイ』におけるキラウシの初登場シーンですが、原作第109話の伝説の動物学者・姉畑支遁が悪事を働くシーンにて初登場を果たしました。この時アイヌの動物達を汚して回っていた人物が谷垣源次郎の仕業だと勘違いしてキラウシが確保します。しかし真犯人が判明してからは谷垣源次郎に対する誤解が解け、かつ杉元佐一達と和解したのです。

杉元佐一と別れた後、キラウシの村が凄まじい蝗害の被害を受けることになります。これによりキラウシの所属するコタンが困窮してしまい、飢えを凌ぐために季節労働者として近くの港町に働きに出ることになりました。そこで刺青囚人を探していた土方歳三と出会います。その際にキラウシはアイヌ文化の豊富な知識を持つ人材として雇われ、そのまま土方一派に参加したのです。

土方一派の一員として参加したキラウシですが、死亡してもおかしくない修羅場を潜り抜けて最後まで生存しました。また『ゴールデンカムイ』最終回でキラウシは、金塊争奪戦後に門倉、マンスールとともにアメリカへ渡ったことが判明しています。

テレビアニメ『ゴールデンカムイ』には多彩な声質を持った声優が数多く出演しています。そこで以下の項目ではアニメ版『ゴールデンカムイ』でキラウシ役を担当した声優に関する基本プロフィール情報だけでなく、代表出演作品情報についてもそれぞれ解説していきます。

アニメ版『ゴールデンカムイ』でキラウシ役を担当した声優は、前野智昭さんです。前野智昭さんは2003年から声優活動を開始しており、かっこいい声質が話題を呼びました。また声優を志すようになったキッカケですが、中学生の時のプレイしていた『ときめきメモリアル』の声優の演技に惚れたことだと公言しています。代表出演作品として『アマガミSS』、『はたらく細胞』などが挙げられます。

『ゴールデンカムイ』に登場するキラウシは、アイヌ文化を深く理解している男性キャラとして知られています。そこで以下の項目ではキラウシに対する世間での評判だけでなく、どういった人気の理由が存在するのかについてツイッター上の『ゴールデンカムイ』ファンの言葉を参考にしながら紹介していきます。

キラウシに対する世間での評判は「土方一派に加入している」ことです。作中にてキラウシはアイヌ文化に対する高い理解度、かつ和人語を話せる点を高く買われて雇われることとなったのです。それ故にキラウシは、アイヌのことを心から愛していると思う『ゴールデンカムイ』ファンが多いです。

キラウシに人気が集まる理由は「門倉と友人関係にある」からです。キラウシが土方一派に加わったタイミングで両者は出会いましたが、あっという間に意気投合し常に一緒にいる関係になりました。また金塊争奪戦が終わった後もキラウシと門倉は共にアメリカへと渡航したのです。それ故に門倉とキラウシの放つ雰囲気に癒しを感じる『ゴールデンカムイ』ファンが多いです。

今回の記事では『ゴールデンカムイ』に登場するキラウシに関する情報について紹介してきました。キラウシはアイヌ民族の男性として釧路近辺のコタンで暮らしていました。しかし蝗害の被害によって港町へ赴いたことで土方一派と合流することとなります。また土方一派の門倉とは大の仲良しであり、金塊争奪戦後も行動を共にしています。ストーリーは完結しましたが、キラウシの活躍に注目して再度『ゴールデンカムイ』を見てはいかがでしょうか。