【ゴールデンカムイ】鶴見中尉は死亡していないのか?生存説を徹底考察!
『ゴールデンカムイ』の鶴見中尉は、主人公の杉元と敵対する関係で、最後は杉元と一騎打ちとなります。しかし鶴見中尉の死亡シーンは描かれていないため、死亡していない可能性が出てきました。この記事では鶴見中尉の生存説や過去、モデル、声優についても考察しています。
鶴見中尉とは?
『ゴールデンカムイ』に登場する鶴見中尉とは、日本軍第七師団に所属する軍人です。アイヌが隠した金塊を巡り、主人公の杉元佐一とは敵対する関係です。日露戦争では無謀な作戦の指揮を執らされ、被害は出したものの多大な功績を挙げました。しかし上官にも素直に従わず、日露戦争で多くの死亡者を出してしまい、功績を挙げても階級は低いままでした。戦争で頭蓋骨の一部が欠損してしまい、それを補うために額当てをしています。しかし興奮すると額から汁が出てしまいます。
鶴見中尉のプロフィール
- 名前:鶴見篤四郎(つるみとくしろう)
- 誕生日:12月25日
- 推定年齢:40歳
- 出身:新潟県
- 好きなもの:和菓子
- 苦手なもの:酒類
- 特技:ピアノ
ゴールデンカムイの概要
『ゴールデンカムイ』は、野田サトルによる北海道を舞台にした漫画作品です。2014年から「週刊ヤングジャンプ」にて連載がスタートし、2022年4月に8年に渡る長期連載に幕を下ろしました。連載当初は男性を中心に人気がありましたが、2016年に「マンガ大賞2016」、2018年には「手塚治虫文化賞」を受賞しています。アニメ化もされており、実写映画化も決定しています。
ゴールデンカムイのあらすじ
『ゴールデンカムイ』の舞台は、明治末期の北海道です。主人公の杉元佐一は幼なじみの病気の治療費を稼ぐために、砂金獲りをしていました。杉元は偶然出会った男から、アイヌが隠した金塊の話を聞きます。しかしその時ヒグマに襲われます。それを助けてくれたのがアイヌの少女、 アシㇼパでした。治療費を稼ぎたい杉元と父の仇を討ちたいアシㇼパは、お互いの目的のために手を組み、金塊を探します。
鶴見中尉は死亡していない?生存説を考察
鶴見中尉は、暴走列車で杉元と一騎打ちとなります。激しい戦いで鶴見中尉も重傷を負いました。鶴見中尉はどうなってしまったのでしょうか。杉元のように鶴見中尉も不死身で、日露戦争で前頭部を吹き飛ばされながらも奇跡的に生存しました。ここからは鶴見中尉の生存説を考察していきます。
鶴見中尉の最後のシーン
金塊争奪戦はたくさんの人が死亡しました。そしていよいよ終わりが近づいてきました。最後は暴走列車で杉元と鶴見中尉の一騎打ちです。鶴見中尉の一瞬の隙から土地の権利書を奪うことに成功したアシㇼパは、杉元に列車の外へ投げられます。杉元は鶴見中尉に刀で胸を刺され、鶴見中尉も杉元に銃で胸を撃たれて、二人とも重傷を負っています。そして暴走列車ごと二人は海に落ちていきました。
鶴見中尉の額当てや遺体が発見されない
暴走列車の中で杉元も胸を刺されていたため、死亡したのでは思われましたが、杉元は生きていました。鶴見中尉は杉元に撃たれていたし、当然死亡しただろうと誰もが思ったことでしょう。しかし実は鶴見中尉の額当てや遺体は発見されていないのです。杉元も死亡してもおかしくない状況で生きていたし、鶴見中尉も遺体が発見されないため死亡したと断言できず、生存しているかは不明となっています。
鶴見中尉の生死に関係する31巻の加筆の内容
鶴見中尉の生存は明らかにされなかったため、ファンの間で鶴見中尉は生きているのではという意見が出ました。『ゴールデンカムイ』の最終巻では加筆された部分があり、驚くべき描写がありました。加筆された部分は金塊争奪戦終了から40年後が舞台で、マッカーサが登場します。そしてマッカーサの死亡後、遺品整理の際に見つかった1枚の写真に、鶴見中尉と思われる人物が写っていたのです。
鶴見中尉は生存していた?
太平洋戦争が終わる直前に、ソ連は北海道に侵入しようとしましたが、アメリカ軍にけん制されて侵入は阻止されました。なぜマッカーサが日本を守るような行動をしたかというと、大統領選へ出馬するための資金を援助すると約束した日本人がいたからです。その日本人が鶴見中尉だと言われています。本当は鶴見中尉は資金は持っていませんでしたが、うまくマッカーサを操って、北海道を守ったのです。
鶴見中尉の正体や過去・モデル
鶴見中尉には、驚くべき過去がありました。ここからは鶴見中尉の過去と正体について解説していきます。また『ゴールデンカムイ』の登場人物にはモデルになった人物がたくさん存在します。モデルとなった人物も、『ゴールデンカムイ』の登場人物に負けず、特異な人達です。鶴見中尉のモデルは、優秀で頭が切れる人物だったようです。
鶴見中尉の正体や過去
鶴見中尉の過去は「長谷川幸一」と偽名を使って、ロシアのウラジオストクでスパイ活動をしていました。そこで写真館を経営し、現地の女性と結婚して娘も設けています。ある日長谷川の元にロシア人の若者が3人訪ねて来て、「日本語を教えてほしい」と頼みます。その3人はロシア皇帝を暗殺し、逃亡中だったアシㇼパの父ウイルク、ソフィア、キロランケでした。両者はお互いの正体を知りませんでしたが、長谷川の正体が秘密警察に知られ、写真館に警察が来て激しい銃撃戦となりました。その時に鶴見中尉の妻子は死亡しています。
鶴見中尉のカリスマ性がすごい
鶴見中尉には壮絶な過去がありました。そしてとにかくカリスマ性が凄いです。部下からの信頼は暑く、崇拝されています。鶴見中尉は、人の懐に入るのがうまいのでしょう。言葉巧みに人を惹きつけます。そのカリスマ性で優秀で忠誠心が厚い部下を従えているのです。マッカーサを裏でうまく操っていたのにも納得です。
鶴見中尉の目的
鶴見中尉が金塊争奪戦に参戦した目的は何なのでしょうか。それは「北海道に軍事政権を作ること」です。鶴見中尉は、北海道の経済を発展させる、死亡した兵士の家族を養えるようにしたいと話しています。しかしこれは表向きの目的で、本当の目的は妻子が死亡してしまったことへの復讐です。妻子はロシアで警察との銃撃戦で流れ弾に当たって死亡しましたが、2人を撃ったのはウイクルだと判明します。この事を鶴見中尉は恨んでいるのです。
鶴見中尉のモデル
鶴見中尉のモデルとなった人物は二人います。一人目のモデルは「鶴見数馬(つるみかずま)」です。1860年に生まれ、1926年に死亡しています。砂兵少尉に任官され、最終階級は陸軍少尉です。同じ「鶴見」という名字、203高地や奉天会戦に参加しているなど経歴が一致しています。二人目のモデルは「須見新一郎(すみしんいちろう)」です。1892年に生まれ、1977年に死亡しています。陸軍軍人で鶴見中尉と同じく第7師団に所属しており、最終階級は陸軍大佐です。また須見新一郎も切れ者だったそうです。
鶴見中尉の声優
鶴見中尉の生存説、過去や正体について考察してきましたが、ここからは鶴見中尉の声優について解説していきます。『ゴールデンカムイ』はたくさんの登場人物がいて、声優もとても豪華です。鶴見中尉の声優のプロフィールや出演作品を紹介していきます。
鶴見中尉の声優は「大塚芳忠」
鶴見中尉の声優は、「大塚芳忠」さんです。大塚さんは子供の頃から漫画が好きで、小学校時代は子供達に読み聞かせをしていたそうです。高校卒業後はあてもなく上京しますが、自分のやりたいことは芝居だと思い、演技研究所にも行っていました。以前はアーツビジョン、同人舎プロダクションに所属していましたが、現在はクレイジーボックスに所属しています。大塚さんは鶴見中尉のことを、興味が尽きない人物で、ワクワクしながら演じていると話しています。
大塚芳忠のプロフィール
- 名前:大塚芳忠(おおつかほうちゅう)
- 職業:声優
- 愛称:ほっちゅん
- 生年月日:1954年5月19日
- 星座:おうし座
- 血液型:A型
- 出身地:岡山県
- 所属事務所:クレイジーボックス
大塚芳忠の主な出演作品
- NARUTO -ナルト-:自来也
- 亜人:佐藤
- 機動戦士Ζガンダム:ヤザン・ゲーブル
- SLAM DUNK:仙道彰
- 鬼滅の刃:鱗滝左近次
- 機動武闘伝Gガンダム:チボデー・クロケット
- ∀ガンダム:ギャバン・グーニー
- 銀魂:阿伏兎
- 幼女戦記:ゼートゥーア
- 仮面ライダー電王:デネブ
鶴見中尉の死亡に対する世間での評判や人気
杉元との最後の戦いで鶴見中尉は死亡したと思われました。しかし写真に鶴見中尉らしき人物が写っていて、驚愕したのではないでしょうか。鶴見中尉も杉元同様、不死身の人物でした。そんな鶴見中尉の死亡について世間ではどう思っているのでしょうか。
杉元に撃たれ、鶴見中尉は列車と共に海に落ちていきました。どう見ても鶴見中尉が生存しているはずはなく、死亡したと思われました。しかし鶴見中尉はその後、アメリカに渡ったようです。そしてマッカーサをうまく操り、北海道を救ってくれました。これは人の懐に入るのがうまい鶴見中尉だからこそ、できたことでしょう。
壮絶な金塊争奪戦により、たくさんの人物が死亡しました。そして長い戦いにとうとう決着が着きました。鶴見中尉は杉元との戦いに敗れましたが、生存していてアメリカに渡っていたという意外な結末に誰もが驚いたことでしょう。
鶴見中尉は興奮すると額から脳汁が垂れてしまうという、とても特徴のある人物でした。確かに鶴見中尉がどう死亡するのか、予想してた方は多かったかもしれません。脳汁が止まらず死亡するのも、鶴見中尉ならではの死亡の仕方です。
鶴見中尉は死亡していなかった可能性が高い
鶴見中尉は金塊争奪戦で、杉元の前に大きく立ちはだかります。鶴見中尉の正体が過去にスパイ活動をしていたことも、驚くべき事実でした。最後まで妻子には自分の正体を明かさなかった鶴見中尉ですが、妻子を愛していたのでしょう。そして杉元との一騎打ちで死亡したと思われた鶴見中尉ですが、31巻に加筆された部分で鶴見中尉だと思われる人物が描かれていたのです。意外な結末に驚いた方も多かったことでしょう。様々な想像を膨らませる終わり方となりました。
この記事のライター
ささめ
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