【メイドインアビス】プルシュカはカートリッジにされて死亡?白笛になった?
メイドインアビスに登場したプルシュカはリコたちとすぐに打ち解けた活発な少女ですが、カートリッジに加工されるという悲劇に遭ってしまいました。本記事ではプルシュカがカートリッジにされて死亡した経緯やリコの白笛との関係性などについてまとめていきます。
目次
プルシュカとは?
リコたちがアビス五層にある前線基地(イドフロント)に辿り着くとそこに黎明卿のボンドルドとその子供のプルシュカが登場し、リコとレグ、ナナチを巻き込んだエピソードが展開されました。ここではプルシュカの人物像をプロフィールからまとめ、メイドインアビスの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。
プルシュカのプロフィール
プルシュカは前線基地に住む子供でボンドルドの娘に当たります。白と緑の短髪と赤い瞳、緑色を基調とした衣服に身を包んでいる容姿が特徴的で、性格はとても活発で気が強いしっかり者です。赤笛でありながら危険な箇所を探検するチャレンジ精神を持っており、リコと出会ってからは彼女らの部屋の掃除を担当していました。
メイドインアビスの概要
メイドインアビスはつくしあきひとによってWEBコミックガンマに連載されている漫画作品です。巨大な縦穴洞窟アビスの深層を目指すリコたちの物語が描かれており、可愛らしい登場人物と無慈悲でとても危険なアビスのギャップ描写が話題を呼びました。2020年2月時点で累計発行部数は333万部を突破しており、不定期でありながら現在も連載が続いています。
メイドインアビスのあらすじ
孤児院に暮らしていた探窟家見習いのリコは、巨大な縦穴・アビスに人一倍強い好奇心を持っていました。そんなある日、探窟している途中で危ないところを少年そっくりのロボットが助けてくれると、リコはそれを持ち帰りレグという名前をつけました。その後、リコの母親であるライザの白笛と封書が地上に上がってくると「奈落の底で待つ」と書かれた紙をリコは目にします。そこにレグらしきロボットの絵も描いてあったことから、2人はアビスの最深部を目指すことにするのでした。
プルシュカはカートリッジにされて死亡?その後は?
ここからはプルシュカがカートリッジにされて死亡した経緯とその後についてまとめていきます。メイドインアビス作中でプルシュカのエピソードが描かれると、そこで黎明卿ボンドルドの思惑が裏で動き、プルシュカの純粋な感情によって物語は読者にとってあまり望まれない方向へと進んでいってしまいました。なお、ここでは本編のネタバレ記述が含まれているため閲覧する際は注意してください。
カートリッジとは何?
カートリッジとはボンドルドによって開発された箱型の装備品です。アビスには呪いと言われる自然現象が随所で発生しており、呪いに触れると人間の状態でいられなくなるような被害を受けてしまいます。カートリッジはその呪いを避けるための装備です。
プルシュカは解体されカートリッジになる
プルシュカはボンドルドのことを強く慕っており「最高のパパ」とまで呼んでいます。しかし、実のところボンドルドはプルシュカの父親ではなく祈手の娘でした。そうとも知らずにプルシュカは父のためになりたいと心から思い、自らの肉体を差し出してカートリッジに加工されてしまいました。
プルシュカは死亡しリコの白笛になった?
ボンドルドとの戦闘中にプルシュカがカートリッジになったことを知ったリコは、戦闘後にカートリッジを抱きしめ悲しさのあまりむせび泣いてしまいます。やがてカートリッジからわずかな臓器と培養液が零れだすと、それらに混じって不思議な石が出てきました。その石は『命を響く石(ユアワース)』で白笛の原材料となる素材でした。リコはその石から白笛を作り出し自分のものとして所持することにしました。なお、カートリッジにされた子供は意識を持っているため厳密には死亡していません。
プルシュカの白笛は心臓のような見た目?
プルシュカの白笛は1つの心臓と3つの器官が伸びているような見た目をしています。明確なことは分かりませんが、恐らくユアワースが人間の命を元に生まれる素材であることから、ユアワース自体が心臓の形をしていた可能性が考えられます。
プルシュカの白笛を盗んだ犯人
六層に辿り着いたリコは眠っている間に白笛を盗まれてしまいます。白笛を盗んだ犯人は成れの果ての姫であるファプタでした。ただしファプタは悪事のために盗んだわけではなく、楽器職人のポリヨーンにそれを渡すと白笛を正しい姿へと加工させました。これによりプルシュカの白笛は完全な形となりより強い効果を発揮するようになりました。
プルシュカの過去や生い立ち
アビスにて登場するキャラクターは地上で生きている人間からは想像もつかない過去を持っていることが多く、プルシュカもその例から外れることのない人物の1人でした。ここではプルシュカの過去や生い立ちについてまとめていきます。
プルシュカはイドフロントで育った
プルシュカは前線基地(イドフロント)で生まれそこで育ちました。前線基地とは元々アビスにいたとされる古代人類が建設した円盤状の巨大な建造物で、古代人が神殿として用いた場所とされています。プルシュカはそこでボンドルドとその部下・祈手(アンブラハンズ)、帽子の中に飼っている不思議な動物・メイニャと共に暮らしていました。
プルシュカとボンドルドの関係は親子?
プルシュカはボンドルドのことを父親と思っていますが、実際のところは血の繋がりはなくプルシュカの親は祈手です。なお、プルシュカという名前を付けたのはボンドルドであり、作中世界で『夜明けの花』という意味が込められています。プルシュカはアビスから1度も出たことがなく夜明けというものを知りませんでした。
プルシュカの幼少期の姿がグロい?
メイドインアビス5巻の37話にてプルシュカの幼少期の姿が描かれています。ボンドルドが幼少期のプルシュカを抱き上げると、彼女はアビスの呪いによって自我が欠損しており瞳の焦点は合わず、頭からは血を流し口からは「いいいい」という言葉しか出ていませんでした。このワンシーンはホラー映画に通じる怖さがあり一部のファンからグロいと評されています。
プルシュカをカートリッジにしたボンドルドを考察
ここからはプルシュカをカートリッジにしたボンドルドについて考察していきます。黎明卿を名乗るボンドルドは顔を隠した見た目からして謎めいた人物であり、探窟家として最高クラスの白笛であったことからファンからも注目されていました。そんな彼が作中で行っていた行動にどのような意味があったのか、ここで解説していきます。
ボンドルドの目的
アビスについて研究しているボンドルドは、呪いの他に『祝福』という効果が存在していることを突き止めました。祝福は人間に特殊な能力を与えてくれるものですが、祝福を受けるためには1人の人間が2人分の呪いを受けなければならず、ナナチとミーティが実際の成功例です。これらの研究は上昇負荷の克服手段を見つけるための実験であり、その延長としてカートリッジの制作も進められていました。
ボンドルドが作ったカートリッジの中身と作り方
カートリッジは生きた子供を解体して1つの箱型装置に詰め込むことで完成します。厳密には手足や余分の内臓といった呪いの妨げになる感覚器官を全て切除し、徹底的に削いで小さくなった『もの』を再び肉と皮で包んで箱に詰めているとされています。カートリッジを複数加工するためにボンドルドはプルシュカを始め身寄りのない子供たちを解体していきました。
カートリッジの中にいる子供が上昇負荷を無効化?
ボンドルドはカートリッジを装備し、アビスの呪いである上昇負荷をカートリッジにいる子供に肩代わりさせることでアビス六層へたどり着くことができました。なお、カートリッジにされた子供は意識と感覚が生きているため呪いの影響を受けていることになります。
プルシュカの声優
プルシュカのエピソードは劇場アニメ『深き魂の黎明』により劇場スクリーンで公開されました。発表された当時はR15指定に引き上げられたことで小さな話題を呼んでいましたが、キャストが発表されプルシュカ役に人気声優が当てられたことで歓喜の声も寄せられていました。ここではプルシュカを演じた声優についてまとめていきます。
プルシュカの声優は「水瀬いのり」
プルシュカを担当した声優は水瀬(みなせ)いのりさんです。数々の作品でメインヒロインを担当している人気女性声優であり、同業者からも演技力が高いと言われるほど演者として高い評価を受けています。メディア露出も比較的多いことから知名度も高く、アーティストとしてライブツアーを開催するなど多方面で目覚ましい活躍を残しています。
水瀬いのりのプロフィール
- 性別:女性
- 出身地:東京都
- 生年月日:1995年12月2日
- 血液型:B型
- 身長:154cm
- 事務所:アクセルワン
- デビュー時期:2010年(岡本あかり『世紀末オカルト学院』)
水瀬いのりの主な出演作品
- 香風智乃/チノ(ご注文はうさぎですか?)
- ヘスティア(ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)
- 高野千鶴(徒然チルドレン)
- メテオラ・エスターライヒ(Re:CREATORS)
- 金剛ヒカリ(干物妹!うまるちゃんR)
プルシュカに対する世間での評判や人気
プルシュカのエピソードから彼女の生涯をまとめてきましたが、このキャラクターに対してファンはどのような印象を抱いているのでしょうか?ここではSNS上で実際に寄せられているコメントを参照しながら、世間での評判や人気についてまとめていきます。
プルシュカは可愛らしい見た目と馴染みやすい人柄からファンの間で高い人気を誇っていました。その分、作中で死亡した時に深い悲しみを感じた人も多かったそうで、プルシュカが何をしたんだと嘆くコメントも見受けられました。
プルシュカに関するコメントを調べるとやはりエピソードに対するコメントを残しているものが多く、そのほとんどがプルシュカの最期に悲しさを訴えるものでした。単純に殺害されたのではなく、プルシュカが父のために望んでカートリッジになったという事実がファンに煮え切らないものを与えているようでした。
プルシュカに対するボンドルドのセリフについて考察しているコメントもありました。結末を知ってからボンドルドのセリフを見返してみると「解放する」を「開放する」と読み解くことができ、上昇負荷を超えた後で中身が出てくるシーンと繋がっているため間違ったことは言っていない、といった意見が注目を集めています。
プルシュカはカートリッジにされて死亡した
プルシュカは活発的で可愛い人柄をしたキャラクターでしたが、ボンドルドの愛を裏切ることができずカートリッジにされるという悲惨な最期を迎えてしまったヒロインでした。生きたままカートリッジにされたという出来事に衝撃を受けた人は多かったことでしょう。これからは白笛に生まれ変わったプルシュカがリコのピンチを助けてくれることに期待しておきましょう。
この記事のライター
zeile
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。