【ゴールデンカムイ】二階堂浩平は双子の兄弟!最後の戦いの結末は?
『ゴールデンカムイ』に登場する二階堂浩平は、第七師団の一兵卒です。双子の弟・洋平がいましたが、杉元佐一に殺されてしまった為、復讐目的で杉元佐一と敵対します。本記事では、『ゴールデンカムイ』本編における二階堂浩平の活躍や死亡について紹介します。
目次
【ゴールデンカムイ】二階堂浩平は双子の兄弟
『ゴールデンカムイ』に登場する二階堂浩平は、鶴見篤四郎率いる日本陸軍第七師団に所属している兵士です。金塊を狙う鶴見篤四郎に従軍していますが、二階堂浩平の目的は、双子の弟である洋平を殺されたことへの復讐となっています。本編での二階堂浩平の活躍について詳しく解説する前に、まずは二階堂浩平のプロフィールと『ゴールデンカムイ』という作品のおさらいをしましょう。
二階堂浩平のプロフィール
- 名前:二階堂 浩平(にかいどう こうへい)
- 誕生日:11月19日
- 所属:第七師団(一兵卒)
- 出身地:静岡県
- 好きな食べ物:みかん
- 嫌いな食べ物:月寒あんぱん
二階堂浩平は『ゴールデンカムイ』に登場する第七師団の兵士で、階級は一兵卒です。大きな黒目と眉がないのが特徴で、同じ部隊に見分けがつかない程そっくりな顔をした双子の弟・洋平がいます。兄弟仲は非常に良く、常に行動を共にしていますが、性格はどちらも残忍で、軟禁している杉元佐一を一方的に殺そうと暗躍します。『ゴールデンカムイ』の登場人物の中では、特に体の欠損が激しいキャラですが、それでも復讐の為に戦い続ける打たれ強さを持っています。
ゴールデンカムイの概要
二階堂浩平が登場する『ゴールデンカムイ』は、2014年8月から2022年4月にかけて『週刊ヤングジャンプ』にて連載されていた青年漫画です。日露戦争後の北海道を舞台に、アイヌが隠したとされる大量の金塊を求めて、様々な戦いが繰り広げられるサバイバルバトル漫画として人気を博しています。実在した人物が登場するなど、歴史好きの読者も多く、2017年7月にテレビアニメ化されると綺麗な描写と人気声優の迫真の演技が話題となり、さらに人気の作品となりました。
ゴールデンカムイのあらすじ
主人公・杉元佐一は、日露戦争で激戦地となった203高地を戦い抜いた「不死身の杉元」の異名を持つ元軍人です。杉元佐一は、眼病を患っている幼馴染みの女性・梅子の治療費を稼ぐ為、北海道で砂金採りに精を出していました。そんなある日、アイヌ民族が隠したとされる巨大な金塊の噂を耳にし、金塊の在処を記した刺青を持つ脱獄囚を探すことになります。
【ゴールデンカムイ】二階堂浩平と杉元の最後の戦いの結末
『ゴールデンカムイ』は、登場人物がそれぞれに野望を持ち戦う作品です。その中で、二階堂浩平は金塊ではなく、死亡した双子の弟の仇である杉元佐一への復讐を目的に戦うキャラとして活躍します。ここからは、そんな二階堂浩平と杉元佐一の因縁や最後の戦い、そして壮絶な死亡シーンについて解説します。
二階堂浩平の杉元の因縁
2人で一緒に行動していた二階堂兄弟でしたが、二階堂洋平は杉元佐一に首を折られて死亡します。自分の半身とも言える兄弟を殺された二階堂浩平は、杉元佐一を恨むようになり、復讐の為に生きることを誓うのでした。その後、顔を合わせる度に激しい戦いを繰り広げます。
二階堂浩平の最期や死亡シーン
因縁の相手である杉元佐一と戦う二階堂浩平は、腹に杉元佐一の銃剣が刺さった為、自爆覚悟で手榴弾を用いて杉元佐一に襲い掛かりました。しかし、杉元佐一が寸前でかわした為、二階堂浩平だけが爆風で吹き飛びます。その勢いで、二階堂浩平の体は縦に真っ二つになって死亡するのでした。
二階堂浩平は、死に際に真っ二つになった自分の体を目の当たりにして、弟の洋平と再会できたと錯覚します。入院中に投与された薬品の中毒症状も出ていた為、正確な判断ができないまま、死亡しました。
二階堂浩平と杉元佐一の最後の戦い
二階堂浩平と杉元佐一による最後の戦いが行われたのは、北海道の五稜郭です。杉元佐一を殺すことだけが目的の二階堂浩平は、それ以外の戦闘を避け、全力で杉元佐一に挑みます。元々戦闘力の高く生命力も強い二階堂浩平でしたが、杉元佐一の方が一枚上手でした。
激しい戦闘の中、杉元佐一は銃剣を二階堂浩平の腹を突き刺します。死期を悟った二階堂浩平は、最後に隠し持っていた手榴弾で杉元佐一を道連れに死のうとします。しかし、杉元佐一はこれをかわし、二階堂浩平だけが死亡するのでした。
【ゴールデンカムイ】二階堂浩平はかわいそうなキャラ?
金塊を巡る過激なサバイバルバトルが繰り広げられる『ゴールデンカムイ』は、痛々しい描写が多い漫画作品です。その中でも、二階堂浩平は、活躍の度に体や精神に大きな傷を負うかわいそうなキャラとして読者から見られています。ここからは、二階堂浩平がかわいそうと思われている理由を5つ紹介します。
かわいそうな理由①両方の耳がなくなる
双子の弟を殺した杉元佐一に復讐を誓った二階堂浩平は、第七師団の造反組である尾形百之助と行動を共にします。しかし、雪山で羆に襲われて頭皮と共に左耳を削ぎ落されてしまいました。頭皮と左耳を失いながらも生き残った二階堂浩平でしたが、今度は造反組の動向を探っていた鶴見篤四郎に拘束され、左耳を剃刀で切り落とされるという拷問を受けます。「杉元佐一を殺させてやる」という鶴見篤四郎の誘い文句に釣られ、二階堂浩平は鶴見篤四郎の下に戻るのでした。
かわいそうな理由②右耳を洋平だと思って接する
鶴見篤四郎の下に戻った二階堂浩平は、拷問で切り落とされてしまった右耳に紐を通し、常に首から下げているようになります。殺された双子の弟・洋平の耳と重ねているようで、何かあると洋平に見立てた自分の右耳に囁きかけるようになりました。その後、剥製職人の江渡貝弥作によって、口元に耳がくるように作られた特製の人皮ヘッドギアが作られると、気に入って着用します。ちなみに、このヘッドギアに付けられた耳は、なんと死亡した二階堂洋平の左耳です。
かわいそうな理由③モルヒネ中毒になる
ヘッドギアを身に付けた二階堂浩平は、その後、刺青人皮を狙ってやって来た土方歳三に右足の膝から下を切り落とされる重傷を負います。すぐに治療が行われて命は助かりますが、鎮痛剤としてモルヒネが投与され、モルヒネ中毒となってしまいました。医療用のものとはいえ、麻薬に変わりないモルヒネを打たれ続け、すっかり中毒になった二階堂浩平は、病院での入院中に幼児退行していきます。また、禁断症状も出るようになり、モルヒネを盗むという問題行動もとるようになります。
かわいそうな理由④特殊な義足をつける
頭皮と両耳、さらに右足を失くしてモルヒネ中毒を発症している二階堂浩平は、すっかり自暴自棄になりました。そんな時、鶴見篤四郎は二階堂浩平にあるプレゼントをします。それが、仕込み銃を内蔵した特殊な義足です。作ったのは、日本軍で銃器開発に携わる天才・有坂成蔵でした。接近戦で仕える不意を突くのに有効な散弾銃付きの義足を贈られた二階堂浩平は大いに喜びます。
かわいそうな理由⑤特殊な義手をつける
網走監獄の外で、因縁の相手である杉元佐一と戦うことになった二階堂浩平。しかし、一瞬の隙を突いた杉元佐一によって、今度は右手を銃で吹き飛ばされました。またも入院生活を余儀なくされた二階堂浩平は、さらにふさぎ込んでしまい、食事も取らなくなります。その時、以前義足を作った有坂成蔵が今度は特殊な義手をプレゼントしに現れます。今度も仕込み銃のある特殊な義手だと期待されましたが、この義手は中指が箸入れになっているというもので戦闘向きの機能ではありませんでした。
【ゴールデンカムイ】二階堂浩平の声優
『ゴールデンカムイ』に登場する二階堂浩平は、無表情で残忍な性格の兵士です。物語の序盤で登場していた双子の弟である二階堂洋平も同じ声優が担当していました。ここからは、『ゴールデンカムイ』のアニメ版で二階堂浩平の声を演じた声優について紹介していきます。
二階堂浩平の声優は「杉田智和」
『ゴールデンカムイ』のアニメ版で、二階堂浩平の声を演じた声優は、杉田智和さんです。二階堂浩平は、物語の序盤では、表情を崩さずに過激な発言をする危険人物という印象が大きいキャラでした。しかし、杉元佐一との激しい戦いで体と精神を病んでしまい、モルヒネの投与などにより中毒症状も出始めて幼児退行ともとれる言動が目立つようになります。作中で最も口調が変わるという難しいキャラの二階堂浩平を、杉田智和さんは見事に演じ分けていました。
杉田智和のプロフィール
- 名前:杉田 智和(すぎた ともかず)
- 生年月日:1980年10月11日
- 血液型:B型
- 所属事務所:株式会社AGRS
元々アニメやゲームが好きだった杉田智和さんは、高校生の頃に声優を志して養成所に通い始めます。高校在学中から声優やナレーターとして活動していて、大学卒業までは学業と声優業を並行して生活していました。その後、一旦フリーとなりますが、現在は自身が立ち上げた事務所「株式会社AGRS」の代表取締役としてマルチに活躍しています。
杉田智和の主な出演作品
- 『銀魂』坂田銀時
- 『鬼滅の刃』悲鳴嶼行冥
- 『進撃の巨人』マルロ・フロイデンベルク
- 『戦国無双』加藤清正
穏やかな低い声と独特なゆるめのテンションが持ち味である声優の杉田智和さん。アニメやゲームで演じる役も、冗談の通じない真面目なキャラやどこか抜けている天然なキャラが多いです。また、渋めの落ち着いた声をしている為、父親キャラも多く演じています。
【ゴールデンカムイ】二階堂浩平に対する世間での評判や人気
半身とも言える双子の弟を殺されて復讐に燃える二階堂浩平。しかし、戦う度に重傷を負い、モルヒネによる中毒症状で精神も不安定になる様子は『ゴールデンカムイ』読者から「かわいそう」という印象を受けています。さらに、杉元佐一との最後の戦いで見せた死亡シーンは、あまりにも報われない最期だった為、読んでいて辛くなる読者が続出しました。
『ゴールデンカムイ』の主人公・杉元佐一は、どんな重傷を負っても脅威の回復力と精神力で生き抜く為、まさに不死身と呼ぶにふさわしい人物です。しかし、その杉元佐一と並ぶようにして、体をの一部を徐々に失いつつも、復讐心だけで戦い続ける二階堂浩平の戦闘力と精神力の強さに感動するファンもいました。モルヒネによる中毒症状もありますが、二階堂浩平も杉元佐一と同等の強さがあると考えられているようです。
『ゴールデンカムイ』に登場する二階堂浩平は、戦闘シーンでの活躍も人気ですが、有坂成蔵から特殊な義足を贈られるシーンが特に印象深いようです。この頃には、モルヒネ中毒にもなっている為、幼児退行が進んでいて、子供のような言動を見せる二階堂浩平。話の内容は非常に物騒ですが、妙に明るい口調と雰囲気で、すっかりギャグ要員にようになっています。
【ゴールデンカムイ】二階堂浩平はかわいそうなキャラだった
『ゴールデンカムイ』に登場する二階堂浩平は、杉元佐一に対する復讐心だけで戦い続ける強い兵士でした。しかし、活躍の度に体の一部を失い、モルヒネ中毒になりながらも戦い続けるという姿は、「かわいそう」という印象を読者に与えています。さらに、最後の戦いで体が真っ二つになってしまうという壮絶な死亡シーンでは、多くの読者を驚かせました。結末を知った上で、再度『ゴールデンカムイ』を見直して二階堂浩平の活躍を見届けてみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
ルキナ
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