【ゴールデンカムイ】二瓶鉄造の年齢やモデルは？最期のシーンも紹介

ゴールデンカムイは金塊の在り処を示す脱獄囚が物語における重要人物として描かれており、その内の1人として二瓶鉄造が登場しました。ここでは二瓶鉄造の人物像やプロフィールをまとめ、同時に『ゴールデンカムイ』の作品概要とあらすじについておさらいしていきます。

二瓶鉄造（にへいてつぞう）は網走監獄から脱獄した刺青持ちの脱獄囚です。豪放磊落を地で行く破天荒な性格をしており、自ら「獣」を自称するワイルドな人柄をしています。熊撃ちの猟師として卓越した能力を持っており過去に狙撃したヒグマは200頭を超えているとされています。狙撃時には猟犬のリュウと18年式村田銃を使用するというこだわりがあります。

ゴールデンカムイは野田サトルによって週刊ヤングジャンプに連載されていた漫画作品です。北海道を舞台に登場キャラクターたちが金塊争奪戦に挑む物語が描かれており、アイヌ文化を取り入れた世界観やグルメを交えた狩猟ロマンなどが高く評価されました。2022年9月時点でコミックス累計発行部数は2300万部を突破しておりアニメ化や実写映画化といったメディアミックスも注目されています。

日露戦争から帰還した杉元は幼馴染の眼病の治療費のために北海道で砂金を採る生活をしており、ある日アイヌの埋蔵金が眠っていることを知るとその在り処を示す24人の脱獄囚捜索を始めます。その途中、ヒグマに襲われ死亡寸前だったところをアイヌの少女・アシリパに救われると、2人は共通の目的を持っていたことから共に金塊を探すことを決め、土方や鶴見といった敵たちと壮絶な戦いを繰り広げていきます。

ここからはゴールデンカムイにおける二瓶鉄造の年齢や性格についてまとめていきます。二瓶は作中で年齢を明かしておらずファンの間で実年齢が幾つなのか疑問が寄せられています。ここでは作中の情報から二瓶の年齢を推察していき、同時に彼の人間関係や愛犬・リュウについて解説していきます。

2017年11月の質問箱で発表された情報によると、二瓶は第1話の明司40年時点で59歳と推察されています。二瓶の容姿は額や目元にしわが寄った初老な見た目をしており、雰囲気や言動も若さからかけ離れている様子であることから少なくとも60歳前後であることは間違いないでしょう。

二瓶は村田銃を愛用していますが、村田銃は弾を一発しか装填できない旧式な銃です。二瓶はそれを知っていてなお村田銃を使用しており、射撃する際に予備の弾を指に挟むようなこともしません。それだけ一発で決めることにこだわりを持っていると言えます。また、二瓶は興奮状態になると「勃起！」と叫ぶ癖があります。

白石は二瓶と同じ網走監獄に収容されていた囚人です。白石は脱獄王と呼ばれるほど脱獄経験があり、色んな道具をあらゆる場所に隠して器用に使いこなす姿に二瓶も彼が脱獄王だと認めていました。

谷垣がエゾオオカミ・レタラに襲われて倒れていると、それを二瓶が見つけ彼を助けました。谷垣からマタギの青山に復讐するために軍人になったこと、軍人としての生き方に疑問を抱きつつあることを話すと、二瓶は一緒にエゾオオカミ・レタラを狩猟しその毛皮を持って故郷に帰れと言いました。このことで谷垣は二瓶のことを慕うようになり二瓶の銃や口癖を真似るようになりました。

リュウは二瓶と行動を共にする愛犬です。リュウは二瓶へ厚い信頼を置いており可愛い見た目に反しヒグマにも立ち向かう勇敢さを持っています。二瓶の死亡シーンでリュウは向かってくるオオカミを威嚇して追い返し、悲しい表情を浮かべながら二瓶の最期を見届けました。この従順さは読者の間でも話題になりゴールデンカムイ公式人気投票で10位に選ばれるほどの人気を博しました。

ここからはゴールデンカムイの二瓶鉄造のモデルや最期についてまとめていきます。ゴールデンカムイの登場キャラクターにはそれぞれ実在するモデルがいると考えられており、その中で二瓶は実績や実力からかつて北海道に実在した人物がモデルになっていると推察されています。その人がモデルである根拠を解説すると共に、最期の死亡シーンについても紹介していきます。

二瓶のモデルは山本兵吉と考えられています。山本兵吉は生涯で300頭のヒグマを仕留めた伝説のマタギであり、1915年に北海道の三毛別ヒグマ事件を解決した人物でもあります。一発で仕留める信条や子持ちで妻と絶縁している経歴なども一致しており、モデルである可能性が濃厚です。

二瓶はヒグマを200頭仕留めた実績があり、その腕前は「冬眠中の熊もうなされる悪夢の熊撃ち」と称されるほどです。狩猟スタイルは巣穴から飛び出たヒグマの正面に立ちはだかって一発で仕留めるというもので、その際に用いるのが18年式村田銃です。

エゾオオカミ・レタラと戦っていた二瓶は激闘の末に重傷を負ってしまい、もうすぐ死亡することを悟ります。二瓶にとって山で死ぬことは本望で本人は満足気でしたが、愛犬のリュウはとても悲しそうな顔をしていました。そこに谷垣が支え棒を使いながら近づいてくると、二瓶は愛用していた村田銃とリュウを彼に引き継がせてから死亡しました。

ここからはゴールデンカムイにおける二瓶鉄造の名言についてまとめていきます。ゴールデンカムイには数々の名言が生み出されており、世界観を彩ったセリフやそのキャラクターの魅力が引き立つ名シーンがかっこいいと人気を集めています。

上記のセリフは二瓶が常に命がけで狩猟をしていることを表しています。獣との勝負に勝てばこちらが肉をいただき、負けてしまえば獣の排泄物にされるという弱肉強食の世界を信条にしており、人間同士の戦いにおいても二瓶は一切容赦しません。

山と狩りが何よりも好きな二瓶にとって山中で獲物を狙っている瞬間は人生で最も興奮する瞬間であり、その際につい口癖の勃起が出てしまいます。堂々と変態な言葉を発する様子に読者からも様々な反響が寄せられており、他シーンでも大いに興奮して口癖を連発していく姿が二瓶らしいと語られています。

二瓶が愛用する村田銃は装填が一発に限られており扱いがかなり難しいです。それを普段使いしている二瓶は予備の弾を準備するようなことは一切せず、一発の弾のみで勝負することを信条としています。そのスタイルで200頭以上のヒグマを仕留めたことは二瓶の強さを何よりも物語っているでしょう。

ここからはアニメ版ゴールデンカムイにて二瓶鉄造の声を担当した声優についてまとめていきます。ゴールデンカムイの奇抜で珍妙な物語はアニメ版でも忠実に再現されており、原作を知らない人にも強烈な衝撃を与え話題を呼びました。そこで二瓶が登場するとキャスティングされた声優は歴が長い大御所の人でした。

アニメ版ゴールデンカムイにて二瓶鉄造を演じた声優は大塚明夫（おおつかあきお）さんです。『メタルギアシリーズ』のスネークや『グラップラー刃牙』の範馬勇次郎などの担当声優として有名で、男でも惚れてしまいほどの重厚な低音ボイスが魅力的です。

これまでゴールデンカムイに登場する二瓶鉄造の年齢やモデル、最期のシーンなどについてまとめてきましたが、彼の人物像や活躍などが描かれるとゴールデンカムイファンからは様々な反響が寄せられました。ここでは二瓶鉄造に対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。

ゴールデンカムイファンの間で二瓶はかっこいいキャラクターと認識されており、とても人気が高いようでした。狩猟をする時の信条や真っすぐで分かりやすい人柄が読者にとっても好印象を与えたようで、谷垣とのエピソードも面白かったと評判でした。

二瓶の戦闘スタイルや愛用銃を気に入っているゴールデンカムイファンも多くいました。村田銃は一発しか装填できない使い勝手の悪い武器ですが、使用しているキャラクターがかっこいいとその武器もかっこよく見えてしまうものでしょう。

ある人は二瓶の性格と口癖にならって心に思ったことを叫ぶようにしているそうです。普段の生活でストレスを感じてしまったり不可解な感情を抱いてしまうことがあるかもしれませんが、二瓶のことを思い出しすべてをさらけ出す思いで叫べば変に引きずらずにスッキリできるかもしれません。

ゴールデンカムイの二瓶鉄造は推定59歳の初老でした。ヒグマを大量に狩猟してきた二瓶の存在感は独特な口癖をしていたことも相まって読者に強く印象付けられていたことでしょう。もしも二瓶鉄造の活躍や最期の死亡シーンを確認できていないという人は、ぜひゴールデンカムイ本編にてその瞬間をチェックしてみてください。