【転スラ】原初の悪魔のメンバーを紹介！7人の正体や強さを徹底解説

転生したらスライムだった件では、悪魔の階級にも細かい設定があり、その中でも原初の悪魔という7人（7柱）のメンバーが登場します。主人公リムルの配下になったメンバーもいる原初の悪魔とは、どのような存在なのかを解説していきましょう。

転スラで原初の悪魔とは、悪魔の最上位ランクの強さを持つ存在です。7人それぞれに色があり、1000年以上の歳月を生き続けています。性格も様々で、悪魔だからと言って好戦的なタイプばかりでもありません。配下を持つ悪魔もいて、スキルも多種多様です。

転生したらスライムだった件とは、略称で『転スラ』と呼ばれる日本のなろう系小説で、ライトノベル作家の伏瀬（ふせ）が連載している作品です。Web小説から、漫画やアニメ、映画等に広く展開されています。同じくなろう系小説である、『オーバーロード』からも多くの影響を受けているようです。人間だった三上悟は異世界に転生し、スライムのリムル・テンペストとして活躍しながら魔物達の国を造り上げて行きます。

転スラは、主人公の三上悟が後輩を庇って通り魔に殺されてしまう場面から始まります。異世界に転生してからは、スライムのリムルとして生活が始まりました。たくさんのスキルを習得し戦いながら、魔王になったリムルは魔物達とジュラ・テンペスト連邦国（魔国連邦）という国を造り、仲間を増やしてみんなで平和に暮らせるよう奮闘します。

転スラで原初の悪魔達それぞれの役割や性格、メンバーの正体や司る色と名前の由来について紹介していきましょう。リムルの配下となった原初の悪魔も存在しており、リムルとは深い関係のメンバーが多いようです。

転生したらスライムだった件に登場するギィ・クリムゾンは、原初の赤（ルージュ）というメンバーで、最強の強さを持つ悪魔王という存在です。最古の魔王で、リムルが名付けたオクタグラム（八星魔王）の頂点に君臨し、転スラの世界の創造主である星王竜ヴェルダナーヴァの友であり、世界の調停者という立場になっています。

転スラのディアブロは、原初の黒（ノワール）と呼ばれていた、ギィと同格で最古のメンバーです。リムルが覚醒魔王へと進化（ハーベストフェスティバル）した際に、ファルムス王国軍の余った死体を生贄（いけにえ）にして、リムルに召喚されました。そしてリムルからディアブロという名前をもらい、忠実な僕（しもべ）となっています。因みに名前の由来は、車のランボルギーニ・ディアブロです。

性格は、悪魔なので好戦的な所もありますが、冷静に策略を巡らせるタイプです。リムルの秘書という立場を巡って、シオン（紫苑）とは良く喧嘩をしますが、お互い認め合っている仲間です。同じくリムルの配下であるランガ（嵐牙）とは仲良くしています。

転スラのテスタロッサは、原初の白（ブラン）と呼ばれています。旧友ディアブロの誘いによりリムルに協力しますが、リムルの実力を一瞬で理解したテスタロッサは、リムルの配下になりました。他の悪魔の配下になる性格ではないので、周りを驚かせています。とても知性が高い事を評価され、外交武官として西方評議会に出席しました。名前の由来はフェラーリ・テスタロッサです。

転スラのカレラは、原初の黄（ジョーヌ）と呼ばれています。テスタロッサと同じくディアブロに誘われてリムルの配下となり、司法府最高裁判所長官としての役割を果たしています。戦闘中に時々手加減をしてみたり、遊びで核撃魔法を放ったりする、とても気分屋な性格をしています。名前の由来は、車のポルシェ・カレラGTです。

転スラのウルティマは、原初の紫（ヴィオレ）と呼ばれる女性型悪魔ですが、自分の事を「僕（ぼく）」と呼んでいます。カレラと同じくディアブロに勧誘されてリムルの配下となり、検察庁検事総長という役割に就きました。可愛らしい外見からは想像出来ない程、残虐非道で敵の首を蹴飛ばしたり身体を燃やし尽くしたりします。名前の由来は車のウルティマGT-Rから取っています。

転スラのミザリーは原初の緑（ヴェール）と呼ばれる、緑の使徒が祀っている信仰神です。過去にレインと共にギィ ・クリムゾンに戦いを挑みましたが敗北し、ギィに召喚されてギィのメイドになっています。冷静な性格と思考力で、テスタロッサに敵わないと判断した時には、戦わないまま逃げました。名前の由来は、嘆き悲しむ者達の悲痛な叫びという意味です。

転スラのレインは原初の青(ブルー)と呼ばれ、ミザリーと共にギィ ・クリムゾンに完敗して、メイドになっています。リムルが魔王になって参加したワルプルギス（魔王たちの宴）では、ミザリーと一緒に司会進行役を務め上げました。リムルを警戒していたレインですが、テンペストを訪れた時のリムルの対応に感動し、進化までさせてもらえたので、すっかりリムルのファンになっています。

レインは一見クールな美女に見えますが、中身は自己中心的で怠惰です。レインは優秀なメイドですが、面倒な仕事はミザリーにやらせて、簡単な仕事だけをやろうとするので、主人のギィにも呆れられています。名前はギィが付けたので、その日雨が降っていたからという簡単な理由が挙げられますが、血の雨という意味合いもあるようです。Web版ではヒラリーという名前でした。

転生したらスライムだった件で原初の悪魔は最上位ランクと紹介しましたが、その7人のメンバーは同じ強さではなく、様々なスキルを使用します。7人の強さやスキルをランキングにして解説していきましょう。

ミザリーは、長い間ギィの配下として事務的な仕事をしているので、戦闘経験は他の原初の悪魔よりも少なく、好戦的な性格でもない為、強さは7位となりました。ミザリーは悪魔公（デーモンロード）でしたが、リムルの秘法で悪魔王(デヴィルロード)に進化して、魔王と同格以上の実力を持ち合わせています。

レインは超高温のレーザーを放ち対象を攻撃する、熱収束砲（ニュークリアカノン）という核撃魔法を使用します。ディアブロとの戦闘中に使用しましたが、全て躱（かわ）された為、威力は不明のままです。しかし相当な威力があると思われるので、魔王相手に戦える強さは持っています。ミザリーと同様に戦闘経験が少ない為、原初の悪魔ランキングでは6位となりました。

また、レインは偏在(ミスト)というスキルを使用して自分の分身を作り出し、分身が核撃魔法を撃つ事も出来て、その上分身がダメージを喰らっても本体は傷付きません。ディアブロとは分身だけで戦ったので、本体には少しもダメージはありませんでした。 しかしレインは、ディアブロの強さに嫉妬を感じているようです。

ウルティマの究極能力である死毒之王（サマエル）は、精神に関与したり、空間支配・状態異常付与・多重結界等の幅広いスキルを持っています。破滅の炎（ニュークリアフレイム）は核熱爆発を起こし、空軍を全滅させた事もある天災の様な魔法です。ウルティマは、破壊的な魔法の他に相手の知識を抜き取るスキルも持っているので、敵の作戦を抜き取り情報武官としても成果を挙げています。

カレラは、核撃魔法の重力崩壊（グラビティコラプス）で10万人の軍を殲滅（せんめつ）した事があります。人工的にブラックホールを作り、全てを圧して潰す魔法で、最強クラスの破壊力です。究極能力の死滅之王（アドバン）の次元破断は、防御結界も貫いてしまいます。カレラには、魔王に匹敵する強さがあるようです。

転スラのテスタロッサは、死に関するスキルに特化しています。悪魔3人娘（テスタロッサ・ウルティマ・カレラ）の中でも一番強い即死級の核撃魔法を持ち、究極能力の死界之王(ベリアル)は、竜種と戦っている時に獲得しました。転スラの世界の竜種とは4体しか存在せず、ギィに匹敵する強さを持つので、竜種のヴェルグリンドを相手にして時間稼ぎを出来る程のテスタロッサは、3位の実力者であると推測されます。

テスタロッサのスキル死の祝福(デスストリーク)は、相手の遺伝子配列を強制的に操作し、即死させる事も可能な強力な能力です。そのスキルで帝国との戦争中に、半径500m以内にいる帝国軍の兵士を一掃し、大きな戦果を挙げました。

ディアブロの究極スキルは誘惑之王（アザゼル）という、精神支配や多重結界と誘惑世界を利用した万能な能力になります。それはリムルのスキル暴食之王（ベルゼビュート）に匹敵する強さです。誘惑世界を利用した技は、崩壊する世界（エンド・オブ・ワールド）と絶望の時間（ディスペアータイム）があります。ディアブロが作った幻覚が現実になるという恐ろしい技であり、精神体（スピリチュアル・ボディー）を強くして意思の力で破るしかありませんが、ディアブロに精神で勝てる者は殆どいないと言われています。

ジュラ・テンペスト連邦国ではリムルに次ぐ2番目の実力者と言われ、リムルには配下の中で最強と認められている強さです。 防御面も素晴らしい実力があり、攻守共に秀でた存在です。かつてギィとは対等の立場でありましたが、ギィはその後もたくさんの魂を食べて覚醒し、剣の修行も積んで来ているので、ディアブロの強さは2位となっています。

転スラの悪魔の中でも最強と言われてきたギィ・クリムゾンのスキルは、傲慢之王（ルシファー）という究極能力で、一度見たスキルをコピー出来ます。さらにコピーしたスキルを制御して使用出来るので、危険な究極能力でも自在に操ってしまいます。そして能力だけではなく、剣も超一流の腕前です。ギィは、竜種に勝てる程の強さがあると言われています。 しかし、主人公のリムルに勝つのは難しいようです。

転生したらスライムだった件には、悪魔達がたくさん登場しています。悪魔の階級と進化する条件について解説していきましょう。原初の悪魔は各々に色が違いますが、メンバー毎の色の意味や配下についても紹介します。

転生したらスライムだった件の悪魔には階級があり、一番上の悪魔神が最も強く、上から順番に実力は下がっていき、下位悪魔が最下層の階級です。原初の悪魔は、悪魔公（デーモンロード）以上の階級となっています。ディアブロは悪魔神に進化しましたが、悪魔王のギィの方が強いので、階級が全てではないようです。

転スラの悪魔が進化する為には条件があり、1つ目は名付けによる進化で、2つ目は魂を付与される事による進化です。ディアブロは、リムルのおかげで悪魔神まで進化し、テスタロッサとカレラ・ウルティマは、悪魔王まで進化しました。転スラでは、リムルに名付けや魂を付与されて進化する悪魔がたくさん登場しています。

転生したらスライムだった件のWeb版では、原初の悪魔に色別はありませんでしたが、その後の小説版から色が設定されています。髪や目の色に現れていて、外見からどの悪魔かを見分けられるようになりました。

転生したらスライムだった件で、最初に生まれたのは竜種です。その後に悪魔と天使という種族が生まれます。光の大聖霊が7天使に分けられた事により、闇の大聖霊が7つに割れた存在が原初の7悪魔です。竜種と同じように、破壊されても復活が可能ですが、復活するのに時間がかかる事や、殺された相手に隷属するという条件があります。

転スラの原初の悪魔の特徴として、原初から（いにしえから）長い歳月を生きている事が挙げられます。原初の悪魔は1000年から3000年以上も生きていて、戦闘経験が豊富で、力をたくさん蓄えているという理由から、悪魔は長生きするほど強いスキルを持つようです。

ギィ・クリムゾンの配下にミザリーとレインがいるという事は前述しましたが、転生したらスライムだった件では、他の原初の悪魔にも配下がいるので、それぞれ紹介していきましょう。 テスタロッサの配下であるモスは、外見は少年ですが実は先史種で、数万年負け知らずという強さの悪魔です。カレラの配下にはエスプリとアゲーラがいますが、エスプリとは主従関係よりも友達の様な仲の良い関係なので、配下のアゲーラは苦労しています。

転スラでリムルが最初に召喚した悪魔は、ベレッタです。しかし召喚した理由は、魔王ラミリスを守護する為でした。悪魔を召喚した場合、契約を結ぶ決まりがあるので、ラミリスを100年守り続けるという条件を付けました。ベレッタはとても謎が多く、顔をマスクで隠し、毎日研究ばかりしている変わり者です。それでもラミリスに忠誠を誓い、しっかり守り抜いています。

原初の悪魔は、悪魔らしい性格から残酷な行動を取る時もありますが、可愛らしい魅力もあります。それぞれ奔放（ほんぽう）な性格ですが、頭が良くて強い上に見た目も麗しいと評判です。転スラの中で原初の悪魔は、とても人気の高いメンバーとなっています。

原初の悪魔の中で、一番強いギィはもちろん人気がありますが、2番目に強く出番も多いディアブロは、大変人気が高いキャラクターです。リムルに深い忠誠を誓っていて、相手にされないと悲しんだりする姿も可愛いと言われています。

転スラの原初の悪魔3人娘も、とても人気があるメンバーです。最初は興味本位でリムルに協力していましたが、今ではしっかり忠誠を誓っています。黒のディアブロと赤のギィの関係に注目するファンも多く、もっと2人の絡む場面が見たいと話題になっています。

転生したらスライムだった件の原初の悪魔とは、魔王にも匹敵する強さ、或いはそれ以上の強さを持つ悪魔達です。悪魔が長い歳月を生き延びる為には強さと賢さが必要なので、原初から存在しているというメンバーは、下位でも相当の強さを持っています。そしてリムルに進化させてもらえたメンバーは、これからもっと強くなる可能性を秘めているので、今後の活躍に期待しましょう。