【ワンピース】光月おでんは重要キャラの一人？正体や死亡説について解説

光月おでんは、『ワンピース』ワノ国編に登場する重要なキャラクターです。鎖国状態であったワノ国を、開国しようとしていました。まずは、おでんのプロフィールと『ワンピース』の概要を紹介します。

光月おでんは、ワノ国の将軍・光月スキヤキの息子です。光月家にうまれてからは、幼いころから破天荒な振る舞いを見せていました。『ワンピース』の物語で、重要な意味を持つポーネグリフを読める人物でもあります。彼は元白ひげ海海賊団に入っていました。旅の途中にロジャーと出会い、ポーネグリフが読めるおでんは、ロジャー海賊団と行動を共にしたのです。おでんは、ラフテルへ辿り着いた偉人でもあります。しかし、カイドウとの戦いの末、死亡してしまうのです。

『ワンピース』は週刊少年ジャンプにて連載されている漫画作品です。1997年から連載されており、1999年からはテレビアニメが放送開始になりました。単行本は、2023年7月に106巻目が発売されています。アニメ『ワンピース』は、2021年11月に1000話目が放送されました。

海賊王になるため、仲間を集めて麦わら海賊団をつくった主人公・ルフィーは、ゴムゴムの実の能力を使い、強敵を次々に倒していきます。ルフィーたちは、死亡したエースも訪れたことがあるワノ国に到着しました。ワノ国では、四皇のカイドウが縄張りとしており、人造悪魔の実を製造していたのです。カイドウの行いを許せないルフィーは、ついにカイドウと対峙するのでした。

おでんは『ワンピース』で重要なポーネグリフと関りがあります。また、作中では死亡したはずのおでんが、カイドウを討つべく鬼ヶ島に進軍した赤鞘九人男の目の前に現れたのです。突如現れたおでんの正体と、作品における彼の重要性について解説します。

おでんは九里の大名になる前、後の赤鞘九人男と呼ばれる者たちと各地で出会いました。貧しい者や素行が悪い者、異形の者を受け入れたおでんは、彼らをまとめ上げます。立派な侍になるため皆で切磋琢磨したおでんは、赤鞘九人男にとって親や兄貴的な立ち位置でした。

世界中の各地にあり、作品の物語に重要なポーネグリフは、光月家が製造していたことが明らかになっています。石工の家系であった光月家では、古代文字の読み書きを代々の当主に継承していました。光月家に産まれたおでんも、古代文字を読み書きすることができたのです。

『ワンピース』では、キャラクターのモデルがよく話題に上がります。光月おでんのモデルと言われているのは、織田信長です。信長はおでんと共通する部分があります。信長は、常に海外へ目を向けており、舶来物を好んで使っていました。また、北欧神話に登場するオーディンがモデルであるという説も上がっています。おでんの死に際は、石川五右衛門の死と同じという見方をする人もいました。

ルフィーたちと共にカイドウを討つため、錦えもんやお菊たちは鬼ヶ島に突入します。戦いの最中、錦えもんの前に光月おでんが現れました。その正体は、倒したと思っていたカン十郎だったのです。カン十郎はフデフデの実の能力で、自身の正体がばれることなく錦えもんに近づきました。

鬼ヶ島で戦っているルフィーの前に、光月おでんを名乗る者が現れます。正体は、カイドウの実子・ヤマトでした。幼い頃、おでんの処刑を目撃したヤマトは、彼の生き様に感銘を受け、憧れていたのです。さらに、おでんの航海日記を拾ってから、おでんへの思いが強くなっていきます。しかし、カイドウに拘束され、ワノ国から出られなくなりました。ヤマトはおでんのように自由を求めていたため、希望の光であるおでんの名を名乗っていたのです。

ポーネグリフをつくった光月家に産まれたおでんは、ワノ国が窮屈に感じたため、国を出て航海に出ました。容易に入国できないワノ国から、どのようにして海に出たのでしょうか。ここでは、おでんの経歴を紹介すると共に、彼が死亡した経緯も合わせて紹介します。

光月家に産まれたおでんは、幼少期の頃から悪さする少年でした。8歳で酒を飲み、ヤクザと抗争をおこし、何度も逮捕されています。都に押し寄せた巨大なイノシシを一刀両断するも、数々の事件を起こしていたおでんは、ついに父親の光月スキヤキから絶縁されるのでした。

外の世界に憧れを抱いていたおでんはある日、九里港に漂流した白ひげ海賊団に出会います。おでんは白ひげと剣を交えました。ようやく外に出られると思い、おでんは白ひげの船に乗りたいと志願しますが、拒否されます。しかし、無理やり白ひげ海賊団の出航に付いてきたおでんは、白ひげに気に入られて白ひげ海賊団の一員になりました。

白ひげ海賊団が上陸した島には、ロジャー海賊団がいました。おでんはロジャーの所へ特攻し、対峙することになります。刀を抜いて突っ込みますが、ロジャーの一振りで吹き飛ばされました。その後、ロジャーは白ひげに、ポーネグリフが読めるおでんを貸して欲しいと頼みます。おでんはロジャー海賊団の一員として、ラフテルに辿り着くのでした。

おでんがワノ国を不在にしている間、オロチはカイドウと組み、ワノ国を滅ぼそうとします。人質を取られているため、おでんはオロチの言うことを聞き入れますが、約束が破棄されてしまうのです。おでんはカイドウを討つことを決意し、進軍しますが、負けてしまいます。家臣を捕らえられたおでんは、1人で釜茹での刑を受け、家臣を逃がしたのです。その後、おでんはカイドウによって処刑され、死亡しました。

光月家に産まれたおでんは、幼少期から岩を持ち挙げて熊を撃破するなど持ち前の強さを発揮していました。ワノ国の大名になる前は、無法地帯だった九里を再興しています。ここでは、おでんの強さと彼が使う技を紹介します。

おでんは、光月家に産まれてから0歳で乳母を投げ飛ばし、4歳で大岩を投げて熊を撃破しています。九里の港に漂着した白ひげ海賊団船長・白ひげと終盤まで互角に戦いました。その後、おでんは白ひげ海賊団2番隊隊長になりました。ワノ国に帰ってきた後は、カイドウと対峙します。おでんはカイドウに一撃を食らわせますが、捕まってしまい、最後は処刑され死亡しました。

おでんが使用している刀は、2本あります。天狗山飛徹が打った名刀・天羽々斬（あめのはばきり）、霜月コウ三郎が打った名刀・閻魔（えんま）です。2本の名刀でカイドウに傷を負わせました。刀はそれぞれおでんの子供に受け継がれましたが、ゾロがワノ国の国宝・秋水を所持していたため、娘のひよりが閻魔と交換しています。

『ワンピース』ワノ国編では、おでんの必殺技・おでん二刀流が登場します。街を飲み込むほどの巨大なイノシシとの戦いでは、2本の刀を交差させて斬りつける桃源白滝（とうげんしらたき）で仕留めました。また、四皇・カイドウとの戦いでは、桃源十拳（とうげんとつか）で体に十字傷を負わせています。

おでんは四皇の1人・カイドウと壮絶な戦いを繰り広げました。2人の戦いは、アニメでも忠実に再現されています。里の住人や家来たちから厚い信頼を得ているおでんの声を演じたのは、誰なのでしょうか。光月おでんの声を担当した声優を紹介します。

アニメ『ワンピース』で光月おでんの声を演じているのは、声優の石丸博也さんです。アニメの声優業だけでなく、映画の吹き替えも担当しており、有名なのはジャッキー・チェーンになります。公式での発表はされていませんが、2023年3月末をもって、声優業を引退しました。

石丸博也さんは宮城県仙台市で産まれ、5歳の時に千葉県に転居しています。東京都と神奈川県で育った石丸さんは、エンジニアを目指していました。しかし、大学受験に失敗します。浪人中に目についた劇団ひまわりの研修生に応募したことがきっかけで、芸能界入りを果たしました。

27歳頃から声優としての活動を始めた石丸さんは、1972年にテレビアニメ『マジンガーZ』の主人公を演じました。また、ほぼすべてのジャッキー・チェーンの出演作品を吹き替え担当しています。彼の声には魅力があり、「石丸さんの声以外は考えられない」というファンもいるほどです。

光月おでんがカイドウを切った技について、日本神話をモデルにしているのではという意見がありました。神話に出てくる八岐大蛇（ヤマタノオロチ）は十拳剣（とつかのつるぎ）によって、退治されたと言われています。『ワンピース』の作者は日本神話が好きなのだろうと考察していました。

おでんが使う技・銃擬鬼（がんもどき）のネーミンスセンスが天才だという意見がありました。おでんの具材には、がんもどきがあります。銃擬鬼は、斬撃を飛ばす技です。以上のことから、銃擬鬼のダブルネーミングが天才だと驚いていました。

光月おでんが、凄く好きなファンがいました。『ワンピース』では、里の住民のため、人から笑われるようなことをしたり、山の神を倒したり、荒くれ者を束ねたり、人のために動く人物として描かれています。おでんは徳・強さ・器など何もかもが、カイドウよりも上であるという意見がありました。

ワノ国編に登場した光月おでんは、ロジャーと共にラフテルへ辿り着いた重要キャラでした。ポーネグリフの製造を担っていた光月家に産まれたおでんは、ポーネグリフの文字が読めたのです。それ以外にも、ワノ国が鎖国状態であった理由を知っているような発言をしています。彼はカイドウによって処刑され死亡しましたが、死に際に家臣たちを逃がしました。結果、家臣たちがカイドウを討つ未来につながったのです。