【キングダム】ムタは個性的な見た目の蛮族の狩人！実在したのか調査

ムタは『週刊ヤングジャンプ』で連載中のマンガ作品『キングダム』に登場する敵キャラです。ムタは秦国王の政を暗殺するために送られたベッサ族と呼ばれる蛮族の狩人であり、徐完の後任として派遣されました。人間離れした嗅覚と足で信達を追い詰めていましたが、決死の信の攻撃を受けて倒されてしまいました。

『キングダム』は『週刊ヤングジャンプ』の人気マンガ作品として有名です。歴史上実在した人物が古代中国を舞台に活躍するため、様々な読者層を魅了しました。2006年から連載が継続しており、かつ来年にはテレビアニメ5期の放送が予定されているなど、今後の躍進が期待されています。

主人公・信は、親友の漂と共に天下の大将軍になって下僕から抜け出すことを目指し、剣術修行を積んでいました。しかし信より先に出世した漂が、秦王の影武者として殉職したのです。信は漂の死を悲しんでいましたが、その後漂とそっくりの秦王の政と出会いました。互いに足りない部分を補い合いながら中華統一を目指して戦い抜いていきます。

『キングダム』に登場するキャラの多くは、実在した人物がモデルとなっています。そこで以下の項目では、ムタが歴史上実在した人物なのかだけでなく、ムタの出身や性格はどういったものなのかについてもまとめていきます。

『キングダム』に登場するムタですが、史実上に存在したという具体的な記録がないため、『キングダム』オリジナルキャラである可能性が高いです。そしてムタの見た目は丸っこくて特徴的であるため、出番が少ない割に印象に残っているファンが多いです。

『キングダム』におけるムタの出身ですが、ムタは南越と呼ばれる現在の中国南部であるベトナム付近からやってきたと判明しています。またムタの所属するベッサ族と呼ばれる蛮族の狩人集団もオリジナル設定ですが、古代中国には数多くの狩人集団が存在したため何かしらのモデルがあるのではと考えられています。

『キングダム』におけるムタの性格ですが、とてもおしゃべりなところが挙げられます。信と戦っている最中も自身の吹き矢の説明や自らの強さを主張するシーンが数多く確認されています。また信に倒されて危篤状態にある時でさえも、飄々と話していました。

『キングダム』においてムタは、秦王の政の命を狙う刺客として登場しました。そこで以下の項目では、『キングダム』のムタの登場シーンや最期に関するネタバレについて5つの観点からそれぞれ紹介していきます。ムタは登場回数が少ないものの、見た目やキャラが特徴的であるため、多くのファンの印象に残っています。

ムタに関するネタバレ①は、「政暗殺の敵として現れた」ことです。元々徐完と呼ばれる人物が政暗殺に向かっていましたが信によって倒されてしまったため、2番目の刺客としてムタが抜擢されたのです。ムタは人間離れした嗅覚で政達の場所を突き止め、突撃していくのでした。

ムタに関するネタバレ②は、「毒矢を使わずに信を倒そうとする」ことです。ムタの持つ毒矢はかすっただけでも人間を殺すことができる威力を持っています。しかし信の戦士としての姿に敬意を示し、２本の斧を用いて真っ向から戦うことにしたのです。見た目に反してムタは、アクロバティックな動きを見せていました。

ムタに関するネタバレ③は、「政が加勢しなかった」ことです。圧倒的なパワーを持つムタを前に信は苦戦しており、共に行動していた河了貂が政に加勢を頼みました。しかし「ムタ相手に苦戦していてはこの先生き残ることはできない」と信に対して試練を与えたのでした。

ムタに関するネタバレ④は、「退がるなと政が発言した」ことです。この時政は、「勝ち目が見えない敵を前にして退かない姿勢こそ信の持つ本当の武器である」と見抜き、決して後退するなと発言したのです。結果、信はムタの殺気に打ち勝ってムタを倒したのです。

ムタに関する⑤は、「昌文君にトドメを刺される」ことです。信に倒されたと思っていたムタですが、生命力が桁違いであったため生きていたのです。しかし手負いのところを昌文君に発見されてしまい、敵として始末されてしまったのです。

マンガ作品『キングダム』は、アニメ作品化だけでなく実写映画化も果たしています。そこで以下の項目では、アニメ版『キングダム』でムタ役を担当した声優と実写映画版『キングダム』でムタ役を演じたキャスト情報についてまとめていきます。

アニメ版『キングダム』でムタ役を担当した声優は、赤城進さんです。赤城進さんは2000年代から声優活動を開始しており、数多くのアニメ作品に出演してきました。代表出演作品として『しゅごキャラ!』、『幼女戦記』などが存在します。

実写映画版『キングダム』でムタ役を演じたキャストは、橋本じゅんさんです。橋本じゅんさんは1985年から芸能活動を開始しており、今までに数々のテレビドラマ作品や映画作品に出演してきました。代表出演作品として『シン・ゴジラ』、『極主夫道 ザ・シネマ』などが挙げられます。

『キングダム』に登場するムタは、特徴的である見た目や口調で多くのファンに認知されています。そこで以下の項目では、ムタに対する世間での評判やどういった人気の理由が存在するのかについてツイッター上の『キングダム』ファンの反応を基に紹介します。

ムタに対する世間での評判は「ストーリー序盤の強い敵キャラである」ことです。作中にてムタは人間離れした身体能力で信達を追い詰めていました。特に２本の斧による斬撃攻撃は読者達にも絶望を与えました。それ故に、ムタを最強の敵キャラとして認識しているファンが多いです。

ムタに人気が集まる理由は「見た目が可愛いキャラである」からです。ムタは特徴的な丸い体型をしている割にとても俊敏に動いており、何となく愛らしい印象を与えてきました。それ故にムタに対して可愛いという感情を抱くファンが多いです。

今回の記事では『キングダム』に登場するムタに関する情報についてまとめてきました。ムタはベッサ族と呼ばれる蛮族の狩人ですが、史実上実在したという記録は無いためオリジナルキャラである可能性が高いです。ムタは主に吹き矢や斧を使用して敵を倒し、秦王である政を暗殺する刺客として送りこまれましたが、覚悟を決めた信によって倒されてしまいました。

またムタは作中にて、可愛い見た目に反して人間離れした嗅覚で何キロも離れた目標を発見し、素早い足で行動するという読者達をも驚かせる身体能力を有していました。そのため信がムタに勝利した際には大興奮が巻き起こりました。短期間で多くの見せ場を作ったムタでしたが、危篤状態のところを昌文君に見つかってしまい、政に対する敵として処分されてしまったのです。ムタが再登場することはありませんが、ムタの魅力を再確認するためにもう一度『キングダム』の単行本を開いてみてはいかがでしょうか。