【キングダム】張唐(ちょうとう)はかっこよくて強い大将軍!最後のシーンも
キングダムには秦国を古くから支える「張唐」という大将軍がいます。表舞台に出ることが少なかった張唐ですが、最後には人知を超える強さで敵総大将を討つ活躍を見せ、キングダムの中でもかっこいいシーンの1つとなっています。今回はそんな張唐のかっこよさをまとめました。
目次
【キングダム】張唐はかっこいい
キングダムに登場する「張唐」は、秦国の最古参の大将軍です。頑固で気難しい性格ですが、老将ならではの戦い方や発言、最後の活躍シーンは「かっこいい」という評判が多いです。まずは、そのかっこいいと評される張唐のプロフィールから見ていきましょう。
張唐のプロフィール
張唐は、キングダムの秦王である嬴政(えいせい)の曽祖父、昭王(しょうおう)が秦王の時代から、秦国で活躍してきた最古参の大将軍です。しかし、六大将軍の影に隠れ活躍が目立たなかった大将軍でもあります。頑固な性格ではありますが武人としての誇りは強く、自身最後の戦いである函谷関(かんこくかん)では、死期を悟りながらも敵総大将を討ち取る強さを見せました。
キングダムの概要
中国の戦国時代というと三国志が有名ですが、キングダムはその時代より前の春秋戦国時代が舞台となる作品です。後の始皇帝となる嬴政とそれを支えた武将である李信(りしん)を主人公とし、時代末期における戦国七雄の争乱を描いています。コミックスは2023年1月19日に67巻が発売されるほか、2023年夏には実写映画の最新作、2024年にはアニメの第5期が始まるなど、高い人気を誇る作品となっています。
キングダムのあらすじ
主人公である信と親友の漂(ひょう)は、「天下の大将軍」を夢見て日々鍛錬を積みます。そんな中、秦国の大臣が漂のみ王都へ連れていきます。夢への一歩だと向かった漂ですが、1ヶ月後に瀕死の姿で信の元へ帰ってきます。漂は秦王、嬴政の影武者として連れて行かれたのです。漂は大将軍の夢と地図を信に託し力尽きます。その後、信は旅の途中で嬴政と出会い怒りに震えますが、お互いの夢のために協力することを選び、信は天下の大将軍、嬴政は天下統一のため躍進します。
【キングダム】張唐は強い大将軍?経歴や史実は?
張唐の強さや能力
キングダムの張唐が登場したのは合従軍編、コミックス25巻です。それまで活躍するシーンはなく、どれほどの強さだったのかは不明です。しかし、張唐は15歳から戦に参加しており、秦国を支える大将軍の1人として登場しています。
キングダム作中では、秦国が楚・趙・魏・韓・燕の合従軍の侵攻により最大の危機に陥った際、国門である函谷関防衛のために名だたる将軍の1人として張唐が選ばれました。そのとき張唐は、演説だけで敵軍をたじろかせる威厳を見せています。また、戦闘時に死に至る毒を受けてしまいますが、その状態で敵総大将を討ち取るという活躍も見せていることから、大将軍に恥じぬ強さを持っています。
張唐の経歴
キングダムでの張唐は出番が少ないものの、現秦王である嬴政の曽祖父、昭王の黄金期から活躍していたと作品内で語られています。キングダムにおいては、秦国の司令官である昌平君(しょうへいくん)に函谷関防衛を任されたことが初登場です。老将ならではの経験の重みを敵軍に見せつけ、敵総大将の討伐を最後に命を落とします。
張唐と桓騎の関係
キングダムには、秦国の現六大将軍の1人に「桓騎(かんき)」という戦いの天才がいます。元野盗であった桓騎は武将としてのプライドはなく、国への忠誠心も低いです。そんな性格もあり、戦いの際も敵軍の虚をつく奇策をメインとし、残虐非道でも「勝てばいい」という戦い方を得意としています。
対して張唐は、誇りも忠誠心も高い武将です。そんな張唐にとって桓騎の身勝手な考え方は理解し難く、桓騎もまた、張唐の愚直な性格を小馬鹿にしている間柄でした。そのように傍から見ても犬猿の仲な2人ですが、秦国が侵攻された際には共に函谷関防衛を任されます。このときも正々堂々と戦う張唐に対し、桓騎は奇策を選んで戦っていましたが、張唐が毒を受けてピンチとなった際に援軍として駆けつけたのが、まさかの桓騎軍でした。
さらに桓騎は、毒により足手まといになるであろう張唐に対し大将首を狙いに行くことを告げ、来るなら来いと誘います。武将として毒で死ぬことは無念だと思っていた張唐は、この誘いを受け敵軍に乗り込み、見事敵総大将を討ち取りました。このように、お互いの性格は理解できなかったものの、どこかでは認め合う関係性でした。
張唐は史実で実在した?
張唐は、少ないながらも史実の記録が存在していたことから、実在した人物です。その史実において張唐は紀元前258年に魏を攻めていますが、この際に、陣を捨てて守備しなかった味方武将の首を斬ったそうです。その後、紀元前258年10月には鄭を、12月には寧新中を攻め落とす強さを見せています。このほかにも、政治家としての面もあったと記されています。
【キングダム】張唐の最後のシーン
キングダムの張唐は合従軍編で初登場し、その函谷関防衛の際に命を落とします。そのため、出番としては少ないのですが、それでも張唐がかっこいいと評されるのは最後のシーンによる影響が強いです。ここでは張唐の最後を踏まえつつ、かっこよさをまとめていきます。
韓軍の矢には毒が塗られていた
秦国へ合従軍が侵攻してきた際、函谷関の防衛をしていた張唐軍の前に現れたのが韓軍でした。この韓軍の総大将「成恢(せいかい)」は、自身の身体を犠牲にしながら猛毒の研究を行っていた男でした。そんな成恢率いる韓軍が動き出したのは開戦7日目、函谷関の壁の上にいる張唐軍に一斉に矢を放ちます。
矢を用いた戦闘の場合、本来ならば上にいる張唐軍のほうが有利なはずです。しかし、かすり傷で済んでいた兵たちが突然、泡を吹いて倒れてしまいます。このとき韓軍が放った矢には、成恢が研究していた猛毒が塗られていたのです。これにより有利な立場であった張唐軍が大混乱してしまい、張唐自身も危機を迎えることになります。
張唐も毒にやられてしまう
毒矢により張唐軍は混乱、その間に成恢は張唐の居場所を探し「丹丸」という爆弾を放ちます。この丹丸には「吸い込むと8日前後で死に至る毒煙」が含まれており、爆発後に張唐たちはこの毒煙を吸い込んでしまいます。そこから数日後、丹丸の効果が現れ始めた張唐は吐血し、瀕死状態となります。指揮が総崩れとなった張唐軍でしたが、その援護に現れたのが桓騎軍でした。それに呼応し、張唐は「武将として戦って死ぬ」ために、桓騎と共に本陣を目指します。
張唐は最後の力で成恢を討つ
死期を悟った張唐は「毒は武将の死に方ではない」とし、最後の力を振り絞り奮起します。その間も毒矢を受けながら、鬼神の如く敵兵をなぎ倒していきます。人知を超える強さを見せる張唐と迫りくる桓騎軍を見た成恢は逃げるという選択をとりますが、張唐は成恢の背後に追いつき一刀両断します。歴戦の老将が死期を悟りながらも、武将として死ぬために最後の力で敵総大将を討ち取る姿は、キングダムの中でもかっこいいシーンの1つとして選ばれています。
張唐の桓騎への死ぬ間際のメッセージ
秦国一の武将となれ、桓騎。秦を頼むぞ
出典: times.abema.tv
張唐の名シーンで忘れてはいけないのが、死ぬ間際に桓騎へ送ったメッセージです。張唐と桓騎は犬猿の仲ではありましたが、総勢15万の軍勢に立ち向かった桓騎を「勇敢」だと評価します。また、名武将の気質や才能があることも認めた張唐は、桓騎に祖国を託し力尽きます。桓騎は「寝言は死んで言え」と悪態をつきつつも、力尽きて馬上から落ちそうになった張唐を支えました。冷酷な桓騎が張唐を支える姿は、最後にお互い認めあったことを感じるキングダムの名シーンの1つです。
【キングダム】張唐の声優
アニメ版キングダムの張唐は、浦山迅さんが声優を務めています。アニメだけではなく、映画の吹き替えやゲームなど幅広い活躍をされている浦山迅さんのプロフィールや出演作品を見てみましょう。
張唐の声優は「浦山迅」
アニメ版キングダムの張唐の声優を務める浦山迅さんは、もともとは東京芸術座に所属していた舞台俳優でした。2008年に退団後、声優業をメインに活動をしています。ちびまる子ちゃんのさくら友蔵役で知られる青野武さんや、サザエさんの磯野波平役で有名な永井一郎さんなど、主に老人キャラクターの声優が亡くなられた際に、持ち役を多く引き継ぎました。
浦山迅のプロフィール
- 誕生日:1956年7月20日
- 血液型:B型
- 職業:俳優、声優
- 出身地:大阪府
- 事務所:プロダクション・タンク
浦山迅の主な出演作品
- 忍たま乱太郎(学園長)
- 機動戦士ガンダム THE ORIGIN(デギン・ソド・ザビ)
- トレインヒーロー(ニール教官)
- サマータイムレンダ(根津銀次郎)
【キングダム】張唐に対する世間での評判や人気
キングダムの中でも、かっこいい老将の1人である張唐ですが、そんな張唐の世間での評判などを見てみましょう。ファンの意見を見ていると、やはり武人として命尽きようとも敵総大将を討ち取る最後のシーンにかっこよさを感じる評判が多いです。
キングダムの張唐の生き様が圧巻過ぎるという評判もありました。頑固な性格ではありますが、若い将では生み出すことができない老将ならではの威厳と迫力も持ち合わせています。また、武将として正々堂々と戦う姿も含めてかっこいいと評されています。
そして、不仲であった張唐と桓騎の最後のやり取りがある最後のシーンに涙するファンも多かったです。お互い不器用ながらも最終的に認め合うこのシーンは張唐、桓騎ともにかっこいいと感じる方が多いです。
【キングダム】張唐はかっこよくて強い大将軍だった
キングダムの張唐は真っすぐな性格で、それを味方に煙たがれることもありました。しかし、武将としての誇りを持って正々堂々と戦う強さや、15歳から活躍し続けたからこそ出せる威厳、迫力は、張唐ならではのかっこよさを引き立たせます。キングダムでは命を落としましたが、張唐に秦国を託された桓騎の活躍は続きます。
この記事のライター
大志
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