キングダムが面白いと言われる理由を考察!人気の秘密を徹底調査!
実写映画化やアニメ化など、とにかく面白いと大人気となっている「キングダム」ですが、この人気の秘密とは一体何なのでしょうか?この記事では、キングダムが面白いと言われる理由や人気のエピソードを詳しく紹介しながら、その人気の秘密を考察していきます。
目次
【キングダム】とは?
アニメ化や実写映画化など、話題に事欠かない漫画「キングダム」ですが、その人気の秘密は一体何なのでしょうか?この記事では、その面白さの秘密を徹底的に考察しています。人気の秘密を紹介する前に、ここでは漫画「キングダム」の作者やあらすじについて紹介します。
キングダムの作者
漫画「キングダム」の作者は原泰久さんです。原さんは大学3年生の頃に漫画家を志し、大学在学中に「上田君の退化論」という作品でちばてつや賞の期待賞を受賞しています。その後、1999年に「於兎松」でデビューを飾ると、社会人として働きながら漫画家としての活動をスタートしました。2006年には「週刊ヤングジャンプ」で「キングダム」の連載を開始しました。
キングダムのあらすじ
物語の主人公は、戦争孤児で下僕として働く信という少年です。ある日信の親友・漂が宮殿に召し抱えられることになります。親友の大出世を嬉しく思っていた信でしたが、漂は何故か血だらけの瀕死の状態で逃げ帰ってきます。漂が命を懸けて託したヒントの場所に信が辿り着くと、そこには漂にそっくりな政がいました。漂が政の身代わりとして殺されたことを知った信は、漂を殺した人物に敵を討つ為、政と共に戦いへと身を投じることになります。信が敵討ちを果たし、天下の大将軍を目指すというストーリーです。
キングダムの概要
キングダムは週刊ヤングジャンプで連載されている歴史漫画です。中国の史実を記した「史記」という資料を基に、主人公・信と仲間たちの戦いを描いています。コミックスは66巻を超え、累計発行部数は9200万部を突破する大人気作品です。アニメ化や実写映画化などのメディアミックスもされており、幅広い世代から人気を博しています。
【キングダム】面白いといわれる理由や魅力
大人気となっている「キングダム」ですが、面白いと言われる理由は何でしょうか?ここでは、キングダムが面白いと言われる理由と作品の魅力について、ファンの感想を基に紹介していきます。
面白い理由①引き込まれる世界観
キングダムの面白い理由①は「引き込まれる世界観」です。キングダムは中国の歴史を基に描かれていますが、その第一話は約50ページの大ボリュームとなっています。その中で描かれたのは、主人公の信と幼馴染の漂の下僕として過ごす日常や、宮殿に召し抱えられたはずの漂が、信の元へ戻り絶命するという内容です。その作り込まれたストーリーと世界観に没頭してしまったという感想が多く見られました。
面白い理由②史実から想像を膨らましたストーリー
キングダムの面白い理由②は「史実から想像を膨らましたストーリー」です。「キングダム」は「史記」という歴史資料が基になっています。この史記はとても貴重な資料ではありますが、あまり詳しい内容までは記載されていません。例えば、人気キャラクターの王騎将軍に関する記述は1行しか残っていません。その為、作者の原さんは想像を膨らませて作り上げたと語っています。大切な部分は史実に沿って作り込みつつ、想像でストーリーやキャラクターを補完することで、より魅力的な作品に仕上げています。
面白い理由③敵が強い
キングダムの面白い理由③は「敵が強い」ことです。天下の大将軍になるために奮闘している信ですが、その目の前に続々と敵が現れていきます。通常だと悪役として描かれることの多い敵ですが、キングダムでは敵にも戦う理由がしっかりとあり、その台詞や行動が魅力的だという感想も多く見られました。信が敵と戦う中で急激に成長していく様子も描かれており、臨場感溢れるエピソードの数々はファンから絶大な人気を集めています。
面白い理由④魅力的な女性キャラ
キングダムの面白い理由④は「魅力的な女性キャラ」が多いことです。キングダムには女性ファンが多くいますが、その理由の1つとしても挙げられています。特に人気の女性キャラは「楊端和」「羌瘣」「河了貂」の3人ですが、どのキャラクターも「強くて美人」という共通点があります。それぞれ性格も個性的ですし、かっこいいアクションシーンも多く、そのかっこよさに憧れを抱く女性ファンが多く見られました。
面白い理由⑤キャラの成長
キングダムが面白い理由⑤は「キャラの成長」です。例えば主人公の信は、第一話では下僕として登場していますが、回を重ねるごとに力を付け成長していきます。また、キングダムでは戦闘シーンも多くありますが、信の属する「飛信隊」のメンバーは数多くの戦闘を戦い抜き、脅威の生存率を誇っています。敵味方問わず、最初は弱かったキャラが、数々の戦争を経て、身も心も強くなっていく様子が丁寧に描写されている点が魅力的だという感想が多く見られました。
面白い理由⑥迫力ある戦闘シーン
キングダムの面白い理由⑥は「迫力ある戦闘シーン」です。キングダムでは、信とその仲間たちによる戦闘シーンが数多く存在しますが、その迫力は圧倒的です。その理由としては、合戦のスケールの大きさにあります。例えば、キングダムの合従戦では、55万の兵を誇る敵と、20万の信達との戦いが描かれています。日本の歴史で一番大きな合戦では関ヶ原の戦いが挙げられますが、当時の戦いに参加したのは東軍と西軍を合わせても15万人ほどと言われているので、その大きさと迫力の違いが分かります。
面白い理由⑦かっこいい死に様
キングダムが面白い理由⑦は「かっこいい死に様」です。キングダムは戦闘シーンが多い作品のため、登場人物たちの「死」も描かれています。この「死」の描写が衝撃的でありながら、魅力的に描かれていることが多く、ファンからも「記憶に残るかっこいい死に様だった」という感想が多く挙げられています。キングダムでは、ただ戦闘で死ぬのではなく、どういう気持ちで闘っているのかも丁寧に描かれているため、その死に様を含めて人気を集めているキャラも存在します。
面白い理由⑧主人公側のピンチが続く
キングダムの面白い理由⑧は「主人公側のピンチが続く」という点です。強大な敵との戦いにやっとの思いで勝ち、束の間の休息が訪れるかと思いきや、また新たな敵がすぐに登場するのです。信たちは休む暇もなく、次の戦いに身を投じることとなり、またもやピンチに陥ってしまいます。この次々訪れるピンチをどう乗り切っていくのかも、作品の大きな魅力となっています。
面白い理由⑨信の行く末が気になる
キングダムの面白い理由⑨は「信の行く末が気になる」ということです。主人公の信は、親友・漂と約束した「天下の大将軍になる」という夢を叶えるために戦っています。この夢は果たして叶うのかどうか、その道筋にどんな困難が待ち受けているのか、ファンにとってはとても気になるポイントとなっていました。作中では未来がどうなっているのか分かる描写は無いため、今後の展開に注目が集まっています。
【キングダム】つまらないといわれる理由
キングダムが面白い理由や作品の魅力を、ファンの感想と共に紹介してきましたが、ここからは「つまらないといわれる理由」についても紹介していきます。キングダムは多くのファンがいる人気作品ですが、その分つまらないと感じる人もいます。その理由とは何なのか、詳しく紹介します。
つまらない理由①作画が嫌い
キングダムがつまらない理由①は「作画が嫌い」という内容です。キングダムの作者・原泰久さんは、手描きのアナログ原稿として知られており、その描き込みの細かさに定評があります。しかし、絵柄の独特なタッチが苦手という人も少なからず存在し、苦手な理由として挙げる人が多いようです。
つまらない理由②ファンタジー要素が強い
キングダムがつまらない理由②は「ファンタジー要素が強い」ということです。キングダムは実際の歴史資料「史記」を基に製作されていますが、史記に書かれている内容はとても少なく、それを作者の原泰久さんが想像で膨らませたストーリーとなっています。この想像の部分がどうしても多くなってしまう為、ファンタジー要素が強いと感じてしまうという意見が見受けられました。
つまらない理由③物語の中盤が間延びしている
キングダムがつまらない理由③は「物語の中盤が間延びしている」という点です。キングダムに限らず、長編作品では多く見られる意見ではありますが、大きな戦が1つ終わると、次の大きな戦までの道のりにはあまり起伏が感じられないため、間延びして見えるという感想が多く見られました。
【キングダム】面白いエピソード
続いては、キングダムのファンからも人気のある面白いエピソードを6つ紹介します。どのエピソードも印象深く、それぞれのキャラクターの魅力が詰まったエピソードとなっています。
面白いエピソード①山の民を説得する信
面白いエピソード①は、山の民を説得する信のシーンです。政が弟の成蟜から王座を奪還するため山の王・楊端和に協力を求めます。しかし、楊端和率いる山の民は、過去の因縁から協力を拒否しようとします。その時、信は山の民が描いた夢を叶えるために一緒に戦おうと説得するのです。その熱意に心を動かされた楊端和は、信たちと協力し戦うことになりました。このエピソードは単行本3巻に収録されています。
面白いエピソード②秦の鄴攻め
面白いエピソード②は、秦の鄴攻めのエピソードです。このエピソードは単行本の46巻から59巻まで描かれており、その長さ故に名場面がたくさんあります。例えば、苦境に追い込まれた楊端和が檄を飛ばすシーンや、信が部隊の士気を爆発させるシーンなどがあり、名言とも言える台詞が数多く生まれています。長いエピソードではありますが、全て通して読んで欲しいという感想が多く見られました。
面白いエピソード③王騎の死亡
面白いエピソード③は、王騎が死亡する場面です。王騎は政の曽祖父でもある昭王に仕えていた大将軍ですが、昭王から「次の王を見定め、遺言を伝える」という役割を任せられていました。そのため昭王が亡くなった後、次の王を探しながら戦ってきた王騎ですが、死の間際に政を王と見定め、遺言を伝えるのです。王騎の天下の大将軍らしい最期は、とても印象的なエピソードになっています。
面白いエピソード④合従軍編
面白いエピソード④は合従軍編です。合従軍編とは、函谷関から蕞の戦いまでを描いたエピソードで、ファンの中でも特に人気なのは、政が蕞の民に語りかけるシーンです。敗戦を覚悟し、意気消沈していた蕞の民に対し、王自らが出陣し民を鼓舞することで、蕞の民のやる気を引き出し、後の勝利へと繋げることができたのです。
面白いエピソード⑤陽が向を助けようとするシーン
面白いエピソード⑤は陽が向を助けようとするシーンです。陽と向は宮廷に使える宮女でしたが、ある日反乱軍が攻めてきた際、殺されそうになってしまいます。敵に襲われそうになった時、陽は向を助けるため、自身が盾となり時間を稼ごうとするのです。実際には信が助けに入り事なきを得ましたが、1人の女の子が敵に立ち向かおうとする姿はとても感動するという感想が多く見られました。
面白いエピソード⑥黒羊の戦い
面白いエピソード⑥は黒羊の戦いです。黒羊の戦いでは、信の率いる飛行隊と、元野盗の集まりでもある桓騎軍が協力して戦うことになります。信の語る理想の大将軍像とは真逆の存在でもあり、勝つためなら手段を選ばない桓騎将軍とぶつかり合いながらも、敵との闘いに挑んでいきます。黒羊の戦いでは、信だけでなく、河了貂や羌瘣の活躍も多く描かれており、ファンからの人気も高いエピソードとなっています。
【キングダム】名言や名セリフ
キングダムにはたくさんの名言や名ゼリフがあります。名言それぞれに、キャラの熱い思いがこもっており、それも人気の理由となっています。ここからは、6つの名言を紹介していきます。
名言①「そして俺はその金剛の…」
境があるから内と外ができ敵ができる 国境があるから国々ができ戦いつづける だからあいつは国を一つにまとめるんだ そして俺はその金剛の剣だ
出典: renote.net
これは万極との戦いの中で信が言った台詞です。趙国では過去に40万人の国民が秦軍に殺されるという出来事がありました。その時の恨みをずっと抱えて生きてきた趙国の将軍・万極に、同じ戦争孤児だった信は同情を覚えます。しかし、その恨みを殺し合うことで晴らそうとする万極に、嬴政の言葉を思い出して語ったのがこの名言でした。
名言②「死にはせぬ…」
死にはせぬ この蒙武の倅だ その程度で死にはせぬ
これは蒙武が言った名言です。敵による攻撃で瀕死の状態となった息子・蒙恬のため、部下たちが父親である蒙武に最後の言葉を求めました。しかし、蒙武は自分の息子の死を覚悟しながらも、この台詞を伝えたのでした。
名言③「俺達はみんなてめェの足で…」
それじゃ まるで 全部天任せみてェじゃねェかよ そうじゃねェだろ
俺達はみんなてめェの足で立って戦ってんだ出典: note.com
これは信が輪虎と一騎打ちになった時に言った名言です。輪虎の武力は圧倒的で、信は苦戦してしまいます。その戦いの中で、輪虎は自分は戦いの才能があるから強いのだと言います。その言葉に刃向かったの信が言ったのがこの台詞でした。
名言④「そうすれば必ず俺の次の…」
そうすれば必ず俺の次の世は、人が人を殺さなくてすむ世界となる
出典: animemanga33.com
これは政が、秦国を牛耳っていた呂不韋へ言った台詞です。覇権を争って戦った2人は、その中でお互いの理想を語り合います。そして、呂不韋が語る天下に異議を唱えた政が伝えたのがこの台詞でした。この後、長く続いた覇権争いは政の勝利で幕を閉じたのでした。
名言⑤「バカを言え…」
バカを言え。死ぬまで儂は現役じゃァ
これは、長く現役として戦い続け、ついに負けてしまった廉頗に対し、勝者である蒙驁が、引退するきっかけになったのではないかと問いかけた際に返した言葉です。負けたから引退するのではなく、最後まで現役を貫き通す意思を見せた廉頗に、それを見ていた信も心打たれるのでした。
名言⑥「あなたは誰よりも偉大…」
あなたほど辛い経験をして王になる人は他にいません。だからきっとあなたは誰よりも偉大な王になれます。
これは紫夏が死の間際に政に伝えた名言です。幼い頃、敵国に囚われていた政をどうにか逃がそうと協力していたのが紫夏でした。しかし脱出の途中、敵に見つかってしまい、どんどん味方が殺されてしまいます。とうとう紫夏も凶刃に倒れ、死を悟った紫夏が政に思いを伝えたのでした。
【キングダム】に対する世間での評判や人気・感想
こちらはアニメからキングダムを知ったというファンの感想です。主人公・信の成長はもちろん、登場するキャラたちの生き様に心を打たれたという意見が多く見られました。アニメ1期を見たファンからは、王騎将軍の最期に対する感想がいくつも上がっていました。
こちらはキングダムの名言に関する感想です。主人公だけでなく、敵キャラにもいくつも名言が存在するのは、キングダムならではです。キングダムで描かれる名言は多数ありますが、その一言一言が人生の役に立つのも面白さの1つとなっていました。
こちらは映画からキングダムのファンになったという人の感想です。原作はもちろん、アニメや実写映画でも、信の成長が丁寧に描かれているため、他のメディアでも見てみたいと思わせるほど、たくさんの魅力が詰まっているという意見が見られました。
【キングダム】面白い作品だった
キングダムの面白い理由や、数々の面白いエピソードや名言をファンの感想を基に紹介してきました。2023年には実写映画の新作が公開されたり、アニメの5期の放送が予定されるなど、話題が続くキングダムですが、史実に巧みに織り込まれたフィクションの部分や、各キャラの名言も楽しんで見てはいかがでしょうか。
この記事のライター
syys1720
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