【カイジ】遠藤勇次は大きな役割を担っている?クズキャラの死亡説も
『カイジ』に登場する遠藤勇次について考察します。帝愛グループ傘下に所属し、物語を動かす大きな役割を担っている遠藤の詳しい人物像やクズキャラと言われる理由、死亡説について解説します。更に『カイジ』ファンによる評判や人気もまとめていきます。
目次
【カイジ】遠藤勇次とは?
遠藤勇次のプロフィール
- 名前:遠藤勇次(えんどう ゆうじ)
- 職種:遠藤金融の社長
- 所属:帝愛グループ傘下
カイジに登場する遠藤勇次は、帝愛グループ傘下の遠藤金融の社長を務めています。金融会社と言っても、実は法外な利息で金を貸す悪徳業者で、いわばヤクザのように追い詰めて金を回収する自他共に認める冷酷な性格をしています。見た目は、黒の短髪にサングラスをしておりカイジに登場する他のキャラクターと違って、異常さがあまりない比較的常識人と言える人物です。
賭博黙示録カイジの概要
福本伸行さんが描く『賭博黙示録カイジ』は、ギャンブルをテーマにした青年漫画で、1996年から1999年まで週刊ヤングマガジンにて連載されていた作品です。続編には賭博破壊録カイジなどカイジシリーズは全6編にも及び、累計発行部数2100万部を突破、テレビアニメ化ではタイトルを新たに『逆境無頼カイジ』として2期に渡って放送されました。実写映画は藤原竜也さん主演で2009年から2020年にかけて3部作で構成、公開され、多くのファンから高い人気を得ました。
賭博黙示録カイジのあらすじ
定職につかずクズのような生活を送っていた伊藤開司は、以前連帯保証人になっていた借金を返済する羽目になり、取り立てにきた遠藤勇次を出会います。遠藤の口車に載せられ、ギャンブルをしながら借金を返済できるという「エスポワール」に乗船することになったカイジは、何度も煮え湯を飲まされながらも命を賭けて、幾度となく勝負に挑んでいくのでした。
【カイジ】遠藤勇次には大きな役割がある?死亡説も考察
遠藤勇次とカイジの出会い
遠藤勇次とカイジの出会いについて解説していきます。カイジは、知り合いの借金の連帯保証人になっていました。その知人が逃げてしまい、借金の取り立てにきたのが、帝愛グループ傘下企業の金融会社の社長を務める遠藤だったのです。遠藤は、暴言とも言えるようなセリフで言葉巧みにカイジの思考を操り、借金の返済させるため発破をかけていきます。
遠藤勇次はカイジをギャンブルの世界へ踏み込ませた?
遠藤勇次はカイジをギャンブルの世界へ踏み込ませた?について解説していきます。遠藤は、カイジが連帯保証人になった借金を返済させるために、言葉巧みに誘導し、カイジにエスポワールに乗船することを決めさせます。暴力を使わず強い言葉で諭すような話し方の遠藤は、ヤクザなのにまるでいい人のように見えます。しかし、弱みに付け込むタイプのクズで後にとんでもない裏切りも見せています。カイジは、遠藤にそそのかされ、エスポワールに乗ったことでギャンブルの才能を発揮させました。
遠藤勇次は利根川が失脚し自分が借金をする事態に
遠藤勇次は利根川が失脚し自分が借金をする事態に、について解説していきます。カイジをエスポワールに乗船させた遠藤は、スターサイドホテルにも誘い出しカイジと利根川はEカード勝負をすることになります。ギャンブルの才能を発揮したカイジは、帝愛のナンバー2である利根川を破りその結果、利根川は失脚します。傘下にいた遠藤は、モロにその影響を受け仕事も左遷され、給料が激減し遠藤自体も借金を抱えてしまいます。
遠藤勇次の帝愛への裏切り
遠藤勇次の帝愛への裏切りについて解説していきます。スターサイドホテルでカイジは兵頭に負けてしまい、借金の返済が出来なくなってしまいました。そこでカイジは、遠藤にギャンブルで借金の返済をしたいから新たなギャンブルを紹介してほしいと持ち掛けます。遠藤はカイジを地下労働に送り込み、帝愛への信用回復に努めますが、カイジは才能と強運で地上へ戻ってきます。さらにカイジはパチンコ「沼」に目を付け、攻略のための資金を遠藤に提供してもらうことに成功しますが、これは帝愛への裏切り行為でした。
遠藤勇次は沼攻略をしたカイジのお金をほぼ奪う
遠藤勇次は沼攻略をしたカイジのお金をほぼ奪うについて解説していきます。沼攻略のために、遠藤に5000万を融資してもらったカイジですが、なかなか攻略の糸口が見つからず、資金が底をついてしまいます。そこで遠藤が高飛び用に持っていた1000万に目を付け借用書にサインし更に融資してもらったことで、ようやく沼攻略に成功しました。しかし10割3分という暴利で借用書を作成していたため、カイジは勝ち分のほとんどである1億2千万を遠藤に取られてしまい、遠藤はその後行方をくらませています。
遠藤勇次の再登場
遠藤勇次の再登場について解説していきます。カイジから大金を奪い取った遠藤は、行方をくらませていましたがその後「24億脱出編」にて再登場を果たしています。しかし、その際「遠藤浩次」と誤った名前で紹介されて話題になりました。一度は帝愛を裏切った遠藤ですが、カイジ捜索に抜擢され帝愛に戻って手柄を立てることを目論みます。
遠藤勇次は死亡する?
遠藤勇次は死亡する?について解説していきます。遠藤はカイジ捜索で結果を出せなかった場合、命日になると兵頭に告げられていました。兵頭の部下である黒崎は、遠藤がいなくなると現場が回らなくなるため、カイジ捜索の進捗を逐一報告していませんでした。いよいよ兵頭から呼び出され、遠藤はビルの7階から飛び降りるように命じられます。それに対して、遠藤はどのような対応をするのか見ものです。
【カイジ】遠藤勇次の名言
遠藤勇次の名言①「おまえの毎日って今…」
おまえの毎日って今……ゴミって感じだろ?無気力で自堕落で非生産的
遠藤勇次の名言①「おまえの毎日って今…」は、単行本1巻で借金の取り立てにきた遠藤がカイジに向かって言ったセリフです。遠藤のこのセリフは、カイジを中傷しながらもファンの間でまさに名言とも言われ、言葉巧みにエスポワールに乗船させるきっかけになった言葉でもあります。遠藤の名言と言えばこのセリフ、と言うほど有名な一言と言えるでしょう。
遠藤勇次の名言②「一体『何』を『いつまで』…」
一体「何」を「いつまで」待つつもりだ…?こんな薄汚いアパートで…貧しいバイトをして…半ば眠ったような意識で鬱々と「待つ」…?そういうのを「無為」っていうんだっ…!
遠藤勇次の名言②「一体『何』を『いつまで』…」は、単行本5巻でタイミングを待つというカイジに対して遠藤が言ったセリフです。ちゃんとくるタイミングを待つというカイジに、何をいつまで待つつもりなのかと暴言まがいなことをカイジに言っています。遠藤は暴力的なことはしませんが、言葉でうまく言いくるめておりカイジもうまく口車に乗せられます。
遠藤勇次の名言③「若者は掴みにいかなきゃ…」
若者は掴みにいかなきゃダメだ…!
遠藤勇次の名言③「若者は掴みにいかなきゃ…」は、単行本5巻でカイジを奮い立たせるために遠藤が言ったセリフです。なかなか話に乗らないカイジに対し、その手は何のためにあるのか、カイジがその気になるように言葉巧みに次々と発して言ったセリフの1つです。
【カイジ】遠藤勇次の声優
遠藤勇次の声優は「内田直哉」
カイジをギャンブルの道に引き込んだクズキャラ・遠藤勇次の声を担当しているのは、妻に2001年にミス・ユニバース日本代表になった荒内美沙緒さんを持つ、ベテラン声優の内田直哉さんです。ここからは内田さんのプロフィールや主な出演作品をまとめていきます。
内田直哉のプロフィール
- 名前:内田直哉(うちだ なおや)
- 性別:男性
- 生年月日:1953年5月1日
- 出身地:東京都
- 身長:172cm
- 血液型:A型
- 事務所:大沢事務所
内田直哉さんは、15歳の時に劇団若草に入団しており『幻の殺意』で俳優デビューを果たし、1980年には『電子戦隊デンジマン』の緑川達也役のデンジグリーンを演じています。1986年に声優デビューした内田さんは、1996年頃から声優業をメインに活躍しており、海外ドラマや洋画吹替を多く担当し、趣味がゴルフで、特技に歌唱やダンスを挙げています。
内田直哉の主な出演作品
- 『COBRA THE ANIMATION』のコブラ役
- 『DRIFTERS』の織田信長役
- 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のデリング・レンブラン役
- 『オーシャンズ』シリーズ(ソフト版)のアンディ・ガルシア役
- 『ワイルド・スピード』のドミニク・トレット役
【カイジ】遠藤勇次は実写映画では女性?キャストも紹介
遠藤勇次は実写映画では女性?
遠藤勇次は実写映画では女性?について解説していきます。カイジをエスポワールに誘い出すゲスなキャラ遠藤勇次は、原作では男性ですが実写映画では設定変更してあり、「遠藤凛子」という女性キャラとして登場しています。利根川をライバル視しており、鉄骨渡りで落ちる参加者に興奮する観客たちを冷めた目で見るが、そのシステムを分かっていながら参加者を送り込むという矛盾点もあります。
遠藤凛子の実写キャストは「天海祐希」
『カイジ』の実写映画に登場する遠藤凛子を演じているのは、元宝塚歌劇団の月組トップスターを務めていた女優の天海祐希さんです。天海さんのプロフィールや主な出演作品などをまとめていきます。
天海祐希のプロフィール
- 名前:天海祐希(あまみゆうき)
- 本名:中野祐里(なかの ゆり)
- 生年月日:1967年8月8日
- 身長:171cm
- 出身地:東京都台東区
- 事務所:研音
本名のゆりちゃんなどの愛称で親しまれている天海祐希さんは、中学の時に演劇部に入部し、当時宝塚ファンだった担任の勧めで宝塚歌劇団に入ることを目指し始めます。1985年に宝塚音楽学校に首席で入学し、1987年に宝塚歌劇団に73期生として入団しました。史上最速ペースでトップに就任した天海祐希さんは、1995年28歳の時に相手役だった麻乃佳世さんと共に惜しまれながら退団しています。仲がいい女優に、深津絵里さんや常盤貴子さん、米倉涼子さんがいます。
天海祐希の主な出演作品
- 『離婚弁護士』の間宮貴子役
- 『女王の教室』の阿久津真矢役
- 『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』の深山瑤子役
- 『BOSS』の大澤絵里子役
- 『テイクフライト』のアメリア・エアハート役
【カイジ】遠藤勇次に対する世間での評判や人気
『カイジ』に登場する帝愛グループ傘下にいるヤクザ、遠藤勇次はファンの間でもクズとして認識されています。実写では女性キャラとして登場している遠藤勇次に対して、カイジファンはどのように感じているのか評判や人気をまとめていきます。
『カイジ』の登場人物たちは、救いようのないクズが多いので会社のために動いている遠藤が一見まともなキャラに見えるようです。しかし、登場しているキャラは漏れなく全員クズだから騙されないように、と呟くファンもいました。そのため、遠藤が痛い目に合っている描写でも、ファンの間では自業自得だという声が多く上がっていました。
登場人物の全員がクズという程、クズキャラが多いカイジですが、その中でも一見まともに見える遠藤が間違いなく圧倒的ナンバー1のクズだと断言するファンも見られました。うまく自分の立ち位置を守りながら裏切りを繰り返す遠藤が、許せないと感じるファンも一定数いました。
『カイジ』の原作では、遠藤勇次は男性キャラですが実写映画では天海祐希さん演じる遠藤凛子として登場しています。どうして女性キャラになったのかと疑問を感じる声が多く上がっているようですが、実写キャストを絶賛するファンも少なからず見られました。特に、天海祐希さん演じる遠藤が、藤原竜也さん演じるカイジを恫喝するシーンがいいというファンもいました。
【カイジ】遠藤勇次は大きな役割を担うクズキャラだった
『カイジ』に登場する遠藤勇次は、帝愛グループ傘下のヤクザでカイジをギャンブルに引き込んだ大きな役割を担うキャラクターでした。名言とも暴言とも言えるいわば脅しのようなセリフでカイジをそそのかし、エスポワールに乗船させた遠藤は、一見まともに見えますがクズっぷりが目立つ存在です。実写映画では、遠藤凛子という女性キャラとして登場し女優の天海祐希さんが演じて話題になりました。
この記事のライター
しばっち
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