【ヒロアカ】ムーンフィッシュの強さや個性は?元死刑囚の実力や特徴を紹介
『ヒロアカ』に登場するムーンフィッシュはヴィラン連合のメンバーで、出久たちの林間学校を突如襲撃します。この記事ではムーンフィッシュの持つ個性やそれを活かした戦闘スタイルや弱点、元死刑囚というおぞましい素性、また『ヒロアカ』のストーリーについて解説していきます。
目次
【ヒロアカ】ムーンフィッシュとは?
ムーンフィッシュは漫画『ヒロアカ』第73話、アニメ第41話に初登場したヴィラン連合『開闢行動隊』のメンバーです。口以外の全身を黒い布と拘束具で覆っており、恐ろしい見た目をしたヴィランたちの中でも、特に見る人の恐怖心を掻き立てられる姿をしています。
ムーンフィッシュのプロフィール
ムーンフィッシュは『ヒロアカ』作中、その人物像や素性のほとんどが明かされていません。全身は口以外ほとんどの個所が、黒い布と拘束具でおおわれています。表情さえわかりません。その姿だけではわかりづらいですが、男性のようです。ちなみにアニメでは男性の松田修平さんがムーンフィッシュの声優を担当しています。作中で唯一明らかにされているムーンフィッシュの経歴は、脱獄中の死刑囚であるということです。
ヒロアカの概要
『ヒロアカ』こと『僕のヒーローアカデミア』は2014年から週刊少年ジャンプにて連載中、作者は堀越耕平氏です。2016年からはテレビアニメも放送開始、こちらは現在第6期放映中です。2022年にはコミックスの世界累計発行部数がなんと6,500万部を突破しました。連載、アニメ放映開始から5年以上たつ現在でも、『ヒロアカ』は世界中で絶大な人気を誇る作品です。
ヒロアカのあらすじ
総人口の約8割が特殊能力『個性』を持つ超人社会。『個性』を悪用するヴィランと呼ばれる犯罪者がはびこり、それまでの法や警察機関では対処しきれなくなりました。やがて、この犯罪に立ち向かうために『個性』を駆使するヒーローたちが現れます。人々の憧れとしてヒーローが活躍する中、主人公の緑谷出久は『無個性』として生まれました。ヒーローに憧れるも『個性』を持たないデクが、トップヒーローのオールマイトに力を授かり、成長する物語です。
【ヒロアカ】ムーンフィッシュの強さや個性・実力
『ヒロアカ』にはヒーローたちの敵である、ヴィランが数多く登場しますが、中でもヴィラン連合のメンバーは『個性』をところかまわず悪用し、ヒーローたちを苦しめます。ヴィラン連合の『開闢行動隊』として駆り出されたムーンフィッシュは、その強烈な見た目で登場時から強い印象を残しています。ここではムーンフィッシュの強さや、彼の持つ個性や実力、弱点について解説していきます。
ムーンフィッシュの個性は「歯刃」
ムーンフィッシュの『個性』は「歯刃」です。歯をどんどんと伸ばし、刃のように相手を切り裂く『個性』です。ムーンフィッシュの「歯刃」は直接歯を伸縮させ、伸ばした先の刃も枝のように方向を変えて伸ばすことも可能です。「歯刃」の威力は、森の木々をいとも簡単に切り倒し、障子の『個性』複製腕の一部も切り落とします。その後、立ち向かった爆豪と轟も、次々に伸びる「歯刃」の猛攻に、容易に手出しできない状況に陥ってしまいます。
ムーンフィッシュの個性の弱点
「歯刃」の弱点は、背後からの攻撃です。歯から直接伸びる能力のため、後ろから攻撃されると対応が遅れます。ムーンフィッシュは爆豪、轟との交戦中、暴走した常闇の黒影により、背後から押し潰されてしまいます。ムーンフィッシュは応戦しようと起き上がり攻撃しますが、黒影は刃が刺さったまま、ムーンフィッシュを投げ飛ばします。ムーンフィッシュは正面の敵に対して距離を取り「歯刃」を伸ばし戦うため、背後からの攻撃や距離を詰められる状況が弱点となる『個性』であると言えます。
ムーンフィッシュは戦闘経験が豊富で強い?
林間学校、肝試しの最中にムーンフィッシュに襲われた爆豪と轟は、「歯刃」の力に苦戦します。二人はムーンフィッシュに対し、地形と個性の使い方がうまく、場数を踏んでいると評します。『ヒロアカ』作中でも屈指の自信家、口の悪さを見せる爆豪や、雄英高校に推薦入学した実力者の轟の二人をして、このように評価されるムーンフィッシュは、多くの戦闘経験を持った実力者であることがわかります。
【ヒロアカ】ムーンフィッシュの特徴や名シーン
ここからはムーンフィッシュの特徴や元ネタ、『ヒロアカ』作中での名シーンについて解説、考察していきます。
ムーンフィッシュの特徴
ムーンフィッシュは前述の通り、口以外の全身を黒い布で覆っており、両腕も拘束具の中にあり自由が利きません。爆豪、轟との戦闘では、拘束していない足や口から延ばした「歯刃」を器用に用いて、真っ暗な山の中を飛び回り二人を翻弄します。「歯刃」の能力を生かせるよう、かつその『個性』に頼りすぎず弱点を補えるよう、高い身体能力を持っていることがわかります。
ムーンフィッシュの元ネタ
ムーンフィッシュの元ネタは、アメリカに実在したシリアルキラー「アルバート・フィッシュ」であると思われます。暴力的、猟奇的な内容が含まれるため、検索の際はご注意ください。ムーンフィッシュは『ヒロアカ』作中でも、セリフ量が少ないキャラクターですが、「きれいな肉面」や「肉の断面を見せろ」など、猟奇的な言葉を発します。『個性』が刃であることや、上記のようなセリフ、名前から、実在の猟奇殺人者を元ネタとしたと考えられます。
ムーンフィッシュの名シーン
続いてムーンフィッシュの作中での名シーンをいくつかピックアップし、その魅力について解説していきます。
名シーン①「仕事しなきゃ」と言いながら登場
ムーンフィッシュは『ヒロアカ』第75話冒頭で、肝試し中にヴィランの襲撃に気が付いた爆豪と轟の前に姿を現します。ムーンフィッシュは、自らが切断した障子の複製腕に見とれつつも、自分に言い聞かせるかのように「仕事しなきゃ」と言って爆豪たちの方へ振り返ります。狂気をまといつつも自分を抑えようとしているようです。爆豪たちが近づくとゆっくりと振り返り、その恐ろしい姿を見せつけるという、ホラー漫画さながらの名登場シーンです。
名シーン②常闇に敗北
ムーンフィッシュは常闇踏陰により倒されます。常闇は怒りと夜の暗闇によって、自身の『個性』である黒影(ブラックシャドウ)を制御できなくなります。暴走した黒影は、交戦中の爆豪たちのそばに行くと、そのままムーンフィッシュを上から踏みつぶします。後ろからの攻撃に弱い、ムーンフィッシュの弱点を突いた形となります。ムーンフィッシュは起き上がり、反撃しますが、黒影は刺さった刃も意に介さず、そのまま森の奥へと投げ飛ばし、ムーンフィッシュは戦闘不能に陥ります。
【ヒロアカ】ムーンフィッシュの声優
ここからはアニメ版でムーンフィッシュの声優を務めた松田修平さんのプロフィール、『ヒロアカ』以外の出演作等を紹介します。
ムーンフィッシュの声優は「松田修平」
ムーンフィッシュの声優は松田修平さんです。アニメ『ヒロアカ』ではムーンフィッシュ以外でも多くのキャラクターを演じており、ほかにバックドラフト、ブラドキング、麗日お茶子の父親、ギャングオルカの声を当てています。ヒーローにヴィラン、脇役まで幅広い演技で作品を盛り上げます。
松田修平のプロフィール
- 名前:松田修平
- 出身地:神奈川県
- 誕生日:1992年9月1日
- 所属:賢プロダクション
松田修平さんは『ヒロアカ』で多くのキャラクターを兼任しています。ムーンフィッシュの狂気に満ちた震える声だけでなく、ブラドキングのように力強く頼りがいのある声、お茶子のお父さんのように娘を優しく包み込みような声など、それぞれの特徴を上手く演じ分けています。非常に幅が広く多彩な演技が魅力的な、『ヒロアカ』の世界観を彩る声優さんの一人です。
松田修平の主な出演作品
『ヒロアカ』以外での松田修平さんの出演作品を紹介します。『進撃の巨人』や『ハイキュー!!』、『呪術廻戦』、『約束のネバーランド』などの人気アニメはもちろん、『ストレンジャーシングス未知の世界』や『ザ・キャプチャー歪められた真実』、『エクソシストシーズン2孤島の悪魔』などの海外ドラマの吹き替えでも活躍。幅広い役柄をこなし、『ヒロアカ』だけでなく、今後の出演作品にも注目です。
【ヒロアカ】ムーンフィッシュに対する世間での評判や人気
ムーンフィッシュの大きな魅力は、あの不気味な外見と狂気に満ちた言動にあるようです。ヒーローたちを苦しめる敵役、ヴィランとして恐ろしさを全身で表現したムーンフィッシュは、理想的な敵キャラクターの外見をしていると言えます。前述の「仕事しなきゃ」のどこか哀愁漂う登場シーンも、見た目とのギャップから人気を博しています。
歯を伸ばして刃にするという個性「歯刃」の能力も非常に個性的との評価です。自分の歯を自由に伸び縮みさせ、攻撃だけでなく地面に突き刺して後ろに移動したりと、移動手段にもなる能力は応用が利き、面白い『個性』であるとの評判も多く見られます。
凶悪な見た目と『個性』を持ったムーンフィッシュですが、一方で暴走した常闇の『黒影』の引き立て役になってしまったという評価も目立ちます。ただしこれはムーンフィッシュが後ろからの攻撃に弱いという弱点から、戦いの相性が悪かったとも言えます。
【ヒロアカ】ムーンフィッシュは強いヴィランだった
ムーンフィッシュは、強烈な見た目と猟奇的な言動が特徴的な敵キャラクターです。爆豪と轟という実力者二人を相手に飄々と立ち回ったムーンフィッシュは強いヴィランであったと言えます。黒影の暴走がなかったら、雄英高校の生徒たちにもっと被害が及んでいたかもしれません。デクたちの前に次はどんな凶悪なヴィランが登場するのでしょうか?今後の『ヒロアカ』にも注目しましょう。
この記事のライター
PP西村
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