【ヒロアカ】ロックロックは口は悪いけど優しい?個性や強さについて考察
ヒロアカに登場するロックロックは、プロのヒーローとして活躍する人物です。当記事ではロックロックの性格や個性、強さ、声優などを紹介します。ヒロアカ作中のヒーローの中でも無骨なイメージを持たれがちなロックロックですが、彼をよく知るとその印象が変わるかもしれません。
目次
【ヒロアカ】ロックロックとは?
ロックロックは褐色肌・パーマヘアといった、南米のような雰囲気を醸し出すビジュアルが特徴的です。目つきは鋭く、近寄り難い印象を持つ人も多いかもしれません。まずはそんなロックロックのプロフィールと、彼が活躍するヒロアカという作品について紹介します。
ロックロックのプロフィール
- 本名:高木 鍵(たかぎ けん)
- 個性:施錠
- 誕生日:6月9日
- 年齢:32歳
- 身長:173cm
- 血液型:B型
- 家族構成:妻、息子
- 出身地:徳島県
- 好きなもの:自転車
個性が”施錠”であることから、ロックロックは鍵がモチーフになっているキャラクターだということが分かります。そのため本名も「健」ではなく「鍵」、誕生日の語呂合わせが「ロック(6、9)」になるなど、設定の随所にこだわりが見られます。ぶっきらぼうなイメージがあるかもしれませんが、実は妻子持ちです。
ヒロアカの概要
ヒロアカの愛称で親しまれている本作品は、原作者・堀越耕平による『僕のヒーローアカデミア』というヒーローを題材にした漫画です。2014年から週刊少年ジャンプで連載されており、通算6期のテレビアニメが放送されています(2022年時点)。海外からの反響も大きく、2019年にはハーベイ賞BestManga部門を受賞しました。ヒロアカはジャンプの看板作品であり、日本を代表する漫画と言えるでしょう。
ヒロアカのあらすじ
ヒロアカは、個性を活かして戦うヒーロー達が、ヴィランから人々を守る世界が舞台となっています。主人公の緑谷出久(みどりやいずく:通称デク)は、個性を持たない平凡な少年です。しかし、ある日自分を助けてくれた憧れのヒーロー・オールマイトから個性を引き継ぐことになりました。厳しい鍛錬の末、超難関と言われる雄英高校への合格を果たしたデクは、最高のヒーローになるべく修行を積んでいきます。
【ヒロアカ】ロックロックの個性や強さ
ヒロアカの世界では、8割の人間が何かしらの個性を持って生まれます。その個性を活かして人々を救うのがヒーローです。ヒロアカにおける個性は、いわばヒーローの素質ということになります。それでは、ロックロックはどのように個性を活かして戦うのでしょうか。
ロックロックの個性は「施錠」
ロックロックの『施錠』は、触れた物体(生物以外)をことごとく固定することができます。この能力には「施錠の強度を高めると、固定できる面積は減る」といったように、キャパシティがあるようです。強大な力で固定する場合は、その一点に集中して施錠の強度を高めるなどのコントロールが必要になります。また、敵を捕らえたい場合は、敵の体に直接触れるのではなく身につけている物に触れることで力を発動できます。
ロックロックの必殺技は「本締」
必殺技『本締(デッドボルト)』は、施錠の強度を最大限に上げた技です。作中ではこの技を利用して建物を固定し、仲間達を守るという活躍を見せました。ロックロックの技がなければ全員が壁に押し潰されてしまっていたため、まさにこの場面は彼の技に窮地を救われたと言えるでしょう。
ロックロックの弱点
ロックロックの施錠は、触れることが絶対条件です。触れるために至近距離まで間合いを詰めなければならないため、その際に負傷したり攻撃を受けたりするリスクが高くなります。また、彼の個性は捕獲能力には優れていますが、直接的な攻撃能力が高いとは言えません。戦いの最前線よりも、どちらかというと援護や救出で強さを発揮する個性だと言えそうです。
ロックロックは個性で空中も移動できる?
ロックロックの施錠は、物体に触れることさえできれば空中でも発動可能です。空中に複数の物体を固定すれば、それを足場にして移動することもできます。このように、ロックロックの個性は敵の捕縛以外にも、広がりのある使い方が出来ると考えられます。ヒロアカの作中で明らかになっているもの以外にも、まだまだ使い道があり、活躍が期待できるかもしれません。
【ヒロアカ】ロックロックは口は悪いけど優しい?魅力や活躍を紹介
ロックロックの歯に衣着せぬ物言いは、読者の間でも評価が賛否分かれています。しかし、そんなロックロックを深掘りしていくと、根は優しく思いやりのある人物だということが分かります。それでは、作中の描写から彼の内面に迫っていきましょう。
かっこいい魅力①口が悪いけど優しい性格
ロックロックの初登場は、135話(コミックス15巻)のインターン編です。ロックロックは登場して早々に毒舌っぷりを発揮し、デクたちに辛く当たっていました。しかしそれは、まだ未熟なデク達を危険な目に合わせたくないという思惑があってのことだったのです。粗暴な態度の裏には、「誰かを守るためなら嫌われることも厭わない」という彼なりの優しさが垣間見えます。
かっこいい魅力②家族思い
強面なロックロックですが、プライベートでは愛妻家かつ子煩悩な一家の大黒柱です。彼がデクを始めとする子供達に厳しく接するのには、大切な息子が産まれたことが影響しています。また、トガヒミコによる襲撃でロックロックが重傷を負った際には、病院に駆けつけた妻が彼の無事に安堵の涙を流していました。このことからも、ロックロックが温かい家庭を築いていることが分かります。
かっこいい魅力③緑谷との共闘
初登場時のロックロックは、当時インターン生だったデク達をまだ未熟と見なし、険のある物言いをしていました。前述の通り、これはデク達の身を案じての態度だったのですが、死穢八斎會潜入の際にはデク達インターン生との共闘に承知します。そして、最終的には作戦を丁寧に伝えたり、迫り来る壁から自身の必殺技を使って守ったりしていました。戦いの中で彼の気持ちが変化し、デク達の強さを認めるようになったようです。
【ヒロアカ】ロックロックの声優
ヒロアカは2022年時点で、通算6期のアニメ化と映画化が実現しており、多くの声優が本作品に携わってきました。個性豊かなキャラクターが多い中、ロックロックを演じているのは一体どんな人なのでしょうか。
ロックロックの声優は「ヤスヒロ」
アニメ版ヒロアカでは、ヤスヒロさんという人がロックロックを演じています。本名は藤原泰浩(ふじわらやすひろ)であり、現在の事務所に移籍する前は本名で活動していました。そんなヤスヒロのプロフィールと、活動内容について詳しく見ていきましょう。
ヤスヒロのプロフィール
ヤスヒロさんは1972年3月3日生まれの50歳(2022年時点)です。身長は178cm、血液型はA型、出身地は東京都で、ケンユウオフィスに所属しています。現在は自身の演技活動の傍ら、声優・ナレーターの演技指導者として、代々木アニメーション学院などで講師を担当しているそうです。ちなみに高校公民科の教員免許保持者でもあり、プライベートでは野球やカレー作りなどを趣味としています。
ヤスヒロの主な出演作品
ヤスヒロさんは、自身の演じたキャラクターや仕事に対する思い入れが非常に強い人のようです。ツイッターでは、キャラクターやアフレコ時のエピソードなどを度々紹介しています。今回はその中から一部の出演作を見ていきましょう。
- トメゾー(逮捕しちゃうぞ SECOND SEASON)
- ミダレ(NARUTOーナルトー)
- 親衛隊(ケロロ軍曹)
- コンピ研部員B(涼宮ハルヒの憂鬱)
- 鶴の巣城の忍者(忍たま乱太郎)
- 刑事(名探偵コナン、劇場版ハロウィンの花嫁)
【ヒロアカ】ロックロックに対する世間での評判や人気
ロックロックに対して一番多いのが、「不器用な優しさが堪らない」という意見です。冷たさの裏に優しさがあり、誤解されても子供達を危険に晒したくない…そんな彼の人柄に魅力を感じる人がたくさんいます。また、いつまでもデク達を子供扱いするのではなく、強さを確信した時はヒーローだとしっかり認めていました。そんな潔さも、かっこいいポイントとなっているようです。
ヒロアカには、攻撃力が高く第一線で活躍するヒーローがたくさんいます。一方でロックロックの個性は、直接攻撃より援護や守備においてその強さを発揮できるものです。「対人」ではなく「対物」の個性であることに、唯一無二な魅力を感じるという声が多く見られました。また、汎用性が高いため「他の使い道もあるのでは?」と考察を深める人もいます。
ロックロックの言動の端々からは、「子供を守りたい」という思いが伝わってきます。彼の父性の強さには、大人の男性としてのかっこよさを感じる人が多いようです。成長途中の若いキャラクターが多く活躍するヒロアカの中で、ロックロックは渋く深みのある魅力の持ち主として人気があります。
【ヒロアカ】ロックロックがもしも〇〇だったら
魅力的なキャラクターを見ると、「こんな人が身近にいたら…」と考えてしまうものです。現実に置き換えて想像を膨らませるのも、漫画の楽しみ方の一つと言えるかもしれません。では、もしもロックロックが身近にいたらどうでしょうか。今回は「学校の教師」「夫」「恋人」の3パターンを想像してみましょう。
ロックロック「学校の教師」篇
デク達インターン生とのやりとりから察するに、ロックロックが学校の教師になったら、愛情を持って生徒に厳しく接するタイプになると想像できます。口が悪く怖いけれど、卒業式には泣きながら見送ってくれる、なんだかんだ言って愛される教師になりそうです。また、学年主任、体育担当、運動部顧問…といったような、”厳しいけれど憎めない先生”というイメージの強い役職が似合うかもしれません。
ロックロック「夫」篇
ロックロックは、家族を非常に大切にしていることが分かっています。一見怖そうに見えますが、作中の描写を見ていると『亭主関白』というわけでもないようです。彼の妻は、少ない出番の中でも表情豊かに描かれています。ひょっとしたらロックロックは、家庭では天真爛漫な妻に振り回されているのかもしれません。真面目で家族思いですが、意外と尻に敷かれるタイプという可能性もあります。
ロックロック「彼氏」篇
ロックロックは普段から他人に媚びることがありません。不器用な彼は、サプライズや気の利いた言葉で恋人を喜ばせたり、楽しませたりするタイプではないと考えられます。しかし、いざとなれば命懸けで恋人を守り、行動で誠意を示してくれることでしょう。言葉ではなく背中で語る、そんなかっこいい彼氏になりそうです。「結婚と恋愛は別」と言いますが、ロックロックは夫としても彼氏としても、とても頼りになる男性かもしれません。
【ヒロアカ】ロックロックは口は悪いけど優しいヒーローだった
いかがでしょうか。ロックロックは口が悪く、初登場時に悪態をついていたことから、読者の間でも決して第一印象がいい方ではありませんでした。しかしヒロアカを深く読み込むと、実際は子供を守るために憎まれ役を買って出る、優しいヒーローであることが分かります。その不器用な優しさに胸打たれた人は、彼がまた活躍し、その強さを見せてくれることを期待しているようです。
この記事のライター
HAYASHI*M
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。