【ヒロアカ】相澤消太はかっこいい雄英高校の講師！魅力や個性を紹介

相澤消太は雄英高校の講師をしており、1年A組の担任でヒーロー名をイレイザーヘッドといいます。合理的思考の持ち主で極端に無駄を嫌い、見た目の風貌と普段の無気力さに加え、メディア嫌いが仇となってヒーローとしての世間の知名度は低い傾向にありますが、ヒーロー界隈では一目置かれており、その強さはトップヒーローのエンデヴァーも認めるほどのプロヒーローです。

ヒロアカ（正式名：僕のヒーローアカデミア）は、2014年より週刊少年ジャンプで掲載されている、堀越耕平先生の大人気ヒーローバトル漫画です。2016年には、アニメ化も果たしており劇場版と共に大盛況となっています。2022年1月時点で、単行本のシリーズ累計発行部数が国内で4500万部、全世界で6500万部と世界的にも大人気の作品となってます。

ヒロアカの時代背景は、超常的な力「個性」を持つ超人社会となっており、世界総人口の8割が何らかの特異体質を持っていました。個性を悪用する犯罪者・敵（ヴィラン）は増え続ける中、犯罪や災害から人々を救うためにヒーローたちが立ち上がり活躍していきます。ヒロアカは、そんなヒーローを目指す子供たちが学園生活を通して努力し苦難を乗り越える様子を描いた物語です。

ここでは、相澤消太のかっこいい魅力やイレイザーヘッドの個性を紹介していきます。個性「抹消」とは一体どういった能力で、どんな特徴や強さなのかを分析し、雄英高校の講師としての立ち振る舞いや有事の際の行動力とマインドをみていきましょう。

個性「抹消」とは、相澤消太が見た相手の個性を無力化します。発生時は、髪が跳ね上がりアニメでは目が赤く光るかっこいい描写もあり分かりやすくなっていました。一見最強の個性かと思いますが、瞬きをしてしまうと無力化が解除されてしまうという弱点をもっており、さらにドライアイなので長時間の無力化は困難となっています。しかし、一度に複数の相手の個性を無力化できるうえに、瞬きさえしなければ視界を外しても効果は持続するのでかなりの強さです。

登場当初は、徹底した合理主義者の冷たい講師という印象でした。理由としては、見込みがないと判断した生徒にはとても非情で、除籍指導回数は通算154回にのぼり、主人公達が入学した昨年度は1クラス全員を除籍処分にしています。一見、非情で冷酷な講師と感じますが、実は相澤消太なりの想いがあり、見込みのない生徒にヒーローという夢を追わせるのはあまりにも残酷だという、優しさからくるものでした。

見込みのある者には個人指導をおこなったり、クラスの人間関係や心理状態を観察し深く考慮しています。ヒーロー科への編入を目指している普通科の心操とは、相澤消太も使用している捕縛布の使い方を伝授したり、ヒーロー科の編入の手助けをおこなうなど師弟関係を築いてたりもしています。

相澤消太は、合理的で不愛想で無気力といったイメージですが、有事の際は周りの状況を把握して適切に対処できる、かっこいいプロヒーローです。夏の林間合宿でヴィランの襲撃を受けた際には、プロヒーローとしての強さを見せつけ敵の主犯格・荼毘を退けています。さらに、ヴィランの目的が雄英生徒であることを知り、選択を迫られた相澤消太は全ての責任を負い生徒全員に戦闘命令を出すのでした。相澤消太の冷静な判断により被害は抑えられ、生徒も欠けることなく合宿を終えたのです。

黒霧とは、個性ワープを持つヴィラン連合の幹部です。ヴィラン連合のリーダー死柄木の側近としてサポートしていた黒霧ですが、ヒーローの健闘によりなんとか捕縛に成功しました。捕縛後に、黒霧の個性因子を調べた結果、複数の個性が結合され一つの個性となっていることが分かり、そのベースとなった個性の因子が、相澤消太の雄英高校時代の同級性である白雲朧と極めて近いものと判明したのです。

白雲朧は、相澤消太と山田ひざしと同じ雄英高校の同級生で、「A組の三バカ」と言われるほどの間柄でしたが、学生時代に相澤消太と同じインターン先で、倒壊する建物に潰されて亡くなっています。その後、オール・フォー・ワン達が遺体を手にいれて脳無（のうむ）に改造したのが黒霧だったのです。

黒霧の正体を知った相澤消太と山田ひざしは、黒霧との面会の機会を得ます。涙ながらに訴える2人に反応するかのように黒霧の中で白雲朧の面影がうっすらと浮かび上がり「病院」というキーワードを残しすぐに消えてしまいました。思い返せば白雲朧との死別があったからこそ、講師に就任したときに、生徒の除籍と復籍の権限を校長に進言し、生徒に厳しい教育を課してきたのでしょう。

ここでは、イレイザーヘッド相澤消太の作中でみせた、かっこいい名言を５つピックアップして、その時の発した言葉の意図を解説と共に紹介していきます。

一見、冷たい言葉に受け取られますが、実は相澤消太なりの生徒に対する優しさでありました。理由は、雄英学生時代に親友を亡くしたことが原因となっており、これ以上同じ絶望と悲しみを増やしたくないが故に、能力がヒーローとして見合わない生徒には心を鬼にして切り捨ることを選んでいました。

体育祭で爆豪勝己と麗日お茶子の試合中に、まわりが好き勝手言い出したことをみかねて言い放ったかっこいい言葉です。試合は爆豪勝己が圧倒的な強さを見せつけるなか、観客席からは「女の子をいたぶるな」「遊ぶな」などという声があがりました。それを見かねた相澤消太は実況席からマイクを奪い、生徒を庇う言葉をぶつけたのです。

まだ、ヒーロー免許を持たない雄英生徒である緑谷出久が、規則違反と分かりながらも何度も人命のために無茶をすることに対してかけたかっこいい言葉です。生徒でもヒーローでありたいという気持ちを理解した相澤消太が、無茶をさせずに雄英生徒として活躍させるためにかけた言葉です。

緑谷出久が救った出水洸汰をイレイザーヘッド相澤消太が安全な場所に避難させるときに交わしたかっこいいシーンです。出水洸汰を心配させないために掛けた言葉でもあり、まだヒーローではない生徒が人命を守るため規則を破ったことを講師として叱らなければいけない葛藤が伺えます。

黒霧の捕縛後、正体が雄英生徒時代の親友である白雲朧の遺体を能無に改造されていたことを知り、面会したとき言った最後の言葉です。このときは、既にイレイザーヘッドの能力を解除していたにもかかわらず、溢れる気持ちを隠すために言いました。いつも冷静で合理的な性格の相澤消太が感情的になってしまった数少ないシーンです。

アニメと言えば、切っても切り離せないのが声優です。ここではイレイザーヘッド相澤消太の声優はどういう人物かといった、疑問を解消しながら詳細をまとめていきます。

「ヒロアカ」相澤消太役の諏訪部順一さんは、日本を代表する男性声優の一人です。当初はいろいろな呼ばれ方がありましたが、本人の希望により呼び方は「諏訪部さん」と自身のTwitter、ラジオで明言しています。声優界隈では愛犬家で有名でスムースコートチワワのゼロを可愛がっていました。2020年1月29日に老衰で亡くなったゼロに向けてブログで「自慢の愛息。今までも、これからも、ずっと。」と綴っています。

ヒロアカ第7回公式キャラクター人気投票では7位（3087票）と堂々のトップ10入りを果たしました。歴代のランキングも、当初からトップ10にランクインしておりヒロアカの大人気キャラクターです。スピンオフ漫画『ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS』にも登場し、過去から現在の考え方に至るまでの物語が描かれています。物語のいろいろな場面でキーパーソンとなっているかっこいいキャラクターなので今後も目が離せません。

個性や独特な性格だけでなく素の身体能力を評価する声もありました。ファンに「抹消以外にも個性があるのでは？」と言わしめるほどの身のこなしは、相澤消太の魅力を語る上で外せないポイントの一つとなっています。

相澤消太の個性「抹消」の強さについて言及するツイートも目立っていました。対象を見るだけで相手の個性を消してしまうという能力に対し、「相澤先生がヒーロー側で良かった」と安堵する声が多数上がっていました。

いかがでしたでしょうか？ヒロアカは名前の通り、ヒーローを目指す学生の成長を描いた作品です。その中で講師として生徒をヒーローへと導いていく生きざまは読者の心を掴んで離しません。戦いの強さだけではなく、心の強さや優しさなどもかっこいい相澤消太の魅力と人気に繋がっています。