【ゴールデンカムイ】鶴見中尉の過去を徹底考察!正体や妻子についても
『ゴールデンカムイ』には壮絶な過去を持つキャラがたくさん登場します。その中で紹介するキャラは「鶴見中尉」です。今回の記事では鶴見中尉の過去についてだけでなく、真の正体や鶴見中尉に妻子は存在するのかについてもまとめていきます。
鶴見中尉とは?
鶴見中尉とは『週刊ヤングジャンプ』で連載されていたマンガ作品『ゴールデンカムイ』に登場するキャラです。鶴見中尉は第七師団を指揮する立場にあり、今作ではアイヌ民族が隠したと言われる大量の金塊を巡って、主人公・杉元佐一達と対立します。また鶴見中尉は日露戦争時に情報将校として活躍していましたが前線に駆り出されることとなり、結果として頭蓋骨の前頭部および大脳前頭葉の一部を失う大怪我を負ってしまったのです。
鶴見中尉のプロフィール
- 氏名:鶴見篤四郎(つるみ・とくしろう)
- 性別:男性
- 年齢:40歳
- 身長:不明
- 異名:特に無し
- 所属:日本陸軍第7師団歩兵第27連隊
- 性格:サイコパス
ゴールデンカムイの概要
『ゴールデンカムイ』とは2014年から『週刊ヤングジャンプ』で連載が始まったバトルマンガ作品です。原作者・野田サトル先生によって2022年まで連載され、金塊を巡って繰り広げられる迫力のあるストーリーが面白いと高い評価を受けています。テレビアニメ第4シーズンが放送開始されることで再び盛り上がりを見せ、今後の躍進が期待されています。
ゴールデンカムイのあらすじ
日露戦争からの帰還兵である元陸軍の主人公・杉元佐一は、北海道で砂金を採集し、幼馴染が患っている病気の治療代を稼いでいました。ある日、アイヌ秘蔵の金塊が存在することを知り、金塊の在り処を求めて過酷な金塊争奪戦に参加することとなりました。杉元佐一は道中で知り合ったアイヌの少女・アシㇼパと協力しながら、北海道中を駆け巡ります。
鶴見中尉の過去や正体
日本陸軍第7師団歩兵第27連隊を指揮する鶴見中尉には壮絶な過去や真の正体が隠されていました。そこで以下の項目では、鶴見中尉の過去エピソードが確認できる巻数や過去に名乗っていた本当の名前はどういったものかについてもそれぞれまとめていきます。
鶴見中尉の過去のエピソードは何巻?
鶴見中尉の過去について重要な情報が分かるエピソードが確認できる巻数は「第18巻177話」です。この話は1人の青年が街を写真撮影するシーンから始まります。写真を撮っている青年の名前は長谷川幸一(はせがわ・こういち)といい、この青年こそ鶴見中尉の過去の姿となっています。
鶴見中尉の過去をネタバレ
鶴見中尉は過去ですが、先ほど紹介した通り単行本第18巻でほぼ全てが明らかになりました。今回の記事では鶴見中尉の過去に関する情報について5つの項目に分けて、それぞれ詳しく解説していきます。鶴見中尉の過去を知ることで、より鶴見中尉のことが好きになることでしょう。
過去①ロシアでスパイをしていた
過去に鶴見中尉は、ロシアの内情を偵察するために日本から派遣されたスパイとして活動していました。ここで鶴見中尉は、現地に溶け込むために長谷川幸一という偽名を名乗って真の正体を隠し、かつロシア人女性と結婚して写真館を経営していました。因みにこのエピソードは、鶴見中尉ではなくキロランケの口から語られるものとなっています。
過去②長谷川には妻子がいた
長谷川幸一はスパイ活動を円滑に進めるためにロシア人女性のフィーナと結婚し、娘のオリガを授かりました。長谷川とフィーナは心の底から愛し合っており、このまま永遠に幸せな結婚生活が続けばいいと願ってました。
過去③ウイルクやキロランケたちがやってくる
長谷川幸一としてロシアでスパイ活動を行うために写真館を経営していたと紹介しましたが、その時にウイクルやキロランケ達が長谷川写真館にやって来た過去が存在します。長谷川幸一を訪ねた理由はロシアにスパイしにきたことを見破ったわけでなく、日本語を学ぶためだったのです。
過去④フィーナとオリガの死亡
長谷川幸一という偽名を使い正体を隠してロシアでスパイ活動をしていたある日、秘密警察が乗り込んできました。秘密警察の狙いはスパイの身である長谷川だったのですが、フィーナとオリガも射殺されていました。2人を殺した犯人は後にウイクルだと判明しました。
過去⑤本当の名前を名乗る長谷川
ウイクルの手によって死にかけているフィーナを見つけた長谷川幸一は、フィーナに対して「自分の本当の名前は鶴見篤四郎だ」と真の正体と名前を明かしました。ここから鶴見篤四郎の長きに渡る復讐生活がスタートしたのです。
鶴見中尉の目的や指の骨を持つ理由
『ゴールデンカムイ』に登場する鶴見中尉は、部下達を率いてアイヌが隠した金塊を求めて戦ってきました。そして鶴見中尉には金塊を手に入れることに大きな目的が存在したことが明らかになりました。そこで以下の項目では、鶴見中尉が金塊を追い求める真の目的や指の骨を持っている理由だけでなく、鶴見中尉のモデルとなった人物についても紹介します。
鶴見中尉の目的
鶴見中尉がアイヌの金塊を追い求める目的は、北海道に軍事政権を作るためだと判明しました。つまり金塊を軍事政権の運用資金として使用して北海道の経済を発展させ、死んでしまった部下の家族を養えるようにと公言しています。しかしこれは表向きの理由であり、真の目的は自分の家族を殺した人物に復讐するためだと後のストーリーに描かれていました。
鶴見中尉が指の骨を持つ理由
作中にて鶴見中尉は、常に指の骨を持ち歩いています。この指の骨は、ロシアに滞在した時に殺されてしまった自身の妻子のものだったのです。つまり鶴見中尉は妻子の仇に対する復讐を忘れないために骨を持っていたと分かります。
鶴見中尉は杉元の敵?
鶴見中尉と主人公・杉元佐一はそれぞれ金塊を手に入れた後の使い道が違うため、互いを敵同士と認識して金塊争奪戦に臨んでいます。作中でも鶴見中尉の軍勢が杉元グループを襲撃するシーンが存在することからも、両者が仲間同士ではないことを物語っています。
鶴見中尉のモデル
実は『ゴールデンカムイ』の鶴見中尉にはモデルとなった実在した人物が2人存在します。モデルとなった1人目の人物の名前は、鶴見数馬です。鶴見数馬は砲兵少尉に任官されており、最終階級は陸軍少将まで登り詰めました。優秀でキレのある頭脳を持っていたことから、鶴見中尉のイメージと一致する点が多いです。
モデルとなった2人目の人物の名前は、須見新一朗です。須見新一朗は第一師団参謀などを経験した後、第七師団歩兵第26連隊長に任官されており、最終階級は陸軍大佐まで登り詰めました。鶴見中尉が第七師団歩兵第27連隊長だったことから、モデルとしては須見新一朗の方が近いのではと考えられています。
鶴見中尉の声優
テレビアニメ『ゴールデンカムイ』には多くの有名声優が出演されています。そこで以下の項目では、アニメ版『ゴールデンカムイ』で鶴見中尉役を担当した声優のプロフィール情報だけでなく、過去に出演したアニメ作品タイトルと担当キャラ情報についても記載していきます。
鶴見中尉の声優は「大塚芳忠」
アニメ版『ゴールデンカムイ』で鶴見中尉役を担当した声優は、大塚芳忠さんです。大塚芳忠さんはアニメ声優だけでなく、ナレーションや洋画吹き替えなど幅広い分野で活躍しています。2017年には第11回声優アワードで助演男優賞を受賞しました。代表出演作品として『NARUTO -ナルト-』、『鬼滅の刃』などが挙げられます。
大塚芳忠のプロフィール
- 氏名:大塚芳忠(おおつか・ほうちゅう)
- 性別:男性
- 生年月日:1954年5月19日
- 年齢:68歳
- 出身地:岡山県津山市
- 血液型:A型
- 身長:173㎝
- 活動期間:1976年~
- 出演デビュー作:『機甲創世記モスピーダ』
- 所属事務所:クレイジーボックス
大塚芳忠の主な出演作品
- 1983年:『機甲創世記モスピーダ(デビュー作)』のバットラー役を担当。
- 1985年:『機動戦士Ζガンダム』のヤザン・ゲーブル役を担当。
- 1994年:『機動武闘伝Gガンダム』のチボデー・クロケット役を担当。
- 2003年:『NARUTO -ナルト-』の自来也役を担当。
- 2011年:『日常』の兵士8番役を担当。
- 2017年:『幼女戦記』のゼートゥーア役を担当。
- 2018年:『転生したらスライムだった件』のハクロウ役を担当。
- 2019年:『鬼滅の刃』の鱗滝左近次役を担当。
鶴見中尉の過去に対する世間での評判や人気
『ゴールデンカムイ』に登場する鶴見中尉の過去が明らかとなり、より一層人気が高まりました。そこで以下の項目では、鶴見中尉の過去に関する世間での評判やどういった人気の理由が存在しているのかについてツイッター上のファンの言葉を参考にしながら紹介します。
鶴見中尉の過去に対する世間の評判は「壮絶な過去だった」ことです。鶴見中尉はロシアでスパイ活動を行うために正体を隠して偽名を名乗り、かつ愛する妻子を殺され復讐に燃える人生を歩むようになったことが作中で判明しました。それ故に、大変な過去を乗り越えてきた鶴見中尉に対して好感を持つ読者が多いです。
鶴見中尉の過去に人気が集まる理由は「妻子が存在していた」からです。戦いに明け暮れて結婚歴が無いと思われていた鶴見中尉ですが、スパイ活動中にロシア人女性と結婚して子供を授かっていたことが分かりました。意外な事実を見せた鶴見中尉により興味を示した読者が一定数存在します。
鶴見中尉には悲惨な過去があった
今回の記事では『ゴールデンカムイ』に登場する鶴見中尉の過去を中心に紹介してきました。鶴見中尉は過去にロシアへ渡ってスパイ活動を行っていました。スパイ活動中に主要キャラであるウイクルやキロランケと会っていたことや結婚して妻子が存在していたという事実は多くの読者を驚かせました。
また鶴見中尉にはモデルとなった実在の人物だと考えられている人物が2人存在しましたが、須見新一朗という名前の人物の方が鶴見中尉の設定に近いのではと言われています。ストーリーは完結してしまいましたが、もう一度鶴見中尉の魅力を探しに単行本を開いてみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
ゴルベーザ
魔法も奇跡もあるんだよ!
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