【ゴールデンカムイ】フィーナは最後に死亡する?判明した鶴見中尉の過去も考察!
『ゴールデンカムイ』に登場した鶴見中尉扮する長谷川の妻・フィーナは幸せに暮らしていた中、ある事がきっかけで死亡します。この記事では、フィーナの最後や鶴見中尉の過去について考察すると共に、アニメ『ゴールデンカムイ』でフィーナの声を担当した声優について紹介します。
目次
【ゴールデンカムイ】フィーナとは?
『ゴールデンカムイ』に登場するフィーナの死因について詳しく解説する前に、簡単なプロフィールと、人気作『ゴールデンカムイ』の作品やあらすじについて紹介します。
フィーナのプロフィール
『ゴールデンカムイ』に登場したフィーナは、現地出身のロシア人女性です。金髪できれいな青い目をした美人キャラで、優しくて穏やかな性格をしています。夫の長谷川幸一と愛娘・オリガの3人で慎ましく暮らしていました。
ゴールデンカムイの概要
『ゴールデンカムイ』は、2014年から2022年まで週刊ヤングジャンプ(集英社)で連載されていた、野田サトルによる漫画作品です。明治末期、日露戦争後の北海道・樺太を舞台に、金塊を巡る者たちのサバイバルバトルが繰り広げられます。本作は2018年に初アニメ化、2022年に第4期が放送されましたが、制作メインスタッフの逝去により、2023年4月に放送再開が決定しました。
ゴールデンカムイのあらすじ
『ゴールデンカムイ』の主人公・杉元佐一は、ある目的の為に北海道へ砂金を採りに来ていました。そこで、ある男からアイヌが隠した金塊の噂を聞きます。その夜、杉元はヒグマに襲われそうになったところを助けてくれたアイヌの少女・アシㇼパと、金塊の在りかを示す刺青囚人を探す為、一緒に行動することになったのです。
【ゴールデンカムイ】フィーナは死亡?鶴見中尉の過去を考察
『ゴールデンカムイ』に登場するフィーナは、ある出来事がきっかけで死亡してしまいました。ここからは、フィーナの死因や死亡理由、そして長谷川幸一に扮していた、鶴見中尉の過去について考察していきます。
ネタバレ①ウイルクたちとの出会い
ロシア皇帝アレクサンドル2世を殺害し、指名手配されていたウイルク、キロランケ、ソフィアの3人は、10年以上の逃亡生活の中、ウラジオストクの郊外にある農家に潜伏していました。そして、日本人が営んでいる長谷川写真館があると聞いた3人はそれぞれ偽名を使い、地元農民として写真を撮ってもらいたいと訪ねます。ウイルクたちの素性を知らないフィーナと長谷川は快く迎え入れました。
ネタバレ②ウイルクたちの目的
長谷川写真館を訪れたウイルクたちには、ある目的がありました。それは、極東連邦国家を築く為、北海道に渡る必要があったのです。北海道に行くには日本語が必要だと考えたウイルクたちは、長谷川幸一から日本語を教えてもらおうと近付きます。日本に興味があると言う3人に、長谷川は日本語を教えながらフィーナと共に親睦を深めていきました。そんなウイルクたちはたった数ヶ月で日本語を習得します。
ネタバレ③長谷川はウイルクたちの正体がわかっていた?
偽名を使い、地元農民としてウイルクたちは長谷川やフィーナと親しくなっていきます。しかし、長谷川はウイルクたちの言動や雰囲気から、農民とは思えない違和感を抱いていました。ウイルクの聡明さや、常に周囲を警戒しているキロランケ、ソフィアが上流階級の貴族しか知らないフランス語を話すことに、3人は何か隠していると勘づいていたのです。長谷川はそんな3人を明治維新の三傑である、大久保利通・木戸孝允・西郷隆盛に例えました。
その後も、長谷川は変わらずウイルクたちと交流を続けますが、ある日彼たちの手配書を目にしてしまいます。ウイルクたちが危険人物だと知った長谷川は、フィーナとオリガを実家に帰らせ、3人にはもうここへは来てはいけないと告げたのでした。このことから、長谷川はウイルクたちの正体に気付いていた可能性があったと考察されます。
ネタバレ④ロシアの秘密警察に包囲される
ウイルクたちを帰らせようとした時、長谷川写真館に秘密警察がやってきます。外も完全に包囲されている状況の中、ウイルクたちは自分たちを捕えに来たと思い、先手を打って攻撃を始めました。秘密警察の一人を捕まえ、尋問すると「日本人を捕まえに来た」と話します。秘密警察はウイルクたちではなく、スパイとして潜入していた長谷川を捕まえに来たのでした。しかし、相手を逃すと仲間を呼ばれてしまう為、ウイルクたちは秘密警察の一掃を続けたのです。
ネタバレ⑤写真館に戻ってきたフィーナ
長谷川から「私が行くまで絶対に帰って来てはいけない」と言われたフィーナは、約束を守りオリガを抱いて実家へと向かおうとしていました。ところが、道中で怪しい人たちとすれ違った時、ウイルクたちの手配書を見つけてしまいます。胸騒ぎがしたフィーナは、慌てて長谷川写真館へ戻ってしまったのです。
ネタバレ⑥フィーナとオリガの死因や死亡理由
ウイルクたちと一緒に戦うことにした長谷川は、写真機に隠しておいたマシンガンを取り出し応戦します。激しい銃撃戦の中、林へ逃げようとする相手をソフィアは射殺しました。射殺された秘密警察の遺体のそばに、見覚えのある人物が倒れていることに気付きます。確認すると、実家に戻っていたはずのフィーナが銃弾を受けて瀕死となっていたのです。胸に抱いていたオリガの頭には、フィーナを貫いた銃弾がめり込み即死していました。
フィーナとオリガの死因は銃撃によるものです。死亡理由は明らかにされていませんが、死因となった銃はウイルクが持っていたものだと推測されます。秘密警察が使用していた銃はS&Wロシアン44口径で、ウイルクが使用していた銃がシュミットM1882の7.5ミリ弾です。オリガの頭から見つかった銃弾は、秘密警察が使っていた銃弾より大きい為、ウイルクが撃った銃弾が死因と推測されます。
ネタバレ⑦フィーナに正体を明かす長谷川
息も絶え絶えになっていたフィーナを抱えると、ウイルクたちに逃げる為にも早くここから立ち去るよう告げます。弱々しい声で「コウイチ」と呼び、差し出す手を長谷川は優しく握ると、本当の名前は長谷川幸一ではないと明かしました。あなたは誰だと聞くフィーナに、長谷川は眼鏡を外し、表情を一変させ「鶴見篤四郎」と答えたのです。このやり取りが最後の会話となってしまいました。
ネタバレ⑧死亡したフィーナを運ぶ長谷川
長谷川は、静かに息を引き取ったフィーナを長谷川写真館へと運びます。オリガと共にベッドに横たえると、写真館ごと燃やして痕跡を全て消し、その場から立ち去りました。
【ゴールデンカムイ】フィーナの夫だった鶴見中尉を考察
『ゴールデンカムイ』の過去編で、フィーナの死因や長谷川幸一の正体が明らかになりました。ここからは、長谷川幸一と名を変え、フィーナの夫として長谷川写真館を営んでいた鶴見中尉の目的や、指の骨を持っている理由について考察していきます。
フィーナは長谷川の正体を知っていた?
愛する夫や可愛い娘と幸せに暮らしていたフィーナでしたが、銃撃によって命を落としました。そんなフィーナは、長谷川の正体について本当は気付いていただろうと推測されます。フィーナは聡明な女性であった為、在留日本人として写真館を営んでいた長谷川には、裏の顔があるのかもしれないと勘付いていた可能性は大いにあります。
鶴見中尉の目的
鶴見中尉の目的は、日本の繁栄と日露戦争で犠牲となった第七師団の部下たちやその遺族へ報いる為のクーデターです。目的を達成するには、多額の軍資金が必要となり、そこで目を付けたのがアイヌの金塊でした。金塊が手に入れば、ロシアのような大国から国を守っていくことが可能です。ところが、金塊が権利証になったと知ると、次はケシの大量栽培の計画を立てます。
ケシから採取したアヘンは、金塊と同等の価値になると見込んでいた鶴見中尉は、アヘンで満州利権を独占しようとしていました。そして、いずれは仲間たちが眠る満州の大地をケシの花で埋め尽くそうと考えていたのです。そうして領土を拡大させ、フィーナやオリガが眠るウラジオストクをも日本の領土にしたいと願っていたのではないかと推測されます。
鶴見中尉が指を持っている理由
鶴見中尉は指の骨を持っており、この骨は銃撃で死亡したフィーナとオリガのものではないかと話題になりました。鶴見中尉がフィーナとオリガの遺体を長谷川写真館へ運んだシーンで、フィーナの右手小指が影になっているような描写があります。この時、鶴見中尉は愛するフィーナやオリガと一緒にいたいという理由で、小指だけを持って帰って来たのではないかと推測されています。
【ゴールデンカムイ】フィーナの声優
人気漫画『ゴールデンカムイ』は2018年に初めてアニメ化され、豪華な声優陣が揃っていることでも話題となりました。ここからは、アニメ『ゴールデンカムイ』でフィーナの声を担当した声優について紹介します。
フィーナの声優は「Lynn」
アニメ『ゴールデンカムイ』でフィーナの声を務めたのは、声優のLynn(りん)です。慎ましく優しいフィーナのイメージにとても合っていると評判でした。
Lynnのプロフィール
Lynnは6月1日生まれの新潟県出身で、現在アーツビジョンに所属する声優です。幼い頃から芸能界に憧れを持ち、小学生時代に芸能事務所のオーディションを受けています。その時、『名探偵コナン』のコナン役と『犬夜叉』の犬夜叉役を、山口勝平が演じていると知り、声優に興味を持ちました。
Lynnの主な出演作品
Lynnの主な出演作品は、『君の膵臓をたべたい』山内桜良、『ぼくたちは勉強ができない』桐須真冬、『風夏』秋月風夏、『ウマ娘 プリティーダービー』マルゼンスキー、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ミオリネ・レンブランなど、多くの人気作品で活躍しています。
【ゴールデンカムイ】フィーナに対する世間での評判や人気
『ゴールデンカムイ』に登場するフィーナについて、SNSでの反応を調べたところ、夫・長谷川幸一との関係性について様々な声が上がっていました。スパイとして暗躍していた長谷川幸一は、フィーナを心から愛していたと感じる行動があったと考察しているファンもいます。
フィーナの最期を見たファンの中には、『ゴールデンカムイ』はラブストーリーだと言った声もあります。最愛の人に看取られながら、真実を知ったフィーナの気持ちに思いを馳せている人もいました。
フィーナと長谷川幸一の過ごした時間は、間違いなく幸せなひと時だったと願うファンの声も多くありました。それだけ、長谷川幸一の正体が鶴見中尉であったことに衝撃を受けたことがうかがえます。
【ゴールデンカムイ】フィーナは死亡していた
『ゴールデンカムイ』に登場するフィーナは、非業の死を遂げていました。死亡理由は明らかにされていませんが、秘密警察と銃撃戦をしていたウイルクの銃弾を受けたことが、フィーナの死因とされています。鶴見中尉は、フィーナとオリガを3人で幸せに暮らしていた長谷川写真館と共に、燃やしてしまいました。長谷川幸一としての痕跡を消した鶴見中尉は、フィーナとオリガの小指だけは大切に持ち帰っていたのです。鶴見中尉にとってフィーナとオリガは愛する家族として、ずっと大切に思われていました。
この記事のライター
rymamimo
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