【ドラゴンボール】スラッグの戦闘力を調査！強さや口笛が弱点な理由についても

『ドラゴンボール』は、今まで数多くの敵キャラクターと戦闘をしてきました。その中で、劇場版アニメ『ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』に登場するスラッグは、原作内でも屈指の強敵だったフリーザよりも強いキャラクターと噂されています。まずは『ドラゴンボール』の内容をおさらいしつつ、スラッグの基本情報についてチェックしてみましょう。

スラッグは劇場版アニメ『ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』に登場するナメック星人です。初登場時は老人の姿で戦闘力は156万程度、物語終盤で巨大化した姿だと600万程度まで跳ね上がります。

本来であれば、ナメック星人は善良な心の持ち主が多い種族と作中で明かされていますが、スラッグの場合はナメック星人でも珍しい悪の心しか持たない存在です。非常に残忍で短気な性格のため、少しでも気に入らないことがあればたとえ配下の部下であっても即処刑してしまうキャラクターです。

スラッグの名前を英語で書く場合はslugで、意味はナメクジです。作中に登場するナメック星人はナメクジやカタツムリのような生物に由来しているため、スラッグもナメクジを意味するslugから来ていると考えられています。なお、作中のスラッグは幼少期にナメック星が滅亡の危機に犯された影響でスラッグ星へ移住しました。その移住先から名前を取り、自身をスラッグと名乗り始めます。

『ドラゴンボール』は、週刊少年ジャンプで約10年半連載されていたバトルアクション漫画です。数多くのメディアミックス展開を果たしていて、テレビアニメや劇場版アニメ、ゲームやトレカなどのシリーズが数多く発売しています。日本のみならず世界的に人気の高い作品で、コミックスの全世界累計発行部数は2億6000万部を突破しました。

人里離れた山奥に住む孫悟空の元へ、ある日ドラゴンボールを求めて1人の少女・ブルマがやってきました。悟空はブルマと共にドラゴンボールを求めて旅を始めますが、道中で幾度となくピンチに陥ります。悟空は仲間を守るために、強さを求めるようになりました。数多くの敵との激闘を繰り広げ、悟空は心身ともに成長していきます。

劇場版アニメ『ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』内でスラッグは、悟空との戦いであと一歩のところまで追い詰めた強力な敵キャラクターです。ここでは、劇中で猛威を振るったスラッグの特徴や強さについてチェックしてみましょう。

作中ではスラッグの明確な戦闘力は公表されていません。一つの基準として、公式から発売されたカードダスで表記されていたスラッグの戦闘力は156万程度の戦闘力と記載されていました。老体でこの戦闘力を持つため、若返った後や巨大化した後はこれよりも戦闘力が跳ね上がります。

スラッグは戦闘中に特に目立ったような技を使用しません。ピッコロのようなナメック星人が使う、腕伸ばしや巨大化のみで戦闘を繰り広げましたが、それだけでも悟空たちも苦戦するほどです。自身を超ナメック星人と名乗るだけあり、戦闘力の高さは計り知れないものでした。

『ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』内で、高い戦闘力を誇るスラッグは悟空たちを苦戦させた敵キャラクターです。しかし、ナメック星人の弱点である口笛を悟飯が使用したことで形勢逆転します。万が一、ナメック星人の弱点が口笛であることを知らなければ、戦闘力の差で悟空たちはそのまま敗北する可能性もありました。

『ドラゴンボール』に登場する敵キャラクターについて知る上で、純粋な強さや戦闘力以外にもどれだけの活躍を残しているのかが重要なポイントです。スラッグの場合、作中でどのような活躍をしているのか実際にチェックしてみましょう。

悪の心が異様に発達するという異質な成長を遂げたスラッグは、いくつもの星を配下に収める最中、地球へ到着しました。その場に居合わせた悟飯とスラッグの部下達で戦闘が始まり、スラッグはその時に悟飯の帽子についたドラゴンボールの存在に気付きます。強さの違いを見せつけたスラッグは、最終的に悟飯のドラゴンボールと側にいたブルマのドラゴンレーダーを奪い取り、残りのドラゴンボールを探し始めました。

ナメック星人のほとんどが善の心が大きく成長しますが、スラッグの場合は悪の心が大きく成長しました。そのため、自分の計画に部下の不手際で少しでも計画に支障が出る場合は、原因になった部下を即刻処刑してしまうような残虐性を持っています。単純な強さだけでなく、強大な悪の心を持っているのがスラッグの特徴です。

スラッグは、悟飯のドラゴンボールとブルマのドラゴンレーダーを奪った後、部下達を利用して地球上に点在するドラゴンボールを短時間で全て集め終えます。スラッグは神龍に対し若返りを願い、並外れた強さを持っている若い体を再び手に入れました。

圧倒的な強さを手に入れたスラッグは、程なくしてやってきた悟空達と戦闘を開始します。一進一退の攻防が続きますが、スラッグが巨大化することで悟空でも手をつけられなくなってしまいました。そこへピッコロも加勢し、近くにいた悟飯へナメック星人の弱点である口笛を吹くように命じます。弱点の口笛を聞いたスラッグの動きは鈍くなり、悟空にトドメを刺されました。

ナメック星人の中でも異質の強さを持つながら弱点の口笛が原因で悟空たちにあと一歩及ばなかったスラッグは、2人の声優が担当しています。どのような声優が担当しているのか、実際にチェックしてみましょう。

若いスラッグを演じているのは、声優の屋良有作さんです。屋良有作さんは1975年から活動開始していて、声優以外に俳優やナレーターも務めています。2013年の第17回声優アワードでは功労賞も受賞しました。後述する内海賢二さんが演じていたキャラクターも数多く受け継いでいます。

老人のスラッグを演じているのは声優の内海賢二さんです。内海賢二さんは、1955年から2013年まで活動していた声優で、俳優やナレーターなども務めていました。2022年には内海賢二さんの活動を追ったドキュメンタリー映画『その声のあなたへ』も公開されています。

ここでスラッグに対する世間での評判や人気をチェックしてみましょう。

ナメック星人が弱点としている、口笛の由来を知って感心するファンもいるようです。地球人にとってガラスを引っ掻く音が不快に聞こえるように、ナメック星人にとって口笛は不快な音に聞こえるため、スラッグも例外なく口笛が弱点となりました。

スラッグの名前に驚くファンもいるようです。スラッグは幼い頃にスラッグ星に移住した経験を元に、自身をスラッグと名乗るようになりました。もしスラッグが別の星に移住していた場合、違う名前を名乗っていた可能性もあると考えられています。

劇場版『ドラゴンボール』シリーズに登場する、敵キャラクターの強さに驚くファンもいるようです。スラッグも例に違わず圧倒的な強さの持ち主で、劇場版放映時期だと悟空は超サイヤ人になることが出来ませんでした。それでいて、フリーザに匹敵する強さを持つスラッグは、ファンを絶望させた敵キャラクターです。

劇場版アニメ『ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』に登場するスラッグは、フリーザ並の強さを持ちながら、弱点の口笛で悟空にあと一歩及ばなかった敵キャラクターです。このように、劇場版『ドラゴンボール』シリーズにもファンを魅了するキャラクターは数多く登場します。現在も『ドラゴンボール』はメディア展開が続いている作品のため、今後も劇場版アニメに登場する敵キャラクターも欠かさずチェックしてみましょう。