【ベルセルク】髑髏の騎士の正体とは?ガッツとの関係は?過去や強さも
『ベルセルク』の髑髏の騎士はガッツに助言を与える存在として度々登場していますが、その正体や過去は謎に包まれた部分が多くあります。そんな『ベルセルク』の髑髏の騎士について、正体や過去に繋がる作中の描写や他キャラとの関係性などをまとめました。
目次
【ベルセルク】髑髏の騎士とは?
『ベルセルク』の髑髏の騎士は作中で主人公のガッツと大きく関わりがあるキャラで、髑髏の騎士自身の正体や過去も謎に包まれています。そんな『ベルセルク』の髑髏の騎士について、基本的な情報を紹介します。
髑髏の騎士とは?
『ベルセルク』の髑髏の騎士は、常に髑髏や骸骨の意匠が入った鎧を身に纏ったキャラです。自称「5人の御使いに仇成す者」であり、ゴッド・ハンドや使徒と敵対する立場ですが、詳しい過去や正体など不明な点が多々あります。
ベルセルクの概要
『ベルセルク』は1989年から1992年までは『月刊アニマルハウス』、1992年から『ヤングアニマル』に連載されている三浦建太郎の作品です。2021年に三浦さんが亡くなった後は、完結までのストーリーを知る漫画家の森恒二を監修、三浦さんの弟子が所属するスタジオ我画が作画を担当して連載を続けています。中世ヨーロッパをベースにした剣と魔法の世界を舞台としたダーク・ファンタジーであり、世界中から人気を集めています。
ベルセルクのあらすじ
強大な剣を背中に背負い、妖精パックと共に旅をするガッツは、各地で狂戦士の如く使徒を倒していました。そんなガッツは過去に「鷹の団」という傭兵団に所属しており、ガッツの実力を見初めたる団長のグリフィスを始めとした仲間達と共に成長していました。しかし、ガッツが自らの道を進み始めた際に鷹の団が大きく傾き始め、世界にも大きな変化が起こり始めます。
【ベルセルク】髑髏の騎士の正体や強さ
『ベルセルク』の髑髏の騎士は作中で過去や正体を窺わせるような描写はあるものの、詳しい部分は語られていません。そんな『ベルセルク』の髑髏の騎士の正体や強さについて、考察を交えながら紹介します。
髑髏の騎士の正体は覇王ガイゼリック?
『ベルセルク』の髑髏の騎士の正体として、伝説の人物である覇王ガイゼリックが候補として挙げられています。覇王ガイゼリックとは、ミッドランド王国で伝説として語られる人物であり、髑髏や骸骨を模した鎧を身に付けています。覇王ガイゼリックをモデルにした『ドクロの王様』というおどぎ話として伝わっており、その部隊が約1000年前がゴッド・ハンドが現れる周期と1000年に一度と一致しています。
髑髏の騎士の強さ
『ベルセルク』の髑髏の騎士は主に騎乗したまま剣で戦っており、作中でガッツが苦戦していた使徒・ゾッドと善戦する強さを見せています。持っている剣は「喚び水の剣」という名前で、ベヘリットを組み込んでいることから幽界の入り口を開ける能力があります。これによって空間を切り裂くことで、異空間への干渉が可能であり、髑髏の騎士の強さの1つとなっています。
髑髏の騎士が戦犯と言われる事件
『ベルセルク』の髑髏の騎士は、一部のファンから戦犯と呼ばれることがあります。これは髑髏の騎士の強さを担う「呼び水の剣」によって引き起こされた一件が原因で、グリフィスに対する攻撃が使徒のガニシュカに受け流されたことで、混沌の世界を生じさせるきっかけを作ってしまいます。空間を操れるグリフィスの前で呼び水の剣を使ったことは悪手であり、その点が戦犯行為として指摘されているのです。
【ベルセルク】髑髏の騎士の過去やガッツ達との関係は?
『ベルセルク』の髑髏の騎士は、神出鬼没な存在ながらも作中ではキャラとの関係性は少しずつ描かれています。そんな『ベルセルク』の髑髏の騎士と他キャラとの関係性を紹介します。
髑髏の騎士とガッツの関係
『ベルセルク』のガッツは髑髏の騎士から助言を受ける関係であり、ゴッド・ハンドや使徒と相対する者同士となっています。しかし、ガッツに助言する明確な理由は語られておらず、ガッツの出生を知っているなど多くの謎を残しています。
髑髏の騎士とボイドの関係
『ベルセルク』のゴッド・ハンドのリーダー的存在である天使長ボイドとは、深い因縁がある相手となっています。過去に髑髏の騎士は現代とは異なるゴッド・ハンドと対面していますが、その中でボイドは現代と同じ見た目をしており、髑髏の騎士はゴッド・ハンドによって1人の女性を失ったと思われる描写が描かれています。戦闘時には空間を操る能力で、呼び水の剣が無かった時の髑髏の騎士を圧倒する強さを持っています。
髑髏の騎士とフローラの関係
『ベルセルク』の森の魔女フローラとは旧知の仲であり、過去に髑髏の騎士が王だった時にフローラは巫女として仕えていたことが明らかになります。その際、髑髏の騎士とフローラは禁忌を犯したと語られますが、内容については触れられておらず、考察の余地が残る部分です。
髑髏の騎士とゾッドの関係
『ベルセルク』の使徒ゾッドとは、長年戦い続ける関係であり、ゾッドの方からはその強さから好敵手と評価されています。同じくゾッドが強さを評価するガッツと共に思い入れがあるような描写もあり、使徒でありながらも特殊な立場にあるキャラです。
【ベルセルク】髑髏の騎士の声優
『ベルセルク』は長期連載されている作品であることから、その間に制作されたアニメやゲームにおける声優は、作品ごとに異なっています。そんな各作品における髑髏の騎士の声優について紹介します。
髑髏の騎士の声優①磯部勉
2004年発売のPlayStation2用のゲーム『ベルセルク 千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章』で髑髏の騎士を演じたのは磯部勉さんです。荘厳な態度の髑髏の騎士を渋めのボイスで演じています。
磯部勉のプロフィール
磯部勉さんは東京都出身で、1950年10月13日生まれの俳優・声優です。短期大学時代に見た劇団をきっかけに俳優に興味を持ち始め、劇団俳優座に入団しながら経験を積んでいきます。舞台からNHKのドラマに出演した後は、様々なジャンルの仕事をやっていき、声優としては主に海外ドラマや映画の吹き替えを中心に参加していました。
磯部勉の主な出演作品
磯部勉さんの主な出演作品としては、『カウボーイビバップ 天国の扉』のヴィンセント、『ガングレイヴ』のハリー・マクドゥエル(壮年期)、『MONSTER』のルンゲ、『BLACK LAGOON』のダッチ、『ONE OUTS -ワンナウツ-』の児島弘道、『TRIGUN Badlands Rumble』のガスバック・ガロン・ゲッタウェイ、『ブレイド』のディーコン・フロストなどがあります。
髑髏の騎士声優②大塚明夫
2016年に放送されたアニメ『ベルセルク』で髑髏の騎士を演じたのは大塚明夫さんです。こちらのボイスも荘厳さや圧を感じる渋いボイスで演じています。
大塚明夫のプロフィール
大塚明夫さんは東京都出身で、1959年11月24日生まれの声優・ナレーター・俳優です。父親は声優の大塚周夫で、初めは父と同じ役者をやらないつもりでいました。しかし、現在の仕事で働き続けるのが難しいと感じて役者の道を歩み始めますが、なかなか上手くいかず、その中で父から声優の仕事を紹介されてデビューを果たします。その後はアニメや洋画などに出演し、活躍の場を広げていきます。
大塚明夫の主な出演作品
大塚明夫さんの主な出演作品としては、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のバトー、『ブラック・ジャック』のブラック・ジャック、『BLEACH』の京楽春水、『Fate/Zero』のライダー、『ブレイド』のブレイド、『ジョジョの奇妙な冒険』のワムウ、『僕のヒーローアカデミア』のオール・フォー・ワン、『モブサイコ100』のエクボ、『ゴールデンカムイ』の二瓶鉄造などがあります。
【ベルセルク】髑髏の騎士の名言
『ベルセルク』の髑髏の騎士は作中でガッツに助言する立場であることから、心に残るセリフを多数言っています。そんな『ベルセルク』の髑髏の騎士のセリフから名言を紹介します。
髑髏の騎士の名言①「踠き挑み足掻く…」
踠き 挑み 足掻く‼︎それこそが死と対峙する者の唯一の剣‼︎ゆめゆめ忘れぬことだ‼︎
出典: twitter.com
髑髏の騎士の名言その1は「踠き挑み足掻く…」から始まるセリフです。髑髏の騎士がガッツの前に初めて現れた際に、生贄の刻印から逃れるための助言をしているシーンになります。まだ正体もわからない髑髏の騎士の初期印象として覚える人が多い名言です。
髑髏の騎士の名言②「お前の希望が…」
だが、忘れるな……お前の希望がそのまま、かの娘の希望であるとは限らぬということだ
出典: animemanga33.com
髑髏の騎士の名言その2は「お前の希望が…」から始まるセリフです。ガッツに対してキャスカの心を取り戻す方法を教えた後に付け加えた言葉になっています。ガッツを導く言葉をかける一方で、揺さぶるような言葉もかけることがあるのが髑髏の騎士の特徴です。
髑髏の騎士の名言③「戦うか救うか…」
戦うか救うか 思い人は一人にすることだ 二羽を得られるほど易くはないぞ
出典: twitter.com
髑髏の騎士の名言その3は「戦うか救うか…」から始まるセリフです。断罪の塔へ向かう前のガッツに対して言った言葉であり、キャスカの窮地を救う時にガッツはこの言葉を思い出したことでゴッドハンドの幻影を打ち破っています。ガッツに対して的確な助言ができる点は髑髏の騎士の正体をより気にさせる描写となっています。
【ベルセルク】髑髏の騎士の正体に対する世間での評判や人気
ここでは『ベルセルク』の髑髏の騎士の正体について、世間での評判や人気を紹介します。かっこいい見た目や名言から人気を集める髑髏の騎士ですが、正体についても考察部分でよく話題とされる要素であり、覇王ガイゼリックとの関係性を中心に様々な推測が出ています。
『ベルセルク』の髑髏の騎士の正体について、覇王ガイゼリックであることは間違いないと考える意見が出ていました。『ベルセルク』では細部までこだわった描写が多いことから、覇王ガイゼリックの話を無意味に描くわけがないと考える人は多く、見た目の類似性以外にも一致する要素が多いことから覇王ガイゼリック説を推す人は多いようです。
『ベルセルク』の原作漫画を追っていく中で、髑髏の騎士の正体が気になってしまう人が多数見られました。明かされていない部分が多い作品ですが、定期的に出番がありながらも自身の過去や正体は語らない髑髏の騎士は、本編と共に気になるキャラとなっているようです。
『ベルセルク』の作者の三浦設太郎さんが2021年に急死した際、故人を思う言葉と共に髑髏の騎士の正体が明かされないままだったことを悲しむ声が上がっていました。その後、作品自体の継続は決定しましたが、三浦建太郎が描く髑髏の騎士を見られなくなったことに寂しさを覚える人はいるようです。
【ベルセルク】髑髏の騎士の正体は覇王ガイゼリック説があった
『ベルセルク』の髑髏の騎士はガッツに助言を続ける謎の存在ですが、作中で過去の描写や関連がありそうな要素は少しずつ出てきており、その中でも伝説の人物として語られる覇王ガイゼリック説が有力であるとファンの間では言われています。しかし、それ以外にも不明な点は多くなっています。正体も含めて髑髏の騎士の謎を原作漫画で追っていきましょう。
この記事のライター
十文字猛
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