【ベルセルク】フェムトの正体を徹底調査!グリフィスが転生したゴッドハンド?
『ベルセルク』のフェムトは作中で最後のゴッドハンド1人として登場したキャラで、ガッツにとって大きな壁として立ちはだかる存在となっています。そんな『ベルセルク』のフェムトについて、転生するまでの経緯や作中での登場シーンなどをまとめました。
目次
【ベルセルク】フェムトとは?
『ベルセルク』のフェムトは作中で物語を大きく動かした存在であり、様々な考察がなされるキャラの1人です。そんな『ベルセルク』のフェムトのプロフィールを紹介します。
フェムトのプロフィール
『ベルセルク』のフェムトは、全身が黒い外皮に包まれて、鷹の頭を模した兜とマントのような羽が特徴的なキャラです。「闇の翼」フェムトとも呼ばれており、作中時点では5人目のゴッドハンドとして現れました。
ベルセルクの概要
『ベルセルク』は三浦建太郎の漫画であり、1989年から1992年まで『月刊アニマルハウス』、1992年以降は『ヤングアニマル』に連載されている作品です。単行本はジェッツコミックス及びヤングアニマルコミックスから既刊41巻が刊行されています。2021年に作者が急死してしまいましたが、親友である漫画家の森恒二が監修して連載継続が決定しました。
ベルセルクのあらすじ
黒い剣士・ガッツは世界を脅かす使徒と戦い、ゴッド・ハンドと呼ばれる存在を探して旅をしていました。その目的は復讐であり、ガッツが青春時代を送った「鷹の団」とその団長だったグリフィスが大きく関わっていました。一方で、各地で使徒と戦う度の中、ガッツに協力してくれる者も増えていきます。
【ベルセルク】フェムトの正体や強さ
『ベルセルク』のフェムトは登場した時点で正体がわかっているキャラですが、そこに至るまでの経緯は壮絶なものでした。そんな『ベルセルク』のフェムトの正体やフェムトとして現れた経緯を紹介します。
フェムトの正体はグリフィスが転生したゴッドハンド?
『ベルセルク』のフェムトの正体は鷹の団の団長だったグリフィスであり、フェムトの兜や全身はグリフィスが戦場で身に付けていた白い鎧がそのまま黒くなったようなデザインとなっています。
グリフィスがフェムトになった経緯
『ベルセルク』のグリフィスはガッツを鷹の団に迎え入れた存在であり、上司と部下であるのと同時に、仲間としても親密な関係でした。しかし、ガッツとのすれ違いからグリフィスの心は大きく揺らぎ始め、フェムトへの道を進み始めてしまいます。
経緯①ガッツに敗北する
『ベルセルク』のガッツは、グリフィスと対等な存在となるために鷹の団を抜ける道を選びますが、その時点でグリフィスにとってのガッツは心の支えとなっており、自分の国を持つという夢にはガッツが不可欠だと思っていました。それ故にグリフィスは決闘でガッツを殺してでも止めるつもりでしたが、その闘いではガッツの方が上回り、敗北してしまいます。
経緯②鷹の団を抜けて旅立つガッツ
『ベルセルク』のガッツが退団後、グリフィスは気の迷いからか、ミッドランド王国のシャルロット王女の寝室へ行き、彼女を襲ってしまいます。しかし、その現場を侍女に目撃されて、王に知られてしまい、罪人として投獄されることになります。
経緯③グリフィスは拷問を受ける
『ベルセルク』のグリフィスは罪人として投獄される中で過酷な拷問を受けており、身体機能も修復不可能なレベルで壊されていました。投獄から1年後、帰還したガッツ達を含めた鷹の団がグリフィスは救出しますが、かつてのグリフィスの強さは完全に失われていました。
経緯④自殺しようとするグリフィス
『ベルセルク』のグリフィスはキャスカと共に静かに暮らす道を選ぼうとしますが、その時にキャスカとガッツがお互いに想い合う関係である知り、全ての夢を失ったことから鷹の団から抜け出します。そして、池で自殺しようとしますが、身体が思うように動かなかったことから、それすらも叶いませんでした。しかし、そこでグリフィスは拷問時に無くしたはずのベヘリットを発見します。
経緯⑤フェムトへと転生するグリフィス
『ベルセルク』のグリフィスがベヘリットを手にすると日蝕が起こり始め、その現場にガッツや鷹の団の面々が駆け付けますが、彼らはまとめて異空間に飛ばされます。そこで4人のゴッドハンドに問われたグリフィスは最も大切な鷹の団を生贄として、「蝕」による転生を果たし、フェムトとなります。そこで残っていたガッツの目の前でキャスカを犯し、彼女の心を壊しました。
フェムトの強さや能力
『ベルセルク』のフェムトはゴッドハンドの1人であることから並外れた強さを有しています。能力は空間を質量化するというもので、手を前に出して握り潰す仕草をすると、前方の空間にある物が本当に潰されます。
【ベルセルク】フェムトの登場シーンや活躍
『ベルセルク』のフェムトの正体は転生したグリフィスであり、この転生から作中世界を大きく変える出来事が起こっていきます。そんな『ベルセルク』のフェムトの登場シーンや活躍について紹介します。
登場シーン①新生鷹の団を結成する
『ベルセルク』のフェムトはガッツとキャスカの幻魔から変貌したベヘリット型の使徒「完璧な世界の卵」を依り代として受肉します。その際に黒い甲冑姿から転生前の完璧な状態だったグリフィスの姿に変わり、「光の鷹」グリフィスとして新生鷹の団を結成します。強さとカリスマ性を備えたグリフィスは使徒だけでなく、さまざまな人間を引き入れて、新生鷹の団は勢力を伸ばしていきます。
登場シーン②ガッツと再会する
『ベルセルク』のフェムトが「光の翼」グリフィスとなってからガッツと再会したのはリッケルトの家でした。転生前のグリフィスに戻ったフェムトの姿にガッツが驚く中、フェムトは自分の国を手に入れると宣言しました。ガッツはフェムトに向かって攻撃をしかけますが、そこに使徒のゾッドが割り込んで戦闘になります。そして、去り際にフェムトはガッツに意味深な言葉を投げかけています。
登場シーン③現世を「幻造世界」へ変える
『ベルセルク』のフェムトは新生鷹の団を率いて、クシャーン帝国の王であるガニシュカと戦っていましたが、そこで「終わりの魔獣」となったガニシュカと髑髏の騎士が持つ剣の能力を利用して、世界の理を崩壊させました。それによって現世と幽界は同一化し、寓話の生物が存在する「幻造世界(ファンタジア)」に世界を変えてしまいます。
【ベルセルク】フェムトの声優
『ベルセルク』は複数回にわたってアニメ化されており、1990年代と2000年代ではフェムト及びグリフィスの声を担当した声優が異なっています。そんなアニメにおけるフェムトの声優について紹介します。
フェムトの声優①森川智之
1997年にテレビ放送された『剣風伝奇ベルセルク』でグリフィス及びフェムトを演じたのは森川智之さんです。転生前のグリフィスとしては、美形の顔ながらも少し低めでしっかりと男らしい声で演じており、ガッツとの決闘時には執着するような弱さを見せた演技になっています。
森川智之のプロフィール
森川智之さんは神奈川県出身で、1967年1月26日生まれの声優・歌手・タレントです。高校時代は体育教師になろうとしていましたが、怪我のせいで当時やっていたアメフトを止めざるを得なくなり、別の形でスポーツに関わる道を探し始めます。その中でアナウンサーを目指そうとしましたが、学校を探す中で声優に興味を持ち、そのまま声優を目指すことになりました。そして、1987年に声優デビューを果たします。
森川智之の主な出演作品
森川智之さんの主な出演作品としては、『金田一少年の事件簿』の明智健悟、『名探偵コナン』の羽田秀吉、『キングダム』の李牧、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』の吉良吉影/川尻浩作、『ブラッククローバー』のユリウス・ノヴァクロノ、『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』のカルステッド、『プラチナエンド』の六階堂七斗などがあります。
フェムトの声優②櫻井孝宏
2012年から2013年にかけて公開された『映画 ベルセルク 黄金時代篇I~III』と2016年から2017年にテレビ放送されたアニメ『ベルセルク』でフェムト及びグリフィスを演じたのは櫻井孝宏さんです。転生前のグリフィスでは爽やかな声でしたが、フェムトではそこに少し狂気が混じった演技になっています。
櫻井孝宏のプロフィール
櫻井孝宏さんは愛知県出身で、1974年6月13日生まれの声優・ナレーターです。小学校の頃から声優に興味を持っており、高校卒業後に代々木アニメーション学院や81演技研究所に入っています。その後、1996年に声優デビューを果たし、徐々に出演作品を増やしていきます。
櫻井孝宏の主な出演作品
櫻井孝宏さんの主な出演作品としては、『おそ松さん』の松野おそ松、『響け!ユーフォニアム』の滝昇、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』の岸辺露伴、『モブサイコ100』の霊幻新隆、『遊☆戯☆王VRAINS』のAi、『はたらく細胞』のヘルパーT細胞、『鬼滅の刃』の冨岡義勇、『呪術廻戦』の夏油傑、『王様ランキング』のデスパーなどがあります。
【ベルセルク】フェムトに対する世間での評判や人気
ここでは『ベルセルク』のフェムトについて世間での評判や人気を紹介します。正体はグリフィスとわかっていますが、それ以外の部分で謎に包まれている部分も多く、注目が集まるキャラとなっています。
『ベルセルク』のフェムトについて、グリフィスの時よりも見た目が好きだという意見が出ていました。受肉すると元のグリフィスの姿に戻ってしまうため、「闇の翼」フェムトとしての姿はあまり出番が多くありませんが、純白の姿よりも黒の方がデザイン的にかっこいいと感じる人がいるようです。
『ベルセルク』のフェムトについて、転生前のグリフィスと比べると苦しそうに見えるという意見が出ていました。「光の翼」グリフィスとなった後は、ゴッドハンドながらも転生前のグリフィスと同じ夢を抱き、団長として多くの者を率いる強さやカリスマ性を発揮しています。しかし、ガッツと共に過ごしていた時よりも険しい表情ばかりで、転生前のグリフィスとフェムトでは全く異なる者だと感じる人がいるようです。
『ベルセルク』のフェムトとガッツの決着について、想像を膨らませる感想も多数出ていました。作中での強さや存在感からフェムトがラスボスになる可能性も考えられており、作中時点ではまだガッツの勝ち目が薄いことから、ここからどのようにガッツが強さを手に入れるかが考察されています。一方で、ガッツと協力する可能性を考える人もいました。
【ベルセルク】フェムトの正体は転生したグリフィスだった
『ベルセルク』のフェムトの正体は鷹の団・団長のグリフィスがゴッドハンド1人として転生した姿であり、「闇の翼」としての姿を経た後、転生前と同じ姿の「光の翼」グリフィスとなっています。新生鷹の団として使徒を率いながら世界を変える一方で、解放した人間も同胞に迎え入れるなど、他のゴッドハンドとは違う意識で動いています。謎に包まれている部分も多いので、フェムトの今後の展開に注目です。
この記事のライター
十文字猛
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。