【ベルセルク】ピピンは鷹の団の千人長！死亡しているのかについて徹底調査

ベルセルクの3巻～14巻には黄金時代編としてガッツが鷹の団に所属していた頃の物語が描かれており、鷹の団メンバーの1人としてピピンが登場しました。ピピンはサブキャラクターではありますが、特徴的な見た目や親しみやすい人柄からファンからも人気があります。まずはピピンの基本プロフィールをまとめ、ベルセルクの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。

ピピンは旧鷹の団の千人長です。大柄な体格と糸目に太い眉が特徴的で、入団したばかりの攻撃的なガッツに物怖じせず淡々と酒を勧めるほど大らかな性格をしています。豪腕から繰り出すメイスや戦槌の一撃は強烈でガッツとのコンビは鷹の団パワータッグと言われました。

ベルセルクは三浦健太郎によってヤングアニマルに連載されている漫画作品です。主人公ガッツが復讐のために旅をするダークファンタージーな物語が展開されており、繊細に描かれたバトル描写や壮大な世界観などが評価され累計発行部数5500万部を突破するほどの人気を博しました。この人気に伴いアニメ化や劇場映画化といったメディアミックスも展開されています。

幼い頃から戦場で生きてきたガッツはある日、鷹の団の団長グリフィスとの戦いに敗れ彼の仲間になりました。入団してから3年の月日が流れるとガッツたちの戦果が国に評価され正規軍にも選ばれましたが、ガッツが退団を表明するとグリフィスとの間に確執を起こしてしまい、彼に恋人を娶られた挙句片腕を失ってしまいます。大事なものを奪われたガッツはグリフィスに復讐を果たすためゴッド・ハンドとの戦いに身を投じるのでした。

鷹の団の一員として過去にガッツとも共闘していたピピンでしたが、残念ながら彼はベルセルク作中で死亡シーンが描かれています。彼が最後まで示した勇士や戦いぶりに魅力を感じたというファンも多くいたことでしょう。ここではベルセルクにおけるピピンの死亡シーンや最後の描写についてまとめていきます。

ガッツと確執を起こしたことでグリフィスが血迷うと、ベヘリッドの覇王の卵によって5人目のゴッド・ハンドになるために鷹の団の仲間を生贄に捧げようとします。この時に起きた蝕によってガッツや鷹の団メンバーは深い傷を負ったり、中には死亡してしまうキャラクターも出てきてしまいました。具体的にピピンが死亡してしまった経緯を解説していきます。

蝕が始まったことで大量の使徒が姿を現すと、その場にいた鷹の団メンバーに襲いかかっていきました。ピピンは持ち前の豪腕で仲間のために戦います。使徒の絶大な力に健闘してみせますが、その間にも他の仲間は死亡していってしまいピピン自身も体力的に窮地に陥ってしまいます。

決死の一撃で使徒を怯ませたピピンは精神状態が不安定だったキャスカに「逃げろ！」と声をかけました。グリフィスに強姦されていたキャスカは幼児退行していましたが、ピピンの声によって一時的に正気を取り戻すと彼の言葉に従ってその場から逃げました。

使徒の攻撃を防ぎながらピピンはキャスカに『行け！逃げて逃げて、お前は生き残れ！』と叫びました。結果的にこの言葉が彼の最後のセリフとなってしまっており、キャスカがジュドーの馬に乗せられて走っていった瞬間を目撃すると薄ら笑みを浮かべながら再び使徒に立ち向かいました。その後ガッツが到着しますが、その時にピピンは複数の使徒の手にかかって死亡し最後はガッツの目の前で死体を真っ二つにされました。

ベルセルク作中において鷹の団はミッドランド正規軍に認められるほどの実力を持っており、その傭兵団の千人長を務めていたピピンはかなりの強さを誇っていました。一時的だったとはいえ使徒と渡り合えたピピンの強さは本物でしょう。また、それほどの強さを持っていながら性格が優しいところも魅力的と言えます。ここではベルセルクにおけるピピンの強さや性格についてまとめていきます。

ピピンは常人離れした腕力を持っており戦槌やモーニングスターなどを軽々扱うことができます。豪腕で振るう一撃は使徒を怯ませられるほど強烈で、ベルセルク作中では岩や城壁を砕くシーンなども描かれていました。また、戦いの最中であっても冷静さを保っている一面があり、バーキラカ一族に狭い場所で奇襲されてしまった時には天井に穴を空けて状況を打破してみせました。

当時のガッツを上回る体格と背丈、老け顔で千人長という肩書きを持っているピピンですが公式ファンブックに記載されていた推定年齢は19歳となっています。ファンの間では見た目の割にとても若いと言われており、年齢に反して大人びていると衝撃を与えました。

原作者曰くピピンは寡黙で仲間思いな性格をしており、ベルセルク作中でも実際に入団して周りに馴染めていなかったガッツに声をかけたり、使徒に襲撃された時にキャスカを逃がすために全力を尽くしたりと仲間思いなシーンが多く描かれています。普段は寡黙で口数が少ないですが、危険が迫った時には仲間に大声で警告しており頼もしい存在として描かれています。

ベルセルクの人気が爆発的に広がっていくと1997年にテレビアニメが公開されました。また、その後も根強い人気があったことによって2016年に第2作目となるテレビアニメが公開され、約20年ぶりのアニメ化が発表されたことで当時のファンに大きな衝撃を与えました。アニメ版ベルセルクでは声優の迫真な演技を見られるところが最大の魅力と言えるでしょう。ここではベルセルクにてピピンを担当した声優についてまとめていきます。

1997年放送の『剣風伝奇ベルセルク』にてピピンを演じた声優は天田益男（あまだますお）です。1985年に俳優として初めてテレビドラマに出演すると高い演技力と幅広い役柄が評価されていき、1995年よりテレビアニメに声優として出演するようになりました。65歳を迎えた現在も現役として活躍しており、役者活動だけでなく声優養成所や江古田エンターテイメントアカデミーの特別講師なども務めています。

2016年放送の『ベルセルク』にてピピンを演じた声優は藤原貴弘（ふじはらたかひろ）です。低く野太い声質から海外映画の悪役やアニメの筋肉質な男性キャラを担当することが多いです。本人の風体や顔つきも悪人に思われるほどのものですが、実際は寝食を忘れてプレイしてしまうほどゲーム好きで普段は家から出ないための努力を続けていると語るほどのインドアです。

これまでピピンのプロフィールや死亡シーン、声優情報などについてまとめてきましたが、鷹の団の千人長である彼の活躍に対してファンはどのような印象を抱いていたのでしょうか。ここではネット上に投稿されているピピンに対するコメントを参照し、世間での評判や人気についてまとめていきます。

ピピンのことをかっこいいと思っているファンはとても多くいました。人気の理由は寡黙で仲間思いな人柄にあるそうで、使徒の襲撃からキャスカを守るシーンは特にかっこいいと評判でした。ピピンは見た目以上に人柄がイケメンだったと言えるでしょう。

ピピンの年齢が19歳という情報に驚いている人も多くいました。ベルセルク作中でピピンは鷹の団の千人長に相応しい活躍をしており、それでいて普段の言動も大人びています。こういったところからファンのほとんどがピピンのことを大人のように思っていることでしょう。

ピピンがキャスカを守り切って死亡する展開は感動的だったと評判で、その後鷹の団の回想シーンにてピピンの死亡シーンが再度描かれた時は泣けてしまったという意見がありました。たとえサブキャラクターだったとしても最後まで仲間のために戦い続けたピピンのことを印象深く感じている人は多くいることでしょう。

ベルセルクに登場するピピンは鷹の団の千人長でかっこいいキャラクターでしたが、使徒の襲撃によって死亡してしまいました。最後まで仲間のために戦ったピピンの生き様に魅力を感じたファンは多くいたことでしょう。もしもピピンの活躍を知らなかったという人はぜひベルセルク本編をチェックしてみてください。