【スパイファミリー】ロイドとヨルのキスシーンとは？恋愛に発展する？

『スパイファミリー』のロイドは、金髪碧眼の知的なイケメンです。西国・ウェスタリスの情報部対策課（WISE）に所属しており、「黄昏」というコードネームで活動しています。身長は187cm、体重は70〜90kgほどです。現在はロイド・フォージャーと名乗っていますが、本名は不明です。誕生日や年齢も明らかになっておらず、謎の部分が多いキャラです。特技は変装で、作中でも見事な変装技術を見せています。

スパイファミリーのヨルは、ロイドと結婚してヨル・フォージャーという名前になりました。旧姓はヨル・ブライアで、ユーリという弟がいます。市役所に勤めるかたわら、「いばら姫」として暗殺稼業を請け負っています。ヨルの誕生日は明らかになっていませんが、年齢は27歳だと判明しています。長い黒髪と赤い瞳を持った美人で、真面目で純粋な性格をしています。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）は、2019年3月に連載が始まった漫画です。作者は遠藤達哉さんで、現在でも少年ジャンプ＋で連載が続いています。少年ジャンプ＋の閲覧数やコメント数、発行部数などを次々と更新し、多くの賞を受賞しています。基本的には明るいホームコメディ漫画ですが、アクションやサスペンスの要素も含んでいます。2022年からはテレビアニメが始まり、2023年にはミュージカルの上演が予定されています。

西国・ウェスタリスの敏腕スパイである黄昏は、任務のために家族を作れという命を受けます。自分の子供を名門イーデン校へ入学させるというミッションのため、黄昏は孤児院からアーニャという少女を引き取りました。また、偶然出会ったヨルという女性に、試験の面接に必要な母親役をお願いします。黄昏はロイドと名乗り、スパイであることを隠して生活します。アーニャとヨルもそれぞれ秘密を抱えており、3人はお互いの正体を隠したまま家族として暮らし始めます。

ロイドとヨルはイーデン校の入試面接で怪しまれないように、1年前に結婚したと偽装していました。ヨルの弟のユーリは姉が1年も前に結婚していたと知らされ、姉の結婚相手に不審感を抱きます。そして、「結婚祝い」という名目で、ヨルの夫の品定めに行きました。ロイドとヨルは偽装結婚ということがバレないように、仲の良い夫婦を演じることにします。

ヨルの弟のユーリは、表向きは外務省に勤めていることになっています。しかし、実は秘密警察の人間で、その事実を姉であるヨルにも隠していました。ロイドはユーリとの会話で、彼が秘密警察であることを見抜きます。ロイドはユーリたち秘密警察が追っている「黄昏」本人ですが、ユーリはロイドの正体に気づくことはありませんでした。

ロイドとヨルの演技のおかげで、ユーリは2人が本当に結婚したのだと感じていました。しかし、ユーリがこぼした飲み物を拭こうとして、ロイドとヨルの手が触れ合います。顔を赤らめてあわてて手を放す2人を見て、ユーリは訝しみます。そして、本当に夫婦だというのであれば、今ここでキスをしてみせろと言い出しました。

ユーリのセリフに驚く2人でしたが、ロイドはすぐに頭を切り替えてその注文を承諾します。そんなロイドにうろたえるヨルでしたが、偽装結婚を続けるためにキスをしようと決意します。シラフではキスできないと思ったヨルは、お酒を一気飲みします。酔ってフラフラになったヨルは、自らロイドにキスしようと近づくのでした。

自らキスを迫りにいったヨルでしたが、唇が触れる寸前で止まってしまいます。そして、恥ずかしさのあまり、手を振り上げました。ロイドは寸でのところでヨルからの平手打ちを避けましたが、2人のキスを止めようとしたユーリは平手打ちをまともに食らってしまいました。

ヨルとロイドのキスを止めようとしたユーリは、そのせいでヨルに叩かれたと勘違いしていました。そして、ヨルはよっぽどロイドとキスがしたかったのだと感じ、2人が夫婦であることを泣きながら認めます。ユーリの勘違いのおかげで、2人はキスする必要がなくなりました。

ユーリとヨルは、2人ともフラフラになりながらお互いの肩を支え合います。その姿を見て、ロイドは「素敵な姉弟だ」と言います。そして、今までヨルを守ってきてくれたユーリにお礼を言い、これからは2人でヨルを幸せにしようと語りかけたのでした。

ロイドとヨルの仲を認めたユーリでしたが、それを素直に口にすることはありませんでした。「姉さんを泣かせたら処刑する」と口を滑らせかけ、あわててごまかします。そして、「覚えてろよ！」と捨て台詞を叫びながら、走り去っていったのでした。

ロイドとヨルは、お互いの利益のために結婚した偽装夫婦です。ロイドは任務のため、養子のアーニャをイーデン校に入学させなければなりませんでした。イーデン校に入るためには入試面接を受ける必要があり、その面接では「両親が揃っていること」が絶対条件でした。ロイドはイーデン校の入試を突破するため、妻となってくれる女性を探します。

一方のヨルは、27歳にもなって独身女性でいることに、危機感を覚えていました。スパイファミリーの世界では、適齢期を過ぎても結婚しないでいる女性は、スパイとして疑われることがありました。ヨルはスパイとして疑われては殺し屋の仕事が続けられなくなると考え、誰かパートナーになってくれる人を探していました。お互いの利益が一致した2人は、世間を欺くために偽装結婚をすることになったのです。

ヨルは同僚のパーティーに誘われた際、ロイドに恋人のフリを頼みます。しかし、自分の任務とごっちゃになったロイドは、パーティー会場でヨルの夫だと自己紹介してしまいました。ヨルは驚きつつも、自分を受け入れてくれるロイドに好感を抱きます。そして、何の前触れもなく、唐突にロイドに「結婚しませんか？」と提案しました。

このとき、2人はロイドが壊滅させた密輸組織の残党に追われていました。そんな緊迫したシーンでの突然のプロポーズに、ロイドは驚いて派手に転びます。しかし、この結婚が自分の利益にもなると考えたロイドは、すぐさま立ち上がってヨルからのプロポーズを受け入れました。

ロイドは手榴弾が転がってくるのを見て、そのピンを抜きます。そして、手榴弾を敵に向かって投げつけ、ヨルと一緒に物陰に隠れました。ロイドは手榴弾のピンをヨルの指にはめ、「どんな困難が訪れようとも、ともに助け合おう」と誓います。その瞬間手榴弾が爆発し、爆風が吹き荒れました。この爆風の中のロイドのプロポーズは、スパイファミリーの名シーンのひとつとして語り継がれています。

スパイファミリーで、ロイドとヨルが2人だけでデートをしたシーンは2回です。1回目のデートシーンが描かれたのは、原作3巻の番外編でのことです。このときヨルは暗殺の仕事の途中にお尻を撃たれ、その痛みでひどい顔をしていました。その表情を見たロイドは、ヨルに不満がたまっているからだと勘違いします。そして、円満な夫婦生活を続けるため、ヨルをデートに誘いました。

2回目のデートシーンは、スパイファミリーの6巻に出てきました。初めてフィオナと対面したヨルは、ロイドがフィオナのことを好きではないかと勘ぐっていました。落ち込むヨルの様子を見た近所の奥さんたちは、ロイドが浮気をしていると疑います。ロイドは近所の奥さんたちやヨルの誤解をとくため、ヨルをバーに誘って2人でお酒を飲むのでした。

ロイドとヨルは、お互いに好意を持っていることは確かです。ロイドは任務のためと言いながらも、イーデン校の面接でヨルのことを悪く言われて苛立っていました。しかし、ユーリからキスをしろと言われても「任務のため」と割り切るなど、まだ明確な恋愛感情は持っていないと推察できます。それでもヨルのことを大事に思っていることは確かで、この先恋愛感情を抱く可能性も十分残っています。

一方のヨルは、ロイドに対してわずかながらでも恋愛感情を抱いている様子が見てとれます。妻の座を狙ってフィオナが登場したシーンでは、ヨルが嫉妬しているような描写もありました。ただ、ヨルは今までに恋愛経験がなかったため、ロイドへの恋愛感情に自分でも気づいていない節があります。そのため、現在のロイドとの関係がすぐに変わることはないでしょう。

スパイファミリーのアニメでは、ロイドとヨルがキスをするかどうかのシーンで8話目が終了しました。そのため、原作を読んでいない人たちは、2人が本当にキスするかどうか気になって仕方のない様子でした。

ロイドとヨルのキスシーンでは、「ヨルがかわいい」という声も多く上がっていました。ヨルはすでに27歳ですが、男性と付き合ったことがなくキスもしたことがありません。そのため、ロイドとキスすることになって、赤面して激しくうろたえてしまいます。そんなオロオロするヨルの様子や、わざと酔っ払ってロイドに迫る様子がかわいくて面白いと評判でした。

ヨルがロイドにキスしようとするシーンは、「作画がきれい」という感想も多く寄せられていました。ファンの間では、2人のキスシーンの作画は気合が入っていると評判です。渾身の作画のおかげで、このシーンはさらに印象深いものとなりました。

スパイファミリーのロイドとヨルは、恋愛感情がないまま結婚した偽装夫婦です。そのため、突如として現れたキスシーンは、ファンの間で大いに話題となりました。結局は未遂のまま終わり、ロイドとヨルの関係は大きく発展していません。スパイファミリーの原作はこれからも続くため、物語を楽しみながら2人の今後を見守りましょう。