【スパイファミリー】アーニャのフッ(余裕の笑み)のシーンまとめ！顔文字も

『アーニャ』は漫画『スパイファミリー』に登場するキャラクターです。一見するとかわいい少女ですが、相手の心を読むテレパシー能力を持っています。ここではアーニャのフッ（余裕の笑み）シーンを紹介する前に、アーニャのプロフィールやスパイファミリーの概要について簡単に解説します。

アーニャはもともと、ある組織の実験によって生み出された超能力者です。「被検体007」という名前で呼ばれていましたが、収容施設から逃げ出し自分の秘密を隠しながら施設を転々として生活していました。ある日、任務のために孤児院を訪れた主人公のロイドと出会い彼女の運命が変わります。本来の年齢は4歳か5歳とされていますが、任務のために6歳と偽りロイドの正体に気づきながら娘のアーニャ・フォージャーとして生活していくことになります。

『スパイファミリー』は『少年ジャンプ+』で連載されている漫画です。作者は遠藤達哉さんで、2019年から連載がスタートしました。国家間の対立を背景にさまざまな陰謀が渦巻き、スパイたちが暗躍する世界が舞台です。派手なアクションシーンが描かれる一方で、異なる境遇の他人同士が疑似家族となり少しずつ絆を深めていくドラマ性が広く受け入れられました。アーニャが両親を呼ぶ時の「父、母」というセリフも子どもたちから人気を集めています。

世界の国々が水面下で争いを繰り広げていた時代、東国（オスタニア）と西国（ウェスタリス）の間には平和が保たれていました。しかしそれは仮初めの平和であり、西国の凄腕スパイである黄昏（たそがれ）は東国の政治家であり平和を脅かす可能性のあるデズモンドと接触する任務を与えられます。任務成功のためには疑似家族を作り、その子どもをデズモンドの息子と同じ学校に入学させることが必要でした。果たして黄昏は無事任務を果たせるのでしょうか。

「ロイド・フォージャー」と名のり東国に潜入した黄昏は、疑似家族になれそうな人物を探す中でアーニャと出会います。そして母役を務められる女性『ヨル』とも出会い、本当は他人同士である三人の家族生活がスタートしました。黄昏の必死の教育により、アーニャは無事にデズモンドの息子と同じ学校に入学します。そこでフッ（余裕の笑み）シーンが登場することになります。

2020年にスパイファミリーの連載1周年記念企画「みんなで選ぶ アーニャのベスト表情投票」が行われ、1位に選ばれたのはフッ（余裕の笑み）シーンでのアーニャの顔でした。アーニャは大変表情豊かなキャラクターで、さまざまな顔を見せている中での1位です。このことから、このシーンのアーニャの表情は読者に対して非常に強い印象を与えたことが確認できます。

アーニャのフッ（余裕の笑み）が登場するのは、コミックス第2巻に収録されている8話です。名門のイーデン校に入学したアーニャですが、そこにはデズモンドの息子である「ダミアン」がいました。ロイドの任務をテレパシーで知ったアーニャはダミアンと仲良くしようとしますが、ダミアンは上から目線のセリフで見下してきます。それに対してヨルの教えを思い出したアーニャが見せたのがフッの表情です。

フッ（余裕の笑み）シーンはアニメ版でも登場します。この場面が描かれるのはアニメ版の6話です。ヨルの「笑顔でいれば喧嘩なんて起きない」というセリフを思い出したアーニャがこの表情を見せました。アーニャを演じる種崎敦美さんをはじめダミアンや他のキャラクターを演じる声優陣の熱演もあり、この一連の流れはコミカルでありながらもかわいいアーニャの心の動きが丁寧に描かれた場面となっています。

アーニャがフッと余裕の笑みを見せた相手はダミアンです。デズモンドの息子であり、エリート意識の強いダミアンは「家に遊びに行きたい」というセリフを伝えてきたアーニャを見下します。その態度に怒りアーニャはダミアンをパンチしたくなりますが、自分を抑え余裕の笑みで対応しました。その不気味さにダミアンは心を取り乱すのでした。

ダミアンとその取り巻きの横暴な態度やセリフを聞いたアーニャはキレそうになりました。そんな時に「ちょっとした意地悪くらいなら笑って受け流すのがかっこいいお姉さん」というヨルの教えを思い出します。前述した笑顔の大切さのセリフも合わせて、余裕を見せようと思ったことがフッと笑った理由です。

アーニャの印象的なフッの表情は、顔文字をはじめとしてさまざまなグッズに使用されています。ここではそんな余裕の笑みが採用されたグッズなどについて紹介します。

アーニャのフッの表情はスマホの顔文字で再現することができます。顔文字を再現するためには、目の部分にヒエログリフのテキストをコピーする必要がありますが、手順を踏めば顔文字を再現することができます。

アーニャの余裕の笑みのシーンはさまざまなグッズになっています。かわいいアーニャのインパクトあるシーンだけあってその種類も豊富です。ここではその中の一部を見ていきましょう。

スパイファミリーとユニクロは2022年の6月と11月に2回のコラボ企画を実施しています。コラボTシャツの第1弾には、胸ポケットに隠れたアーニャがフッと余裕の笑みを浮かべているデザインのものがあり大人気商品となりました。第2弾では、アーニャのさまざまな表情がプリントされたTシャツが発売されました。その中にも、余裕の笑みを浮かべた表情があります。ビックリ顔や泣き顔なども並んで印刷されており、かわいいアーニャの表情に癒やされると、こちらも大好評でした。

余裕の笑みはフィギュアにもなっています。S.H.Figuartsシリーズの商品としてアーニャのフィギュアが発売されており、これには交換用の表情パーツが付属しています。その中にフッの表情もセレクトされており、いつでも自宅で余裕の笑みを再現できるものとなっていました。

余裕の笑みはステッカーにもなっています。この他にもぬいぐるみやアクリルキーホルダーなどさまざまなグッズがあることから、フッの表情がアーニャを代表する名場面であることがわかります。こうしたグッズを他作品のキャラクターと並べて楽しむファンも多いことから、多くの人に親しまれていることがわかりました。

子どもらしく心から嬉しいと思った時には、アーニャは飛び跳ねながら喜びを表現します。家にかかってきたイーデン校の合格通知をロイドから聞いたアーニャはかわいい笑顔を浮かべていました。それは打算や計算のない純粋な笑顔であり、それを素直に見せる親しみやすい愛らしさがアーニャが人気を集めている理由です。

漫画作品のメリットを活かして、アーニャが悲しい時は目にいっぱいの涙を浮かべることで感情が表現されています。イーデン校への入学試験で、フォージャー家は心無い面接官に怒鳴り退出したことで不合格になりました。その時にアーニャは大粒の涙を流しています。それ以外の場面でもアーニャが悲しいときは涙を流す顔で描かれることが多く、その顔も可愛らしいためグッズ化もされています。

アーニャは眠い時も変顔を見せています。ヨルの弟のユーリがはじめてフォージャー家を尋ねてくる夜、何としても起きていたいアーニャは睡魔に耐えていましたがその時の顔はうつらうつらとした変顔となっていました。一方で、寝顔はとても可愛らしく描かれています。

ここまではフッ（余裕の笑み）シーンや関連するグッズ、アーニャの変顔について解説してきました。スパイファミリーの中でも知名度が高く、グッズになる機会も多いこの顔に対してファンはどう思っているのでしょうか。ここからは、そんなアーニャの余裕の笑みに関するファンの評判をSNSから探っていきます。

スパイファミリーがアニメ化されるにあたり、このシーンを楽しみにしていたファンも多いようです。余裕の笑みを見た後でも、変わらず見下してくる態度をとったダミアンをアーニャはパンチしてしまいました。その時の真顔と余裕の笑みは大きなギャップがあり、メリハリのあるものとなっています。その衝撃的な流れもあるからこそ、フッの顔は読者の心に強く残るシーンとなっています。

フッ（余裕の笑み）シーンを読んだ人の中には、スパイファミリーとは関係ない場所でもアーニャの顔を思い出す人もいるようです。短いシーンではありますが、そうした認知度の高さはそのままスパイファミリーという作品や登場するキャラクターの人気の高さを示しています。原作漫画においては、26話で今度はダミアンが余裕の笑みを披露する展開もありました。

SNSではアーニャの余裕の笑みシーンの顔を描いているファンも多く見られました。イラストだけにとどまらず、個性的なこのときの顔を真似した写真をSNSにアップしているファンの姿も見られます。現実世界でも再現することが可能なこのシーンは、まさにアーニャの代名詞といっても差し支えない知名度を誇っていることがわかります。

作中ではダミアンから「小バカにしたような笑い」と憤慨されていた余裕の笑みですが、ファンからはアーニャを代表する顔として受け入れられていました。アーニャは人の心を読むことができますが、それに子どもらしい無邪気さが加味されることにより非常にかわいいキャラクターとなっています。この記事を読んでもしもアーニャのことが気になったら、ぜひスパイファミリーの漫画やアニメに触れてみてください。