【スパイファミリー】ペンギンのぬいぐるみとは？ボロボロになった理由も

ペンギンのぬいぐるみはスパイファミリー主要キャラの1人であるアーニャお気に入りのぬいぐるみとして描かれています。まずはアーニャの人物像やスパイファミリーの作品概要について大まかにおさらいしていきます。

アーニャはフォージャー家の長女であり、その正体はある組織の実験によって生み出されたテレパシー能力者です。ピンク髪と頭につけた円錐の飾りが特徴的で推定年齢は4～5歳程度です。初めてロイドと出会った際に彼の心を読んでスパイであることを見抜くと、その正体に面白そうと感じ好奇心のまま彼についていくことを決めました。

スパイファミリーは遠藤達哉によって少年ジャンプ＋に連載されている漫画作品です。赤の他人だった3人がそれぞれの素性を隠しながら仮初の家族として生活していくホームコメディとして2019年より連載され、ジャンプ＋で数々の大記録を打ち立てる大ヒット作品となりました。2022年10月時点で累計発行部数2500万部を突破しておりアニメ化やミュージカルなどのメディアミックスも展開されています。

西国のスパイであるロイドは東西国の平和を守るため、東国の政治家ドノバン・デズモンドと接触する任務を与えられます。デズモンドの息子が通う学校に養子を入学させるよう言われたロイドは、孤児院のアーニャを長女役、公務員のヨルを妻役に据えて仮初の家族を作りましたが、この2人にも公言できない秘密がありました。かくして3人はお互いの立場を隠しながら仮初の家族生活を始めていきます。

ここからはスパイファミリーにおけるペンギンのぬいぐるみについてまとめていきます。ロイドがアーニャとヨルを連れて水族館へ向かった際にペンギンのぬいぐるみが登場し、それを気に入るアーニャの言動やその後のペンギンのぬいぐるみの扱いが読者の間で話題になりました。

ペンギンのぬいぐるみはロイドがアーニャに与えました。元々スパイであることを悟られないよう水族館へ遊びに行って普通の家族を装うつもりだったロイドでしたが、そこでも任務に追われてしまうことになり家族でいる時間に穴をあけてしまいました。任務を終えた後、ロイドはその言い訳作りとしてペンギンのぬいぐるみを手に入れ家族の元へ戻ったのでした。

ペンギンのぬいぐるみの名前は『ペンギン』です。名付けたのはアーニャで、見た目をそのまま名前にした彼女らしいネーミングと言えます。また、後日アーニャはペンギンのぬいぐるみに秘密組織の設定を作り出し、ペンギンにコードネーム『ぺんぎんマン』と名前をつけごっこ遊びをする姿が描かれました。

ペンギンのぬいぐるみはスパイファミリー単行本2巻の『EXTRA MISSION:1』にて初登場しました。『EXTRA』と書いてある通り番外編から登場したぬいぐるみで、その後は4巻の『SHORT MISSION:1』と5巻の『SHORT MISSION:3』に描かれています。また、アニメ版スパイファミリーでは第1クール第12話『ペンギンパーク』にて登場しました。

ここからはスパイファミリーに登場しているペンギンがボロボロになった理由についてまとめていきます。スパイファミリーは基本的に読者にシュールな笑いを与えるホームコメディ作品であることからあまり過激な描写がされませんが、物語が進行していくとペンギンのぬいぐるみがボロボロになり、アーニャも「ぺんぎんがしんでる！」と叫ぶほどの悲劇が起きてしまいました。

ペンギンの死因は噛み傷やひっかき傷であることが判明すると、犯人に予想がついたアーニャはボンドの心の中を読みました。すると浮かんできたのは「ペンギンワルイ」「アーニャトッタ」といった感情で、実際にペンギンをボロボロにした犯人はボンドだったことが明らかにされました。ボロボロにした理由として、ボンドはアーニャが毎晩ペンギンを抱いて眠っていることに嫉妬心を抱いてしまっていたそうです。

ペンギンの死にアーニャが号泣してしまうと、それを気遣ったヨルが縫い直してあげることを提案しました。これで生き返るかもしれないとアーニャも期待を寄せます。しかし、殺し屋として生きているヨルは常人離れした怪力の持ち主で掃除以外の家事を苦手としていました。結果、ペンギンのぬいぐるみは余計悲惨な姿になってしまい「もっとしんだー！」と更にアーニャを悲しませてしまいました。

号泣するアーニャにロイドは「また新しいの買ってやる」と言いますが、アーニャは「ちちにもらったやつだもん」とそれを嫌がりました。それを聞いたロイドはアーニャを失望させないため自分で縫い直すことにします。その結果、ペンギンのぬいぐるみは縫い目だらけになってしまいましたが、ロイドは「傷は戦士の勲章だ」と説明すると無事にペンギンは復活しアーニャも喜ぶのでした。

ここからはアニメ版スパイファミリーにてペンギンを担当している声優と、ロイドの声優が書いたイラストについてまとめていきます。スパイファミリーは2022年4月よりアニメ化がされると、人気だったキャラクターの動きが映像化され声優の演技も加わったことでよりキャラが引き立つようになり、原作ファンやアニメファンから大きな評判を呼びました。

ペンギンはあくまでぬいぐるみであるため声優が当てられていません。原作漫画でもペンギン自身のセリフは1つもなく、アーニャがスパイごっこのためにペンギンのぬいぐるみを動かし演技する時や、それにロイドが巻き込まれた時に彼らを担当している声優がペンギンの声を演じていることになります。

ペンギンのぬいぐるみ及びアーニャを演じている声優は種崎敦美（たねざきあつみ）さんです。幼少期の頃に『美少女戦士セーラームーン』を視聴したことから声優に興味を持ち始め、高校卒業後に上京して養成所に入った経緯を持っています。業界内では天然な性格でオドオドとした言動が多いのに収録になると見違えるほどの演技力を発揮する声優として知られており『憑依型の天才声優』とまでに評されています。

アニメ版スパイファミリーの公式Twitterでは各話のメインビジュアルが放送前に公開されており、その中でロイド役の江口拓也さんが描いたペンギンのイラストが公開されると独創的な絵柄が面白いと大きな話題になりました。そのイラストはABEMAで配信された番組『「SPY×FAMILY」オペレーション〈アベマ〉１クール目クライマックス直前特番』にて紹介されたもので、公式Twitterでは60万以上のいいねがつけられました。

これまでスパイファミリーに描かれているペンギンのぬいぐるみの名前や概要、ボロボロになった理由などについてまとめてきましたが、ペンギンのぬいぐるみに対してスパイファミリー読者からは様々な感想が寄せられています。ここではペンギンに対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。

スパイファミリーファンの中でペンギンと言えばペンギンのぬいぐるみが初めて登場した水族館のエピソードを思い浮かべる人が多く、その回のアーニャが可愛く内容も面白かったと語るコメントが多かったです。アニメ版では1期の最終回で描かれたエピソードでもあり印象に残っている人はとても多いことでしょう。

ペンギンのぬいぐるみがボロボロにされる回が好きだったと語る人も見受けられました。その回はアニメ版スパイファミリーの2期にて映像化されることが決定しており、公開される日を待ち遠しにしている人もいました。

ペンギンのぬいぐるみはスパイファミリー公式からグッズ化されており可愛い見た目が大勢の人から注目を集めていました。原作やアニメで登場したものがグッズ化されるのは読者にとって嬉しいことのようで、つい購入してしまった人の写真なども多く載せられていました。中にはアーニャを真似て名前を『ぺんぎん』にしている人もいるそうです。

ぺんぎんと名前を付けられたペンギンのぬいぐるみはロイドがアーニャに与えたものであり、その日からアーニャが大事にしていたお気に入りのぬいぐるみでした。ペンギンのぬいぐるみが登場した回では多くの読者がペンギンとアーニャの可愛さに癒されていたことでしょう。