【スパイファミリー】打ち切りの噂の真相は?作者の死亡説についても
『スパイファミリー』は2022年10月からアニメ2期も始まり、絶好調の人気作品です。しかし、一部では連載の打ち切りや作者の死亡説が噂されています。本記事ではそんな『スパイファミリー』の作者死亡説や打ち切りの噂の真相を調査しました。
目次
【スパイファミリー】とは?
スパイファミリーは、webコミックサイトのジャンプ+に連載されているスパイが題材の人気漫画です。スパイの父ロイド、殺し屋の妻ヨル、超能力者の娘アーニャが疑似家族を作り、生活する様子がコメディタッチで描かれています。ギャグ、サスペンス、アクションのバランスが絶妙で瞬く間に人気に火が付き、スパイファミリーは日本のみならず海外でも話題を集めています。
スパイファミリーの作者
スパイファミリーの作者は、茨城県古河市出身の遠藤達哉さんです。デビュー作は西部遊戯で、同作で2000年第5回ストーリーキング漫画部門準キングを受賞し、赤マルジャンプに掲載されました。2007年12月号から2008年8月までジャンプSQで「TISTA」を連載しましたが、連載打ち切り後「青の祓魔師」のアシスタントになっています。
2010年6月号から2012年2月号まで「月華美刃」を連載打ち切り後、アミュー・賀来ゆうじ・藤本タツキなどのもと、再びアシスタントを務めました。ジャンプSQ2018年3月号で復帰し「I SPY」を発表、2019年より「スパイファミリー」を連載し現在に至ります。
スパイファミリーの概要
スパイファミリーは、ジャンプ+で2019年3月25日に連載が開始された、ジャンプ+初の大ヒット漫画です。閲覧数とコメント数はともにジャンプ+で最多を誇り、単行本も累計2700万部を突破するほど人気に火がついています。2022年4月にはアニメが放送され、2022年10月からはアニメ2期もスタートしました。
スパイファミリーのあらすじ
東国と西国の間には鉄のカーテンが敷かれ冷戦状態にあります。そんな中、西国のスパイ黄昏は、東国の重要人物である政治家ドノバン・デズモンドに接触するため、彼の息子が通う名門イーデン校の懇親会に潜入する任務・オペレーション<梟>ストリクスを与えられます。黄昏は懇親会潜入に向けて、超能力者の幼女アーニャを娘に、殺し屋ヨルを妻に迎え疑似家族を作りました。そしてスパイ、超能力者、殺し屋がお互いの正体を隠しつつ家族生活をスタートさせます。
【スパイファミリー】打ち切りの噂や作者死亡の真相
スパイファミリーの連載打ち切りや作者死亡の噂を聞き、スパイファミリーを楽しめなくなってしまうのかも、と心配している人もいるようです。果たして、連載打ち切りと作者の死亡説は本当のことなのでしょうか。ここではスパイファミリー打ち切りの噂と作者の死亡説の真偽を確かめてみました。
スパイファミリーの連載が打ち切りになる可能性は?
最初に結論を述べると、スパイファミリーが連載打ち切りになる可能性は極めて低いです。コミックスの発行部数は順調に伸びており、2022年10月からはアニメ2期もスタートしました。人気に火がついている現在、すぐに連載が打ち切りになるとは考え難いです。
スパイファミリーの打ち切りの噂が流れた理由
スパイファミリー打ち切りの噂が流れたのは、作者遠藤達哉さんが連載していた「TISTA」が連載早期打ち切りになったことが原因のようです。ジャンプSQに連載していた「TISTA」は連載僅か8か月間で打ち切り、単行本2巻で終了しています。作者の過去作品に短期連載終了作品があったため、打ち切りの噂話をする人が現れたようです。
スパイファミリーの作者死亡説が出た理由
打ち切り以外にも作者死亡説が流れていますが、これも真っ赤なウソです。スパイファミリーは現在もジャンプ+に連載されており、作者はTwitterでも情報発信をしています。死亡説が流れた理由は、作者の作品発表までの期間が関係しています。遠藤達哉さんは、スパイファミリーの前に「TISTA」「月華美刃」「煉獄のアーシェ」「石に薄紅、鉄に星」を連載していましたが、連載打ち切りや読み切り発表後、次回作発表まで2年~3年空白期間がありました。
漫画家が作品を発表していないと、ファンの間では作者死亡説がささやかれるのはよくあります。作者のプロフィールを見て空白期間の長さから死亡説が流れ、この噂が現在も払しょくされていないようです。もう一つの理由は、スパイファミリーのロイドの死亡と検索が重なったこともあります。スパイファミリーのロイドは、死の危機に瀕する場面がたびたび描かれています。ロイドの死という検索ワードと作者の名前が重なった結果、死亡説が流れたようです。
【スパイファミリー】最終回を予想
打ち切りの噂と作者死亡説は根も葉もない噂話とわかりましたが、漫画読者、アニメ組ともにスパイファミリーの最後が気になっている人は多いのではないでしょうか。ここでは、現在オペレーション梟を実行中のスパイファミリーが、どんなエンディングを迎えるのか予想してみました。
予想①オペレーション梟が失敗する
最初の最終回予想はオペレーション梟の失敗です。数々の任務を見事に成功させてきた黄昏が、初めてオペレーションに失敗します。そして黄昏は東国につかまり、西国と東国は戦争になり、ロイド、ヨル、アーニャの家族はバラバラになってしまします。残念な結末ですが、東国と西国の戦火のさなか、または終戦後家族が再会する、などのエンディングも面白いのではないでしょうか。
予想②オペレーション梟が成功し家族で幸せに暮らす
2つ目の最終回予想は、オペレーション梟が成功し家族仲良く暮らすエンディングです。訳あって家族になった3人が作戦成功後、幸せに暮らす理想的な最終回です。しかし、このハッピーエンドのエンディングで終わる可能性は低いのではないでしょうか。任務成功後、仲良く暮らしていく結末はひねりが少なく、面白みに欠けます。
お互い素性を隠して家族として生活している3人が、紆余曲折後本当の家族になる、そんな最終回のほうが見る者の心をつかめるのではないでしょうか。
予想③オペレーション梟が成功し家族が離れ離れになる
3つ目の最終回予想はオペレーション梟が成功し、家族が離れ離れになるエンディングです。ロイドはスパイ、ヨルは殺し屋、アーニャは超能力者で互いに家族に本性を見せていません。この3人が作戦終了後、普通に家族として生活していくのは難しいものがあります。作戦終了後、家族はバラバラになり、離れた土地で暮らすことになりますが、心はしっかり繋がっていて3人は本当の家族である、そんな展開も予想できます。
【スパイファミリー】作者のその他の漫画作品
遠藤達哉さんは、スパイファミリーの連載前にも作品を発表し漫画雑誌に連載していました。ここではスパイファミリーの作者・遠藤達哉さんが過去発表した作品を紹介します。スパイファミリーのもとになったといわれている作品も紹介するので、興味のある人は目を通してみてください。
I SPY
最初に紹介するのは「I SPY」です。「I SPY」はスパイファミリーの連載前にジャンプSQに掲載された、スパイと女子高生のラブコメディを描いた読み切り作品です。スパイが題材の作品で、スパイファミリーのもとにもなっていると言われています。
主人公A4は、ファントムと呼ばれ防衛省に専属で雇われているスパイです。そんなA4に女子高生の甲斐まみるは恋をしました。まみるはマタギの娘で尾行術に長けており気になるA4の後をつけますが、つけられたA4はまみるを敵と勘違いしてしまいます。このように、作中ではスパイと女子高生のおかしな関係がコミカルに描かれています。
煉獄のアーシェ
「煉獄のアーシェ」はジャンプSQの2014年7月号に読み切りで掲載されました。魔女狩りの横行する世界に住む、剣を身に付けた修道士ベルと魔女アーシェを描いたゴシックファンタジーが描かれています。スパイファミリーの作風とは違い、ダーク要素が強い作品ですが評価の高い読み切り作品です。アーニャのキャラクターデザインは今作に登場するアーシェから受け継がれており、アーニャはアーシャの子供版とも受け取れます。
石に薄紅、鉄に星
「石に薄紅、鉄に星」も読み切りで発表された作品です。魔物を退治する騎士団所属のガスとメデューサの少女ミ゛ーシャが出会い触れ合う物語は読む者の心を温めてくれます。父親の愛情を知らず育ったガスはミ゛ーシャと出会い、彼女を王都に連れて帰りました。醜さがなくなるとメデューサの石化能力が収まるのではないかと、ミ゛ーシャをお風呂に入れたり、化粧を知人に頼んでみたり、ガスはあれこれとミ゛ーシャの世話を焼き、二人の距離は縮まっていきます。
小さな女の子ミ゛ーシャが人と信頼を築く設定は、どこかスパイファミリーのアーニャとロイドの関係に似ています。作者の遠藤達哉さんは「煉獄のアーシェ」のアーシェと、「石に薄紅、鉄に星」のミ゛ーシャからアーニャの名前の着想を得たそうです。
TISTA
「TISTA」は遠藤達哉さん初めての連載作品です。ジャンプSQ創刊号2007年12月号から連載が始まりましたが、2008年8月号で打ち切りになってしまいました。TISTAは特殊能力を持つ暗殺者の少女ティスタが主人公の物語です。
犯罪事件が絶えないニューヨークシティで、シスターミリティアと呼ばれる暗殺者に次々と著名人が殺されています。シスターミリティアの正体は孤児院に住む地味目な少女ロウン・ティスタです。彼女はなぜ暗殺をしているのか、彼女の背負った宿命は、謎を紐解きながら物語は進んでいきます。打ち切りで早期連載終了となりましたが、スパイファミリーとは違ったシリアスな物語は、コアな層から根強い支持を受けています。
【スパイファミリー】に対する世間での評判や人気
中にはスパイファミリーが打ち切りになるのは辛すぎる、と心配している人もいるようです。ただ、スパイファミリーは大人気作品でコミックスの売り上げも好調なため、今のところ打ち切りは考えられません。
スパイファミリー打ち切りは、根も葉もないデマと理解している人が大半のようです。検索のサジェストワードで「スパイファミリー」「打ち切り」が出てきて思わず笑ってしまった、というTwitterのつぶやきです。
スパイファミリー発表前の連載打ち切りが続いていたころからのファンは、遠藤達哉さんの活躍を心から喜んでいるようです。ジャンプSQに連載していた「TISTA」や「月華美刃」のころから遠藤達哉さんのファンだった人は多いです。
【スパイファミリー】打ち切りの噂があった
今回はスパイファミリー打ち切り噂と作者死亡説の真相を検証してみました。調査の結果、連載打ち切りや作者死亡説は根拠がないでたらめと判明したので、スパイファミリーファンの人は安心してください。ジャンプ+での連載もアニメ2期も絶好調のスパイファミリーです。打ち切りの心配も忘れて、今後の展開をわくわくどきどき楽しみに待ちましょう。
この記事のライター
nahumi
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