【約束のネバーランド】バーバラまとめ！性格や強さは？声優なども紹介！

「約束のネバーランド」でエマ達がノーマンと再会した同時期に登場したバーバラは、超人的な強さや鬼に対する考え方など他のキャラとは違う一面が特徴的な人物です。そんなバーバラの性格や連載当時にあった死亡説を見ていく前に簡単なプロフィールを見ていきましょう。

バーバラは年齢が16歳の女性です。高級農園の一つであるグッドウィル=リッジにいましたが、後に試験農場のΛ7214に送られたことで、人体実験の被験者となりながら地獄の日々を送っていました。しかし、ノーマンがΛ7214に来たことで、管理される立場から解放されます。

Λ7214の解放後にバーバラはノーマンの部下として実験によって得た超人的な強さを使って戦っています。そんなバーバラは自分を救ってくれたノーマンに対して敬愛の感情を向けています。

漫画『約束のネバーランド』は『週刊少年ジャンプ』に2016年から2020年に連載されたダークファンタジー・サスペンス作品です。孤児院に済むエマたちがこの世界に存在する「鬼」の食用児として育てられていることを知り、その過酷な運命を変えるために行動していきます。シリアスな雰囲気の中にもジャンプらしい要素が見られる作品です。

漫画『約束のネバーランド』の原作者は白井カイウさんで、作画は出水ぽすかさんが務めています。白井さんがアマチュア時代に考えていた原案を元に練り上げられましたが、週刊連載にあたっては作画スピードが追い付かないと判断されて、作画担当を探すことになりました。そして、出水さんにオファーが通ったことで、漫画の企画が通りました。

「約束のネバーランド」は連載後にジャンプの人気作品となり、それに伴ってアニメや実写映画、小説など様々なジャンルでメディア展開されていきます。原作漫画とは違う展開を描いたアニメや北川景子さんや渡辺直美さんといった豪華な俳優陣が出演した実写映画は注目を集めました。

バーバラとノーマンは上司と部下の関係になりますが、そこに含まれる感情は過去に助けられた経験からただの上下関係ではないと言えるものです。

グレイス=フィールドハウスに住んでいた男の子。テストで常にフルスコアを取るほど頭脳派であり、孤児院の真実を知った後は脱獄を進めるため様々な策を考える。その過程で脱獄を成功させるため、自身は12歳の誕生日に出荷され、エマ達には死亡したものと思われていた。しかし、行き先がΛ7214に変更されたことで生き残っており、そこでエマ達を導くために裏から支えていた。

バーバラは実験で得た超人的な強さに対して悩んでいましたが、ノーマンはその力をどう使うべきか導いた人物であり、それ以外にも様々なことを教えられたことから敬愛する気持ちを持っています。一方で、普段のノーマンは冷徹な帝王のようだと思っていましたが、エマやレイから本当は優しくほわほわした性格と聞いた時はかなり興味を示していました。

バーバラは鬼に対して深い恨みを持っていますが、それよりもノーマンの気持ちを優先するほど、ノーマンのことを思って行動しています。そんなノーマンへの思いが恋愛感情も含まれているかは解釈が分かれるところです。時折見せる少女のような態度でノーマンのことを聞く姿は恋にも見えますが、過去の経緯から純粋に慕う姿は一人の人間として尊敬の念を持っているようにも見えます。

バーバラの性格は今までエマ達が会って来た人や鬼とはまた違ったものになっており、それがエマ達にも少なからず影響を与えます。また、実験で得た身体能力の高さは作中屈指の実力と言っていいほどの強さになっています。

バーバラの性格はどちらかと言えばわかりやすい方ですが、その中にも複雑な感情が含まれているものです。そんなバーバラの性格を詳しく分けて見ていきましょう。

バーバラはエマ達と出会った際、エマ達がノーマンの農園時代の友人であり、様々な困難を突破してきたことを知ると、バーバラ達の実績を挙げて張り合っていました。また、戦闘時に負傷しても決して諦めないことから非常に負けず嫌いな性格であることが窺えます。

バーバラは思ったことそのまま口に出したり、すぐに行動に移したりするタイプであり、それが悪い方向に行った時はシスロが注意されています。ただ、その行動力の高さが戦闘面で役立っているところもあります。

バーバラの戦闘スタイルに蹴りと取り入れたり、人前でも豪快に肉を食べたりとワイルドさ溢れる姿を見せています。その一方で、興味があることに対して興奮気味に聞いたりするところは年相応の素直さを感じられる部分であり、決して粗暴というわけではありません。

バーバラは自分を過酷な境遇へ追い込んだ鬼に対して憎しみを抱いており、それを象徴する行動として、自分が倒した鬼の肉を食べています。これは人間は鬼に食べられるばかりなのは不公平という考えからの行動で、憎しみと共に負けず嫌いやワイルドさを感じるものです。

バーバラの名言として「Λをナメるなよ。意地でもくたばるもんか…!!」というものがあり、負けず嫌いな性格が現れた台詞になっています。この他にもバーバラは性格を窺えるような台詞が多く描かれています。

バーバラは量産農園を警備していた鬼を軽く倒してしまうほどの強さを持っており、戦闘能力だけで見れば作中最強と言っていいものです。そんなバーバラの強さについて掘り下げていきます。

バーバラは戦闘時に棍棒を持っていますが、それを使わなくても脚力のみで鬼を蹴とばすほど身体能力が高いことがわかります。「約束のネバーランド」では戦闘が得意なキャラが他にもいますが、その多くは銃火器を用いており、身体能力と武器が合わさった上で強いと言われるものです。それに対して、バーバラは純粋な肉弾戦でも鬼に負けないことから身体能力だけで見れば最強と言えるかもしれません。

バーバラの超人的な身体能力はΛ7214に移された後に行われた人体実験の副作用によるものです。他の食用児はその実験で壊れてしまうこともありましたが、バーバラはそれを耐え抜いたことで自らの能力として使えるようになっています。しかし、人体実験の記憶はトラウマとして残っており、思い出すと発作を起こすことから薬を服用しなければ安定しない状態です。

バーバラの特徴的な行動としてよく桃太郎の歌を口ずさんでいることが挙げられます。しかし、バーバラはこの歌を鬼退治の歌として認識しておらず、実際のお供のくだりなどはあまり気にしていません。鬼への憎しみを抱えるバーバラにとって鬼退治に行く桃太郎の歌は士気を高めるモチベーションアップの効果があるのかもしれません。

『約束のネバーランド』が『週刊少年ジャンプ』に連載されていた当時、様々なキャラの死亡説が流れていましたが、バーバラも一人になっています。ここでは連載時にあったバーバラの死亡説について、そこまでの過程と真相を紹介します。

『約束のネバーランド』の終盤において、鬼の女王であるレグラヴァリマとの決戦になり、バーバラを始めとするノーマンの部下達も戦闘に参加することになります。そして、その戦闘において、バーバラが攻撃を受けたシーンが致命傷に見えることもあって死亡説が流れました。

知性のある鬼の頂点に立つ女王。富や権力を得るためには親族すら手にかけるような冷徹かつ欲深い性格であり、彼女の言動が現在の鬼社会へ腐敗をもたらしていた。戦闘能力は鬼の中でも最強と呼べるものであり、多数の鬼を一瞬で葬れるほどの実力を持つ。

最高級の肉であるノーマンを喰らおうとしたレグラヴァリマに対してバーバラ・シスロ・ザシは背後から襲い掛かりますが、圧倒的な力の前に跳ね返され、バーバラに関してはそのまま腹部を貫かれてしまいます。体が浮いた状態で受けたその攻撃は普通の人間であれば死亡してもおかしくないものでしたが、バーバラは痛みを感じつつも喋れていました。

負傷したバーバラは戦線離脱することになりますが、その際に簡単に死なない意志を見せており、その後はノーマンの助けもあってアジトに戻って治療を受けることになります。そのシーンが描かれるまではそのまま死亡してしまうのではないかと思われていましたが、バーバラは無事に生き残ることができたのです。このことから死亡説は完全になくなりました。

バーバラはアニメ「約束のネバーランド」にも登場しており、喋るシーンもあったことから声優も付いています。そんなバーバラの声優や実写版での扱いについて紹介していきます。

アニメでバーバラを演じる声優は安済知佳さんです。安済さんは他作品ではクール系や優しい声色で演じることが多いですが、バーバラでは力強い女性の声でワイルドな性格を表現しています。

1990年12月22日生まれの福井県出身で、現在はエイベックス・ピクチャーズに所属しています。小学生から声優を知り、中学生の時にはエイベックス・アーティストアカデミーに入所しています。その後、2009年に声優デビューを果たしてから徐々に活躍の場を広げていきました。

安済知佳さんの主な出演作品としては『あにゃまる探偵 キルミンずぅ』の御子神ナギサ、『ダンボール戦機WARS』の細野サクヤ、『悪魔のリドル』の首藤涼、『棺姫のチャイカ』のチャイカ・トラバント、『響け! ユーフォニアム』の高坂麗奈、『クオリディア・コード』の千種明日葉、『灰と幻想のグリムガル』のメリイ、『クズの本懐』の安楽岡花火、『ぐらんぶる』の古手川千紗などがあります。

2020年10月に浜辺美波主演で公開さえた実写映画の『約束のネバーランド』ではグレイス＝フィールドハウス脱獄編がベースになっているため、それよりかなり先の登場となるバーバラの出番はありませんでした。

仮に実写版でバーバラの出番があった場合に演じる女優が誰であったかと考える人もいますが、その中で声優の安済知佳さんを挙げている人がいます。しかし、声優としての演技と女優としての演技は違うため、可能性はほとんどないと言っていいでしょう。

ここでは「約束のネバーランド」のバーバラが世間でどのような評価を受けているのかを紹介していきます。登場当初はエマ達に突っかかるような言動をしていましたが、そこから死亡説などを経てどのような評判になっているのでしょうか。

バーバラが復讐心から鬼を食べていることについて、他のキャラがやってこなかったことから様々な考察がなされました。鬼に匹敵するほどの超人的な強さ身に付けていることも今までにないキャラであり、それもあって死亡フラグが経っていると考える人も出てくるなど色々な面で読者の興味の対象になっていたようです。

バーバラはエマ達と比べると少しお姉さんの立場になり、少し大人な部分やワイルドなルックス、戦う女性としての強さが人気を得ています。バーバラのカラー付きイラストが公開された時は髪色に衝撃を受けた人も多く、漫画では黒塗りにメッシュが入っていたことからベースは黒髪だと思われていましたが、実は茶髪にピンクのメッシュであったことが判明しました。

アニメ「約束のネバーランド」でバーバラが登場した時は演じた声優の安済さんと共に話題となりました。アニメは2期からオリジナルストーリーになっており、原作漫画の中盤以降に登場する一部のキャラは出てきませんでしたが、バーバラを始めとするノーマンの部下は登場しており、更に声優が付いたことが驚かれたようです。

最後にもしものシチュエーションとしてバーバラが現実世界における別の立場だったらというものを妄想していきます。過酷な世界で生きてきたバーバラがのびのびと生きられる環境ではどんな表情を見せるのでしょうか。

もしもバーバラがあの有名なauのCMキャラだったら、他の女性キャラと同様に男性キャラを振り回す立場になると思います。一方で、もしも桃太郎を演じることがあればバーバラはノリノリでやるかもしれません。バーバラにとって桃太郎は鬼退治の象徴になっており、実際はどういう人物かわかっていない可能性が高いですが、その立場になることは喜びそうな気がします。

もしもバーバラが友達だったら話していて楽しい人物であると思います。仲間内の会話でのバーバラは素直に楽しむ心や興味を持って聞いたりしてくれることから話がいのある相手になるはずです。ただ、負けず嫌いな性格を考えるとスポーツや対戦ゲームを始めとする勝敗が付く遊びでは少々白熱して過激なことを言われるかもしれません。

もしもバーバラが彼女だったら凄く慕ってくれる存在になると思います。ノーマンの好きな気持ちが恋愛感情だったとするならバーバラの言動はパートナー第一というものになり、一緒に過ごしているとそれをきちんと言葉や行動にして表してくれそうです。ただ、喧嘩をしてしまった時は身体能力を抜きにしてもその性格から勝てないと思うので、お互いに気を付けないといけないところです。

「約束のネバーランド」のバーバラは試験農場であるΛ7214に送られて人体実験を受けたことから超人的な強さを得た女性であり、その境遇をノーマンに助けられたことで彼の部下として戦うようになりました。性格は負けず嫌いでワイルドなところがある一方で、素直な一面もあります。そんなバーバラは原作漫画やアニメに声優が付いて登場しているので、活躍が見たい方はチェックしてみましょう。