【東リべ】聖夜決戦編のあらすじや結末まとめ！登場メンバーやその後は？

『東リべ』の聖夜決戦編とは、原作コミックスの10巻80話から12巻107話までのストーリーです。マイキーの闇落ちや粛清など未来の悪化にもつながることになる、東京卍會と黒龍（ブラックドラゴン）の抗争が描かれています。聖夜決戦の黒幕や結末はどのような内容なのでしょうか。ここでは『東リべ』の聖夜決戦編について紹介していきましょう。

『東リべ（東京リベンジャーズ）』の聖夜決戦編は、黒龍（ブラックドラゴン）の10代目である柴大寿と、タケミチら東京卍會の抗争が描かれています。タケミチが7回目のタイムリープを行う前、柴八戒は黒龍の11代目総長となっており、組織も凶悪なものとなっていました。その原因が、兄であり10代目総長だった大寿を八戒が殺害したことが原因となっていたことから、タケミチは八戒の大寿殺害を止めるためにタイムリープを行うのでした。

『東リべ（東京リベンジャーズ）』の聖夜決戦編は、2023年にテレビアニメ化されました。『東リべ』のアニメシリーズでは第2期という扱いとなっており、あらすじとしては聖夜決戦の結末からその後まで含まれた原作9巻から13巻までの内容となっています。聖夜決戦編のアニメ化により、新キャラとして柴大寿や柴柚葉が登場します。

『東リべ（東京リベンジャーズ）』は、和久井健による漫画作品です。『週刊少年マガジン』で2017年から2022年まで連載されていました。あらすじとしては、主人公のタケミチが元恋人を助けるために何度もタイムリープして未来を変える物語です。そのため、ヤンキー漫画でありながらSFやサスペンス要素のある作品となっています。原作の人気によってアニメ化や実写映画化、舞台化などのメディアミックスが展開されており、原作のシリーズ累計発行部数は7000万部を突破しています。

フリーターのタケミチは、中学時代の恋人のヒナと弟の直人が東京卍會の抗争に巻き込まれて死亡したことをニュースで知ります。翌日、バイト帰りに電車のホームへ突き落されたタケミチは、次の瞬間中学時代にタイムリープしていました。過去の直人に会い、12年後にヒナが死ぬことを伝えたタケミチは、刑事となって死を回避した直人に助けられる形で現代に帰還します。しかし改変後の世界でもヒナは殺害されており、タケミチはヒナを助けるために東京卍會で成り上がることを決意します。

『東リべ（東京リベンジャーズ）』の聖夜決戦編のあらすじとしては、タケミチが何度目かのタイムリープから現代に帰ってきた際に、東京卍會やマイキーの様子がこれまでと大きく変わってきたことから始まります。ここでは『東リべ』の聖夜決戦に至るまでの経緯や、タケミチのミッションの内容、聖夜決戦当日の出来事といったあらすじを紹介していきましょう。

『東リべ』の聖夜決戦編に至るまでに、タケミチは6回目のタイムリープ後の現代を見て、再び過去へとタイムリープすることになります。ここでは、まずは聖夜決戦編までの経緯について、順番にそのあらすじを紹介していきます。

『東リべ』の聖夜決戦編のあらすじとして、まず物語はタケミチが6回目のタイムリープを終えて現代に帰還したところから始まります。東京卍會はこれまでと違う凶悪な組織になっており、主要メンバーの中には黒龍のメンバーだった柴八戒や乾青宗（いぬいせいしゅう）、九井一（ここのいはじめ）もいました。

『東リべ』の聖夜決戦編のあらすじとして、次にマイキーの闇堕ちが挙げられます。東京卍會が凶悪な組織になっていたのは、黒龍が東京卍會と一緒になったことも原因でした。マイキーは闇堕ちしており、稀咲鉄太（きさきてった）の影響もあり、東京卍會の古参メンバーの粛清を行っていました。さらにタケミチ自身も稀咲に騙され、ヒナを殺害してしまっており、タケミチは再びタイムリープを行うことを決意します。

『東リべ』の聖夜決戦編のあらすじとして、タケミチは7回目のタイムリープを行います。ボウリング場で東京卍會の幹部である柴八戒に出会い、八戒に気に入られるタケミチでしたが、当時の八戒は兄であり黒龍の10代目総長である大寿に暴力を振るわれていました。さらに八戒の姉で大寿の妹である柚葉も暴力を受けており、八戒は大寿の命を狙っていたのです。

『東リべ』の聖夜決戦編のあらすじとして、八戒を止めるために稀咲と手を組むタケミチが挙げられます。このまま八戒が大寿を殺害した場合、黒龍は凶悪な組織となり、東京卍會に合流してしまいます。三ツ谷が大寿と話を付けたことで表立って行動できなくなったタケミチですが、稀咲も八戒を止めたいと考えており、手を組むことを提案したのです。そのため、タケミチと千冬は、稀咲と半間と協力しあうことになるのでした。

『東リべ』の聖夜決戦編のあらすじとして、恋人のヒナに別れを切り出すタケミチが挙げられます。タケミチはヒナの父親から、娘と別れてほしいと頼まれていました。そのため、タケミチは他に好きな人ができたと嘘を吐いて、クリスマスイブにヒナと別れるのでした。

『東リべ（東京リベンジャーズ）』の聖夜決戦編でのタケミチのミッションは2つあります。1つ目は八戒に大寿を殺害させないこと、2つ目は大寿を倒すことです。この2つのミッションを完遂することで、東京卍會が黒龍と合流して凶悪な組織になるという結末を回避することができます。

『東リべ（東京リベンジャーズ）』の聖夜決戦編では、聖夜決戦当日に行う役割があらかじめ決められていました。タケミチは教会で八戒を説得し、千冬や稀咲、半間は教会の外で大寿の足止めを行うという役割分担になっています。ここでは『東リべ』の聖夜決戦の当日の出来事について解説していきましょう。

聖夜決戦の当日、千冬達に足止められているはずの大寿が教会にやってきてしまいます。稀咲は最初からタケミチを裏切るつもりだったため、大寿を教会と入らせてしまったのでした。八戒は大寿へ向かっていきますが、逆に倒されてしまいます。

八戒に代わってタケミチが大寿と戦いますが、その時、背後から忍び寄っていた柚葉が大寿の背中を刺します。柚葉に大寿を刺すように唆したのは稀咲でした。実はタイムリープ前の過去でも実際に大寿を刺したのは柚葉で、八戒は姉をかばっていたのでした。そのため八戒は稀咲に弱みを握られ、黒龍も凶悪な組織と化していたのです。しかし今回のタイムリープでは刺される寸前にタケミチが声を出したため、大寿は致命傷を負うことはありませんでした。

教会へやってきた三ツ谷も大寿と戦います。さらに黒龍の乾と九井が教会に現れて三ツ谷を攻撃したため、タケミチと千冬、八戒、三ツ谷で大寿達と戦うことになります。しかし形勢は東京卍會側が不利な状態でした。

外からバイクの音が聞こえ、マイキーが教会に到着します。大寿と戦闘するマイキーは、まだ場地を失った精神的なショックを抱えていた状態でした。そのため一度大寿に倒されるもの、復活して大寿を倒します。さらに教会の外に待ち構えていた黒龍の他のメンバー達は、ドラケンによって倒されていました。

『東リべ（東京リベンジャーズ）』の聖夜決戦編では、タケミチは東京卍會が巨悪化することを防ぐため、2つの重大なミッションを抱えていました。それでは聖夜決戦編の結末はどのようになったのでしょうか。ここでは『東リべ』の聖夜決戦編の結末や黒幕について紹介していきましょう。

『東リべ』の聖夜決戦編は結末としては、東京卍會の勝利によって終わります。聖夜決戦では裏で聖夜決戦を操っていた黒幕がいましたが、黒幕の思惑通りにはいきませんでした。東京卍會は戦いに勝利し、大寿も殺されずに済むという結末を迎えます。

『東リべ』の聖夜決戦編でのタケミチのミッションは、「八戒に大寿を殺害させないこと」と、「大寿を倒すこと」です。これら2つのミッションは、タケミチや東京卍會のメンバーの活躍により、無事達成という結末を迎えています。そのため、タケミチは黒龍と合体した東京卍會が凶悪な組織と化す未来を変えることに成功しました。

『東リべ』の聖夜決戦編は東京卍會の勝利という結末を迎えました。しかし聖夜決戦が引き起こされたことには、裏で糸を引いていた黒幕の存在が関係しています。ここでは、聖夜決戦編での黒幕の正体や裏切りの内容などを紹介していきましょう。

聖夜決戦の黒幕の正体は稀咲鉄太です。タケミチは東京卍會が巨悪化する未来を変えるために八戒を止め、黒龍をつぶさなければいけないと考えていました。しかし三ツ谷が大寿と和平協定を結んでいたため、東京卍會のメンバーは黒龍に手を出すことができない状態です。そのため、タケミチは千冬と2人でミッションを達成しなければいけないと考えていました。

そんなタケミチに対して、稀咲は協力を申し出て手を差し伸べます。しかし稀咲は裏で八戒と大寿が鉢合わせするように仕組み、柚葉を唆して、大寿が殺害される結末を迎えるように操作していたのです。

聖夜決戦の黒幕だった稀咲は、タケミチや千冬を手を組んだふりをして、最初から裏切るつもりでした。稀咲は黒龍のメンバーからクリスマスの夜にクリスチャンである大寿が礼拝堂を訪れることを聞き、タケミチに対して先に教会にいる八戒を説得するように言います。また、自分と千冬、半間の3人は教会にやってくる大寿を足止めすることを約束しますが、稀咲は千冬を拘束して大寿を礼拝堂へ入れてしまいました。

さらに大寿の暴力や八戒の苦しみに思い悩んでいた柚葉にナイフを渡し、八戒を守るように声をかけることで、大寿を刺し殺すように差し向けます。タケミチがタイムリープする以前の過去では、実際に稀咲の仕掛けによって柚葉は大寿を刺し殺し、柚葉をかばった八戒の弱みを握って、東京卍會が凶悪な組織になっていくように裏で操っていました。

『東リべ』の聖夜決戦編での稀咲鉄太の目的は、柚葉に大寿を殺害させることです。また、柚葉の手で大寿を殺害させようとした目的は、マイキーを脅かす存在である大寿の存在を始末することでした。大寿を始末することがマイキーのためになると考えていたのです。そして巨大な組織となった東京卍會で、自身はマイキーの片腕としてナンバー2の座に座るつもりでした。

実際にタイムリープ前の過去では柚葉をかばった八戒は結果的に稀咲に弱みを握られる形になり、稀咲の思惑通りに東京卍會は凶悪な組織になってしまいます。しかし7回目のタイムリープでは、タケミチによって聖夜決戦は東京卍會側の勝利となり、大寿も殺されることはありませんでした。

『東リべ（東京リベンジャーズ）』の聖夜決戦編に登場するメンバーは、東京卍會のメンバーと敵対する黒龍のメンバーが中心です。しかしこの物語は柴家の問題も絡んでいるため、柴家の三兄妹も関わることになります。ここでは『東リべ』の聖夜決戦編の登場キャラやめんばーを紹介していきましょう。

聖夜決戦編のメンバーとして、主人公のタケミチが挙げられます。タケミチは東京卍會が黒龍と合流して巨悪化する未来を回避するために戦います。八戒を守るために、タケミチは明らかにフィジカルの違う大寿に立ち向かうのでした。

聖夜決戦編のメンバーとして、タケミチの相棒である松野千冬が挙げられます。タケミチは今回のタイムリープで、千冬に対して自分がタイムリープしていることを打ち明けます。千冬は信じがたいタケミチの告白を疑うことなく真っ直ぐに受け止め、タケミチに協力して聖夜決戦に臨むのでした。

聖夜決戦編のメンバーとして、三ツ谷隆があげられます。三ツ谷は八戒のことを本当の弟のように可愛がっていました。三ツ谷は大寿に対して八戒を渡す代わりに柚葉を開放するように打診し、黒龍と和平協定を結びます。しかし決戦の際には教会に駆け付け、大寿と戦います。

聖夜決戦編のメンバーとして、柴八戒が挙げられます。八戒は東京卍會弐番隊副隊長を務めていましたが、大寿の暴力に苦しんでいました。聖夜決戦の際には大寿を殺そうとしますが、何もできずに倒されてしまいます。しかし立ち向かうタケミチの姿を見て、自身も勇気を振り絞って大寿と戦うのでした。

聖夜決戦編のメンバーとして、マイキー（佐野万次郎）が挙げられます。マイキーは場地を亡くしたことを引きずっており、黒龍とのイザコザにも自分から関わることはありませんでした。しかし聖夜決戦編では教会に駆け付け、大寿をハイキックの一撃で倒します。

聖夜決戦編のメンバーとして、ドラケン（龍宮寺堅）が挙げられます。常にマイキーの側でマイキーのサポートを行っているドラケンは、聖夜決戦編でも教会の外に集まっていた黒龍の兵隊達を一人で全滅させました。

聖夜決戦編のメンバーとして、稀咲鉄太が挙げられます。稀咲はタケミチ達に協力するふりをして、その裏では黒幕として聖夜決戦を操作し、柚葉の手で大寿を殺すという結末を迎えさせようとしていました。

聖夜決戦編のメンバーとして、半間修二が挙げられます。半間は稀咲鉄太に協力しており、稀咲の計画を実行するために動いています。今回も黒幕の稀咲と協調関係にある半間も、聖夜決戦編ではタケミチ達を騙して千冬を拘束しています。

聖夜決戦編のメンバーとして、柴大寿が挙げられます。フィジカルに恵まれ、喧嘩のセンスとカリスマ性を持った大寿は、妹である柚葉と弟である八戒に日常的に暴力を振っていました。そんな大寿はクリスチャンであるため、クリスマスの夜には一人で礼拝堂で祈りを捧げています。そのことを知っていた八戒は、大寿を殺害するためにクリスマスの夜に礼拝堂で大寿を待ち構えていたのでした。

聖夜決戦編のメンバーとして、乾青宗が挙げられます。乾は黒龍の特攻隊長で、聖夜決戦編で初登場しました。以前は少年院に入っており、退院後は崩壊する寸前だった黒龍を復活させるために九井と共に大寿を勧誘し、十代目総長として迎え入れました。聖夜決戦編では三ツ谷に対して容赦ない攻撃を加えています。

聖夜決戦編のメンバーとして、九井一が挙げられます。九井は黒龍の新鋭隊長をしており、組織の資金面の管理も行っています。聖夜決戦編ではお金と引き換えに大寿の情報を東京卍會側に与えていました。

聖夜決戦編のメンバーとして、タケミチの彼女であるヒナ（橘日向）が挙げられます。聖夜決戦編では、ヒナと稀咲鉄太が同じ塾に通っていたことが判明しています。さらにヒナのことを助ける泣き虫のヒーロー、タケミチと稀咲がニアミスしていたことも判明しました。

聖夜決戦編のメンバーとして、柴柚葉が挙げられます。柚葉は聖夜決戦編で初登場する新キャラで、大寿の妹であり八戒の姉です。元の歴史では大寿を殺害していた柚葉ですが、タケミチによって致命傷には至らず、兄を殺さずに済みました。

『東リべ』の聖夜決戦編で過去が変わったことにより、関わったメンバーの未来も変わっています。それでは聖夜決戦のその後、彼らはどのようになったのでしょうか。ここでは『東リべ』の聖夜決戦編のその後について紹介していきます。

『東リべ』の聖夜決戦編のその後、東京卍會との決戦に敗れた柴大寿は引退することになります。大寿は実家も出ていったため、幼い頃から大寿の暴力に苦しめられていた八戒と柚葉もようやく解放されることになったのでした。

『東リべ』の聖夜決戦編のその後、柴八戒は東京卍會の集会の際に、メンバー全員の前で自分の行いによってチームが黒龍との抗争に発展してしまったことを謝罪します。東京卍會のメンバーは八戒を許したため、八戒は弐番隊副隊長の座を下ろされることなく、これまで通り副隊長を務めることになりました。

『東リべ』の聖夜決戦編のその後、稀咲鉄太は八戒が謝罪をしたのと同じ東京卍會の集会で、マイキーによって除名されます。除名された理由は、稀咲が大寿を殺害させるために柚葉を唆していたためです。マイキーに心酔している稀咲はマイキーを輝かせるために動いたと訴えますが、東京卍會を追放されます。その後、稀咲は横浜天竺に入り、再び東京卍會を乗っ取るために仕掛けます。

『東リべ』の聖夜決戦編のその後、タケミチは一度は別れを切りだしたヒナと仲直りをします。ヒナはタケミチに振られた後、自分の父親がタケミチに対して別れてくれるように言っていたことを知りました。そしてそのことをヒナが偶然出会ったエマに相談したことで、マイキーによってタケミチがヒナの前へと連れられてきます。ヒナの顔を見たタケミチは、思わず涙を流しながら別れるのはなしにしてほしいと頼み、二人は再び恋人同士に戻れたのでした。

アニメの『東リべ』の聖夜決戦編を一気見したという人の中には、「大寿の宗教観がイカれてて好き」とコメントしている人もいました。大寿は圧倒的な喧嘩の才能や暴力性を持ちますが、敬虔なクリスチャンでもあり、妹を殴ったその後泣き出すなど情緒のおかしなキャラクターでもあります。

聖夜決戦編では大寿が八戒を強くするために暴力を振っていましたが、「実際に八戒を強くしたのはタケミチだった」、「このときの借りを大寿が2年越しに返すのだとしたら展開が熱すぎる」というコメントもありました。

アニメの聖夜決戦編を見た人の中には、「個人的なタケミチの名シーンを見られたので満足です」とコメントしている人がいました。聖夜決戦編でのタケミチは大寿に立ち向かうことで八戒の気持ちを変え、大寿が死亡するという結末を変えることに成功しました。

『東リべ（東京リベンジャーズ）』の聖夜決戦編は、八戒が黒龍の総長となり、東京卍會が巨悪化する未来を回避するための戦いです。しかしその裏では、またしても稀咲が黒幕として糸を引いていました。聖夜決戦編のあらすじや黒幕、結末などを読んで本編に興味が湧いた人は、ぜひ『東リべ』の聖夜決戦編をチェックしてみてください。