【転スラ】オクタグラム(八星魔王)とは?強さで見る順位も紹介
本記事では転生したらスライムだった件こと『転スラ』に登場する十大魔王及びオクタグラム(八星魔王)の概要と所属している魔王についてまとめていきます。また、『転スラ』に描かれたオクタグラムの強さや能力を紹介し、強い順に順位付けをしていきます。
目次
【転スラ】オクタグラムとは?
転スラに登場するオクタグラムは転スラ世界における最強の魔物に与えられる称号であり、かつては十大魔王と呼ばれていた過去や主人公のリムルも加入することになるなど、ストーリーにおいて重要な鍵を握っている存在でもあります。まずは転スラにおけるオクタグラムや魔王の概要についてまとめ、転スラの作品概要とあらすじについてもおさらいしていきます。
魔王とは?
魔王は転スラ世界にて際立った強さを持つ魔人に対する名称です。転スラ作中では十大魔王及び八星魔王に所属している魔人を魔王と定義しています。必ずしも邪悪というわけではなく、魔王の対となる存在・勇者がいます。また、魔王の状態で特定の条件を満たすと『真なる魔王』に進化することができます。
オクタグラム(八星魔王)とは?
オクタグラムは魔王の集まりを示す名称です。リムルが加入するまでは十大魔王と称されていましたが、リムル加入後に改名されて現在の名称になりました。それまで名称に不満があったため、改名された名称は魔王たちに好評とされています。十大魔王だった当時は10名で、新規の加入や戦闘による死亡による数の変動を繰り返し作中では所属メンバーが8名になっています。
転生したらスライムだった件(転スラ)の概要
転スラこと転生したらスライムだった件は伏瀬によって小説家になろうに連載されていた小説作品です。主人公が最弱の魔物・スライムに転生して最強のスキルで成り上がる物語が描かれており、異世界ものというジャンルを生み出したパイオニア作品として評価されています。2023年2月時点で累計発行部数4000万部を突破しており、漫画化やアニメ化といったメディアミックスも展開されています。
転生したらスライムだった件(転スラ)のあらすじ
サラリーマンとして生きていた三上悟はある日通り魔から刺されたことで終生を迎えます。意識が遠のいていく三上でしたが、その最中に謎の声が響き渡るとユニークスキル・大賢者を取得し異世界にスライムの魔物になって転生を果たしました。リムルという名前で生まれ変わった三上は、魔物たちとの交流を通じていくことで町を作る思いが芽生え、その理念に従って異世界を生きていくことを決意しました。
【転スラ】オクタグラム一覧
オクタグラムはリムルが加入する以前までは十大魔王と呼ばれており、所属する魔王が計8体になったことで現在の名称に改名されました。オクタグラムに在籍している魔王はそれぞれ固有の能力や唯一無二のスキルを持っており、どれも個性的な人柄をしています。ここでは転スラこと転生したらスライムだった件におけるオクタグラム所属の魔王を紹介していきます。
オクタグラム①リムル=テンペスト
リムル=テンペストは転スラの主人公でありオクタグラムの新人です。転生した頃からユニークスキルを所持しており、成長していく過程でアルティメットスキルを獲得するに至りました。加入当初は新星(ニュービー)の二つ名を与えられていましたが、最終的には魔混世皇(カオスクリエイト)となり最強の魔王になりました。
オクタグラム②ラミリス
ラミリスは迷宮妖精(ラビリンス)と称される妖精族です。魔王でありながら容姿や言動が幼く、たとえ死亡しても記憶を持ったまま生まれ変われる能力を持っています。普段はお調子者な性格をしていますが、帝国との戦闘時では無慈悲な罠を仕掛けるという邪悪な一面を見せました。
オクタグラム③ミリム・ナーヴァ
ミリム・ナーヴァは破壊の暴君(デストロイ)と称される竜魔人です。転スラ世界を創り上げたヴェルダナーヴァの娘であり、普段はアホの子な振る舞いを見せていますが暴君の名に違わない危険性を秘めており、最古の魔王に匹敵するほどの強さを持っているとされています。
オクタグラム④ギィ・クリムゾン
ギィ・クリムゾンは暗黒皇帝(ロード・オブ・ダークネス)と称される悪魔王です。原初の赤という異名を付けられた名実最強の魔王で、悪魔らしく残虐な性格をしている一方で無駄な殺生を嫌う一面もあります。なお、彼の正体は原初の七悪魔の1人・原書の赤(ルージュ)です。
オクタグラム⑤ルミナス・バレンタイン
ルミナス・バレンタインは夜魔の女王(クイーン・オブ・ナイトメア)と称される吸血鬼です。見た目はゴスロリメイド服を身に着けた若い女性ですが、実際は数千年の時を生きている魔王で喋る時も老獪な口調をしています。なお、彼女の正体はトワイライト・バレンタインが生み出した真血魔霊姫(ハイ・ブラッド)で、吸血鬼とは異なる種族であることが明かされました。
オクタグラム⑥レオン・クロムウェル
レオン・クロムウェルは白金の悪魔(プラチナデビル)と称される半神半人です。リムルと同じく異世界転生した人物で、幼馴染のクロエを救出するために勇者として活動した経験を持っています。綿密に情報収集をするほど慎重な性格をしていますが、時に短絡的な行動を取ることがあります。
オクタグラム⑦ディーノ
ディーノは眠る支配者(スリーピング・ルーラー)と称される堕天族です。怠惰を司る魔王であり、魔王たちの宴に出席してもずっと眠り続けているほど怠慢な性格をしています。一方で剣術に秀でており転スラ最強と称されています。
オクタグラム⑧ダグリュール
ダグリュールは大地の怒り(アースクエイク)と称される巨人族です。大柄な体格と膨大な魔素量が特徴的な魔王で、威圧感ある見た目に反して性格は穏やかで心優しいというギャップがあります。また、実際の正体は天使側の四凶天将の1人であり、神聖法皇国ルベリオスを制圧するために攻めてきた魔人です。
【転スラ】オクタグラムの強さや能力ランキングの順位TOP8~4
オクタグラムは魔人の中でも最強クラスの魔王だけが選ばれる組織として描かれており、読者の間ではどの魔王が最強かという推察が行き交い、強さを順位付けする文化が定着しています。作中の最強組織の順位が気になるという人は多くいることでしょう。ここでは転スラこと転生したらスライムだった件におけるオクタグラムの強さや能力ランキングの順位TOP8~4までを紹介していきます。
8位:ラミリス
ラミリスは死亡しても記憶を持って生き返られる能力を持っており、まさに不死身の強さを持っているところが強いです。戦闘向きではないスキルを持っていますが、創造するスキルはどんなものでも具現化することができ非常に便利です。大人の姿まで成長すればギィとミリムの間に割って入れるほどの強さを持つため、順位が最下位でも侮れないことでしょう。
7位:レオン=クロムウェル
レオン=クロムウェルは純潔之王(メタトロン)を持っており、物質を分解して国1つを崩壊させるほどのエネルギーを放つことができます。勇者だった頃にはギィと渡り合った経験もあり、ギィからその剣術を認められています。
6位:ルミナス=バレンタイン
ルミナス=バレンタインは色欲之王(アマデウス)によって超人並みの回復力を誇ります。このスキルによって死者を蘇生することも可能で、長期戦になればなるほど倒すことが難しくなります。戦闘において秀でたスキルを持っていないため、この順位になりました。
5位:ダグリュール
ダグリュールには竜種と同等の魔素と防御力が備わっており、アルティメットスキルを使わずに暴風竜ヴェルドラと互角に渡り合いました。また、相手の魔法攻撃を完全無効化するスキルや自然災害を引き起こすスキル、更には兄弟と合体することで更なる強さを手に入れることができます。
4位:ディーノ
ディーノは怠惰を司っている魔王ですが、彼持つ怠惰之王(ベルフェゴール)と滅びへの誘惑を利用したスキルは広範囲の敵を永遠の眠りにつかせることができます。その上剣術は転スラ世界で最強と称されており、スキルを組み合わせた戦い方は唯一無二です。
【転スラ】オクタグラムの強さや能力ランキングの順位TOP3
ここからは転スラこと転生したらスライムだった件におけるオクタグラムの強さや能力ランキングの順位TOP3を紹介していきます。これまでの順位には利便性が高く優秀な能力を誇るスキル持ちの魔王が選ばれていましたが、TOP3の3人は戦闘力に特化した能力や実力を持っています。
3位:ミリム・ナーヴァ
ミリム・ナーヴァの憤怒之王(サタナエル)に付随した魔素増殖炉は怒りと魔素によって虚無崩壊のような無限エネルギーを生み出すことができ、圧倒的な破壊力を手にすることができます。カリオンとの戦いでは渾身の一撃で国1つ消し飛ばしており、攻撃力においてはトップクラスと言えます。
2位:ギィ・クリムゾン
ギィ・クリムゾンは傲慢之王(ルシファー)によって1度見た敵の能力を再現することができ、たとえアルティメットスキルでさえも自分のものにすることができます。再現するだけでなく調整やデメリットを無効化することもできますが、リムルの能力だけは再現することができなかったためこの順位に留まりました。
1位:リムル=テンペスト
リムル=テンペストには所持しているスキルが膨大であり、1つ1つの効果も強烈でまさにチート級です。生まれた時からありとあらゆるスキルを捕食したことで完全な耐性能力を手に入れており、智慧之王(ラファエル)によるサポートも備わっているため現段階で倒すことが最も難しい魔王と言えます。
【転スラ】オクタグラムや魔王に関する謎を考察
転スラにおける魔王の存在は純粋に最強の存在として君臨しているだけではなく、人類が自滅しないように管理するという存在意義が明確に示されています。これに伴って魔王に関するエピソードが展開されており、魔王になる条件や十大魔王になった経緯などが描かれています。ここでは転スラこと転生したらスライムだった件におけるオクタグラムや魔王に関する謎についてまとめていきます。
考察①魔王になる条件
魔王になるためには魔王種と呼ばれる資質を持つことが前提です。その上で最低3名以上の他の魔王から承認を貰うことで、初めて魔王を名乗ることができます。魔王になっていない状態で自称した場合、武力によって実力を試され敗北すれば滅ぼされます。なお、魔王になれる上限は決まっていませんが十大魔王が定着したことをきっかけに暗黙の了解で十人となっています。
考察②ワルプルギスとは?
ワルプルギスは別名魔王達の宴であり、3人以上の魔王の承認によって開催される集会です。ギィとミリム、ラミリスによるお茶会が発端で、人数が増えていくごとに現在の集会の形にまとまっていきました。会議では近況報告や各勢力の体勢について話すことがほとんどで、新しい魔王の就任もこの会議で決定されます。また、同伴できる従者は2人までという制約が課せられています。
考察③覚醒魔王とは?
魔王になり大量の魂を生贄に捧げることで覚醒魔王(真なる魔王)になることができます。覚醒魔王になるためには合計魔素量や保有スキルなど様々な条件が含まれており、選ばれた物だけがたどり着ける領域として描かれています。
考察④八星魔王と十大魔王の違い
十大魔王という名称は当時加入していた魔王たちが名義を決めようとしていたものの、建設的な意見ばかりで議論が進まず最終的に人間が呼び始めました。このことにギィが異論を唱え、リムルに命名するよう話したことから八星魔王に名称が変わりました。十大魔王と八星魔王の違いは世代と所属人数及びメンバーだけであり、組織の存在意義などは変わっていません。
【転スラ】元魔王のキャラ
魔王には現在の八星魔王になるまでに魔王の入れ代わりや脱退などが繰り返されており、かつて魔王だったキャラクターも転スラ作中に登場しています。彼らの存在も転スラのストーリーに関わってくるため詳細していくと良いでしょう。ここでは転スラにおける元魔王のキャラクターについて紹介していきます。
元魔王のキャラ①カリオン
カリオンは獅子王(ビーストマスター)と称される獣人族です。獣人族を統べる王でありその権威と実力によって500年前に魔王になりました。しかし、クレイマンが起こした計画によって実力不足を感じ、魔王の座を降りてミリムの配下に下りました。
元魔王のキャラ②フレイ
フレイは天空女王(スカイ・クイーン)と称される有翼族です。有翼族の掟に従って女王の座に就き、カリオンと共に500年前に魔王となりました。頭脳明晰な魔王として評されていましたが、クレイマンの死後に実力不足であることを実感するとカリオンと共に魔王の座を降りミリムの支配下に入りました。
元魔王のキャラ③クレイマン
クレイマンは人形傀儡師(マリオネットマスター)や喜狂の道化(クレイジーピエロ)と称される妖死族です。傀儡国ジスターヴの国主にして600年前に魔王に加わっており、勢力拡大を目論んでリムルと対立しました。転スラの序盤におけるボスキャラ的な存在であり、敵を操り人形にする操演者(アヤツルモノ)によってリムルに立ちはだかりましたが最後は捕食されました。
元魔王のキャラ④カザリーム
カザリームは呪術王(カースロード)と称されるホムンクルスです。200年前にレオン・クロムウェルに殺害されてしまいましたが、その際精神体となって人間の体に憑依し生き永らえました。しかし、実際は憑依した人間に操られており駒として利用されていました。
元魔王のキャラ⑤ロイ・ヴァレンタイン
ロイ・ヴァレンタインは鮮血の覇王(ブラッディーロード)と称される吸血鬼です。1500年もの間ルミナスの三公の1人として協力していた魔人であり、双子の兄のルイと同一の存在でもありました。十大魔王として劣らぬ実力者でしたが、最後はラプラスに殺害され力はルイの元へ戻りました。
【転スラ】オクタグラムに対する世間での評判や人気
これまでオクタグラムの魔王や強さの順位についてまとめていきましたが、最強が揃ったこの組織に対して転スラファンはどのように思っているのでしょうか。ここではネット上に寄せられているコメントを参照し、オクタグラムに対する世間での評判や人気についてまとめていきます。
オクタグラムの魔王たちは中二心をくすぐられる存在でかっこいいと評されていました。魔王たちそれぞれのスキル名はどれもかっこいいネーミングになっており、それでいて最強クラスの能力となっているところがかっこいいと言われている要因でしょう。
主人公であるリムルが最強の魔王になっているところが好きな人もいます。リムルは魔王の中でも最強格の強さを持っているため、作中でもド派手な活躍を見せて物語の見せ場を作っています。また、彼の存在が読者に安心感を与えており本作の人気に繋がっているとも言えます。
リムルは物語の途中で初めて八星魔王に加入することになりますが、リムルが魔王に進化するシーンはとてもかっこいいと評判でした。リムルが魔王になるシーンは大賢者の見せ場とも言える名場面であり、漫画版やアニメ版でも演出が秀逸だと評されています。
【転スラ】オクタグラムは強かった
オクタグラムの魔王たちはどれも圧倒的な能力を持っている最強の存在でした。反則的な強さを持つ彼らの活躍には爽快感があり、その中でも異質な存在として描かれているリムルに期待している人が多くいることでしょう。オクタグラムの具体的な活躍シーンを見たいという人は、ぜひ転生したらスライムだった件本編をチェックしてみてください。
この記事のライター
zeile
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