【推しの子】あらすじを徹底解説!第一話はプロローグ?登場キャラも紹介
『推しの子』のあらすじを徹底解説します。本記事では、あらすじだけでなく、登場人物の紹介や最終回の考察も載せています。原作もアニメも面白いと評判の物語である『推しの子』の内容について、詳しく知りたい人は、ぜひチェックしてください。
目次
【推しの子】とは?
【推しの子】の概要
『推しの子』は、赤坂アカさんと横槍メンゴさんによるファンタジーサスペンス漫画です。推しの子の正式表記は『【推しの子】』で、タイトルが隅付き括弧で囲まれています。芸能界を舞台にした作品で、芸能界の裏側や闇の部分にも大きく切り込んでいます。
【推しの子】の原作の概要
推しの子の原作は、週刊ヤングジャンプで2020年21号から連載が始まりました。現在も物語は継続中です。週刊ヤングジャンプだけでなく、webコミックサイトの少年ジャンプ+でも配信されています。推しの子のコミックスは2023年7月現在で12巻まで発売済みで、シリーズ累計発行部数は1200万部を突破しました。
【推しの子】のアニメの概要
推しの子のアニメは、2023年4月から6月にかけて全11話が放送されました。アニメは1話が異例の90分拡大放送で、まるで映画のようだと大きな話題になりました。アニメの第1期では、原作の4巻までの内容が放送されました。すでに第2期の放送が決定しており、第2期は原作5巻からの内容になると予想されます。
【推しの子】あらすじを解説!第一話はプロローグ?
あらすじ内容①プロローグ
まずは、プロローグのあらすじを紹介します。宮崎県の田舎にある病院には、ゴロー(雨宮吾郎)という産科医がいました。ゴローは昔入院していたさりなという少女の影響で、アイドルのアイの大ファンとなっていました。ある日、ゴローが外来の診察に行くと、そこにはゴローが推しているアイ本人が座っていました。アイは妊娠をしており、極秘で出産するため宮崎県の病院にまでやって来たのです。
アイが妊娠しているという事実にショックを受けたゴローでしたが、出産してもアイドルを続けるというアイの強い意思を知り、アイの夢を応援しようと決意するのでした。その後、ゴローはアイのために力を尽くし、アイは無事に臨月を迎えました。いよいよアイの出産が迫ったある日、ゴローは病院の外で怪しげな男に話しかけられます。
男がアイの妊娠を知っていたことから、ゴローは男がアイのストーカーではないかと考えます。ゴローは逃げ出した男のあとを追いますが、逆に男に崖から突き落とされて死んでしまいました。ゴローが死んだ直後、病院ではアイが双子を出産するのでした。
あらすじ内容②幼少期
アイのストーカーに殺されてしまったゴローは、アイが産んだ双子の子供の1人として生まれ変わります。ゴローは「星野愛久愛海(ほしのあくあまりん)」と名づけられ、周りからは「アクア」と呼ばれるようになります。アクアには、一緒に産まれた双子の妹がいました。妹の名前は「星野瑠美衣(ほしのるびー)」で、彼女はゴローの病院にいたさりなの転生した姿でした。2人はお互いの正体を知らないまま、アイの芸能活動を応援しながら幸せに育ちました。
アイも順調に売れていき、ついに東京ドームでのライブが決定します。しかし、そのドームでのライブ当日、アイ家族を悲劇が襲いました。アイは引っ越したばかりの新居にやって来たストーカーに刺され、そのまま命を落としたのです。目の前でアイを亡くしたアクアは、生きている意味を見失いかけます。しかし、ストーカーの裏に黒幕がいると考え、復讐のために生きていくことを決めました。
あらすじ内容③芸能界編
アイが亡くなった後、苺プロの社長である斉藤壱護は姿を消し、妻のミヤコが事務所を経営していました。アクアとルビーはミヤコの養子となり、中学生になっていました。ルビーはアイのようなアイドルになることを目指し、いくつものオーディションを受けます。しかし、ルビーをアイと同じ目に合わせたくないアクアが裏で手を回していたことにより、ルビーはすべてのオーディションに落ちてしまいます。
それでも、ルビーの「アイドルになりたい」という情熱は失われませんでした。アクアはルビーが怪しい事務所に所属するよりは、自分の目の届くところにいたほうが安全だと考えます。そして、ミヤコと相談し、ルビーを苺プロ所属のアイドルにしました。その後、アクアとルビーは高校生になり、高校で元有名子役の有馬かなと再会します。かなは幼い頃にアクアとドラマで共演したことがあり、アクアのことをずっと気にしていました。
かなは「今日は甘口で」というドラマに出演することが決まっていて、アクアもそのドラマに出ないかと誘います。アクアは最初その誘いを断りますが、プロデューサーが以前アイと関係があった鏑木雅也だと知ってドラマの出演を承諾します。アクアは犯人役として「今日は甘口で」に出演し、周囲を引き立てるような演技をしてみせました。この演技を見たかなは、完全にアクアのことを好きになってしまいました。
あらすじ内容④恋愛リアリティーショー編
アニメでも大きな話題となった、恋愛リアリティーショー編のあらすじを紹介します。「今日は甘口で」に出演したアクアは、その後「今からガチ恋始めます」という恋愛リアリティーショーに出演することになりました。無難に撮影を乗り切ろうとしていたアクアでしたが、撮影中にメンバーの1人である黒川あかねが大炎上するという事件が起きます。バッシングに耐えかねたあかねは、自殺を考えて川に飛び込もうとしました。
間一髪のところでアクアがあかねを助け、アクアはあかねの炎上をおさめてみせます。今ガチの最終回でアクアはあかねに告白し、キスをしました。2人は公認のカップルとなりましたが、アクアはあかねのプロファイリング能力を利用しようと考えただけでした。あかねも自分が利用されていると知った上で、ビジネスカップルとしてアクアと付き合うことにしました。
あらすじ内容⑤ファーストステージ編
ルビー、かな、MEMちょの3人で結成された新生B小町の活躍を描いた、ファーストステージ編のあらすじを紹介します。新生B小町の3人は、ジャパンアイドルフェスに出演することが決まりました。B小町の3人の特訓には、苺プロの稼ぎ頭であるYouTuberのぴえヨンが付き合うことになりました。しかし、このとき特訓に付き合っていたぴえヨンは本物ではなく、ぴえヨンから覆面を借りたアクアでした。アクアは自分を避けているかなと自然に話すために、正体を隠して協力していたのです。
かなは自分のことをずっと見ていてくれたぴえヨンがアクアだと知り、さらにアクアのことを好きになります。フェス当日、かなは観客が振るサイリウムの中に、自分の色がほとんどないことを知って落ち込みます。しかし、最前列で3本のサイリウムを持ってヲタ芸をするアクアを見て、元気を取り戻しました。そして、「あんたの推しの子になってやる」と心の中で宣言し、輝く笑顔で舞台を終えたのでした。
あらすじ内容⑥2.5次元舞台編
2.5次元舞台編では、アクアやあかね、かなが「東京ブレイド」という物語の舞台に出演することになります。この舞台で3人は役者として大きく成長し、舞台は大成功に終わりました。アクアは舞台編の中で、劇団ララライの姫川大輝に近づきます。アクアはアイと関係がある芸能関係者に片っ端からDNA鑑定をかけ、姫川と自分が異母兄弟である事実をつかんでいました。
アクアはDNA鑑定の結果から、姫川の父親がアイの交際相手だと考えます。飲み会で姫川と2人きりになる機会を得たアクアは、姫川に父親のことを尋ねました。そこで、姫川の父親はすでに他界していることを聞かされます。復讐相手がもういないと知ったアクアは復讐心から解放され、穏やかな日々を過ごすことになります。
あらすじ内容⑦プライベート編
新生B小町は、PV撮影をするために宮崎県に行くことになりました。撮影場所は、以前ゴローが働いていた病院がある高千穂でした。アクアとあかねもPV撮影に同行することになり、B小町の3人と一緒に宮崎県を訪れます。撮影は順調に進んでいましたが、ある日あかねとルビーが白骨死体を見つけるという事件が起きます。
その白骨死体は、前世のルビーが大好きだったゴローのものでした。ルビーはゴローとアイが同じ犯人によって殺されたことや、裏に黒幕がいることを謎の少女から聞かされます。大事な人を2人も奪われたルビーは闇落ちし、犯人への復讐を誓うのでした。
あらすじ内容⑧中堅編
犯人への復讐を決意したルビーは、芸能界でさらにのし上がろうとします。そこで、元苺プロの社長だった斉藤壱護に助言をもらい、打算的な行動を取るようになりました。ルビーのいつもと違う様子に違和感を覚えたアクアは、ルビーの後をつけて裏に壱護の存在があったことを知ります。
アクアは久しぶりに壱護と再会し、自分の父親はもう死んでいると壱護に伝えました。しかし、壱護から姫川の父親はアイが引っ越す前に死んだことを聞かされ、本当の父親がまだ生きている可能性を知ります。その後、アクアは自分の父親が「カミキヒカル」という人物だと考え、再び復讐に燃えることになります。
あらすじ内容⑨スキャンダル編
B小町での自分の人気のなさを自覚していたかなは、日に日に役者に復帰したいという気持ちを強めていきました。焦ったかなは、映画監督の島政則に会えると聞いて、会員制のバーを訪れます。かなは言われるままに島の家について行き、そこで島に押し倒されました。一度は島を受け入れようとしたかなでしたが、アクアのことを思い出して泣いてしまいます。
結局2人の間には何もありませんでしたが、かなは翌朝島のマンションから出る姿を写真に撮られてしまいました。かなのスキャンダルを知ったアクアは記者と交渉し、アイの秘密を暴露する代わりにかなの記事を取り下げさせました。アイの秘密を世間に晒したアクアにルビーは激怒し、アクアに絶縁宣言をします。
あらすじ内容⑩映画編
最後に、映画編のあらすじを紹介します。アクアはアイの人生の物語ともいえる、「15年の嘘」という映画の企画を始めます。この映画の企画には、アクアの師匠でもある五反田監督が協力しました。アクアの目的は、この映画でカミキヒカルに復讐することです。15年の嘘がどういった物語かはまだ判明していませんが、ルビーが主人公のアイを演じることが決定しました。映画編ではアクアとルビーがお互いの前世を知ることになり、アクアに対するルビーの反感も消えました。
【推しの子】登場キャラ
登場人物①アクア
推しの子のアクアは、物語の主人公です。ゴローとして生きていたときは優しく穏やかな性格だったアクアですが、転生してアイが殺されてからは、クールで周囲の人間を目的のために利用するような性格になってしまいました。しかし、アクア自身復讐から解放されたがっていたこともあり、本来は優しい人間であることがわかります。また、ルビーにさりなの面影を重ねていたこともあり、極度のシスコンになってしまいました。
登場人物②星野ルビー
推しの子の星野ルビーは、アクアの双子の妹です。前世のさりなだった頃からアイの大ファンで、アイの子供として転生してからもずっとアイを応援していました。ルビーはアイに憧れてアイドルを目指し、その夢を叶えます。しかし、アイの事件の裏に黒幕がいると知り、黒幕に復讐するために自分の望まない方向へと進んでいってしまいます。アクアが大好きなゴロー先生だとわかってからは、純粋にアイドルを目指していた頃のルビーに戻りました。
登場人物③星野アイ
星野アイはアクアとルビーの母親で、推しの子のキーパーソンでもあります。アイは大人気のアイドルでしたが、実際は愛することも愛されることも知らない孤独な少女でした。アイは自分を嘘で塗り固めて、キラキラ輝くアイドルとしてのアイを演じていました。アイはストーカーに刺されて死ぬ寸前に、ようやくアクアとルビーに「愛してる」と伝えます。その言葉が嘘でないと実感できたアイは、嬉しそうに微笑みながら息絶えました。
登場人物④斉藤壱護
推しの子の斉藤壱護は、アイが所属していた苺プロの元社長です。街でアイをスカウトし、国民的なアイドルになるまで育て上げた人物でもあります。あまりにアイへの思い入れが強すぎたため、アイが殺された後は姿を消してしまいます。壱護はアクアと同じく、アイの事件の黒幕への復讐を考えていたのです。壱護はその後アクアから協力を求められ、アクアの復讐に手を貸すことになります。
登場人物⑤斉藤ミヤコ
推しの子の斉藤ミヤコは、斉藤壱護の妻です。アクアとルビーが子供の頃は2人の世話を押しつけられ、かなり不満を抱いていました。しかし、徐々に2人に情がわき、アイが死んだ後は2人の母親代わりとなっています。ミヤコは急に姿を消した壱護に代わり、苺プロの新たな社長となって事務所を運営しています。
登場人物⑥有馬かな
推しの子の有馬かなは、物語のヒロインの1人です。元子役として活躍していましたが、大きくなって活躍の場が減ったことを気にしていました。かなは子役時代にアクアと共演したことがあり、自分よりも凄い演技をしてみせたアクアをずっと気にかけていました。高校生になってアクアに再会してからは、アクアに恋するようになりました。ルビーに誘われてB小町に入るも、結局役者の道を捨てきれず、B小町を卒業することを決めます。
登場人物⑦黒川あかね
推しの子の黒川あかねは、物語のもう1人のヒロインです。あかねはプロファイリング能力に優れており、その能力を活かして別人になりきることができます。アクアとはビジネスカップルとして付き合い始めますが、途中からは本気でアクアのことを好きになっていきました。結局はアクアと別れることになり、現在ではアクアの復讐を止めるつもりでいるようです。
登場人物⑧MEMちょ
推しの子のMEMちょは、あかねと一緒に恋愛リアリティーショーに出演していました。もともとYouTuberとして活躍しており、世間からの知名度もあります。本人は18歳と公称していましたが、本当は25歳であることが発覚します。MEMちょはB小町の一員となり、ルビーたちとアイドルを目指します。MEMちょは人間観察に優れていて、周囲の人間関係に気を配っています。
【推しの子】最終回はどうなる?
最終回の予想①アクアがカミキヒカルに復讐する
推しの子の最終回の考察ひとつ目は、アクアがカミキヒカルに復讐するという結末です。アクアは物語序盤から復讐をするためだけに動いており、映画編でも復讐のために「15年の嘘」の企画を持ち上げました。現在ではこの「15年の嘘」の企画が進行している状態で、アクアの復讐も近づいています。このまま物語が進めば、最終回ではアクアがカミキヒカルへの復讐を果たすと考察できます。
最終回の予想②ルビーが本当のスターになる
推しの子の最終回の考察ふたつ目は、ルビーが本当のスターになるという結末です。ルビーはアクアの前世がゴローだと知り、闇から脱出することができました。以前までの明るいルビーに戻ったことで、アイにも負けないアイドルになると考察できます。最終回では、アイの果たせなかった東京ドームツアーを行うという可能性もあるでしょう。
最終回の予想③アクアとルビーが闇から抜け出す
推しの子の最終回の考察3つ目は、アクアとルビーが闇から抜け出すという結末です。ルビーはアクアの前世がゴローだと知ったことで、闇から抜け出すことができました。この先、再び闇落ちする可能性は低いと考察できます。アクアは現在でも闇落ちしたままですが、最終回では闇から抜け出して明るかった頃のアクアに戻る可能性もあります。アクアが闇から抜け出すことで、かなやあかねとの恋愛が進むこともあるでしょう。
【推しの子】に対する世間での評判や人気
推しの子には、原作にもアニメにも「面白い」という感想が多く寄せられていました。推しの子は先の読めない展開が多く、意外性のある物語にハマってしまう人が大勢いました。また、魅力的でかわいいキャラが多く出てくるところも、推しの子が「面白い」といわれる理由のひとつのようです。
推しの子には、「つまらない」という感想が上がることもあります。特に推しの子のアニメは1話でアイの死亡までを描いていたため、それ以降が蛇足に感じた人もいたようです。また、前評判が高すぎて、実際に見て拍子抜けしてしまったというコメントもありました。
推しの子は原作だけでなく、アニメの人気も高い作品です。アニメ第1期は終了しましたが、すでに第2期の制作が決定しています。そのため、「アニメ2期の放送が待ち遠しい」というコメントが多く上がっていました。
【推しの子】あらすじや物語は面白いと評判だった
推しの子のあらすじ内容や登場キャラ、最終回の考察などをまとめました。推しの子の物語は面白いと評判で、この先の展開に注目が集まっています。ファンの中には物語の続きや最終回を考察する人も多く、さまざまな考察がSNSを賑わせています。原作は物語の山場を迎えているため、徐々にアイの事件の全貌などが明らかになっていくでしょう。
この記事のライター
NR4712
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