【ワンピース】ヴィンスモーク・ジャッジはサンジの父!目的や強さを考察
『ワンピース』に登場する、ヴィンスモーク・ジャッジについて解説します。サンジの父親であるジャッジの強さや能力、作中での活躍などを詳しく説明します。ジャッジの家族や仮面をつけている理由、ワンピースのアニメでの声優についてもまとめていきます。
目次
【ワンピース】ジャッジはサンジの父
ヴィンスモーク・ジャッジのプロフィール
『ワンピース』のヴィンスモーク・ジャッジは、「怪鳥(ガルーダ)」の異名を持つジャルマ王国の国王です。麦わらの一味であるサンジの父親として、作中に登場しました。5月12日生まれのおうし座で、作中での血液型はS型です。斜め上にまっすぐ伸びる特徴的な髭を持っていて、常に仮面をつけています。「ジェルマ66」という闇組織の総帥でもあり、科学の力を戦闘に利用しています。
ヴィンスモーク・ジャッジの性格
ワンピースのヴィンスモーク・ジャッジは、冷酷で傲慢な性格をしています。自分の目的のためであれば、家族や部下を犠牲にすることもためらいません。また、好戦的な戦士でもあり、国王でありながら戦いの前線に立つこともあります。普段は高圧的な態度を崩さないジャッジですが、作中では人間らしい弱さを見せたこともあります。
ワンピースの概要
ワンピース(ONE PIECE)は、尾田栄一郎さんによる少年漫画です。週刊少年ジャンプで、1997年から連載が始まりました。連載開始から約2年後の1999年には、テレビアニメの放送も始まりました。ワンピースは劇場版アニメも制作されており、これまでに15作品が上映されています。ワンピースはコミックスの累計発行部数が5億1000万部を超しており、ギネス記録を更新し続けています。
ワンピースのあらすじ
海賊に憧れていたルフィは、17歳になると海賊王目指して海に出ました。ルフィは冒険をしながら仲間を集め、いつしかルフィを船長とした「麦わら海賊団」が結成されます。ルフィは海軍や他の海賊たちと戦いながら、徐々に強さを増していきます。そして、他の海賊に恐れられるほどの存在になっていくのでした。
【ワンピース】ジャッジの目的や活躍
ジャッジの目的
ワンピースのジャッジには、ずっと胸に抱いている野望があります。その野望とは、北の海を完全に征服するというものです。ジャッジが王として君臨しているジェルマ王国は、かつて帝国として北の海を支配していました。しかし、ジェルマ帝国は植民地の国々の裏切りにあい、たった66日という短い期間しか北の海を支配下に置けませんでした。そういった過去もあってか、ジャッジはジェルマ王国が北の海を支配することに執念を燃やしています。
ジャッジが仮面をつける理由
ワンピースのジャッジは、いかなるときも仮面をつけています。戦闘以外の場面でも仮面をつけているため、防御用ではないことがわかります。では、なぜジャッジは常に仮面をつけているのでしょうか?ジャッジが普段から仮面をつけている理由について、作中では言及されていません。そのため、仮面をつけている明確な理由は不明です。ただの装飾品として身につけていた可能性もありますし、自分の顔を隠すためにつけていたと推察することもできます。
ジャッジの過去やクイーンとの関係
ワンピースのクイーンは、百獣海賊団の最高幹部の1人です。クイーンという名前から女性を想像しますが、性別は男です。ジャッジはかつて「MADS」という研究チームに所属しており、クイーンはその研究所での仲間でした。ジャッジとクイーンは研究所時代から仲が良く、ジャッジは自分の夢をクイーンに語っていました。クイーンはジャッジへ対抗心を抱きながらも、内心では高く評価しています。
ジャッジの活躍
ジャッジの活躍①ホールケーキアイランド編
ワンピースの作中でジャッジが活躍したのは、ホールケーキアイランド編でのことです。ジャッジはジェルマ帝国の再興という野望を果たすため、サンジをビッグマムの娘であるプリンの婿に差し出しました。サンジはもちろん激しく拒否しますが、仲間たちを守るために1人でホールケーキアイランドへ向かいます。ホールケーキ城ではサンジとプリンの結婚式が執り行われますが、ビッグマムはもともとジャッジを裏切るつもりでいました。
ようやく悲願を達成できると思っていたジャッジは、ビッグマムの裏切りにショックを受けて涙を流します。殺されそうになったジャッジを助けたのは、サンジと麦わら海賊団でした。ジャッジはサンジにとって酷い父親でしたが、それでも見殺しにすることはできなかったのです。ジャッジはこれまでずっとサンジを冷遇していましたが、ここで初めてサンジの味方となり、ビッグマムと戦うことになります。その後、サンジは父親であるジャッジに決別を言い渡し、ジャッジもそれを受け入れます。
ジャッジはサンジや仲間たちの前に二度と現れないと約束し、サンジたちをビッグマムのもとから逃がす手助けをしました。その後、ジャッジはビッグマムに敗北して捕われますが、ホールケーキ城の倒壊により、息子たちに救出されて脱出しました。麦わらの一味がいるカカオ島へと向かったジャッジたちは、サンジたち一行の脱出を援護します。ジャッジはサンジたちが逃げた後も、ビッグマムの軍勢と最後まで戦いました。
ジャッジの活躍②扉絵連載
ワンピースでは、扉絵を使って短期集中連載を行うことがあります。ジャッジは、この扉絵連載にも登場しました。ワンピースの1035話から始まった第25弾の扉絵連載では、本の中に閉じ込められたニジとヨンジ救出の様子が描かれています。
ニジとヨンジの救出に成功した後は、ジャッジとシーザーがケンカするシーンが出てきました。ジャッジとシーザーはケンカをする中で、MADS時代の元凶がベガパンクであったことを思い出します。そして、2人は和解し、新たに「NEO MADS」という組織を設立したのでした。
【ワンピース】ジャッジの強さや必殺技
ジャッジの強さや能力
ワンピースのジャッジは優れた科学者であり、子供たちを戦闘に特化した改造人間にしています。しかし、ジャッジ本人はただの人間であるため、特別な能力を持っているわけではありません。そこで、ジャッジは自ら作り出したレイドスーツを着用し、悪魔の実の能力者に負けない力を手にしています。ジャッジはレイドスーツのおかげで、空を飛んで空中戦を仕掛けることが可能となりました。また、武器にも電気が流れる仕掛けが施されており、攻撃力がアップしています。
ジャッジの必殺技
必殺技①電磁クラック(デンジクラック)
ワンピースのジャッジの必殺技ひとつ目は、電磁クラック(デンジクラック)です。電磁クラックは、電流とケリのダブル攻撃です。ジャッジは武器だけでなく、自分の靴にも電気が流れるようにしていました。敵に蹴りを入れると同時に電流が走り、相手に大ダメージを負わせます。
必殺技②電磁シャフト(デンジシャフト)
ワンピースのジャッジの必殺技ふたつ目は、電磁シャフト(デンジシャフト)です。電磁クラックは靴に電気を流す技でしたが、こちらは槍に電気を流して敵を攻撃する技です。電磁シャフトの攻撃は爆発並の威力があり、相手を相当な勢いで吹き飛ばすこともできます。
【ワンピース】ジャッジの家族
家族①ヴィンスモーク・サンジ
ワンピースのヴィンスモーク・サンジは、麦わら海賊団の料理人です。船上レストランのバラティエでルフィたちと出会い、仲間となりました。サンジはヴィンスモーク家とは縁を切ったつもりでいたため、ルフィたちにヴィンスモークの名前は教えていませんでした。幼い頃は自分だけ強い力がなかったことから、父親であるジャッジや兄弟から酷い扱いをされ続けました。
家族②ヴィンスモーク・レイジュ
ワンピースのヴィンスモーク・レイジュは、ジャッジの長女であるサンジの姉です。ピンク色の髪の毛が特徴的な、セクシーな美女です。表向きはジャッジに従順ですが、実は非道なジャッジのことを軽蔑しています。サンジと近い考えを持っているため、小さい頃からサンジのことをこっそりと助けていました。
家族③ヴィンスモーク・イチジ
ワンピースのヴィンスモーク・イチジは、ジャッジの長男でありサンジの兄です。兄弟の中でもトップレベルの強さを持っており、サンジのことを「出来損ない」として憎悪しています。赤い髪とサングラスが特徴で、ほとんど表情を崩さない人間味のないキャラです。
家族④ヴィンスモーク・ニジ
ワンピースのヴィンスモーク・ニジは、ジャッジの次男でサンジの2番目の兄です。リーゼントがかった青い髪と、サングラスに似たゴーグルが特徴です。冷血で残虐な性格の人物で、幼い頃のサンジのことも酷くいじめていました。悲しみや憐れみを持たないところは他の兄弟と一緒ですが、他の兄弟よりも短気なところが目立ちます。
家族⑤ヴィンスモーク・ヨンジ
ワンピースのヴィンスモーク・ヨンジは、ジャッジの四男でサンジの弟です。緑色の髪をオールバッグにしていて、たまにサングラスをかけます。粗暴で冷徹な性格をしており、姉のレイジュからは人でなしといわれています。作中では、人の不幸を喜んだり、他者を見下す様子も描かれていました。
家族⑥ヴィンスモーク・ソラ
ヴィンスモーク・ソラは、ジャッジの妻でありサンジの母親です。ソラはジャッジとは違い慈悲深い愛情に満ちた人物で、ジャッジが子どもたちを改造する計画に大反対していました。ジャッジが自分の言葉を聞き入れずに計画を進めたため、ソラは子どもたちの改造に影響を与える劇薬を飲みました。
しかし、この薬が効いたのはサンジだけで、他の3人の息子は感情が欠落した人間兵器となってしまいました。その結果、サンジは出来損ないとして、ジャッジや兄弟たちから虐待を受けるようになります。しかし、ソラはサンジだけでも真っ当な人間として生まれたことを、喜んでいたようです。ソラはこのときに飲んだ薬のせいで衰弱し、サンジが幼い頃に死亡してしまいます。
【ワンピース】ジャッジの声優
ワンピースのアニメでは、声優の堀秀行さんがジャッジの声を担当しました。堀秀行さんの低く迫力のある声は、ジャッジにぴったりでした。堀秀行さんはワンピースのアニメでジャッジの他、バーソロミュー・くまやパシフィスタなどの役も演じています。ここでは、堀秀行さんのプロフィールと、主な出演作品などを紹介します。
ジャッジの声優は「堀秀行」
堀秀行のプロフィール
堀秀行さんは、1954年3月23日生まれのA型です。東京都世田谷区生まれの、静岡県御殿場育ちです。堀秀行さんは1977年に劇団俳優小劇場に所属し、役者としての活動を始めました。その後、東企画を経て、青二プロダクションの所属となります。声優としてのデビュー作は、テレビアニメ『宇宙空母ブルーノア』です。
堀秀行の主な出演作品
堀秀行さんの主な出演作品と演じたキャラは、『タイガーマスク二世』の亜久竜夫 (タイガーマスク)、キン肉マンのウォーズマン(2代目)、『聖闘士星矢』の一輝などです。その他にも、『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』のクロームドーム、『魁!!男塾』の剣桃太郎、『ドラゴンボールZ』のギニューなどを演じています。
【ワンピース】ジャッジに対する世間での評判や人気
ワンピースのジャッジは、本編以外にも扉絵連載に登場します。扉絵連載のジャッジは、科学者としてシーザーと新たな道を歩み始めました。この展開が好きな人は多く、ジャッジの扉絵連載は人気がありました。
ワンピースのジャッジは、自分のためには部下の命も簡単に使い捨てにします。このように命を軽視する冷酷なジャッジには、「嫌い」という声が上がっていました。ワンピースのキャラの中で、ジャッジが一番嫌いだという人もいました。
ワンピースのジャッジは冷酷な性格をしているため、ファンの間では嫌われることが多いです。しかし、中にはジャッジが好きだという感想を寄せる人もいました。悪役が好きな人は、ジャッジのことも気に入ることが多いようです。
【ワンピース】ジャッジはサンジの父親だった
ワンピースのヴィンスモーク・ジャッジの強さや能力、人物像などをまとめました。ジャッジはサンジの父親ですが、サンジにとってはいい親ではありませんでした。しかし、ホールケーキアイランド編でケジメをつけたことで、過去の因縁も断ち切れたのではないでしょうか?ジャッジの活躍をもう一度見たい人は、ぜひホールケーキアイランド編を振り返ってみてください。
この記事のライター
NR4712
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