【ワンピース】ディアマンテはヒラヒラの実の能力者！強さや登場シーンまとめ

ワンピースのドレスローザ編にて、ルフィがメラメラの実をかけたコロシアムに参加し最終決戦まで勝ち上がると、敵の1人にディアマンテが登場し極悪非道な行いをした人物として描かれていきました。まずはディアマンテのプロフィールを紹介し、ワンピースの作品概要とあらすじについてまとめていきます。

ディアマンテはドンキホーテ海賊団に所属している海賊で、ドンキホーテファミリーの最高幹部の1人に数えられています。一見すると謙遜する性格に見えますがおだてを止めるとすぐに謙遜を撤回する面倒な人物です。また、コミカルな人柄の裏には残忍かつ冷酷な性格が隠れておりレベッカの母を殺害した張本人でもあります。

ドンキホーテ海賊団は元王下七武海ドンキホーテ・ドフラミンゴが船長を務める海賊団です。ドレスローザ王国を統治していますが、ワノ国に武器や人造悪魔の実を秘密裏に売買したり、綿密な裏工作によって国民からの評判を良好にするなど犯罪組織の色合いが強いです。なお、ルフィとローたちの活躍によって悪事が世間に露見しドンキホーテ海賊団は壊滅しました。

ワンピースは尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。主人公が夢を求めて冒険とバトルを繰り広げる王道ファンタジーが描かれており、1997年から2023年3月にかけて単行本105巻までを刊行し、全世界累計発行部数5億1000万部を突破するほどの人気を博しています。

この世の全てを手に入れ海賊王となった男ゴールド・ロジャーは、死に際にひとつなぎの大秘宝（ワンピース）をどこかに遺したと言い残し、幾多の海賊たちを海へと誘いました。フーシャ村に住む少年モンキー・D・ルフィもその内の1人であると、恩師シャンクスから麦わら帽子を託され海賊王になってそれを返してもらう約束をします。かくして海へ漕ぎだしたルフィは、行く先々で仲間を集め自由気ままに大海原を進んでいくのでした。

ディアマンテはヒラヒラの実の能力者であり、その戦闘シーンは初登場してからすぐに描かれドレスローザのコロシアム参加者を圧倒する強さを披露しました。ドンキホーテ海賊団最高幹部である彼の実力には、多くの読者が当時期待していたことでしょう。ここではワンピースにおけるディアマンテの能力と強さ、技についてまとめていきます。

ヒラヒラの実は自分や触れたもの全てをはためかせることができる能力で、通称旗（フラッグ）人間と呼ばれています。ディアマンテが相手に触れるだけでその人物を旗のように扱えるようになり戦力を削ぐことができます。また、能力を応用することで道具を収納して持ち歩けるようになったり、自分自身に能力をかけて風に流されて移動するなど様々な使い方が可能です。

ヒラヒラの実は相手をはためかせられるという地味な能力ですが、はためかせた相手を空高く飛ばしてから能力を解除するだけで大ダメージを与えられるなど使い方によってはかなり凶悪な効果になります。実際にディアマンテは得意の剣術とヒラヒラの実の能力を応用して様々な技を編み出しています。

闘牛グレイブは剣をヒラヒラの実の能力でひらひらにしてから腕に巻きつけ、闘牛の頭部のような形状にロックさせてから相手を殴る技です。ひらひらになっても剣の威力は落ちないためまともに受ければ大ダメージを受けます。

陸軍旗は地面に能力を使用し、地面をはためかせて足場を悪くする技です。地面が柔らかくうねるためその場に立つことすら難しくなり非常に厄介です。また、ディアマンテ自身は自前の剣技や他の技によって応戦できるという対応力を持っています。

解放は行使していた能力を解除し本来の形状に戻す技です。たとえ複数の物体にヒラヒラの実の能力をかけても任意の物体だけを解除することができ、高いところから落としたり不意打ちに使うことができます。

蛇の剣はヒラヒラの実の能力を剣に行使して突きを繰り出す技です。能力によって剣の軌道を思うがままに操作することができ、敵の攻撃を避けて一方的に攻撃を通すことなどが可能です。また、剣の硬度は変わらないため殺傷力も高いです。

半月グレイブは半月を描くような構えで地面を抉る剣撃です。ヒラヒラの実の能力を用いない唯一の技で、過去にローに剣術指南をしていたディアマンテによる高い練度によって強力な一撃に仕上がっています。

死の星屑は隠し持っている花火筒からひらひらにさせた無数の棘付き鉄球を打ち上げ、解放を行使して棘を雨のように降らせる技です。1つでも直撃すれば致命的なダメージを受けるとされています。ディアマンテ自身は鉄の傘によって棘から身を守っており、回避するためには何らかの能力によって防ぐか卓越した技で凌ぎ切るしかありません。

ディアマンテはドレスローザ編にのみ登場したサブキャラで、ドンキホーテ海賊団の中でもあまり見せ場がなかったキャラクターとして知られています。ただし、少ない登場シーンの中でコロシアムの激闘やキュロスとの因縁の対決など、ワンピースにて重要な場面に欠かせない存在だったと言えます。ここではワンピースにおけるディアマンテの登場シーンや性格についてまとめていきます。

ディアマンテはメラメラの実をかけたコロシアムの最終決戦にて初登場し、ルフィやバルトロメオを含めた参加者と激闘を繰り広げました。その後ドレスローザ中に混乱が広がると花畑でキュロスとタイマン勝負になり、卑怯な手段を使ってキュロスを追い詰めていきました。限られた登場シーンの中でディアマンテは名言を残しており、具体的なセリフを以下にまとめていきます。

ドフラミンゴからコロシアムの功績を褒められたディアマンテは、謙虚な言動でドフラミンゴの言葉をありがたく思っていましたが、ドフラミンゴが言葉を撤回しようとすると途端に態度を変えて上記のように自称しました。ディアマンテが単純な性格をしていることが窺えるコミカルな名場面であり、この後ディアマンテはメラメラの実を一任されます。

ローの過去エピソードにてディアマンテはローにつっかかるコラソンに対して上記のように語りました。当時からディアマンテはドンキホーテ海賊団の幹部を務めており、子どもだったコラソンに先輩として仕事に対する姿勢をアドバイスしてあげたわけです。

ディアマンテは謙虚ながら乗せられやすい性格をしており、ドフラミンゴに褒められ言葉を撤回されそうになると一瞬で態度を変えるほど単純です。また、天才という言葉に弱いそうで、ドフラミンゴに天才と言われた時はすぐに与えられた任務に取り掛かることを決めました。

ワンピースはアニメ作品としても世界的人気を博しており、数々の劇場アニメ映画が製作されたり、製作会社東映アニメーションの中で最長のロングラン作品として記録されたりと様々な異業を残しています。これほどの人気作になった理由には声優の存在が欠かせないことでしょう。ここではアニメ版ワンピースにてディアマンテを演じた声優についてまとめていきます。

ディアマンテを演じた声優は梅津秀行（うめづひでゆき）さんです。広い音域と長い活動経験によって安定した演技力を有しており、声優界でも有名なバイプレイヤーとして知られています。古くから報道番組のナレーションを務めるなど活動の幅はとても広く、過去には舞台に出演したこともあります。

これまでディアマンテのヒラヒラの実の能力や強さについてまとめてきましたが、彼の悪魔の実や活躍シーンについてワンピース読者はどのように感じていたのでしょうか。ここからはワンピースファンが投稿したコメントを参照しながら、ディアマンテの評判や人気についてまとめていきます。

ヒラヒラの実は利便性が高い能力に見えて使用者に相応な身体能力がなければ扱えないという部分が好まれていました。形状がひらひらに変化しても質量や材質が変わらないため、ディアマンテの練度や筋力などがなければ上記で紹介した技などが使われることはなかったことでしょう。

ディアマンテの人気について調べてみるとドフラミンゴとの掛け合いが面白いと評判になっていました。ドフラミンゴはディアマンテの扱い方を把握しているため敢えて褒め続けて撤回しようとしているわけですが、その時のやり取りからは漫才のような空気感が溢れ出ています。

ドレスローザ編にて悪魔の実の能力に覚醒が秘められていることが明かされると、登場キャラクターの中で覚醒している人物の予想考察がネット上で賑わうようになりました。ディアマンテも1つの話題性を呼んでおり、地面をひらひらにしていた効果が覚醒の伏線ではないかと考えられています。

ワンピースに登場するディアマンテはヒラヒラの実の能力者であり、コロシアムを盛り上げた強いキャラクターでした。レベッカの母親を殺害した憎き敵キャラではありましたが、ヒラヒラの実を応用した戦い方は見事の一言に尽きるでしょう。キュロスに敗北してから本編から退場してしまいましたが、今後のワンピースで再登場することに期待しておきましょう。