【キングダム】歴代OPの主題歌まとめ！ED曲もあわせて紹介

キングダムは連載開始時から人気のある作品になり、中でもテレビアニメは多くの人が見ています。テレビアニメの鍵となるのが、OPやEDを飾る主題歌でしょう。この記事では、キングダムのテレビアニメで流れるOPの主題歌をメインに、ED曲や担当するアーティストについて紹介していきます。主題歌は聞き流しがちですが、どのような曲が採用されているのか参考にしてみてください。

キングダムの作者は原泰久（はらやすひさ）先生になり、1975年6月9日生まれで佐賀県三養基郡出身の漫画家です。東明館高等学校を卒業後、九州芸術工科大学に入学をしました。漫画家を目指し始めたのは、大学3年生の頃です。大学院を卒業後にエンジニアとして就職をし、会社員として働いていました。現在は漫画家一本で生計を立てていますが、キングダムは会社員として働いていた経験を詰め込んでいると話します。

キングダムは週刊ヤングジャンプの2006年9号より連載が開始され、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した作品でもあります。コミックの巻数は2022年9月時点で66巻まで出ており、累計発行部数は9200万部となっています。2011年11月にはテレビアニメの放映も開始され、2024年には第5シリーズの放映まで決定しているほどです。

コミックやテレビアニメだけではなく、実写映画化も話題を呼びました。キャストには豪華な俳優陣が名を連ねており、続編の決定もされたことでさらに話題を呼んでいます。

キングダムの主人公は信という戦災孤児の少年になり、親友の漂とともに天下の大将軍になることを夢見ていました。信と漂は毎日剣術の鍛練に励んでいましたが、そのとき漂にのみ王宮に召し上げられる話が出たため、二人は別々の道を歩むことになります。しかし、その後漂は再度信の前に姿を現しますが、その姿は瀕死の状態になっていました。そこで信は漂と決めた天下の大将軍になるために、戦いを繰り広げていくのです。

キングダムのテレビアニメ第1期が放送された際のOPに採用されたのは、「Pride」です。歌っているアーティストはNothing's Carvede In Stoneになり、ELLEGARDENの生形真一さんが中心となって組まれたバンドです。Prideは骨太なロックナンバーになっており、高い技術を持ったバンドメンバーが奏でる重圧感のあるメロディーが印象的な曲です。

キングダムの主題歌に相応しい歌詞も話題になりました。キングダムの主人公である信が天下の大将軍を目指す意思を持つ1期のアニメでは、「希望を持ち続けること」をテーマにした歌詞が心を打たれるという声が多くあがります。

1期のEDでは、3曲が抜擢されています。キングダム1期のED主題歌となった3曲とそのアーティストについて紹介していきましょう。

キングダムの1期ED主題歌を担当したアーティストは、The Kaleidoscopeのボーカル兼ギターを担当していた石田匠さんです。石田匠さんのソロ曲になっており、静かで哀愁が漂う楽曲です。しかし、サビになった瞬間に石田さんのハスキーな声の声量が上がり、心打たれる曲に感じられるでしょう。

テンポのよい曲調になっているため、気付いたら口ずさんでしまうという人も多いといいます。壮大なストーリーを感じられる歌詞になり、「夢」に対して再確認させられる曲といえるでしょう。

キングダム1期のED曲として採用されたのが、若井友希さんが歌う「Destiny Sky」です。若井さんは歌手ではなく本業は声優になり、「ゆうき」「わかちー」といったあだ名で親しまれています。声優のみで結成されたアイドルユニットの「iRis」のメンバーとしても活躍しており、どこか親しみやすさのある声色と力強さを感じられる歌声で魅了しています。

Destiny Skyも若井さんのエネルギッシュな歌声が感じられるロックバラードになっており、壮大な曲の雰囲気がキングダムの世界観とマッチしています。目標に対して挑んでいく人の背中を押す、励ましの願いが込められたナンバーです。

キングダムの1期ED主題歌を担当したアーティストは、キングダムの大ファンであると公言している蛇足さんです。蛇足さんはニコニコ動画の歌い手としても有名で、男性4人組ボーカルユニットROOT FIVEにも所属していました。キングダムのファンであることが分かるほど、世界観を大切にした楽曲になっているといえるでしょう。

どこか中国の文化を感じられる曲調になり、中でもイントロ部分がキングダムの世界観にマッチしているという声が多くあがりました。伸びのある蛇足さんの声とメロディーが心地よく、ED主題歌として相応しい曲として高く評価されています。

キングダムの2期にてOP主題歌を担当したアーティストは、D☆DATEです。D☆DATEがエイベックスの移籍後初シングルとして出したのが、OP主題歌にもなった「GLORY DAYS」でした。FLOWのボーカルKOHSHIが作詞、ギターTAKEが作曲を担当したことでも話題にあがった楽曲です。

GLORY DAYSのジャケットはキングダムの主題歌に起用されたことで、アニメの世界観とリンクさせたイラストにてメンバーが描かれました。D☆DATEのファンはもちろんのこと、キングダムファンからも人気のあったジャケットとして今もなお語り継がれています。

2期のEDでは、3曲が抜擢されています。キングダム2期のED主題歌となった3曲とそのアーティストについて紹介していきましょう。

キングダム2期のED主題歌を担当したアーティストは、人気アニメ『SKET DANCE』のオーディションにて生まれたロックバンドのThe Sketchbookです。2015年には解散をしてしまいましたが、今もなお根強い人気のあるバンドとして親しまれています。キングダムで歌われた「21」は、ストレートな歌詞を綴ったロックナンバーになっています。

タイトルの21は魂の重さを表してるといい、魂を込めて何かを守る、戦う姿に対しての意味合いが込められているのでしょう。熱い気持ちがこもったナンバーになっており、The Sketchbookの歌声が聴ける曲でもあるためチェックしてみてください。

The Sketchbookはキングダムの2期のEDの2代目も担当したアーティストで、「Exit」は21とは正反対とも取れるミディアムロックナンバーになっています。重圧感のあるメロディーは耳に残り、心地のよい印象を受けることでしょう。Exitの直訳は出口という意味ですが、ビジネスの面で見たときには目標やゴールといった意味を持ちます。

そのため、夢に向かって走り続けているキングダムのキャラに対して、目標に向かう背中を押しているナンバーともいえるでしょう。何かの目標に向かって走り出したいときには、The SketchbookのExitを聴いてみてください。

キングダムのテレビアニメ1期にてED曲の3代目にも、The Sketchbookが起用されました。キングダムのテレビアニメ1期のEDは全てThe Sketchbookが担当しており、The Sketchbookのファンからは歓喜の声があがったといいます。21やExitとはまた違った楽曲ともいえる「そこに君がいる」では、さわやかなメロディーに歌詞をまとわせており、どこか切なさも感じられます。

しっぽりとしたEDの主題歌として相応しい曲として評価されており、曲の中にはストーリー性も感じられるでしょう。夢を叶えた主人公が相手に対してその報告にしていく、という物語です。自分一人では夢は叶えられない、そして周りの人に支えられていることに気付かされる曲といえるでしょう。

キングダムのテレビアニメ3期にてOP主題歌を担当したのは、独自路線の曲が印象的な人気アイドルグループBiSHです。BiSHは楽器を持たないパンクバンドというテーマを持っており、その名に相応しいパンクな曲調の作品が多く展開されています。

その中でもキングダム3期のOP主題歌になった「TOMORROW」は、BiSHらしさが全開になったパンクソングになっており、OPに相応しいエネルギッシュさをも感じるでしょう。歌詞のフレーズにある「強く大きなもの立ち向かうんだ」という言葉は、パンクロックな曲に合っていると評価されました。

キングダム3期の第2クールでも、OP主題歌を担当したアーティストはBiSHでした。第1クールと同様にBiSHの世界観をそのままに、キングダムの壮大な世界観も取り入れた素晴らしい楽曲になっているといえるでしょう。BiSHらしいロックなサウンドにハマる力強い歌声が印象的な「STACKiNG」は、エモーショナルなストリングスが重なります。

ミュージックビデオではBiSHのメンバーが過去の時代にタイムスリップをした設定になっており、メンバーの個性豊かな衣装や表情を楽しめる作品に仕上がっています。「人は常に何かと戦っており、その中で何かを見つけていく」といったメッセージが込められた楽曲です。

3期のEDでは、2曲が抜擢されています。キングダム3期のED主題歌となった2曲とそのアーティストについて紹介していきましょう。

キングダム3期のED主題歌を担当したアーティストは、今もっとも新しいバンドと称されているwaterweedです。waterweedの楽曲でもある「Deep inside」は、諦めることなく挑み続けることに対する希望や強さといったメッセージが込められています。

歌詞の中には「向かい風でも前向いたら大概の痛みも忘れてるよ」といった前向きに背中を押すメッセージ性が高いフレーズがあり、辛い現状に立ち向かう人の背中をそっと押すような歌詞が魅力的といえるでしょう。

女性歌手アーティストの鈴木瑛美子さんが、3期EDの主題歌に起用されました。鈴木さんが歌う「King」は、澤野弘之さんがプロデュースを担当したことでも話題を呼びました。澤野さんは「進撃の巨人」といった有名アニメの劇伴音楽を手掛けており、リリースされるやいなや人気を博した楽曲でもあります。

鈴木さんは初のアニメタイアップソングにも関わらず、力強い歌声で自身の世界観をまとわせています。キングダムの世界観を取り入れた壮大なバラードソングになっており、ED主題歌に相応しい曲調に多くの高い評価がされました。

キングダムの4期第1クールにて「黎-ray-」を歌うアーティストは、2020年より活動を開始したSUIRENです。ヴォーカルのSuiと、キーボーディスト/アレンジャーのRenによるユニットになり、黎-ray-はファーストシングルとなりました。

曲調はスピード感を感じられ、メロディーや歌詞はキングダムの壮大な世界観を感じられる一曲に仕上がっています。「意思を貫き通す」といったような大きなメッセージが込められた楽曲になっており、切なくてエモーショナルさを感じられるボーカルにも注目です。

キングダムの4期の第2クールにてOP主題歌を担当したのは、zonjiです。zonjiは在宅系音楽ユニットとされる阿部将也さんと野澤タクマさんがタッグを組んでおり、2020年より活動を開始しました。「geki」はキングダムのために描き下ろされた楽曲になっており、キングダムの世界観とzonjiの信念を感じられる一曲になっていることで話題を集めました。

gekiは檄をテーマに作られた楽曲になり、自分の主張や信念といった部分を発して飛ばすという意味が込められています。どこかクセになる、zonjiが手掛けたキングダムのOP主題歌を聞いてみてください。

4期のEDでは、2曲が抜擢されています。キングダム4期のED主題歌となった2曲とそのアーティストについて紹介していきましょう。 

4期のED主題歌を担当したアーティストは、アニメやマンガのインスパイアソングとして名高いとされる珀さんが抜擢されました。珀さんは作詞作曲から編曲、そして歌唱といった全てを一人でこなすシンガーソングライターです。細かなアレンジ力の高さは、原作のスピンオフに感じられると高い評価を得ています。

定評のある珀さんですが、キングダムの楽曲を担当したのはデビュー前でした。キングダムの主人公である信の生き様をそのまま歌に乗せ、力強い声で歌いあげています。憂いと力強さが感じられる楽曲を、ぜひ聴いてみてください。

キングダム4期のED主題歌には、顔出しをしていないシンガーソングライターのみさきさんが抜擢されました。楽曲の「Believe」は、キングダムの主人公である信の生き様を語った曲に仕上がっています。信目線で書かれた歌詞は、力強さを感じられる一曲でしょう。みさきさん本人も、信目線で歌詞を書いたことでこれまでに使用したことがない「己」や「俺」といったフレーズを使用したことを明かしています。

キングダムのOPの主題歌は、OP感があるという声が多くあがっています。キングダムのOPには力強い楽曲が多いこともあり、始まるワクワク感を感じられるのでしょう。

キングダムの楽曲を担当したアーティストのファンがツイートしたものです。自分が推しているアーティストの楽曲が、実際にアニメに起用されているのを見て感動したという感想を述べていました。

キングダムを見たことでOPに自分の好きなアーティストが起用されていることを知った人も多く、中でもBiSHが担当した際は多くの驚く声があがりました。

キングダムのOP主題歌に起用された楽曲はどれも力強く、キングダムの世界観そのままになっていることで高い評価を得ています。また、OPだけではなく、ED曲も見逃せないでしょう。OPとEDともに素敵な楽曲が起用されているため、ぜひテレビアニメのキングダムでは、楽曲にも注目してみてください。