【キングダム】蒙武と汗明の一騎打ちが熱い!最後はどのように終わる?
キングダムの合従軍編で一番熱い戦いと言われているのが、蒙武対汗明の一騎打ちです。秦国の将軍・蒙武と楚国の将軍・汗明が、合従軍戦でどのように戦ったのか、一騎打ちの最後はどのように終わり、合従軍戦の勝敗にも影響を与えたのかどうかを解説していきましょう。
蒙武と汗明とは?
キングダムに登場する蒙武(もうぶ)は、秦国の大将軍となったとても強い武将です。汗明(かんめい)とは楚国の大将軍であり、合従軍編では蒙武よりも強い存在として登場しました。二人のプロフィールを紹介しましょう。
蒙武のプロフィール
蒙武は斉(せい)の国で生まれましたが、幼い頃は父の蒙驁(もうごう)に連れられて各国を渡り歩く生活をしていました。父と共に秦国の将軍となり、権力者である呂不韋(りょふい)が率いる呂氏四柱(りょししちゅう)の一人として活躍しています。蒙恬(もうてん)・蒙毅(もうき)という二人の息子も戦いに参加して軍人となりました。
汗明のプロフィール
汗明は楚国の大将軍で、「楚の巨人」と呼ばれています。合従軍では、楚国の総大将として開戦の合図を任される程、信頼されています。かなりの巨体で、蒙武と一騎打ちをする前までは一度も戦いで負けた事が無く、秦国の六大将軍だった王齕(おうこつ)に一騎打ちで勝ったとも言っています。
キングダムの概要
キングダムは、週刊ヤングジャンプで原泰久(はらやすひさ)が連載を続けている漫画です。TVアニメの第5シリーズは、2024年の1月から放送予定です。実写映画化もされています。キングダムとは、古代中国の春秋戦国時代で500年もの長い間、戦いが続いている厳しい環境の中で、主人公の信と王である贏政(えいせい)達が力を合わせて中華統一を目指す物語です。
キングダムのあらすじ
長い戦乱の世の中で奴隷として生活していた信は、大切な奴隷仲間の漂(ひょう)の遺志を継いで、秦国の王贏政を守りました。そして天下の大将軍だった王騎に憧れながら、自分も大将軍になる事を夢見て戦い続けています。
蒙武と汗明の一騎打ちと戦いの最後
合従軍戦では、秦国の方がかなり不利な状況にありましたが、秦国の将軍である蒙武と、楚国の将軍である汗明の一騎打ちというクライマックスで、どんな展開があったのかを戦いの最後まで解説していきましょう。
蒙武と汗明が一騎打ちがあるのはいつ?
蒙武と汗明の一騎打ちがあるのは、合従軍戦の最終日になります。いつもは武力だけで策は必要ないと言って、先陣を切っていた蒙武が、合従軍戦ではなかなか動こうとしません。強敵汗明を倒す為に、昌平君から勝敗を決する為の策を授かっていたのです。
ネタバレ①汗明の号令で大戦が始まる
合従軍を立案したのは李牧(りぼく)ですが、総大将は楚の春申君(しゅんしんくん)です。合従軍に上下の差はありませんが、大国である楚の面目を保つ為、李牧は楚に開戦の号令を任せます。そして春申君は信頼する汗明に号令をかけさせました。
ネタバレ②蒙武の戦い方に影響を与えた王騎の死
蒙武は以前、馬陽の戦いで李牧の策にはまり追い詰められてしまいました。それが王騎の死亡する要因の一つでもあったので、蒙武はもっと強くなる為に、猪突猛進の戦い方だけではなく、勝敗を左右する作戦も考えるようになりました。
ネタバレ③蒙武への昌平君の指令
蒙武が汗明の所にたどり着く為に、昌平君が考えた作戦は高難易度な斜陣(しゃじん)がけです。敵陣へ斜めに兵を突入させて、斜めの力を伝え続けて陣を乱すという、不可能とも言われる程難しい策でした。しかしやり遂げた蒙武は見事汗明の元へとたどり着きました。
ネタバレ④蒙武は体力を消耗せずに汗明の元へ
楚の第一陣の将軍である臨武君(りんぶくん)を、連合軍の騰(とう)が倒し、第二陣の将軍である媧燐(かりん)も騰が抑えていました。第三軍の将軍汗明の元へは斜陣がけが成功したので、蒙武は体力を温存したまま汗明の元にたどり着きます。
ネタバレ⑤汗明に斬られる蒙恬
媧燐将軍は卑劣な策も使うので、一騎打ちという誇り高き戦いを邪魔しようとします。それに気付いた蒙恬は、父親の蒙武を守る為に活躍していました。しかし戦いの最中、一騎打ちをしている二人の前に飛び出してしまった瞬間、怒った汗明に叩き斬られてしまいます。
ネタバレ⑥蒙武の渾身の一撃
蒙武は汗明との激しい戦いに疲弊(ひへい)し、意識が朦朧(もうろう)としていましたが、突然目の前で息子の蒙恬が斬られたのを見て、意識が浮上し汗明の頭を渾身の一撃で叩き割りました。これにより一騎打ちの勝敗が決します。
ネタバレ⑦蒙武と汗明の戦いの勝敗
一騎打ちの勝敗としては、不利だと思われていた蒙武が勝利しました。ここから蒙武は合従軍を猛追撃し、合従軍戦での勝敗にも大きく貢献します。状況的にも人数的にも、大変不利だった秦国を勝利に導く大切な一戦でした。
蒙武と汗明の史実
キングダムでは最強の武力を持ち合わせた将軍として登場する二人ですが、史実での存在はどのような人物であったのか、功績は残されているのかを推測していきましょう。キングダムでのキャラクターのイメージとは違う人物だったようです。
蒙武は史実で実在する?
蒙武が史実にはっきりと残された功績は一つだけで、王翦(おうせん)の副将として楚軍を討伐した事です。息子の蒙恬の功績はたくさんありますが、蒙武についてはあまり残されていません。生没年や親しくしていた武将等も不明となっています。
汗明は史実で実在する?
汗明という名前は史実に残っていますが、武将ではなく遊説家(ゆうぜいか)という職業になっています。遊説家とは庶民が知識を付け、諸侯たちに政策を提起するという職業です。汗明が春申君に取り入る際に言った内容から、才能がある人間が世に出ないという意味の故事成語「塩車(えんしゃ)の憾み(うらみ)」が出来ました。
蒙武は史実の合従軍編で誰と戦った?
合従軍戦の史実で、父親の蒙驁の功績は残されていますが、蒙武については特に残されていないようなので、実際誰と戦ったのかは不明です。しかし蒙武が負けたという記録も残されていないので、優秀な武将だった可能性があります。
蒙武と汗明の名言
キングダムの武将達の名言はたくさんありますが、蒙武と汗明はどんな名言を言ったのか、場面を振り返りながら解説していきます。ほとんどが一騎打ちの際に放った言葉です。
蒙武の名言
蒙武の態度は素っ気なく、言葉も厳しいようですが、心の中では家族を大切に思っていて、その気持ちが表れる名言も登場します。激しい戦いの中で放った名言も紹介しましょう。
蒙武の名言①「全力を引き出して…」
全力を引き出して戦う刻が来たからだ
出典: comic-info.jp
蒙武は今まで全力を出して戦う程の敵と出会った事がありませんでしたが、楚の大将軍である汗明と対峙し、初めて自分の限界を知る事が出来るという意味で放った名言です。本気を出した蒙武の武力と、無敗の汗明の武力がぶつかりました。
蒙武の名言②「中華最強は…」
中華最強はこの俺だ!!
出典: comic-info.jp
蒙武と汗明は、その巨体と武力で相手をねじ伏せる戦い方をしますが、一度意識を失って負けそうになった蒙武が、勝敗を決する一撃を放ちます。汗明を打ち取る時に言った名言です。この後に蒙武は大将軍に任命されました。
蒙武の名言③「この蒙武の倅だ…」
この蒙武の倅だ!この程度では死にはせぬ!
出典: comic-info.jp
蒙恬が汗明に斬られて瀕死の状態になった際に言った言葉です。部下に、死にゆく蒙恬に声をかけてくれと言われましたが、蒙恬は死なないと活を入れます。そして蒙恬はその言葉に応えるように、息を吹き返しました。家族の想いが伝わる感動の名言です。
蒙武の名言④「すさまじい長旅…」
すさまじい長旅だったな・・・親父殿
出典: comic-info.jp
合従軍との戦いで傷を負った蒙驁は、孫である蒙恬と信に看取られます。蒙武は駐屯先から戻れないままで、実際に父親には会えませんでしたが、蒙驁は蒙武らしいと言います。訃報(ふほう)を聞き、お酒を掲げながら父親を想い放った名言です。
汗明の名言
汗明はとても自信家だったので、自分が強くて勝利する事を確信しながら言う言葉が多いようです。かなり高慢な内容ですが、実力と経験に裏付けされた名言です。至高の存在であった汗明の言葉を紹介します。
汗明の名言①「そんな手を…」
「そんな手をうったが為に滅亡するとは自業自得だな」
出典: ciatr.jp
汗明が秦国への皮肉を言った名言です。秦は李牧と「秦趙同盟」を結びましたが、その後に魏の要所である山陽の攻略を行い、中華統一への大きな一歩を踏み出します。それに気付いた李牧が、秦を滅ぼそうと合従軍を起こしました。汗明は自分達の勝利を確信していたので、秦国の自業自得と言ったのです。
汗明の名言②「己が無双と悟った者が…」
「己が無双と悟った者が何を思うか。……それはただ一つ」
出典: newstisiki.com
汗明は自分が強過ぎて、つまらないと思っていました。負け知らずの汗明にとっては、戦う前から勝敗が決まっていると過信しており、相手の強さに合わせて武器を持ち替えて戦っていたようです。
蒙武と汗明に対する世間での評判や人気
キングダム合従軍編の中で一番人気があるのは、蒙武と汗明の戦いでした。汗明の派手な登場も印象深いようです。汗明が戦場に現れたというだけで恐れられるのに、それを強調して恐怖を敵に与えていました。
汗明の登場シーンでは、部下達が「ドドンドドンドン」と太鼓を叩き、自分が至強だと言いながら自信満々で出てきます。しかしそれにも負けずに、蒙武は中華最強と言い戦います。男らしい力のぶつかり合いに、手に汗握る一騎打ちが大人気です。
原作を読んでいるファンも、合従軍編がアニメ化される事をとても期待しており、アニメも素晴らしい仕上がりで大好評でした。汗明軍の太鼓の音や、蒙武の檄(げき)、大迫力の戦闘シーンにファンも大満足だったようです。
蒙武と汗明の一騎打ちは熱い戦いだった
蒙武と汗明の一騎打ちは、キングダムの中でも大変熱い戦いと話題になっています。自分を最強・至高と自負する二人が、全てをかけて戦う様子に、ファンも感動しました。合従軍編での一番の見所と言われています。合従軍戦での勝敗にも大きく影響する戦いでした。汗明は討ち取られてしまいましたが、蒙武は健在なので、これからもキングダムでの一騎打ちの名勝負に期待しましょう。
この記事のライター
haerichan
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